灯油は一般ごみとして捨ててもいい?
灯油はほとんどの自治体では回収していません。ごく一部の地域でのみ、布や紙に2リットル以内の灯油を吸わせて「燃えるごみ」として捨てることができます。
いちばんラクな灯油の処分方法は?
灯油が少量であれば、衣類乾燥などの用途で使いきるのがもっとも手軽です。もう灯油の使い道がないのであれば、近くのガソリンスタンドや購入したお店に問い合わせて、引き取ってもらえるかどうか問い合わせていきましょう。
灯油はほとんどの自治体では回収していません。ごく一部の地域でのみ、布や紙に2リットル以内の灯油を吸わせて「燃えるごみ」として捨てることができます。
灯油が少量であれば、衣類乾燥などの用途で使いきるのがもっとも手軽です。もう灯油の使い道がないのであれば、近くのガソリンスタンドや購入したお店に問い合わせて、引き取ってもらえるかどうか問い合わせていきましょう。
古い灯油の処分方法は、おもに以下の6つが挙げられます。
ガソリンスタンドや購入店で引き取ってもらえる場合は、無料または500円程度の料金がかかることが多いです。
ただしある店舗は引き取りに対応していても、別の系列店では灯油を処分できないケースも多いので、いずれにしても事前の問い合わせは必須です。
ガス関連の会社やリサイクルショップで古い灯油を引き取ってもらえるケースもあります。
なお、「ミツモア」の不用品回収サービスにおいては、灯油は危険物にあたるので回収することができません。
関連ページ:不用品回収で回収できないものについて|ミツモア |
ガソリンスタンドやサービスステーションの店舗のなかには、灯油の処分をしてくれるところがあります。
料金は無料となることもありますが、料金がかかる場合は一斗缶1つにつき500円程度が目安です。
いくつかの大手ガソリンスタンドについて紹介していきますが、地域や店舗によっても灯油の処分ができるかどうかは違うので、必ず事前に問い合わせておきましょう。
コスモ石油では古い灯油を引き取ってくれる店舗があります。無料または300~500円ほどでの引き取りになる可能性が高いです。
基本的にはフルサービスのサービスステーションでの処分となります。地域によって料金や対応は異なるので、最寄りのサービスステーションに問い合わせてみましょう。
エネオスでも古い灯油を処分してくれる可能性があります。
エネオスが運営する「よくある質問」のページでは、「余った灯油や古い灯油の処分については購入したSS(サービスステーション)・販売店にご相談ください」と記載されています。
「近くの店舗では処分できなかったけど、別の店舗だと処分してもらえた」など、店舗ごとに対応が違うこともあるので、事前に問い合わせてから持ち込みましょう。
出光のホームページで「よくある質問」を見ると、古くなった灯油の引き取りに関しては「サービスステーションによって事情が異なりますので、お近くのサービスステーションへお問い合わせください」と記載されています。
やはり店舗ごとに灯油の処分に対応しているかどうかは異なるようです。ほかのガソリンスタンドと同じく、無料もしくは数百円の処分費用がかかると考えておきましょう。
灯油を購入したお店に問い合わせて、余った灯油を処分してもらえるかどうか確認しましょう。
ガソリンスタンドで購入した場合はそのガソリンスタンドへ、ホームセンターで購入した場合はそのホームセンターへ問い合わせてみてください。
ちなみに「灯油を販売している店舗でも、余った灯油の引き取りは対応していない」というケースもあるので注意しましょう。
ホームセンターの場合は、その店舗で購入していない灯油でも引き取ってくれるケースもあります。
大手ホームセンターのなかでは、「ビバホーム」の君津店が灯油の引き取りにかんして明記していて、当店舗で灯油を購入した人に限り無料で引き取ってくれるそうです。
ホームセンターの場合も、地域や店舗によって灯油を処分できるかどうか違う可能性が高いので、事前に問い合わせましょう。
余っている灯油が少量であれば、石油ストーブやファンヒーターを稼働させて使いきってしまうのがいちばんラクな処分方法です。
中型の石油ストーブの場合、弱燃焼時で約0.1~0.2リットル/1時間、強燃焼時で約0.3~0.4リットル/1時間の灯油を消費します。
そのため余っているのが1リットル程の灯油であれば、強燃焼で2時間超の時間で消費しきるることが可能です。
雨の日に洗濯物を乾かすために使ったり、靴を洗って乾燥させたりと、少し季節外れでも石油ストーブの使い道はあります。
ストーブを運転停止したあとも、わずかに灯油が残っている場合が多いため、再度オンにして何度か繰り返しましょう。ストーブが完全に着火しない状態になったら灯油を使い切ったサインです。
余った灯油が少量であれば、布や紙にしみこませて「可燃ごみ」として捨てることのできる地域がごく一部あります。
ただし防災上の観点から、ほとんどの地域では許可されていない方法です。自分の地域のルールを確認しておきましょう。
一例として川越市の「ごみ品目マニュアル」を見ると、灯油は「2リットルまでなら布などにしみこませて可燃ごみ」という分別方法です。
ちなみに、もし灯油の処分に困っている場合は、自治体に問い合わせることで、灯油を処分してくれる業者を紹介してくれることもあります。
「処分方法が分からないから布に染みこませて捨てよう」と勝手に判断するのではなく、まずは自治体に問い合わせてみましょう。
もしも友人・知人のなかに灯油を欲しがっている人がいたら、譲渡するとウィン・ウィンな関係になります。
とくに季節の変わり目で、自分はもう灯油を使わないので余困っているけれど、逆に少量だけ買い足そうかどうか迷っている人もいるかもしれません。
欲しがっている人に譲るなら無料で処分できるのがメリットです。
ただし灯油の状態をきちんと確認してから譲るようにしましょう。万が一不純物が入っていたり、劣化していたりすると、その灯油を使った友人・知人の暖房器具を故障させてしまう恐れがあります。
たとえば東京都だと「日本エネルギー」という会社が、古い灯油の引き取りに対応している一例です。
同社は有料でポリタンクやオイルタンクの処分もできるうえ、多摩地区であれば引き取りもできます。
このように地域によっては、ガス関連の会社やリサイクルショップなどで古い灯油を引き取ってもらえることがあるので、対応できる業者を探してみましょう。
灯油は「特別管理産業廃棄物」に指定されており、安易に廃棄することはできません。誤った方法で廃棄すると火事などの原因にもなるため注意が必要です。
灯油の処分方法として土に埋めることをあげているサイトもありますが、これはやってはいけない対処法です。
地中の微生物が分解するから大丈夫とされていますが、実際は分解にかなりの時間がかかってしまいます。
土壌汚染の原因となるので、いらなくなった灯油を土に埋めるのはやめましょう。灯油が自然に分解されることもないので、生態系や土壌を汚し、環境汚染の加担につながります。
余った灯油を下水に流すのは絶対にNGです。灯油が下水道管のなかで爆発を起こす可能性があります。下水道管は住民の生活に欠かせないもので、かなり修理費もかかるため、高額な損害賠償が請求されます。
ばれないからといって、河川に流してしまうのもNGです。生態系に悪影響を及ぼしてしまいます。万が一見つかった場合、罪に問われるだけでなく、灯油の多額の除去費用の支払いを命じられます。
灯油を長年放置すると変質してしまい、処分に手間がかかるようになります。もし灯油が残ってしまっても来年に使うことはできないため、できるだけ早めにすぐに処分しておくようにしましょう。
灯油は40度を超えると引火の可能性があり、放置しておくと真夏などには火災の危険性が高まります。また、独特なにおいを発するため、気分が悪くなってしまう人もいます。
調理油を捨てるときには凝固剤を使うこともありますが、灯油には凝固剤を使ってはいけません。
凝固剤は温めた食用油に入れることで薬剤を溶かし、灯油を固めるものです。
灯油は加熱すると燃えやすくなるので温めることができず、また常温のままで凝固剤を入れても効果がありません。
灯油を入れていたポリタンクや一斗缶、ドラム缶などが不要になったら、どのように捨てればよいかについて解説します。
灯油ポンプの捨て方についても紹介するので、あわせてチェックしておきましょう。
ポリタンクは中身を空にして洗ったうえで、自治体のごみ回収に出すことができます。
ごみの分別は各自治体によって変わり、ポリタンクが一律で「粗大ごみ」として扱われることもあれば、「不燃ごみ」として一般ごみと一緒に捨てられることも。
ポリタンクの捨て方は、自分の住んでいる地域の分別方法にしたがって回収してもらいましょう。粗大ごみの場合は「処理券」の購入費用がかかります。
灯油が入っていた一斗缶も、中身を空にして洗えば自治体で回収してもらえるケースが多いです。
おもに「資源ごみ」または「不燃ごみ」にあたります。基本的には「缶」と同じ捨て方です。
ただし地域によっては「小型粗大ごみ」として有料で回収されることもあるので、自治体ごとにルールを確認しておきましょう。
灯油を入れていたのがドラム缶の場合は、一斗缶とは違い「缶」として扱われません。
量販店などで購入した家庭用のドラム缶であれば、基本的には「粗大ごみ」として扱われます。地域の粗大ごみセンターに申し込んで、有料で処分するのが一般的です。
ただし地域によってはドラム缶を自治体では回収できず、販売店や取扱店に引き取ってもらう方法に指定されていることもあります。まずは自分の住んでいる地域のルールを確認しましょう。
灯油ポンプの捨て方は、手動か電動かによって変わります。
手動のプラスチック製であれば「燃えるごみ」として捨てます。30~60cmを超えると「粗大ごみ」になる自治体もありますが、小さくカットして燃えるごみに出すことが可能です。
電動の場合は電池を取り外したうえで「不燃ごみ」として捨てます。こちらもサイズによって「粗大ごみ」になる可能性があるので事前に確認しましょう。
灯油は時間の経過とともに、日光、熱、酸化などによって変質します。変質したものは「不良灯油」となり、そのまま暖房器具に使用すると故障したり、煙が出てきたりするので注意が必要です。
石油連盟によれば、直射日光を避けたり高温にならない場所で保管したりといった対策をしたうえで、保存開始から6カ月が保管期間の目安だとしています。
正常な状態の灯油は無色透明です。酸化などによって変質してしまうと、薄く黄色がかってきます。
また灯油から酸っぱいニオイがする場合も、変質している可能性が高いので要注意。
変質はしていなくても虫の死骸や水が混ざったり、別の油と混ざったりすると「不純灯油」となります。
とくにガソリンや軽油など別のものに使用していたポリタンクに灯油を入れると、不純灯油になってしまう恐れがあるので注意しましょう。
灯油に目立った変質や不純物がないように見えても、昨シーズンから保管していた灯油を使用するのは危険です。
国民生活センターのホームページでも、古い灯油を使って暖房をつけようとしたところ、新品のストーブやヒーターを故障させてしまった事例が紹介されています。
基本的に灯油はシーズン内で使いきり、余ったぶんは処分しましょう。
灯油をこぼしてしまうと引火する恐れがあるだけでなく、床などににおいが残ってしまうことがあります。落ち着いて、焦らずに対処するようにしましょう。
ふき取りに使えるものとしては
が挙げられます。ふき取る際にはごしごしふき取らず、吸い取らせるようにふき取りましょう。
車で灯油をこぼした際、水洗いできるパーツであれば、水洗いをして乾かすこともできます。
においを除去したい場合には、アルコールを布に含ませ、こぼした部分を軽くたたく方法もあります。素材によっては使えない場合もあるので注意が必要です。
カーペット・車内・トランク・玄関の場合はアルコールを使って、においを除去できます。
灯油は自治体では処理困難物として扱われ、処分できないことが多いです。
ルールを守って正しく処分するには、ガソリンスタンドや販売店などの灯油回収に対応している事業者に引き取ってもらう必要があります。
灯油を回収してもらうことはできませんが、家にまだ使える不用品がたくさんある場合は「ミツモア」で不用品回収業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
自宅まで引き取りにきてもらえる上、トラックに積み込める分であれば定額で回収してもらえるパックプランも多いので、大掃除や引越しに伴う不用品処分におすすめです。
不用品回収サービスとは
ミツモアの不用品回収は、まだ使い道のある不用品をリユース目的で回収してくれるサービス。「古物商許可」を取得した事業者のみが不用品回収サービスを提供できます。 壊れていても修理できるものや部品が再利用できるものは引き取ってもらえますが、廃棄物として捨てるための回収はできません。 回収できない品目については「不用品回収で回収できないものについて」をご覧ください。 |
悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって「見積もり金額」「口コミ評価」「対応の丁寧さ」を比較することが大切です。
複数の事業者を比べることで、相場から大きく外れる金額を提示する事業者や、利用者からの評判がよくない事業者を見分けられます。
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ルールを守ってサービスを提供していることがあらかじめわかるので安心です。
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