在庫管理を無料で行うには4つの方法があります。方法によって導入の難易度は異なりますが、在庫管理をデジタルで行うことで、管理が効率的になったりヒューマンエラーを抑止できたりと、メリットが大きいです。
無料で在庫管理をする方法と注意点、おすすめの在庫管理システム5選、GlideやPythonにおける自作方法について解説します。
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無料で在庫管理をする4つの方法
無料で在庫管理をするには4つの手段があります。
Excel・スプレッドシートを活用する
ExcelやGoogleスプレッドシートを使えば、コストをかけずに在庫管理のデジタル化をはじめられます。関数やテンプレートを用いた自由なカスタマイズができるので、知識があれば一定以上のクオリティを発揮できます。
手入力が前提となるため、ヒューマンエラーによる在庫差異が発生しやすく、複数人での同時更新が困難という構造的欠陥があります。
2026年以降の厳格なデータ管理が求められる環境下では、小規模かつ1名での限定的な運用に適した手法といえます。
スマホ向け在庫管理アプリを使う
スマートフォン内蔵のカメラをバーコードリーダーとして活用するアプリ型は、ハンディターミナルなどの専用機器を導入する予算がない現場に最適です。
外出先や倉庫内でもリアルタイムに情報を更新できる機動性が強みであり、PC操作に不慣れなスタッフが多い現場でもスムーズな導入が期待できます。
無料で使える在庫管理システムを使う
在庫管理システムの中には利用人数や機能、製品数が少なければ、無料で使える製品も存在します。
14〜30日間の無料トライアルを用意している在庫管理システムもあり、いったん無料で使用感や導入効果を確かめてから利用を始めることも可能です。
本記事では以下の5製品を紹介しています。いずれも、PC,iOS,Android OSに対応しています。デバイスを選ばず利用できるので、手軽に導入可能です。
| 製品名 | 登録可能数 | ユーザー数 | バーコード対応 |
|---|---|---|---|
| Square リテールPOS | 無制限 | 無制限 | ○ |
| zaico | 200件まで | 無制限 | ○ |
| Spes | 200件まで | 無制限 | ○ |
| クラプロ | 50件まで | 1人 | ○ |
| Zoho Inventory | 注文月50件まで | 1人 | ○ |
※ 2026年2月現在(ミツモア調べ)
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GlideやPythonで自作する
一定以上のスキルがあれば、GlideやPythonを使って在庫管理システムを自作することも可能です。特にGlideであれば、ノーコードでGoogleスプレッドシートと連携した在庫管理システムを作れます。
自分で調べながら自作するのもよいですが、生成AIを活用すればさらに効率的に開発できます。実際にエンジニアがいなくても業務改善をするアプリケーションを作れた例は多いので、制作に時間をかけられるのであればチャレンジしても良いでしょう。
無料で使えるおすすめの在庫管理システム5選
無料で使えるおすすめの在庫管理システムは以下の5製品です。
Square リテールPOS
小売業や実店舗を持つ事業者に最適なソリューションです。最大の特徴は、商品登録数およびユーザー数が「無制限」である点です。POSレジ機能と一体化しているため、店頭販売とECサイトの在庫がリアルタイムで自動連動します。オムニチャネル化や非接触決済の導入を急ぐ企業にとって、決済と在庫を一元管理できる利便性は極めて高いといえます。
zaico

国内で圧倒的な導入実績を誇る在庫管理アプリです。在庫データ登録200件までは無料で利用でき、スマートフォンのカメラを用いたバーコード読み取り精度に定評があります。直感的なインターフェースにより、製造現場の部材管理からオフィスの備品管理まで、幅広い業種で即日運用を開始できる汎用性が魅力です。
Spes

初期費用・月額費用0円で、PCとスマートフォンの両方から利用可能なB2B向けシステムです。商品登録、在庫調整、棚卸に加え、無料プランながら「発注点管理」機能を備えている点が特徴です。在庫が一定数を下回った際の通知設定が可能なため、欠品による機会損失を防ぎたい小規模な卸売業や製造業に適しています。
クラプロ

登録商品数が50点以内に限定されるものの、無料プランで「全機能」を開放している点が最大の特徴です。CSV入出力や自動在庫アラートに加え、ABC分析などの高度な分析機能も利用可能です。データに基づいた在庫最適化を低コストで試行したい、意欲的な担当者がいる小規模チームに推奨されます。
Zoho Inventory
ECサイト運営者や海外取引があるスモールビジネスに特化したシステムです。月間の注文数が50件までであれば、Shopify等の主要ECプラットフォームとの連携や多通貨対応といったグローバル基準の機能を無料で活用できます。将来的に海外展開やマルチチャネル販売を計画している場合の、スモールスタート用ツールとして非常に強力です。
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GlideやPythonで在庫管理システムを自作する流れ
GlideのようなノーコードツールやPythonといったプログラミング言語を使って在庫管理システムを自作する際は、以下のステップを踏んで制作をすることが多いです。
Glideで構築する場合も、Pythonで構築する場合も、制作の補助としてChatGPTやClaude、Geminiなどの生成AIを活用することをおすすめします。分からないことがあればAIに尋ねるだけで、すぐに解決することが多いです。
必要な機能などの要件を定義する
システムを自作する際に大切なのは、必要な機能やどのような動きをしてほしいかといった要件を定めることです。これを要件定義といいます。要件定義が不十分だと、開発が大詰めになってから「この機能も必要だった」となり、組み込むのに大きな手間が発生します。
抜け漏れのない要件定義を行うには、実務での体験をベースに考えることを推奨します。現行の在庫管理の手順の中で、どのようなポイントで手戻りなどの不都合が発生しているかを網羅的にリストアップしましょう。
不満点をリストアップできたら、それらの課題を解決するために必要な機能はなにであるか考えます。
コーディングをする
要件定義が完了したら実際にコーディングを行います。この作業は重要で、おろそかにするとバグをはじめとした不具合が発生する原因になります。
プログラムのコードは半角英数字と記号で記述します。全角文字を含めたり、むやみにスペースを入力してしまうとプログラムが壊れる原因になるので注意しましょう。
なお、Glideについてはノーコードツールなので、直接的にコードを書いてプログラミングをすることはありません。ドラッグ&ドロップで直感的に画面を構築するだけで、動くプログラムを作成できます。
テスト運用をする
プログラムが完成したら、まずはテスト運用を行います。1ヶ月~3ヶ月程度、期間を区切って運用を開始しましょう。
多くの場合、実際に運用をしてみると不具合が見つかったり、使い勝手が悪い部分が表出します。不具合や使い勝手が悪いと感じた部分についてはメモをとっておき、調整の際に役立てましょう。
バグの修正など調整を行う
テスト運用で見つかったバグや不具合の修正を行い、本格運用前の最終調整を行いましょう。
バグの発見・改修を行う際は、人力で行うだけでなく生成AIを活用すると効率的に行えます。人力で行う場合は必ず複数人でチェックをし、抜け漏れがないようにしましょう。
本格的に導入する
最終的なバグチェックや不具合の修正が完了したら、本格的に導入しましょう。
導入後も定期的にメンテナンスを行い、システムが破綻しないように保守・運用を行っていきましょう。
無料在庫管理システムの注意点
無料在庫管理システムにはいくつかの注意点があります。導入前に注意点を確認することで、導入後のミスマッチなどを防げます。
使える機能や連携できるシステムが限定される
無料で使える在庫管理システムは、利用できる機能に制限がかかっているケースが多いです。有料プランのあるサービスの場合は、無料プランはトライアルという位置づけで提供されているため、フル機能を使うには有料プランの契約が必須です。
一方で手書きの管理簿などアナログな管理をしている場合や、本格導入前のお試しとして使ってみる場合には一定以上の効果を得られることもあります。無料在庫管理システムを使う際は、自社に必要な機能が十分にそろっているか確認しましょう。
複数拠点・複数ユーザーでの管理に対応していない
在庫管理システムの無料プランでは、複数拠点や複数ユーザーでの管理に対応していないケースがほとんどです。無料プランでは単一拠点で1人の管理者での管理が前提となります。
セキュリティ・サポート面が不十分なケースがある
無料で使える在庫管理システムの中には、セキュリティやサポート面が不十分になることがあります。
特に注意が必要なのはオープンソースソフトウェア(OSS)タイプを利用する場合です。OSSはソースコードが公開されている関係上、セキュリティリスクと常に隣り合わせになります。運用には一定以上の知識が必要なので「無料だから」と安易に選ばないようにしましょう。
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