「夜間の緊急電話対応で社員が疲れ果て、離職が止まらない」「24時間365日の対応が必要な業種だが、専任スタッフを雇う余裕はない」 不動産管理やネットショップ運営など、24時間の顧客対応が重要となる事業において、夜間・休日の体制を作ることは深刻な課題です。
社員による持ち回り対応は限界を迎えており、一方で深夜帯に常駐スタッフを雇えば、人件費は経営を圧迫します。このような板挟みの状態を解決する方法が、「24時間対応の電話代行サービス」の利用です。
ただし、単に「24時間対応」ができるサービスを選ぶだけでは失敗します。月額料金、緊急時の連絡の速さ、そして「業者の手配まで任せられるか」といった専門性はサービスごとに大きく異なるからです。
自社に最適な24時間対応の電話代行サービスについて、失敗しない選び方を含め、格安や品質といったタイプ別に分けて紹介します。
24時間対応の電話代行サービス比較表
24時間対応可能なおすすめの電話代行サービスの比較表は、以下のとおりです。料金の目安や連絡手段などを比較して最適なサービスを選びましょう。
| サービス名 | カテゴリ | 料金目安 | 連絡手段 |
|---|---|---|---|
| テルトル | 格安 | 月0円+500円/件 | Slack/LINE等 |
| アイブリー | 格安(AI) | 月3,648円〜 | アプリ/LINE等 |
| AirCall24 | 格安 | 月16,500円〜 | Slack/Chatwork |
| スタートプラン(アフターコールナビ) | 格安/専門 | 月16,500円~ | メール/WEB |
| 電話代行サービス(株式会社秘書センター) | 格安 | 月5,500円〜 | メール・チャットツール |
| e秘書 | 品質 | 月70,400円〜 | メール/WEB |
| 夜間休日電話代行(電話代行サービス株式会社) | 品質 | 月39,600円〜 | Chatwork/LINE |
| 電話代行サービス(セントラル・アイ株式会社) | 品質 | 月53,350円~ | 電話/メール |
| 24時間365日対応サービス(電話代行ドットコム) | 品質 | 月39,600円〜 | 電話/メール |
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24時間対応の電話代行選びで失敗しない3つの基準
夜間対応を外部に委託する際、最も恐れるべき事態は費用の増大ではありません。「緊急事態に対応できず、顧客の信頼を失うこと」が最大のリスクです。 失敗を避けるため、以下の3つの基準でサービスを選びましょう。
料金体系の適合性(固定型 vs 従量型)
夜間の入電数に応じて、費用の利点が出るプランは明確に分かれます。
- 月額固定型: 月間30件以上の入電があり、コール単価を抑えたい場合
- 従量課金型: 「電話はめったに鳴らないが、万が一のために窓口を開けておきたい」という、事業継続計画(BCP)としての利用に最適
緊急時の連絡スピードと手段
夜間のトラブル対応では、1分の遅れが致命傷になります。従来の「翌朝のメール報告」だけでは、緊急対応は不可能です。
SlackやChatwork、LINEなどのチャットツールと連携し、入電と同時に担当者のスマートフォンへ通知が届くサービスを選びましょう。
また、緊急度が高い案件のみ、指定した電話番号へ直接転送する「エスカレーション対応」が可能かどうかも重要な確認項目です。
対応範囲と専門性(一次受け vs 解決)
オペレーターにどこまでの権限を持たせるかを定義します。
- 一次受け(案内のみ): 「担当者から折り返します」と伝えるだけのシンプルな対応。費用は安いものの、早急な解決を求める顧客の不満は解消できない。
- 解決(クロージング): マニュアルに基づき、トラブルの初期診断や、提携業者(水道・鍵・電気など)への出動手配まで完結させる対応
不動産管理などの業種では、この機能を持つ「特化型サービス」を選ぶと、結果として苦情対応にかかる労力や費用を削減できます。
【タイプ別】24時間対応の電話代行サービス比較9選
市場にある主要な24時間電話代行サービスを調査し、「格安」と「品質」2つのカテゴリに分類しました。
【格安・費用対効果重視】月額費用を抑えて導入したい企業向け
「深夜の電話は少ないが、ゼロではない」や「とにかく固定費をかけずに体制を整えたい」という企業に適した、費用対効果に優れた5社は、以下のとおりです。
テルトル
「teltol(テルトル)」は、月額基本料0円で利用できる電話代行サービスです。電話がかかってきた分(1コール500円〜)だけを支払う完全従量課金モデルを採用しています。
SlackやLINE、Teamsなど多彩なチャットツールへの通知に対応しており、情報の確認も迅速に行えるのもメリットのひとつです。夜間の入電が月に数件程度の企業や、緊急時の保険として窓口を用意したい企業に向いています。
| 初期費用 | 無料 |
| 月額料金 | 1コール500円 |
| 報告方法 | メール・チャットツール |
アイブリー
「アイブリー」は、AI自動応答により月額3,648円〜を実現した電話代行サービスです。電話業務のDXオペレーターではなく、高性能なAIが自動で音声対応できます。
一次受けを自動化し、録音データや文字起こしテキストを即座に通知。緊急時のみ特定の番号へ転送する設定も可能で、人件費をかけずに24時間体制を構築できます。
とにかく安く一次受けを自動化したい企業や、予約受付やよくある質問への対応が主体の企業に最適です。
| 初期費用 | 無料 |
| 月額料金 | ,648円~+利用料 |
| 報告方法 | メール・チャットツール |
AirCall24
BONZの「AirCall24」は、月額1万6,500円から利用可能な有人オペレーターによる電話代行サービスです。SlackやLINEといったチャットと連携することで、スピーディーに受電内容を報告できます。
費用は抑えたいが、AIではなく「人の声」で対応してほしい企業におすすめです。
| 初期費用 | 無料 |
| 月額料金 | 16,500円~ |
| 報告方法 | メール・LINE・SMS・ChatWorkなど |
スタートプラン(アフターコールナビ)
アフターコールナビの「スタートプラン」は、月額1万6,500円から利用できる電話代行サービスです。苦情対応などの難易度が高い案件も相談でき、「テルシンク24」などのパートナーサービスと連携し、予算と要件に応じた柔軟な提案を受けられます。
予算は限られていますが、将来的に対応範囲を広げる可能性がある企業に最適です。
| 初期費用 | 無料 |
| 月額料金 | 16,500円~ |
| 報告方法 | メール/WEB |
電話代行サービス(株式会社秘書センター)
秘書センターの電話代行サービスは、月額5,500円からと格安な料金で利用できるのが特徴です。大手から中小まで1万社を超える事業者で導入しています。
24時間365日対応でき、代表電話や士業の相談予約管理なども依頼可能です。
| 初期費用 | 無料 |
| 月額料金 | 5,500円~ |
| 報告方法 | メール・チャットツール |
【品質・実績重視】対応品質と信頼性を求める企業向け
企業のブランドイメージを守り、複雑な業務フローにも正確に対応できる、実績豊富な電話代行サービスは、以下のとおりです。
e秘書
コールセンター業界で30年以上の実績を持つ最大手が提供する電話代行サービスです。24時間対応で月間30コール以内の場合、月額7万400円で利用できます。
徹底した教育を受けたオペレーターが高品質な対応を提供しており、PマークやISO認証も取得しています。 ブランドイメージを重視する大手・中堅企業や、セキュリティ要件が厳しい企業に最適です。
| 初期費用 | 16,500円(初回情報登録料) |
| 月額料金 | 70,400円~(月30コール以内) |
| 報告方法 | メール |
夜間休日電話代行(電話代行サービス株式会社)
電話代行サービス株式会社の「夜間休日電話代行」は、夜間や早朝を問わず、24時間365日対応可能なサービスです。費用は月間15コール以内の場合、月額3万9,600円から利用できます。
決まったマニュアルを読むだけでなく、貴社独自の業務フローに合わせたオーダーメイドの対応設計が可能です。ChatworkやSlackなどのツール連携にも強いため、独自のマニュアルに沿った対応を求める企業や、ITツールを活用して効率化したい企業におすすめします。
| 初期費用 | 無料 |
| 月額料金 | 39,600円~(月15コール以内) |
| 報告方法 | 要問合せ |
電話代行サービス(セントラル・アイ株式会社)
セントラル・アイ株式会社の電話代行サービスは、半世紀にわたる運営歴を持ち、官公庁や法曹界など、高い信頼性が求められる業界での導入実績が豊富なのが特徴です。24時間の場合、50コール以内で月額5万3,350円から利用できます。
長年の実績と安定感を重視する保守的な企業や、士業・官公庁関連の業務を行う企業に最適です。
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額料金 | 53,350円~(月50コール以内) |
| 報告方法 | ‐(オプション有) |
24時間365日対応サービス(電話代行ドットコム)
電話代行ドットコムの「24時間365日対応サービス」は、月間10コール以内で月額3万9,600円から利用できる電話代行サービスです。電話をPCに連携させて顧客情報を管理するCTIシステムを自社で作ることで、価格を抑えつつ品質の高いサービスを提供しています。
主に利用している業種は、不動産管理業や水回り修理業、通信販売事業などです。業界を熟知したオペレータがいたり応対方法に柔軟性があるため、満足度の高いサービスを受けられます。
| 初期費用 | 無料 |
| 月額料金 | 39,600円~(月10コール以内) |
| 報告方法 | メール・電話 |
24時間対応の電話代行サービス費用相場【安く抑える方法は?】
電話代行サービスの料金体系は、大きく「月額固定型」と「従量課金型」に分かれます。自社の電話が鳴る頻度に合わせて適切なプランを選ぶことが、費用を最適化する重要なポイントです。
| 料金タイプ | 費用相場(月額) | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 月額固定型 | 40,000円〜100,000円 | コール数が含まれており、単価が安定する | 毎晩コンスタントに入電がある場合 |
| 従量課金型 | 基本料0〜10,000円+ 1件500〜1,500円 | 使った分だけ支払う。深夜割増が含まれる場合あり | 入電数が少なく、月によって変動が大きい場合 |
費用を抑えるポイント
費用を抑えるための有効な手段のひとつが、「AI自動応答」と「有人対応」を組み合わせて活用する方法です。予約の受付やよくある質問への対応は月額数千円程度のAIで自動化し、緊急のトラブル連絡だけをオペレーターや社員に転送します。
この方法なら、対応品質を維持しながら費用を最小限に抑えられるでしょう。
電話代行サービスで24時間対応を実現した事例

24時間対応の電話代行サービスを活用した事例を紹介します。
受電コール数が倍以上に増加(秘書センター株式会社)
通販事業を営む会社の事例です。
24時間対応の電話代行サービスを導入する前は、総受電数の半分近くが時間外や休日に集中していました。そのため約50%もの売上機会を損失していたのです。
そこで電話代行サービスを利用したところ、自社で雇用するよりも安価に24時間体制が組めました。応対品質を下げることなく、月約1万2,000コールから約3万コールを受電できるようになったそうです。
今では受電業務の他に、システムへの入力業務も依頼し、人件費削減にも貢献できています。サービスを導入することで、しっかり費用対効果が表れている事例といえるでしょう。
人件費削減と防犯にもメリット(電話代行サービス株式会社)
水道・水回りメンテナンス会社の事例を紹介します。
水回りのトラブルは早朝や深夜でも電話がかかってくるため、社員で当番制にて対応していました。しかし深夜2時頃から朝方までは待機時間の方が長くなったり、人件費や事務所の光熱費がかさんだり、深夜に従業員が事務所にいることへの防犯上にも懸念がありました。
そこで24時間対応の電話代行サービスを導入。社員と同等のレベルで対応してくれ、業務の効率化、経費の削減にもつながったそうです。
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電話代行サービスはサービスによって特徴もさまざま。「どのサービスを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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