テレビの調子が悪いときは、寿命が近づいているかもしれません。その場合には買い替えがおすすめです。
テレビの寿命の目安や寿命を見極めるサイン、サインが出ているときの対処法について解説します。また古いテレビを処分する方法も確認しましょう。
テレビの寿命はどれくらい?
購入したテレビは一般的にどれくらい使用できるのでしょうか。テレビの寿命は種類によってもさまざまです。テレビの種類ごとに一般的な寿命を紹介していきます。
液晶テレビの寿命は8〜10年ほど
いま主流の液晶テレビは、6万時間ほどの視聴ができるといわれています。ただしこれは25度の気温が保たれた場合の寿命であり、実際には6万時間より短くなるのが普通です。
毎日の視聴時間にもよるものの、一般的な液晶テレビの寿命は8〜10年ほどといわれています。2021年に内閣府が実施した消費動向調査でも、テレビの平均使用年数は10年でした。
また多くのメーカーはテレビの部品保有期間を8年に設定しています。購入から8年以上が経過して生じた不具合は、寿命の影響が大きいと考えられるでしょう。
有機ELテレビの寿命は4〜5年
有機ELテレビは液晶テレビ以上の高画質が特徴です。
有機ELテレビのパネルは寿命が短く、寿命は液晶テレビの半分ほどといわれています。有機ELテレビが出回り始めた当初のものは、購入後4年程度で故障してしまうこともあります。ただし最近のモデルは耐久性が徐々に向上しており、液晶テレビとほぼ同じ寿命のものも増えてきました。
プラズマテレビの寿命は15〜30年
プラズマテレビは、一つひとつの画素がプラズマ光で描画され、パネルに映る仕組みです。プラズマテレビのパネルの寿命は6万時間から10万時間ほどと言われており、15年から30年で寿命を迎えることになります。
しかし、パネル以外の部品に10年もたないものが多いため、最終的には10年前後でテレビ本体を買い替えるケースがほとんどです。
ブラウン管テレビの寿命は4〜5年
ブラウン管テレビの寿命は有機ELテレビと同程度で、時間換算にすると約3万時間です。
もしかして寿命?寿命の近いテレビによく見られるサイン
テレビの寿命が近づいているか否かは、どのように見極めればよいのでしょうか。テレビの寿命が近づいているときに生じる代表的なサインを紹介します。
①電源が入りづらい
テレビの電源が入りづらいときは、寿命が近づいているサインかもしれません。
リモコンの電池を交換しても直らないとき、疑うべきはテレビの中にある電源基板の故障です。電源基板は使用とともに経年劣化していき、やがて本体の主電源を押しても電源が入らなくなります。
電源基板を交換しようとすると、買い替えをするときと同程度の費用がかかってしまうことが多いです。
寿命が近づくとほかの部品が故障する可能性も高まることからも、新しくテレビを買い替えるのが無難でしょう。
②音声が乱れる・聞こえない
テレビの視聴中に音声が乱れたり、雑音やノイズが混じったり、音声が聞こえなくなったりするときは寿命が疑われます。
テレビ内部のスピーカーやスピーカーの回線が、経年劣化により故障しているかもしれません。
ただしテレビのスピーカー付近に物を置いていると、音声が乱れる場合もあるため注意が必要です。故障だと断定する前に、スピーカー付近をチェックしてみましょう。
また一時的な不具合であれば、リモコンの消音ボタンを押したり、音量を変えたりすると改善されるケースもあります。
上記を試してみても音声の状態が変わらないようであれば、故障の可能性が高いでしょう。
③画面が乱れる・暗くなる
たとえ音声に問題がなくても、テレビ画面に不具合が生じているときは寿命が近づいている可能性があります。
寿命のサインとして疑われる具体的な症状は下記の通りです。
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これらのサインが継続して出ているときは、パネルやバックライトの劣化が考えられます。
修理費用が高額になるケースも多いため、テレビの保証期間を過ぎているときは買い替えを検討しましょう。
④焦げた臭いがする
テレビの寿命が近づき内部の部品が劣化していると、電源を付けたときに焦げたような臭いがする場合もあります。
テレビの裏側や内部にたまったホコリが、電気でショートしている可能性が高いです。
放置しておくと火災発生の恐れもあり危険なため、臭いに気が付いたときはすぐに使用を中止しましょう。念のためにコンセントからプラグを抜き、周囲に置いている物も片付けておきます。
手が届かない場所にたまったホコリは、テレビを分解しないと取り除けない場合もあります。修理を依頼するか買い替えを検討しましょう。
テレビに寿命のサインが出ているときの対処法
テレビに寿命サインが出ているときはどのように対処すればよいのでしょうか。具体的な対処法を紹介していきます。
①電源を入れ直す
特に音声や映像の不具合などの寿命サインが発生したときは、まず電源を入れ直して状況が改善しないか試してみましょう。
電源を入れ直す手順は以下の通りです。
- 電源を切る
- プラグを抜く
- 少しの間放置する
- コンセントにプラグを入れ直す
- 電源をONにする
状況が改善すれば一時的な不具合だった可能性も考えられます。3回ほど電源を入れ直しても不具合が直らないときは、寿命の可能性が高いでしょう。
②修理業者に依頼する
修理を依頼する前に、ほかの対処法がないか取り扱い説明書やホームページのトラブルシューティングを確認してみます。メーカーの相談窓口に連絡をして、対処法を聞いてみるのも1つの方法でしょう。
手を尽くしても改善しないときは修理をします。発火などのリスクもあるため、修理はプロの業者に依頼しましょう。
修理費用はテレビのどの部分が壊れているかによって大きく異なるため、あらかじめ見積もりを取っておきます。
メーカーにも事前に修理費用の目安を聞いておくと安心です。保証期間内であれば基本的に無料で修理をしてもらえます。
③テレビを買い替える
テレビの状態によっては修理費用がテレビを購入できる金額と同程度になったり、上回ったりするケースもあります。
またメーカーの部品保有期間を過ぎてしまっていると、そもそも部品交換ができません。テレビが寿命を過ぎているときは、せっかく修理をしても、また別の箇所が故障してしまうケースもあるでしょう。
このような状況のときは修理よりも買い替えでの対応がおすすめです。
修理費用と買い替え費用を比較するときは、新しいテレビの金額だけでなく、古いテレビを処分する費用も考慮します。具体的なテレビの捨て方については後ほど解説します。
テレビの寿命を伸ばすには?長持ちさせるポイント3選
テレビの寿命を延ばすためには日頃からどのような点に注意すればよいのでしょうか。テレビの寿命を延ばす使い方について紹介します。
①テレビを長時間付けっぱなしにしない
先述したようにテレビの寿命はテレビを使用した時間によって決まります。外出時や就寝時などテレビを見ていないのに電源を付けっぱなしにする習慣があると、経年劣化のスピードを早めてしまうでしょう。
テレビを見ていないときは、小まめに電源を消すように意識してください。1日のテレビを付ける時間に制限を設ける方法も有効といえます。消費電力が抑えられるため電気代の節約にもなり一石二鳥です。
②高温多湿を避けて設置する
テレビに最も適した気温は25度です。25度を越える高温環境での使用は、テレビの寿命を縮めるためおすすめできません。
室温が低い場合でも、直射日光が当たる位置にテレビを設置していると、本体の温度が上昇してしまいます。テレビは窓から離して日光が当たらない場所に設置しましょう。
同じく注意したいのが湿度です。防水性能のあるテレビでなければ、湿気の影響で内部の部品がサビてしまうケースがあります。
風通しのよい場所に設置して、雨の日や冬など窓の結露にも注意しましょう。
③小まめに掃除をする
ホコリがテレビの内部に入り込んでしまい、基盤や回路を故障させるケースは少なくありません。毎日の小まめな掃除を心がけることで、テレビの寿命を延ばせます。
掃除をするときは乾いた布や専用のダスターなどを使いましょう。マイクロファイバーであればサッと拭き取るだけで、ある程度のホコリを取り除けます。
部屋で煙草を吸うときは、ウエットティッシュなどで画面に付いているヤニも拭き取ります。
また数カ月に1度の頻度で、中性洗剤を使って掃除をするとテレビが長持ちするでしょう。中性洗剤を付けたクロスで優しく拭き、次に水をかたく絞ったクロスで、最後に乾拭きして完了です。
寿命の近いテレビは買い替えと修理どっちがお得?
画面が大きい液晶テレビのディスプレイを交換したい場合、修理代が高額になる恐れがあります。ディスプレイを交換して視聴できるようになっても、古くなっている液晶テレビはその他の部品の寿命が来てまた故障してしまうかもしれません。
製造後10年近く経過しているのであれば寿命とと判断し、修理ではなく買い替えることをおすすめします。
液晶テレビ本体には問題がなく、リモコンやケーブルの不具合が見られるなら修理するのが良いでしょう。修理代は安くても出張費がかかる場合があるため、複数の業者から見積もりを取り、買い替えとどちらがお得かを比較してから決めましょう。
また寿命を迎えていないテレビは、リサイクルショップや不用品回収業者等から買い取ってもらえることもあるため、寿命を迎える前に思い切って買い替えるのもおすすめです。
寿命を迎えたテレビの正しい処分方法
テレビを買い替える場合、これまで使っていたテレビはどのように処分すればよいのでしょうか。古いテレビの捨て方を紹介します。
家電リサイクル法に従って処分する
「家電リサイクル法」は特定の家電を処分する際に、リサイクルを義務付ける法律です。
テレビには家電リサイクル法が適用されるため、不燃ゴミや粗大ゴミとしての廃棄ができません。
具体的な処分方法は以下の通りです。
②指定取引場所に持ち込む
③不用品回収業者に引き取ってもらう
④引越し業者に引き取ってもらう
①家電量販店で引き取ってもらう
家電量販店や一部の通販サイトで新しいテレビを購入すると同時に有料で引き取ってもらうことが可能です。引き取り料金は2,000~6,000円ほどかかる店舗が多く、煩雑な手続きを店舗側でおこなってくれるので、指定された料金を支払うだけで処分が完了します。
ただし回収後に家電量販店からリサイクルセンターまで収集・運搬するためのコストは処分者が負担しなければなりません。
②指定取引場所に持ち込む
指定引取場所に自力で運搬する場合には、リサイクル料金のみで構いません。費用の目安は1,200〜3,000円ほどになります。
③不用品回収業者に引き取ってもらう
引っ越しや断捨離でテレビ以外にもたくさんの不用品を処分しなければならない方や、処分を急いでいてとにかく早く手放したい方は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
リサイクルに必要な金額のほか、作業員費や運搬費がかかるので、テレビ単体を引き取ってもらうには少し割高になってしまいます。しかし、他にも処分したい家具や家電があれば不用品業者が用意しているトラック積み放題プランを利用するとお得に処分することができます。相場は10,000~15,000円ほどです。
④引越し業者に引き取ってもらう
業者によって回収費用の相場は異なりますが、4,000円~6,000円程度で回収してくれる業者が多いです。引越しと同時に使っていないテレビを処分したいという方は、業者にテレビの回収が可能かどうか確認してみましょう。
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不要になったテレビは不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう方法もあります。
即日で対応してもらえるケースもあり、手続きの手間も少ないため、面倒をかけたくないときにおすすめです。またほかにも処分したい不用品があるときは、まとめて引き取ってもらえて便利です。
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寿命を過ぎたテレビは買い替えを検討しよう
テレビの寿命は種類や利用状況によって異なります。液晶テレビであれば一般的な寿命は8〜10年です。
実際に寿命が近づいているかどうかは、故障のサインが生じているかどうかで見極めましょう。電源が入りづらいとき、音声や画面に不具合があるときは、寿命の可能性があります。焦げた臭いがするときは発火の可能性もあるため使用を止めましょう。
テレビが故障している場合は修理業者に依頼をするか、テレビを買い替えます。どちらの対処法が最適かは、テレビの使用期間を基準にします。寿命を過ぎているテレビは修理してもまたすぐに別の箇所が故障するケースが少なくありません。
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