在庫管理システムの導入を検討しているものの、費用がわからず導入にまで踏み切ることができないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、クラウド型とオンプレミス型の2つに分けて費用相場を解説します。さらに、おすすめの在庫管理システムも紹介します。
在庫管理システムの概要や、導入するメリットを知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。
クラウド型在庫管理システムの費用相場
クラウド型の初期費用相場は0円~数十万円、月額費用相場は5,000円~10万円です。
クラウド型の在庫管理システムの費用形態は、以下の2パターンです。
①初期費用+月額料金+ユーザー数・登録商品数 |
②初期費用+月額料金(ユーザー数や登録商品数がプランの中に組み込まれている) |
初期費用は、ほとんどのシステムが無料ですが、導入支援や初期設定代行などのオプションを追加した場合は、数十万円かかることもあります。
また、月額料金は、ユーザー数や登録商品数が含まれているものと、従量課金制のものの2パターンあります。そのため、月額料金ばかりを注目してしまうと、ユーザー数や商品登録数によっては、割高になってしまう可能性もあります。
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クラウド型在庫管理システムの初期費用の内訳
クラウド型在庫管理システムの初期費用は0円~数十万円と幅があります。どのようなサービスを受けると費用が掛かるのかを解説します。
レジ操作の研修・教育費用:5万円前後
クラウド型在庫管理システムを従業員が使いこなすことができるように研修や教育を受けるための費用が5万円程度かかります。トレーニングを受ける内容や人数によって費用が変動します。
また、現場での実践的なトレーニングを受けたい、オンラインでのチュートリアルビデオを活用して研修を行いたいなど、トレーニングの形態によっても費用が変動するでしょう。
周辺機器設定代行:5万円~20万円
システムを導入する際に、企業の特性に合わせて設定および構築を行うための費用が5万円~20万円かかります。システムの初期設定や初期データのインポート、特定の機能のカスタマイズなど、システムの立ち上げに関することを代行してくれます。
在庫管理システムを初めて導入する方や、企業が以前に使用していたシステムやデータベースからデータの移行をミスなく行いたいという方におすすめです。
ただし、大量のデータを移行する場合や、既存の他システムとの連携を行う場合は、追加費用が掛かることもあります。
おすすめのクラウド型在庫管理システム5選
おすすめのクラウド型在庫管理システムを5つ紹介します。
製品名 | 初期費用 | 月額費用 |
クラウドトーマス | 要問い合わせ | 9万9,000円~ |
W3 mimosa | 20万円 | 4万1,250円~ |
mylogi | 0円 | 1万5,000円~ |
zaico | 要問い合わせ | 4,378円~ |
ロジクラ | 0円 | 1万4,800円~ |
クラウドトーマス
- wifi工事不要のため、導入費用を抑えることができる
- アパレル業界・食品業界・医療業界の特化サービスあり
- 導入支援サービスが整っている
「クラウドトーマス」は、BtoB、BtoC問わず、様々な業界に対応しているクラウド型在庫管理システムです。SIMカードを利用して運用するため、wifi工事が不要なため、導入費用を抑えることができるのも魅力的です。
アパレル業界・食品業界・医療業界に関しては、業界に特化したシステムを利用することができます。業界特化のシステムにしたいけれど、カスタマイズをするのは面倒だという方に、おすすめです。
また、導入支援サービスが整っており、自社だけでの導入に不安を抱えている方も安心して導入することができます。導入前の支援はもちろんのこと、導入後の操作方法のレクチャーなどのサポートも行っています。
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 9万9,000円~ |
W3 mimosa
- 誰でも使いやすいデザイン
- 外部システムとの連携が簡単
- 稼働作業のコピーが可能
「W3 mimosa」は、表計算ソフトに近いデザインであり、初めてシステムを利用する方も使いやすいクラウド型在庫管理システムです。
amazonや、楽天、各送り状発行サービスなど、外部システムとの連携が可能なため、無駄なく業務を進めることができます。
新規荷主案件への対応時、新拠点構築時には、すでに稼働している業務をコピーすることも可能なため、ストレスなく環境構築ができます。
初期費用 | 20万円 |
月額費用 | 4万1,250円~ |
mylogi
- 複数の倉庫を一括管理できる
- 画面のカスタマイズが可能
- 決まった流れでボタンを押すだけで処理ができる
「mylogi」は、複数の倉庫を一括管理できるクラウド型在庫管理システムです。すべての取引先の在庫を一画面で把握することができるため、在庫をまとめて管理することができます。
使わない項目を画面から減らすことができるため、見やすい画面にカスタマイズすることができます。テンプレートも豊富にあり、編集も可能なため、企業ロゴの表示や色の変更などを行うことで、ミスを減らし、効率よく業務を進めることができます。
業務フローがシステム内で完結しているため、決まった流れでボタンを押すだけで処理が完了します。そのため、ミスを減らし、複数人での作業にも対応できます。
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 1万5,000円~ |
zaico
- 17万社以上の導入実績を誇る
- セキュリティ対策がしっかりしている
- 31日間の無料トライアル期間あり
「zaico」は、17万社以上の導入実績を誇るクラウド型在庫管理システムです。様々な業界や業種、規模に対応しています。
通信や機密情報の暗号化などもされているため、セキュリティに不安を抱くことなく、安心して利用できます。
31日間の無料トライアル期間が設けられているため、自社に合っているのかわからないという方や、初めて導入するから使いこなせるか試してみたいという方にお勧めです。
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 4,378円~ |
ロジクラ
- スマートフォンにて利用できる
- 実店舗と倉庫の在庫情報を連携可能
- 専門知識がなくても利用できるほど豊富な機能が搭載済み
「ロジクラ」は、スマートフォンにて利用可能なクラウド型在庫管理システムです。高額なハンディーターミナルの導入が不要なため、コストを抑えることができます。
実店舗と倉庫の在庫情報を連携することができるため、店舗にいるスタッフだけでなく、本部や倉庫にいるスタッフも、簡単に在庫状況を確認することができます。
豊富な機能が搭載されており、専門知識がなかったとしても、簡単に利用できるのも魅力的です。14日間の無料トライアル期間が設けられているため、気になる方はぜひ試してみてください。
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 1万4,800円~ |
クラウド型の在庫管理システムの製品をさらに詳しく知りたい方は以下の記事も併せてご覧ください。
オンプレミス型在庫管理システムの費用相場
オンプレミス型の初期費用相場は、100万円~1,000万円、月額費用相場は、1万円~10万円です。
従量課金型ではない場合が多いため、出荷数が多い・ユーザー数が多い企業におすすめです。また、カスタマイズにも柔軟に対応しているため、業界に特化したシステムを利用したい方におすすめです。
オンプレミス型の費用内訳としては以下の通りです。
|
サーバーを社内で管理する場合、サーバー費用(月額1万円前後)や、新しくエンジニアを雇う場合は人件費(月額30万円前後)のランニングコストがかかります。
おすすめのオンプレミス型在庫管理システム2選
おすすめのオンプレミス型在庫管理システムを2つ紹介します。
ApaRevo
- アパレル・ライフスタイル業界向け
- 市場環境に合わせて柔軟に対応可能
- サポートが手厚い
「ApaRevo」は、アパレル・ライフスタイル業界向けの在庫管理システムです。展示会の支援や、色やサイズ別に売上伝票の出力ができるなど、アパレル業界特有の商取引や商流に対応しています。
市場環境の変動が激しいアパレル業界に合わせて、柔軟に対応してくれます。カスタマイズを行わなくても対応できるように、標準機能内で拡張運用できる機能が搭載されています。
また、導入時のサポートだけでなく、運用支援や障害発生時の復旧支援など幅広いサポートを行ってくれます。
初期費用 | 700万円~ |
月額費用 | 4万9,000円~ |
楽商
- オンプレミス型・クラウド型の両方に対応
- オプション機能も豊富
- 多様な業界に対応可能な「楽商シリーズ」
「楽商」は、オンプレミス型・クラウド型ともに対応している在庫管理システムです。初期費用を抑えたい、カスタマイズ対応が必須など、自社に合った方を選択できます。
また、標準機能はもちろん、オプション機能が豊富な点も魅力的です。見積入力や見積書の発行などができる見積オプション機能や、輸入処理に関するオプションもあります。
多様な業界に合わせた楽商シリーズを展開しているため、業界特化の在庫管理システムを利用したいという方にはおすすめです。
初期費用 | 350万円~ |
月額費用 | 要問い合わせ |
在庫管理システムの比較ポイント4つ
自社に合った在庫管理システムを選ぶ際に比較するべきポイントを4つ解説します。
業種や課題に合った在庫管理機能があるか
在庫管理システムを選ぶ際、自社の業種に特化した在庫管理機能があるか確認しましょう。
食品業界では賞味期限管理が欠かせませんし、アパレル業界ではサイズや色ごとの細かいジャンル管理が必要でしょう。自社の業種特有の在庫管理の課題に対応できるシステムを選ぶことで、効率的な在庫管理を実現できます。
在庫管理に必要な外部システムとの連携が可能か
在庫管理システムを外部のアプリやシステムと連携できると、出荷や販売に関する業務がよりスムーズになります。とくに販売管理システムは、在庫管理と密接に関わっています。
他にも、POSレジツールや送り状発行ソフトなど、連携すると効率化につながるアプリやシステムは多くあります。あらかじめ自社が連携したいシステムを洗い出しておき、該当する製品との連携実績があるシステムを選ぶと安心です。
在庫情報の登録や検品に必要な機能、備品があるか
在庫情報をどれだけ手軽に登録・管理できるかは在庫管理システム選びにおいて重要なポイントです。例えばExcelやcsvファイルの一括インポートや、基幹システムと連携して取込ができる機能があれば情報の管理がしやすくなります。
また、検品や棚卸の効率化には、ハンディターミナルやスマホカメラに対応しているシステムが向いています。ハンディターミナルなどの備品がなければ、在庫管理アプリを利用すれば備品を増やすことなく機能を利用できるでしょう。
倉庫や店舗など拠点数の拡張に対応できるか
複数の倉庫や店舗を持つ企業では、多拠点の在庫管理に対応できるシステムが必要です。
システムによっては登録できる拠点数やユーザー数に限りがあるものも存在します。多拠点管理機能の有無や拠点数の制限、拠点間のデータ同期の仕組みがどうなっているのかなど確かめておきましょう。
在庫管理システムの導入で業務効率化への第一歩を
在庫管理システムを導入すると、在庫の数量や品質、入出庫情報などを一元管理することができます。
手入力を極端に減らすことができ、人的ミスの抑制に繋がります。面倒な棚卸作業もハンディターミナルやスマホでバーコードを読み取るだけなので、大幅な時間短縮ができます。
在庫管理システムの各製品の特長や機能をさらに知りたいという方は以下の記事も併せてご覧ください。
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在庫管理システムは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのシステムを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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