ファクタリングとは、債権を売ることで本来の入金日よりも早く現金化させる資金調達方法のひとつ。ファクタリング会社は債権を買い取る際に手数料を受け取ります。
ファクタリング会社を選ぶ場合、手数料は重要なポイントです。手数料の安い会社を選ぶことで、資金に余裕が生まれます。この記事では、ファクタリング手数料が安い会社12選とその特徴について紹介します。
手数料が安いファクタリング会社12選
銀行系列のファクタリング会社は手数料の明記がない場合が多いですが、審査も厳しいことから手数料は低めに設定されがちです。
手数料が安いファクタリング会社12選を以下に紹介しますので、ぜひ会社選びの参考にしてみてください。
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マネーフォワード アーリーペイメント
- 手数料が業界最安水準
- 調達可能額数億円
- 最短2営業日で調達可能
東証プライムに上場している、マネーフォワードのグループ企業です。手数料率の目安は1.0~10%と業界のなかでもかなり低い水準で、その他の費用に関しても発生しません。
最短2営業日で資金調達が可能な迅速さも強みのひとつ。さらに発注時点での売掛金の買い取りにも対応しているため、スピーディーな現金化が可能です。
1回あたり数億円以上の買い取りもできるため、債権が大きくても問題ありません。
三菱UFJファクター株式会社
- 安心のMUFGグループ
- 創業から50年以上
- 売上債権(保証限度額)100%保証
三菱UFJファクター株式会社は三菱UFJ銀行の100%子会社です。業歴50年の実績もあり信頼性が高く、ファクタリングに慣れていない人でも安心して利用できます。
保証限度額内であれば利益部分も含めて、売上債権を100%保証。売上損失を回避しながら営業活動ができるため、営業の選択肢の幅を広げられます。
与信管理をトータルでサポートしてくれるのもポイントです。取引先の情報収集や信用調査を始め、与信限度の設定や見直しなど与信に関して相談できます。
賃倒損失が発生した場合でも、保証限度額内で100%債権が保証されるとともに、債権を譲渡することで債権回収管理に委ねられます。
みずほファクター
- 安心のみずほグループ
- 幅広い業界に対応
- 国際ファクタリングにも対応している
みずほグループの傘下にあり、メガバンクならではの安心感が魅力的です。売上債権は保証限度額内で最大100%保証してくれます。
国内ファクタリングのサービスは「回収保証」「債権流動化」「みずほ電子債権決済サービス」の3つです。保証対象にしたい販売先を任意で選定できたり、債権の記録を電子保管できたりするため、与信管理の負担がグッと減るでしょう。
国内・国債のどちらにも対応しているので、海外に取引先を持っている場合も利用しやすいのも特徴です。また、販売先の情報を適宜入手できるため、売上拡大や与信管理に役立ちます。
AGビジネスサポート
- 最短即日の買い取り可能
- 買い取り対象債権額10万円から
- 手数料は買い取り額の2%~
元々は「アイフルビジネスファイナンス」という名称で、アイフルグループの傘下にありました。買い取り対象の債権額は10万円と小額からでもOKで、審査通過率も比較的高いと評判です。信用度に自信のないフリーランスでも利用しやすいといえます。
現金化はスピーディーで、最短即日での買い取りに対応。手数料は買い取り額の2%からと、業界低水準に設定されているのもポイントです。
株式会社No.1
- 取引実績5,000件以上
- 最短30分のスピード審査
- 審査通過率90%以上
- 手数料1%~
2016年に設立した新規のファクタリング会社であるにも関わらず、取引実績はなんと5,000件以上。診療報酬・介護報酬のファクタリングも可能で、経営支援のコンサルティングも実施しています。
2社間、3社間のファクタリングに対応しており、手数料も低め(2社間で5~15%、3社間で1~5%)。最短30分審査&即日現金化といったスピーディーさも特徴です。
審査通過率が高く、設立1年目の新興会社や銀行に断られた人でも通過できる可能性があります。利用可能額も50万~5,000万円までと幅広く、対応の柔軟性もポイントです。
ペイトナーファクタリング
- 最短10分で支払い可能
- サービス利用手数料10%
- 初期費用・月額費用0円
主にフリーランス向けのファクタリングサービスです。手数料は一律10%で、初期費用や月額利用料はかかりません。事業計画書などの書類提出も不要です。
請求書登録から最短10分での支払いが可能で、レスポンスが早いといった評判も多く見受けられます。
申請可能金額は初回申請可能枠は25万円、最大100万円と大手などと比べると小額。スピーディーに小額対応を希望するフリーランスに最適なサービスといえるでしょう。
日本中小企業金融サポート機構
- 最短即日で審査
- 非営利団体が運営
- 補助金申請の支援をしてもらえる
一般社団法人として運用している機構です。非営利団体として活動しているため、手数料も1.5~10%とかなり低い水準となっています。
審査は最短30分で、入金までは最短3時間とスピーディーです。2社間・3社間どちらのファクタリングにも対応しています。
また、ファクタリングの他にも補助金の申請や金融機関の紹介、クラウドファンディング、M&Aなど幅広いサポートが可能です。中小企業の経営に役立てるでしょう。
アクセルファクター
- 100万円以上の取引がお得
- 審査通過率93%以上
- 最短2時間で入金
売掛金から調達可能額を即座に自動診断してくれるツールが設置されており、どの程度の金額を調達できるかを簡単に知ることが可能です。
審査通過率が93%と非常に高く、銀行や他のサービスで断られてもアクセルファクターなら通る可能性があるでしょう。
買い取り手数料は100万円までは10%ですが、101万円から500万円までは5%、そこから1,000万円までは2%と、金額が大きくなるほどに下がっていきます。売掛債権の下限金額は30万円に設定されているため、少額債権も対応可能です。
PayToday
- 累計申込額50億円
- 即日振込最短30分
- 業界最低水準の手数料1.0%~
累計申し込み金額は50億円以上と取引実績が豊富なファクタリングサービスです。手続きにAI審査を導入しているため、最短30分で取引が完了します。手数料は1~9.5%と業界のなかでも低めです。
最大90日後の請求書買い取りにも対応しており、フリーランスでも利用しやすいのが特徴です。面談不要でオンラインでやりとりが完結するのも、忙しい人にとっては嬉しいポイントといえます。
三共サービス
- 経験豊富なスタッフが揃っている
- 手数料のシミュレーションが可能
- たった1分で簡単査定ができる
2002年の設立より、年間100件以上・年間1,500件以上取引実績が豊富にあります。ノウハウを培った経験豊富なスタッフが揃っており、ファクタリングについてサポートしてくれるのが魅力です。
また、ホームページにてファクタリングの種類や売掛金、手数料をシミュレーションできます。初めて利用する人でも安心できるでしょう。
手数料は1.5%からと安いですが、個人事業主は利用対象外なので注意しましょう。
ビートレーディング
- 4.6万社以上の取引実績(2023年3月時点)
- 審査資料は2点のみ
- 最大買い取り率98%
累計買い取り額1,060億円、4.6万社以上の取引実績があるファクタリングサービスです。審査資料は売掛先からの入金が確認できる通帳のコピーと売掛債権に関する資料2点のみ。資料提出から金額の提示まで最短30分で完了します。
手数料には、2者間ファクタリングで4~12%程度、3者間ファクタリングで2~9%程度と業界の中でも低い水準に設定。気軽に利用しやすいのが特徴です。
アウル経済
- 手数料1~10%
- 平均買い取り成功率97%以上
- 注文書でも買い取り可能
手数料1%からの利用可能で平均買い取り成功率97%以上と、高い水準のファクタリングサービスです。売掛債権の請求書だけでなく注文書でも買い取りができるので、早い段階で現金化ができるのも特徴といえます。
買い取り最低金額は10万円と少額債権でもOK。最高で1億円までの買い取り実績もあり、金額の幅が広いのもポイントです。公庫や銀行など他の金融機関からの借り入れがあっても問題ないため、銀行などで断られた場合にもおすすめできます。
面談や資料の引き渡し、契約は全てオンライン対応。申し込みから入金まで自宅でも完結するため、忙しい人におすすめです。
ファクタリング手数料の相場
一般的なファクタリング手数料の相場について解説します。以下を参考に、手数料を判断してみてください。
2社間と3社間で異なる
ファクタリングの種類には、2社間と3社間があります。
2社間とはファクタリング会社と売掛先が直接やりとりをしないもの。そのため売掛先に、ファクタリングの利用が開示されないというメリットがあります。ただし、2社間の場合は手数料の相場が10~30%と、3社間と比べて高くなりがちです。
3社間の場合は売掛先の企業にも承諾を取るため、債権の回収不能、債権の二重譲渡等のリスクを減らせます。そのため、手数料は安めです。
およそ1~9%の手数料がメジャーといえます。「売掛先に伝わっても問題ない」「手数料最優先で考えたい」などの場合は、3社間を利用するのがおすすめです。
手数料は何で決まるのか
手数料は一律設定ではなく、条件次第で変動するよう設定されているのが一般的です。手数料の高低は「債権を回収できるかどうかのリスク」と「金額の大きさ」という2つの要素によって決まります。
前者は、売掛先の信頼性の高さに置き換えると分かりやすいです。銀行や大手企業のような信頼性の高い相手であれば、手数料は低く設定されます。売掛金が回収できないといったリスクを減らせるためです。
後者は、取引金額が大きくなるほど手数料は下がる傾向にあることを意味します。また、サービスを利用する企業側の信用や債権譲渡登記の有無も関わってきます。
手数料以外にかかる費用にも注意
手数料が低く設定されていたとしても、それ以外の費用が高く設定されていれば、ファクタリングサービス利用のコストが高くなってしまうので、注意が必要です。
主にかかるのは審査登録手数料や印紙税、登記費用、初回登録料などが挙げられます。また 担当者の出張費用などのオプションが請求される場合もあります。ホームページや資料に記載されている金額とあまりに異なる費用が上乗せされる場合は、注意した方がよいでしょう。
手数料と信頼性を見極める
ファクタリングサービスを利用するうえで、手数料は大事な指標です。手数料が安いほど買い取り金額が高くなり、会社の利益も多く得ることができます。
しかし、手数料以外の費用が多くかかったり、手数料は安いものの審査通過率が低かったり 、サポート体制が不十分だったりと、かえって不便を被ってしまうサービスには注意が必要です。
また、手数料は売掛先や自社の信頼性によっても変わってきます。ファクタリングサービスの信頼性はもとより、売掛債権の客観的な信頼性を把握することも重要です。
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