マーケティング代行を活用したいものの、費用相場がわからない、予算は決まっているけれど、どのようなことができるのかがわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では、業務内容別に費用相場を解説し、さらに、予算ごとにどのようなことが依頼できるのかを課題例を用いてご紹介します。
マーケティング代行の費用相場を解説
マーケティング代行では、依頼できる業務内容が複数あり、活用したい領域はそれぞれの企業で異なるでしょう。そこで、業務内容ごとに費用相場を紹介します。
業務内容 | 費用相場 |
SNSアカウント運用 | 15万円~30万円 |
広告運用 | 広告運用費の20% (月額10万円~) |
サイト制作・運用 | 25万円~250万円 |
SEO対策 | 20万円~45万円 |
SNSアカウント運用の費用相場は15万円~30万円
SNS運用の外注費用相場は、月額15万円~30万円です。投稿頻度や、返信対応、画像の加工の有無などによって料金が変動します。
SNS運用代行は、InstagramやX(旧Twitter)などの各種SNSのアカウントを利用し、宣伝や広告を代行してくれます。
料金体系は以下の2つです。
①投稿件数や返信対応などによる変動がなく、月額固定費用で運用や分析を行うパターン ②投稿あたりの単価が決められており、件数に応じて費用が変動するパターン |
SNS運用代行について詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。
広告運用の費用相場は、広告運用費の20% (月額10万円~)
広告運用代行の費用相場は、広告運用費の20%です。ただし、月額10万円以上の固定費用を設けているサービスもあるため、注意が必要です。
広告運用代行では、GoogleやYahoo!などのリスティング広告、FacebookやInstagramなどのSNS広告のアカウント管理を行い、実際に広告を稼働するまでを代行してくれます。
広告運用代行について詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。
サイト制作・運用の費用相場は、25万円~250万円
サイトの種類 | 費用相場 |
オウンドメディア | 80万円~250万円 |
ECサイト | 200万円程度 |
LP(ランディングページ) | 25万円~70万円 |
サイト制作・運用の費用相場は、25万円~250万円と、サイトの種類によって大きく幅があります。
企業が自ら運営し、情報発信をするWebサイトやブログなどが該当するオウンドメディアの作成・運用は、80万円~250万円が費用相場です。
商品の登録作業や在庫管理、販売促進活動など、オンラインショップに関わるさまざまな業務を代行するECサイトの運営は、200万円程度かかります。
ユーザーに購入などのアクションを起こしてもらうためのLP(ランディングページ)の作成には、25万円~70万円程度かかります。
SEO対策の費用相場は、20万円~45万円
SEO対策の中身 | 費用相場 |
SEOコンサルティング | 20万円~40万円 |
コンテンツマーケティング | 1.5万円~5万円/1記事 |
SEO対策の費用相場は、20万円~45万円です。
サイトの状況や、競合状況などを踏まえたうえでの対策キーワードの選定や、検索順位・流動状況を解析するSEOコンサルティングの相場費用は、20万円~40万円です。
また、対策キーワードをもとに、効率よく内容の濃い記事を作成するコンテンツマーケティングには、1記事あたり1.5万円~5万円程度が費用相場です。
SEOコンサルティング・代行について詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。
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予算ごとに依頼できる範囲を課題例を用いて解説
予算を抑えることだけに執着してしまうと、活用できるサービスが少なくなってしまい、結果的に代行を利用していたとしても効果を生み出すことができないということもあります。
一方で、自社のニーズをすべて満たそうとするとコストが高くなる可能性もあります。本来の目的は何か、何を改善したいのかを細かく洗い出すことが必須です。
以下には、予算ごとに、どのようなことが依頼できるのかを課題例を用いて解説しています。参考にしていただければ幸いです。
10~50万円でできること
①課題例:自社の持つサイトの現状分析をもとに新たな対策キーワードを選定してほしい。さらに、コンテンツを作成する人材が不足しているため、記事作成まで一貫して代行してほしい。
費用:SEOコンサルティング代+コンテンツマーケティング代=21.5万円~
②課題例:コンテンツを作成できる人材はそろっているが、現状分析やキーワード選定が難しい。若手社員が少なく、SNS運用がうまくいっていない。
費用:SEOコンサルティング代+SNS運用代=35万円~
50万円~100万円でできること
課題例:LPを最新化する手間が面倒で、ページが古いままなことが多い。サイトの現状を分析したうえで、新たにLPを作成してほしい。さらに、SNSの運用が後回しになる課題を解決するために運用を代行してほしい。
費用:LP作成代+SEOコンサルティング代+SNS運用代=60万円~
100万円~
課題例:新規顧客を増やすためには、新たな情報が記載されたサイトが必須。WebサイトとLPを新しくしたいが、最新のデータに変更するのも手間がかかるため、作成及び運用を代行してほしい。
費用:オウンドメディア作成・運用代+LP作成・運用代=105万円~
マーケティング代行を利用するメリット2つ
マーケティング代行を活用するメリットを2つ紹介します。
時間をかけずに効果的なマーケティングを始めることができる
マーケティング代行を利用すると、自社にノウハウがない場合であっても、速やかにマーケティング活動に取り掛かることができます。
自社で実施する場合、業務を担当する人材を確保し、効果的なマーケティング活動ができるように教育をするという手間と時間がかかります。準備が不十分な場合は、効果的な施策を実施することは難しいでしょう。
マーケティング代行には、専門的な知識を持つプロフェッショナルが揃っています。さらに、蓄積されたノウハウを活用し、短期間で自社にピッタリの提案をしてくれるため、より効果を感じやすいでしょう。
コア業務に人材・時間を割くことができる
マーケティング代行を利用することで、コア業務に人材・時間を割くことができます。
マーケティングを効果的に行おうとすると、SNS運用や広告運用、SEO対策など様々なことに注力する必要があります。しかし、これらすべてを社内で完結させようとすると、手間や時間がかかります。さらに、それらを運用することができる社員が現時点でいない場合は、人材採用から始めなければなりません。
運用するにも、ノウハウがなければ不慣れな業務で生産性が低下したり、既存業務との両立が難しく、負担が増えてしまうこともあります。マーケティング代行を活用することで、これらを防ぐことができます。
マーケティング代行を利用するデメリット3つ
次に、マーケティング代行を活用することで生じるデメリットを3つ紹介します。
依頼内容によっては費用が予算を超える可能性がある
企業ごとにマーケティング業務の課題は異なるため、一概には言えませんが、委託したい業務が多ければ多いほど、費用は掛かってしまいます。
また、一度施策を行ってもすぐに結果が出ない場合もあり、長期的に活用することも視野に入れる必要があります。
そのため、これからマーケティングに力を入れたいという方や、長期的に支援を受けることを考えている方は特に、どの業務内容を委託したいのかを明確にすることをおすすめします。
オリジナリティがなくなる可能性がある
マーケティング代行を利用することによって、自社の独自性を失う可能性もあります。代行会社の実績が多いほど、自社と似ているクライアントを扱っていることがあります。
代行会社によっては、他のクライアント先と同じようなマーケティング戦略を採用することもあります。もちろん、代行会社の実績を見て、自社と似たような業界・業種に関する実績があるかどうかを確認することは重要です。
そのうえで、自社に適したマーケティング戦略を採用してくれる代行会社かどうかを口コミや、トライアル期間を有効活用することで見極める必要があります。
コミュニケーションを密に取ることが必須となる
コミュニケーションを密に取らない場合、要望と異なる仕上がりになるなどの誤解による遅延が生じ、マーケティング業務全体の効率が低下してしまいます。
また、施策や進捗状況について情報共有ができていないと、急な問題が発生したときに円滑な対応ができなくなってしまいます。
マーケティング代行を利用する際には、定期的なミーティングの設定や、報告に関するルールを共有することで、このような問題を解決することができます。
マーケティング代行を導入する手順
①自社の課題を洗い出し、依頼する業務内容を決める
まず、自社の抱えている課題を洗い出し、代行会社に依頼する業務内容を決めます。例えば、「SNSのフォロワーを増やして、自社のブランディングを確立させたい」といった場合は、SNS運用や、広告運用を選択します。
また、「マーケティングの施策を立てることができたとしても、記事の作成に問題がある」という場合には、記事の作成及びサイトの作成を依頼します。
社内で対応できる業務と、依頼したほうが効率的、もしくは効果的であろう業務を洗い出すことによって、依頼する範囲を適切に選択することができます。
②代行会社を比較し、選定する
依頼したい業務内容を決めることができたら、代行会社を比較し、選定します。代行会社を比較する際には、以下の6つのポイントを抑えましょう。
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自社に合ったマーケティング代行の選び方について詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。
③代行会社に自社の課題や依頼したい内容を共有し、プランを提案してもらう
代行会社を選定したら、自社の抱える課題や、自社で対応できる業務、そして、依頼したい内容を共有し、プランを提案してもらいます。
プラン提案の際には、自社のサービスや商品、今後の目標などについて詳細にヒアリングし、自社に適切なプランを提案してくれているかどうかを見極めることが重要です。
また、代行会社が現状に最も適した提案をしやすいように、自社の情報をわかりやすくまとめ、共有しておくことをおすすめします。
④契約し、マーケティングを開始させる
プランのすり合わせが完了し、契約が成立すると、マーケティング活動が実行されます。
ここで重要なのが、定期的なミーティングを行い、進捗状況や効果を確認することです。訪問型のミーティングを定期的に開催するのは難しいという場合は、気軽に相談しあうことができるよう、チャットなどのツールを活用してみましょう。
また、マーケティング施策を実行し、すぐに効果が出るとは限らず、時間がかかることもあります。密なコミュニケーションを取り、中長期的な目線を保ちつつも、緊張感を維持しながら活用することをおすすめします。
マーケティング代行を活用して企業の成長につなげよう
マーケティング業務に関する専門の部署や、効果的な戦略を行うためのノウハウが自社にない企業にとって、マーケティング代行は魅力的と言えます。
一方で、長期的にコストがかかってしまう、または、自社のニーズをすべて満たそうとすると予算を大幅に超えてしまう可能性があります。
まずは、現在の業務課題を洗い出し、マーケティング代行を利用する目的や改善したいポイントを整理することから始めてみましょう。
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