月末になると、紙のタイムカードの束をめくって電卓で足していく。Excelの自己申告と突き合わせて、空欄が見つかれば本人に確認の電話をかける。気づけば締め日を過ぎている。
この作業は、カードをかざすだけの打刻に切り替えればほとんどなくなります。ただ製品を比べる前に決まっていないと空回りするものが2つあります。かざすカードと、かざす場所です。
手元のカードがそのまま使えるかの見分け方、同じ製品でも読み取り機によって使えるカードが変わること、16製品それぞれで何をいくらで買うことになるのかをまとめました。解決したい課題ごとに、おすすめの製品も紹介します。

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手元のカードが勤怠管理システムの打刻に使えるかを見分ける

まずは手元のカードが勤怠管理システムの打刻に使えるかどうかを見分けましょう。打刻に使えるのはFeliCa規格とMIFARE規格のType-Aで、マイナンバーカードと運転免許証、そしてスマートフォンのモバイルSuicaでは打刻できません。
これを知らずにカードリーダーを先に買うと、届いた機器で自社のカードが読めない事態が起こります。手元のカードから確認してください。
| 手元のカード | 打刻に使えるか | 見分け方・確認先 |
|---|---|---|
| Suica・PASMO・ICOCAなどの交通系IC | 使える | FeliCa規格。財布にあるものをそのまま使える |
| 楽天Edy・nanaco・WAON | 使える | FeliCa規格 |
| 社員証・入退室カード | Type-Aなら使える | 表面では判別できない。発行元か入退室システムの管理会社に「FeliCaかMIFAREのType-Aか」を聞く |
| 無地のFeliCaカード | 使える | 新しく配る場合の選択肢。1枚350円前後 |
| マイナンバーカード | 使えない | Type-Bのため対象外 |
| 運転免許証 | 使えない | 対象外 |
| モバイルSuica・モバイルPASMO | 使えない | 読み取るたびにIDが変わり、従業員とひもづかない |
| Apple Pay対応端末 | 使えない | 同上 |
社員証を流用したい場合は、規格の確認を最初にやってください。ここが分からないまま機器を選ぶと、あとから買い直すことになります。
「そのまま使える」には3段階ある
同じ「手持ちのカードが使える」という記述でも、製品によって条件の重さが違います。
そのまま使えるのは、FeliCaとMIFAREのType-Aの両対応を明らかにしている製品です。KING OF TIMEやミナジン勤怠管理は、規格が合っていればどのカードでも読めます。
読み取り確認が必要な製品もあります。TimeP@CK-iC Ⅳ CLは、カードのバージョンや規格によって利用の可否が変わるため、メーカーが読み取り確認を実施します。CLOUZAも、カードの種類によっては利用できない場合があるとして無料体験版での確認を案内しています。
有料の条件が付く場合もあります。TimeP@CK-iC Ⅳ CLで付属の専用カード以外を使うには、タイムレコーダーの個別設定が必要で、そのためにTimeP@CKクラブへの入会が要ります。手持ちのカードを使う前提なら、この費用を見積もりに入れてください。
同じ製品でも読み取り機で使えるカードが変わる
ここがいちばん見落とされる点です。「その製品はMIFAREに対応している」だけでは、手元の社員証が読めるとは決まりません。読み取り機がどれかで変わります。
| 製品 | 読み取り機 | 読めるカード |
|---|---|---|
| ジョブカン勤怠管理 | 共有iPhoneのNFC 0円 | FeliCa・Mifare |
| USB型・Windows対応 3,500円 | FeliCa・Mifare | |
| USB型・iOS対応 12,000円 | FeliCaのみ | |
| PitTouch Pro 98,000円 | FeliCa・Mifare | |
| e-就業OasiS | PaSoRi | FeliCa・FeliCa Lite-Sのみ |
| タイムレコーダー | FeliCa・FeliCa Lite-S・MIFARE | |
| freee勤怠管理Plus | PC接続型リーダー/専用ICカード打刻機 | FeliCa・Mifare |
| freee人事労務 | RC-S300/S1 | FeliCa系のみ |
| HRMOS勤怠 | PaSoRi RC-S390 | Mifareは使えない |
| NFC対応Android端末 | FeliCa系・Mifare | |
| KING OF TIME | PaSoRi 6機種・ピットタッチ・BT-2500など | FeliCa・MIFARE Type-A |
| ミナジン勤怠管理 | ピットタッチ・ビズ/ピットタッチ・プロ | FeliCa・Mifare |
| レコル | ピットタッチ/PaSoRi/NFC対応Androidタブレット | FeliCa・Mifare |
ジョブカン勤怠管理は、同じ製品でもiOS対応のリーダーを選ぶとFeliCaしか読めません。社員証がMIFAREなら、12,000円のiOS対応ではなく3,500円のWindows対応を選ぶ必要があります。高いほうを買って読めないという組み合わせが実際にあります。
HRMOS勤怠でも、PaSoRiのRC-S390という機種だけはMifareに対応しません。e-就業OasiSはPaSoRi経由ではFeliCa系だけで、MIFAREを読むならタイムレコーダーを選びます。freeeは製品自体が分かれていて、勤怠管理Plusは両対応ですが、人事労務側はFeliCa系のみです。
逆に、NFCを搭載したスマートフォンやタブレットは端末そのものが読み取り機として働くため、機種を選べばリーダーを買わずに両規格を読めます。
社員証を流用するなら、製品を決めたあとにどの読み取り機を選ぶかまで確定させてください。
ICカード対応の勤怠管理システム16製品の比較表
手元のカードと打刻したい場所を当てはめれば、候補は数製品に絞れます。対応するカードと必要な機器、PCなしで打刻できるかが分かれ目です。
| 製品名 | 得意領域 | 対応するカード | 打刻に必要な機器 | PCなし打刻 | 月額 | 無料トライアル |
|---|---|---|---|---|---|---|
| KING OF TIME | カードと機器の選択肢が最も広い | 両対応 | PaSoRi 6機種・ピットタッチ・BT-2500など6系統 | 可 | 300円/人 | 30日間 |
| ジョブカン勤怠管理 | 打刻機器の種類と価格が分かる | 両対応・機器による | 共有iPhone 0円/USB型3,500円/PitTouch Pro 98,000円 | 可 | 無料プランあり/有料200〜500円/人 | 30日間 |
| マネーフォワード クラウド勤怠 | 打刻後の給与計算までつながる | FeliCa系 | PaSoRi 3,250円/ピットタッチ60,000円〜 | 可 | 4,480円〜/5名まで込み・6名目以降1人300円 | 1か月 |
| freee勤怠管理Plus | 会計・人事労務との一体化 | 両対応 | PC接続型リーダー/専用ICカード打刻機 | 可 | 300円/人 | 要問い合わせ |
| ミナジン勤怠管理 | 運用の代行まで任せられる | 両対応 | ピットタッチ・ビズ/プロ(初期購入が必要) | 可 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| e-就業OasiS | 複雑な勤務体系への適合 | 両対応・機器による | PaSoRi/タイムレコーダー | 可 | 要問い合わせ | あり |
| TimeP@CK-iC Ⅳ CL | 買い切りで1台に収める | 両対応・読み取り確認あり | 本体一体型 | 可 | 買い切り123,540円(税抜) | 要問い合わせ |
| 楽楽勤怠 | 中堅企業の集計を自動化 | 社員証・入館証も可 | 専用打刻機(別途購入) | 可 | 30,000円〜・利用人数に応じて変動 | 要問い合わせ |
| タッチオンタイム | 認証方法を1台で組み合わせられる | 要問い合わせ | レコーダー94,800円またはレンタル/USB型4,000円 | 可 | 300円/人 | 30日間 |
| CLOUZA | 使った人数分だけ払える | 交通系ICは可 | 共有iPhone・追加機器なし | 可 | 200円/人 | 30日間 |
| Dr.オフィス LookJOB2 | 人数が増えても費用が変わらない | 要問い合わせ | タブレットPC(トライアルで提供) | 可 | 9,800円・人数無制限の定額 | 30日間 |
| 奉行Edge 勤怠管理クラウド | 給与計算まで自社で完結 | 私用のICカードも可 | PaSoRiリーダ/タイムレコーダ | 可 | 11,800円〜・従業員20ライセンスから | 要問い合わせ |
| ジンジャー勤怠 | 人事データベースと一体運用 | 両対応 | 専用リーダー/NFC対応タブレット | 可 | 300円/人〜 | 1か月 |
| レコル | 勤怠だけを低額で回す | 両対応 | ピットタッチ/PaSoRi/NFC対応Androidタブレット | 可 | 100円/人・30名以下は3,000円 | 30日間 |
| HRMOS勤怠 | 30名以下を無料で回す | 両対応・RC-S390はFeliCa系のみ | FeliCa用リーダー/NFC対応Android端末 | 可 | 30名以下無料/有料100円/人〜 | — |
| キンコン | 打刻と交通費精算を同時に | 交通系ICは可 | 拠点ごとに端末とリーダー/スマホ・タブレット・PCなら不要 | 可 | 220円/人・最低5名から | 最大2か月 |
「両対応」はFeliCaとMIFAREのType-Aの両方が読めることを指します。「要問い合わせ」の項目は、登録や発注の前に確定させてください。とくに対応するカードは、社員証を流用する前提なら必ず事前の確認が必要です。
打刻機器と費用の目安

月額だけを見ていると総額を外します。機器代は0円から123,540円まで開きます。判断する軸ごとに、費用がどこで跳ねるかを整理しました。
| 判断する軸 | 費用の目安と境界 | 自社に当てはめる数字 |
|---|---|---|
| 打刻点1か所あたりの機器代 | 使っていないiPhoneを共有すれば0円。USB接続型は3,250円から4,000円。壁掛け・卓上の専用端末は60,000円から98,000円 | 打刻点を何か所つくるか |
| カードの調達 | 手持ちの社員証や交通系ICを流用すれば0円。無地のカードは1枚350円前後 | 何人分のカードを新しく配るか |
| 月額の利用料 | 1人あたり100円から300円台が中心。10名から30名までは無料の製品もある | 打刻の対象は何人か |
| 認証の追加 | 顔認証は1人あたり月額100円、またはiPadアプリ1ライセンス30,000円。指静脈認証は端末1台37,500円から55,000円 | なりすましを防ぐ必要があるか |
| 人数課金と定額の分かれ目 | 人数無制限の定額は月額9,800円から。中堅向けは月額11,800円から30,000円台で、人数課金のものもある | 何人を超えたら定額のほうが安いか |
| 買い切り | 本体一体型は123,540円(税抜)。月額の支払いは発生しない | 月額を増やせるか、初期の一括なら通せるか |
打刻点を1つだけ事務所に置く30名の会社なら、機器代3,500円と月額9,000円前後で始まります。使っていないiPhoneを共有端末にできるなら機器代は0円です。同じ30名でも工場と事務所に打刻点を2つ置いて専用端末を選ぶと、機器代だけで12万円を超えます。この差は製品の違いではなく、打刻する場所の決め方から生まれます。
かざすカード、打刻する場所、そして総額。この3つが見えていれば、自社の制約に合う系統が1つに決まります。
ICカード対応の勤怠管理システム選びにおける3つのタイプ
ICカード打刻に対応した製品は、大きく3つの系統に分かれます。最も多くの企業が選ぶのは、手持ちの社員証も読めるAタイプです。次いで、打刻機器の種類と価格が分かるBタイプ、打刻後の集計・精算に強いCタイプが続きます。複数に当てはまるなら、いま最も困っていること1つで判断してください。
Aタイプ|手持ちの社員証も読める
FeliCaとMIFAREのType-Aの両方を読める製品です。社員証がどちらの規格であっても打刻でき、途中で交通系ICに切り替えても機器をそのまま使い続けられます。
効いてくるのは、いま社内にある社員証や入館証をそのまま使いたい場面です。カードを新しく発行すると人数分の費用と配布の手間がかかるので、まず流用できないかを確かめる順番になります。
両規格に対応した製品なら、自社のカードの規格が判明する前でも候補から外れる心配がありません。カードの調達費用が0円のまま始められて、あとから方針を変えても機器を買い直さずに済みます。
FeliCaもMIFARE Type-Aも読み取れます。対応する読み取り機は6系統から選べます。
Bタイプ|打刻機器の種類と価格が分かる
読み取り機の種類と価格を明らかにしている製品です。打刻点の数を決めれば、問い合わせる前に総額を自分で計算できます。
効いてくるのは、稟議に出す金額を先に固めたい場面です。機器代は0円から98,000円まで開くので、総額が見えないまま検討を進めると、見積もりが出た時点で稟議の階層が変わってやり直しになります。
この系統には手持ちのスマートフォンやタブレットを読み取り機にできる製品もあり、機器を買う前に読み取りを試せます。返品できない機器を通してから失敗する、という順番を避けられます。
機器を5種類、0円から98,000円まで価格つきで選べます。機能制限つきの無料プランもあります。
Cタイプ|打刻後の集計・精算に強い
給与計算や人事労務、経費精算まで同じ流れで届く製品です。打刻したデータが次の業務にそのまま渡るため、転記の工程が消えます。
打刻はできても、そこから給与計算に手で入力していては工数が残ります。営業が多い会社では、交通系ICで打刻するなら交通費の精算も同時に済ませたいという要望も出ます。
交通系ICカードは乗車履歴を持っているので、打刻と同じタッチで交通費まで記録できる製品を選べば、月末の精算書類そのものがなくなります。
読み取り機の型番と価格まで分かるため、総額を出したうえで給与計算までつなげられます。
ICカード対応の勤怠管理システムおすすめ16選
自社の制約に近い系統から読んでください。各系統の先頭が本命で、そのあとに続く製品は、同じ制約を別の条件で解くものです。
Aタイプ|手持ちの社員証も読める
KING OF TIME
FeliCaとMIFAREのType-Aの両方に対応し、Suicaなどの交通系ICから社員証、無地のFeliCaカードまで同じ機器で読み取れます。
読み取り機はPaSoRiの6機種に加えてピットタッチ・プロ、ピットタッチ・ビズ、PiT-23、BT-2500などがあり、事務所のPC横から壁掛けの専用端末まで同じ契約のまま選べます。
全機能が1人あたり月額300円の一律で初期費用はかからず、導入実績は2026年4月時点で440万人にのぼります。
freee勤怠管理Plus
FeliCaとMifareの両方に対応しており、SuicaやPASMO、楽天Edyのほか社員証も流用できます。読み取り機はWindows PCに接続するカードリーダーと、PC不要の専用ICカード打刻機の2種類が用意されているため、事務所と現場で方式を分けられます。
料金は1ユーザーあたり月額300円で初期費用はかからず、会計や人事労務のfreeeと同じ基盤でつながるので勤怠から給与計算までを転記なしで通せます。なお同じfreeeでも人事労務側の打刻はFeliCa系だけなので、社員証を流用するならこちらの製品です。
ミナジン勤怠管理
FeliCaとMifareの規格であればどのカードでも使えます。SuicaやPASMOのような定期券も、いま配っている社員証も、そのまま打刻に回せる点を明らかにしている製品です。読み取り機はピットタッチ・ビズとピットタッチ・プロで、どちらもPCなしで壁や台に置けます。
システムを渡すだけでなく勤怠の運用そのものを代行するサービスまで揃っているため、担当が兼任で設定や毎月の締めに手が回らない組織でも回せます。導入初期に端末の購入が必要な点と、カード発行のコストが管理部側に発生する点は見積もりに入れてください。
e-就業OasiS
読み取り機によって読めるカードが変わる設計を明らかにしている製品です。PaSoRi経由ならFeliCaとFeliCa Lite-S、タイムレコーダーならMIFAREまで読めるので、社員証を流用するならタイムレコーダーを選びます。
変形労働やフレックス、交替勤務のような入り組んだ勤務体系に合わせて判定を設定でき、PCのログオン時刻とタイムレコーダーの打刻と申告された勤務時刻を並べて乖離を確認する機能もあります。提供元は株式会社ニッポンダイナミックシステムズです。
TimeP@CK-iC Ⅳ CL
本体・ICカード・勤怠管理ソフトが揃った買い切り型で、税抜123,540円です。月額の支払いは発生しません。付属の専用カード以外に交通系ICや手持ちのFeliCa・Mifareカードでも打刻できますが、カードのバージョンや規格によって可否が変わるためメーカーが読み取り確認を実施します。
専用カード以外を使う場合はタイムレコーダーの個別設定が必要で、TimeP@CKクラブへの入会が要ります。台置きと壁掛けの両方に対応し、有線LANと無線LANでつながります。
楽楽勤怠

交通系ICカードだけでなく社員証や入館証でも打刻でき、専用の打刻機にかざす方式のためPCは要りません。月額は30,000円からで、システム利用料・データバックアップ・バージョンアップ費用・サポート利用料がすべて含まれます。
ただし月額は利用ユーザー数に応じて変動し、初期費用とオプション費用、打刻機器の購入費用は別に発生するため、総額は見積もりで確定させてください。設定を相談しながら進めたい組織に向いた導入サポートが付きます。
ジンジャー勤怠
FeliCaとMifareの両規格に対応し、専用のカードリーダーだけでなくNFC対応のタブレットでも打刻できます。手元にNFC対応の端末があれば、リーダーを買わずに社員証で打刻を試せる構成です。
人事情報のデータベースを土台にした製品なので、入退社や異動のたびに勤怠側の従業員情報を作り直す手間が消えます。料金は1人あたり月額300円からで、1か月の無料トライアルと無料デモが用意されています。打刻はほかにパソコン、
GPS付きのスマートフォン、顔写真を撮影するタブレットからも可能です。
レコル

使えるカードの規格をFelicaとMifareと明示しており、規格を確認したうえでなら社員証や入館証もそのまま打刻に回せます。
読み取り機はピットタッチ、PaSoRi、NFC対応のAndroidタブレットから選べて、ピットタッチとPiT-23は電源とインターネットにつなぐだけでパソコンに接続する必要がありません。
料金は勤怠管理だけなら1人あたり100円で、30名以下は月額3,000円の最低料金が適用されます。給与計算まで含めるプランは1人あたり300円です。初期費用は0円で30日間試せます。
HRMOS勤怠
FeliCaを用いたICカードならすべて使えて、Mifare規格にも対応します。MifareのカードはFeliCaより安価なので、100枚単位で配る必要がある会社ではカード代を抑えられます。
ただしPaSoRiのRC-S390という機種だけはMifareに対応しないため、社員証を流用するなら機種の選定に注意が必要です。NFC対応のAndroid端末なら端末自体がリーダーとして働くのでリーダーは要りません。利用人数が30名以下なら無料で、有料プランは1人あたり月額100円からです。
Bタイプ|打刻機器の種類と価格が分かる
ジョブカン勤怠管理
読み取り機を5種類、価格つきで選べます。NFC搭載のiPhoneを共有端末にすれば追加の機器は要らず、Windows対応のUSB型が3,500円、PC不要のPitTouch Proが98,000円、指静脈認証が55,000円、iPad顔認証アプリが1ライセンス30,000円です。
iOS対応のUSB型は12,000円ですが読めるのはFeliCaだけなので、社員証を流用するならWindows対応を選びます。出勤管理・シフト管理・休暇申請・工数管理の4機能から必要な分だけを選ぶ方式で、1機能なら1人あたり200円から。機能制限つきの無料プランもあり、初期費用とサポート費用はかかりません。
タッチオンタイム
1つの端末で指紋認証とICカードとID認証を使い分けられます。カードを忘れた社員が同じ端末で打刻できるので、その日だけ紙のメモで申告するという抜け道が生まれません。タイムレコーダー本体は94,800円の買い取りとレンタルプランのどちらも選べ、USB接続型のICカード認証は4,000円、指静脈認証は37,500円、顔認証は1人あたり月額100円です。
月額は1人あたり300円で全機能が使え、初期費用はかからず30日間試せます。対応する規格は要問い合わせなので、社員証を流用するなら登録前に確定させてください。
CLOUZA
iPhoneをタイムレコーダーとして使い、従業員が手持ちの交通系ICカードをタッチします。新しくカードを準備する必要がないため、機器代とカード代がどちらも0円で始まります。
料金は打刻した人数に200円を掛けた金額だけで、最低料金と最低利用期間の設定がありません。繁忙期だけ人数が増える現場では、増えた月だけ費用が上がって翌月には戻ります。カードの種類によっては使えない場合があるため、無料体験版で読み取りを確かめてから決めてください。
Dr.オフィス LookJOB2
従業員数で課金せず、登録人数が無制限の定額制です。勤怠管理だけなら月額9,800円で、人数が増えても金額は変わりません。40人までのプランなら月額3,800円から使えます。
安否確認の機能を足せる点も特徴で、勤怠と合わせて月額19,000円です。無料トライアルは30日間で人数も機能も制限がなく、タブレットPCとICカード5枚が提供されるため、手元に機器がなくても試せます。導入後1年間は途中解約ができず、1,000名以上なら専用サーバーが推奨で別途月額20,000円がかかります。
Cタイプ|打刻後の集計・精算に強い
マネーフォワード クラウド勤怠
読み取り機の型番と価格を明らかにしている製品です。PaSoRi RC-S300/S1が1台3,250円、無地のFeliCa Lite-Sカードが1枚350円、ピットタッチ・ビズが60,000円、ピットタッチ・プロ3が97,000円なので、打刻点の数を決めれば総額を自分で計算できます。
SuicaやPASMO、楽天Edyなどで打刻でき、料金はスモールビジネスプランが年払いで月額4,480円から、5名を超える分は1人あたり300円が加算される方式です。初期費用は0円で、1か月無料で試せます。給与計算まで同じシリーズで揃えられます。
奉行Edge 勤怠管理クラウド
私用のICカードでも打刻でき、PaSoRiリーダとタイムレコーダのどちらも使えます。スマートフォンやタブレットからの打刻にも対応しているため、事務所と外出先で方式を分けられます。
奉行シリーズの給与計算と同じ流れで勤怠を扱えるので、給与計算を自社で完結させている組織との相性が良い製品です。料金は従業員20ライセンスからで月額11,800円、年額なら141,600円からとなり、初期費用はかかりません。シフト管理を足すプランは月額16,600円からです。
キンコン

ICカードを端末にタッチすると、打刻と同時に交通費まで読み取って記録します。交通系ICで通勤や外出をしている社員が多い組織では、月末の交通費精算の申請そのものが不要になります。
ICカードタッチを使う場合は事業所や店舗ごとに端末とICカードリーダーが必要ですが、スマートフォンやタブレット、PCでの打刻なら初期費用はかかりません。
打刻方法はICカードのほかブラウザ、アプリ、SlackやChatworkからのチャット打刻の4種類があり、交通費についてはモバイルSuicaやモバイルPASMOのデータを取り込むこともできます。料金は1人あたり月額220円で最低5名から、最大2か月間は月額0円で試せます。
ICカード打刻の運用を定着させる4つのポイント
発注の前に、自社のカード1枚で読み取りを試す
最も多いつまずきは、機器が届いてから自社のカードが読めないと分かることです。カードリーダーは開封後の返品ができない場合が多く、専用端末なら10万円近い損失になります。
無料トライアルの期間中に、実際に使う予定のカードを1枚だけ持ち込んで読み取りを試してください。社員証を流用するなら、発行元にFeliCaかMIFAREのType-Aかを先に確認し、そのうえでトライアルの環境で実機に通します。
機器を買う前に試したいなら、NFC搭載のiPhoneで打刻できる製品を選べば購入なしで確認できます。ここを通しておけば、発注してから方針を変える事態がなくなります。
全員が必ず通る場所に打刻点を置く
打刻点の位置が動線から外れていると、打刻を忘れる社員が出ます。忘れた分は結局担当者が本人に確認して手で入力することになり、紙の時代と同じ作業が残ります。
出勤してから作業を始めるまでの動線を実際に歩いて、全員が必ず立ち止まる位置を1か所決めてください。更衣室の出口や工場の入口が候補になります。事務所と現場で動線が分かれているなら、打刻点を2つ用意する前提で機器の費用を見積もります。動線上に置ければ、打刻漏れの確認作業そのものがなくなります。
紛失した当日の打刻方法を先に決めておく
カードを忘れた社員や紛失した社員が出た日に打刻方法がないと、その場でメモに書いて後から申告する運用が生まれます。一度この抜け道ができると、月末の集計にメモの転記が復活します。
1つの端末でIDやパスワードによる打刻を併用できるようにするか、管理者が代理で打刻できる手順を用意して、運用ルールとして先に配ってください。カードの再発行は無地のカードなら1枚350円前後で済むので、予備を数枚用意しておく方法も有効です。忘れた日も同じ端末で打刻できれば、例外処理が発生しません。
打刻データの確認を月末ではなく週次に移す
月末にまとめて確認すると、修正が必要な打刻が数十件たまってから見つかります。本人への確認に時間がかかり、締め日を過ぎる原因はここに集中します。
週に1回、打刻の抜けだけを確認して当該の社員にその週のうちに聞いてください。1回の対象が数件に収まるので、記憶も新しく確認が早く終わります。月末に残る作業が集計の締めだけになり、締め日どおりに終わります。
まとめ
- 打刻に使えるのはFeliCa規格とMIFAREのType-Aで、マイナンバーカードと運転免許証、モバイルSuicaでは打刻できない
- 同じ製品でも読み取り機によって読めるカードが変わる。社員証を流用するなら、製品と機器の組み合わせまで確定させる
- 機器代は手持ちのiPhoneを使えば0円、USB接続型なら3,500円前後、専用端末なら98,000円、買い切り一体型なら123,540円
締め日の朝、集計はもう終わっていて、確認の電話をかける相手もいない。ICカード打刻が回りはじめた職場では、月末はこの状態になります。
いま検討が止まっているのは、比べる製品が足りないからではなく、何を買えばいいのか確定していないからです。返品できない機器を稟議で通したあとに失敗したくない、という慎重さはまったく正しいものです。ただ、その不安はカードと場所の2つを決めるだけで消えます。
今日は、手元のカード1枚の発行元にFeliCaかMIFAREのType-Aかを確認する。それだけで大丈夫です。ここが分かれば買い間違いの可能性はなくなり、あとは打刻点の数を決めて見積もりを取るだけです。今年こそ、月末の夜を手放しましょう。
よくある質問
いま使っている社員証で打刻できますか
社員証がMIFAREのType-AかFeliCaであれば使えます。Type-Bの場合は使えません。カードの表面からは判別できないため、発行元か入退室システムの管理会社に規格を確認してください。あわせて、製品側でどの読み取り機を選ぶとMIFAREが読めるのかも確定させてください。
スマートフォンのモバイルSuicaで打刻できますか
できません。打刻では従業員を特定するために固定のIDが必要ですが、モバイルSuicaは読み取るたびにIDが変わるため従業員情報とひもづけられません。Apple Pay対応端末でも同様です。スマートフォンで打刻したい場合は、アプリやGPSによる打刻を選んでください。
マイナンバーカードは勤怠打刻に使えますか
使えません。マイナンバーカードは打刻に対応する規格の対象外で、運転免許証も同様です。
AKASHIという製品を調べていますが見つかりません
AKASHIは2026年4月に「マネーフォワード クラウド勤怠Plus」へ名称が変わりました。中堅から大企業向けの製品で、ICカードのほかGPSや専用端末、顔認証、PCログイン連動など8種類の打刻方法に対応します。料金は問い合わせでの提示です。生成AIや比較記事が旧名で紹介している場合があるため、現在の製品名で確認してください。
カードリーダーを買わずにICカード打刻を始められますか
始められます。NFCを搭載したiPhoneを共有端末として使う方式に対応した製品があり、ジョブカン勤怠管理ならFeliCaとMifareのどちらも読めます。CLOUZAも同じ方式で交通系ICカードに対応しています。手元に使っていないiPhoneがあれば機器代は0円です。
従業員が数十名でも導入する意味はありますか
打刻漏れの確認と月末の集計にかかる時間で判断してください。人数が少なくても、確認の電話と手集計が発生しているなら効果が出ます。10名から30名までなら無料のプランがある製品もありますが、無料枠でICカード打刻が使えるかは製品ごとに違うため、登録前に確認が必要です。
拠点が複数ある場合はどう選べばよいですか
打刻点の数だけ機器代がかかるため、まず何か所つくるかを決めてください。拠点ごとに専用端末を置くなら1台6万円から10万円で、拠点数を掛けた金額になります。人数が増えても費用が変わらない定額制の製品を選ぶと、拠点と人数が増える見込みでも月額が固定できます。
テレワークの社員とICカード打刻を併用できますか
併用できます。多くの製品が複数の打刻方法を組み合わせられる設計で、出勤時は事務所でICカード、在宅の日はPCやスマートフォンから打刻という運用が可能です。
ぴったりの勤怠管理システム選びはミツモアで

ミツモアなら、最短1分の無料診断で自社に合う勤怠管理システムが分かります。料金プランも合わせて提示され、診断結果は最大5製品まで絞り込まれます。
手元のカードの規格と、打刻点をつくる場所の数をそのまま入力すれば、対応する製品だけが残ります。買い間違いを心配して止まっていた時間を、選び終えた時間に変えましょう。














