ミツモアロゴ

同人活動の確定申告はいくらから?赤字でも必要?

見積もりアイコン

2分で依頼

選択肢をクリックするだけ!たった2分で気軽に相談できます。

提案アイコン

見積が届く

最大5人のプロから、あなたのための提案と見積もりが届きます。

プロアイコン

プロを選ぶ

チャットをして依頼するプロを決めましょう。

最終更新日: 2019年08月07日

会社勤めをしながら自作の漫画やイラストを描き、コミケやネットで販売している人も多いのではないでしょうか?こうした同人活動で得た利益は、確定申告せずに黙って懐に入れてしまうと「脱税」になる可能性があります。

この記事では、同人活動で利益を得ている人に向けて、同人活動と確定申告に関する重要なポイントをまとめています。

「売り上げはいくらから確定申告しなきゃいけないの?」
「赤字でも確定申告の義務はある?」
「税務調査が入ってもあわてないためには、どんな準備が必要?」

そんな疑問にしっかり答えていきますので参考にしてください。

同人活動の確定申告はいくらから?

同人 確定申告
同人活動の確定申告はいくらから?

確定申告は、所得税額を自己申告する制度です。所得税は、その名のとおり収入ではなく所得に課税されます。「収入」と「所得」の違い、所得税の算出方法をチェックしましょう。

確定申告の計算基準は「売り上げ」ではなく「利益」

確定申告とは、1月1日から12月31日の1年間における総所得額を確定させ、法律が定める税率をかけて算出した所得税額を納付する手続をいいます。

確定申告では「収入」ではなく「所得」を基準とします。収入は売り上げ、所得は利益と考えてください。売り上げから必要経費を差し引いて算出する金額が利益です。

〈同人活動の所得税額の計算方法〉

同人活動として自作の漫画を描いて販売している人の場合、自作した漫画同人誌の売り上げから、文房具代・描画ソフト購入費・マーケット出店料・会場までの交通費など、売り上げを得るために必要なすべての経費を差し引いて、利益を確定させます。

利益から法律が定める一定金額を控除し(基礎控除や医療費控除など)、最後に残った金額に税率をかけて算出したものが所得税額です。

〈チェック!確定申告の計算の考え方〉
1. 同人活動で発生した1年分の売り上げ − 必要経費 = 利益
2.(利益 − 控除額)×  税率 = 所得税額


同人活動の確定申告は「所得」が20万円から

所得税の対象となる「所得」には、給与所得・配当所得・事業所得・不動産所得などさまざまな種類がありますが、同人活動で得た利益は「雑所得」として確定申告します。

〈同人活動で得られた利益・・・確定申告すべき額はいくらから?〉

まず、確定申告すべき所得額に関する一般的なルールを確認しましょう。

年末調整を受けた所得以外の所得が20万円以下の場合には確定申告の必要がない

同人活動で得た利益は「年末調整を受けた所得以外の所得」にあたります。自作の漫画同人誌を販売して得た利益が20万円を超えないかぎり、確定申告する義務はないということです。

「年末調整を受けた所得」とありますが、そもそも年末調整とはどのような制度か確認しておきましょう。

〈年末調整とは?〉

年末調整とは、給料からあらかじめ概算で天引き(源泉徴収)した所得税について、経費や控除を差し引いて正確な税額を算出し、その結果をもとに過不足分を調整するという制度です。

取り過ぎていた税金は12月分の給料に上乗せされますが、不足していた場合は給料から差し引かれます。

〈年末調整の有無は源泉徴収票でチェックする〉

自分の給与が年末調整を受けているかどうかは、源泉徴収票を見れば一発で分かります。下の画像の赤枠内を見てください。

〈画像引用元:国税庁

年末調整を受けている場合、「給与所得控除後の金額」「所得控除の額の合計額」「配偶者控除の額」など、赤枠のどこかに必ず数字が記入されています。ここに数字が記入されていなければ、年末調整はされていません。

〈年末調整を受けていない場合は、自分で確定申告する義務がある〉

年末調整をするには、社員に控除関係の書類を提出させ、天引きした税額が正確か再計算する必要があります。社員数の多い会社ではかなり面倒な作業になるため、年末調整をしない会社もかなりあるのが現状です。

年末調整をしてもらえない方は、同人活動で得た利益がたとえ20万円以下であっても、必ず自分で確定申告をしないといけないので注意してください。

また、給与収入が年間で2,000万円を超えている人や、医療費控除やふるさと納税控除などの優遇措置を受けたい人も、同人活動で得た利益の額にかかわらず確定申告する必要があります。

〈チェック!確定申告する義務のある人〉
・年末調整を受けているが、同人活動の所得が20万円を超えている人
・そもそも年末調整を受けていない人
・給与収入が年2000万円を超えている人
・医療費控除やふるさと控除などの優遇措置を受けたい人

住民税は利益が20万円以下でも申告が必要!

「利益が20万円以下なら申告不要」というルールは住民税には存在しません。したがって同人活動で1円でも利益が出ていれば住民税を申告する必要があります。

ただし確定申告をする場合は、住民税の申告は不要です。

同人活動が赤字でも確定申告が必要?

同人 確定申告
同人活動が赤字でも確定申告が必要?

近年の不況と税収の減少もあってか、税務署や自治体のチェックが厳しくなっています。

では、同人活動が赤字でも、正直に確定申告すべきなのでしょうか。

赤字でも確定申告するのがベター

たしかに赤字の場合は確定申告や住民税申告の義務はありません。

しかし税金の素人にとって必要経費の判断はとても難しいため、「自分では経費と思っていたものが経費ではなかったために、再計算するとたくさんの利益が出ていた」というケースもありえます。

脱税を疑われないためには、たとえ同人活動が赤字でも確定申告をするのが無難です。確定申告をすれば、必要経費の考え方について税務署から正しい知識を教えてもらえるので、翌年以降はその教えにしたがって処理をすればOKです。

同人活動の売り上げと経費は必ず記録すべし

必要経費に関する正確な知識をもっていて、自分の同人活動だと利益が出ていないことが明らかな場合は、無理に確定申告する必要はありません。

ただしその場合でも、万が一税務調査が入った場合に備えて、売り上げと経費の記録(レシート等)は保管しておくようにしましょう。

〈記録は最大で7年間保管すると安心〉

記録の保管期間ですが、青色申告する個人事業主の場合、最大7年間は保管するよう義務づけられています。同人活動は個人事業ではないのでこのような保管義務はありませんが、税務調査が心配な方は参考にしてください。

確定申告に自信がない人は税理士に頼もう!

同人 確定申告
確定申告に自信がない人は税理士に頼もう!

同人活動は趣味で行うものなので、たとえ販売で一定の利益があっても確定申告は不要なのではと勘違いしがちです。しかし本文で説明したように、住民税では1円以上の利益があると申告義務が発生しますし、正確な経費で再計算すると赤字でなく黒字だったということも十分ありえます。

同人活動といっても、人気作家になると趣味の域を超えた大きな利益を得る人もいるため、税務署に目をつけられると定期的な税務調査の対象とされてしまう場合もあります。正しく納税していることを証明するには、売り上げと経費を正確に記録しておくことが大切です。

記録を残しておけば、同人活動の規模が大きくなり、帳簿をつける必要が出てきたときにも役に立つので一石二鳥です。

確定申告に強い税理士をミツモアでチェック!

同人 確定申告
ミツモアで税理士に相談しよう!

「帳簿のつけ方が分からない」「経費の資料を整理するのが面倒!」という方は、一度お近くの税理士に依頼してみてはいかがでしょうか。

ミツモアでは、確定申告に詳しい税理士を厳選紹介しています。いくつかの簡単な質問に答えるだけでお住まいの近くの税理士最大5人から見積もりを受けることができます。ご利用はもちろん無料ですので、ぜひ活用してください。

また、こちらの記事ではミツモアに登録している税理士の紹介と、依頼に必要な費用や選び方を解説していますのであわせてご確認ください。>>個人事業主にお勧めの税理士55選と税理士の選び方

ミツモアで無料で見積もってみる