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確定申告をe-Taxで申請すると10万円控除される!やり方とメリット

最終更新日: 2019年12月06日

確定申告は、その年1月1日から12月31日までを課税期間として「納めるべき税金」の金額を決めるために国へ申告する制度のことです。確定申告をする時期は基本的に毎年2月16日〜3月15日で、この時期の税務署は確定申告の書類を持った人で大変混雑します。

それを解消するのがe-Taxと呼ばれる自宅やオフィスでパソコンを使って確定申告を行う仕組みのことです。このe-Taxでの申告方法やそのメリットをご紹介します。

進藤崇 - 東京都中野区新井

2017年10月に独立・開業いたしました。それまでも約20年ほど税理士事務所に勤務していました。上場会社などの大きな会社や個人で経営しているような会社など、様々な経験をしてきたと思います。勤務時代にはできなかった経営者目線で、税務や経営に関する相談を受けていきたいと思っています。
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e-Taxとは?

e-Taxとは?
e-Taxとは?

確定申告が自宅やオフィスにいても出来るなんて、忙しい人や遠くの税務署に出かけることができない人にはとても便利なシステムですよね。でもe-Taxと聞いてすぐに何をするかイメージがわきますか?まずは英語に戸惑い、はっきりとした意味がわからないため難しそうと感じる人もいるかもしれません。e-Taxという言葉やその詳細について細かく見ていきましょう。

e-Taxとは

「e-Tax(イータックス)」とカタカナで聞くと分かりにくいかもしれませんが、正式名称は「国税電子申告・納税システム」です。国税庁が管轄する国営のオンラインサービスで、2004年から利用が開始されています。

インターネットのある環境であれば、自宅やオフィスにいながら国税に関する申告・申請・届出・納税の手続きを行うことができるシステムです。確定申告のために税務署を訪れ、長蛇の列に並ぶ必要も無く、自分のパソコンで決算報告書や確定申告書が作成でき、申告手続きまで完成するのでとても便利と言えるでしょう。なお、手続きにはマイナンバーカード(個人番号カード)やICカードリーダーが必要です。

パソコンだけでなくスマホでもできる!

確定申告はパソコンを使用するだけではありません。現在はマイナンバーカード及びICカードリーダーを持っていないという方用に、スマホから申告書を作成し申告ができるシステムもあります。お使いのスマホが公的個人認証対応かわからないという方は、こちらのサイトから自分の使用している機種を調べてみてください。

参考:公的個人認証対応のスマホかどうかの確認はこちらから

■注意■
スマホでのマイナンバーカードの読取は、これまでAndroidスマートフォンを使う方法が一般的で、GalaxyやAQUOS、Xperiaの一部機種などに限定されており、国内の他のスマートフォンは非対応という状況でした。2019年秋以降には、iPhoneでもマイナンバーカード(個人番号カード)の読取が可能になる見通しだということです。

スマホを使う場合は、e-Taxのサイトをダウンロードして送信すれば、源泉徴収票など書面で提出が必要な添付書類も提出不要です。申告書の控えはPDF形式でスマホに保存することもできます。 ID・パスワード方式のIDを持っていなくても、スマホ等で申告書の作成はできますので、自宅のプリンタやコンビニ等のプリントサービスを利用 して印刷し、お住いの地域の税務署に郵送等で提出できます。

e-Taxで確定申告するメリット

e-Taxで確定申告するメリット
e-Taxで確定申告するメリット

インターネットを使ってオンライン上で確定申告の手続ができるe-Taxは、自宅にいてもオフィスにいても手続が可能ということが1番のメリットですね。税務署や郵便局などに出かける時間が浮いた分、仕事やその他のことに時間を使うことができます。その他にもe-Taxのメリットを具体的にひとつずつ見ていきましょう。

税務署に行かずに申告ができる

税務署に出かけたり、郵送手続きなどで郵便局に行く手間を省いて確定申告ができるのは、忙しい人にとってはありがたい点です。また、確定申告期間中はオンラインは24時間対応が基本。1日のうちのいつ提出しても良いのは非常に便利と言えます。

手書きの書類では、源泉徴収票や医療費控除のたくさんの領収書の添付が必要でした。e-Taxでは、原本書類の提出・提示を省略できます。ただし書類は一定期間保管しておくことが必要になるので注意してください。

通常より早めに申告できる

通常、税務署での確定申告は2/16〜3/15が受付期間となっていますが、e-Taxを利用した確定申告は1月上旬から行うことが可能です。早めに確定申告書類を作成した人にとっては、2月中旬まで待たなくても申告手続きが済ませられるようになりました。

還付が通常よりも早い

還付とは払いすぎた税金の返還を意味します。確定申告などによっていったん納付した税金に、納めすぎたり減免が生じた際、納税者に対して返還される金銭のことを言います。

この還付が、e-Taxで申告すると、通常よりもスピーディーに行われる点もメリットとなります。例年、1~2月に申告すると2~3週間、3月に申告すると3~4週間で処理されます。

e-Tax利用で10万円の控除が

■青色申告特別控除とは■
確定申告時には、その年の所得を申告し所得税を納めることになります。個人事業主は「青色申告」と「白色申告」のどちらかを利用します。青色申告は事前に税務署への届け出が必要となり、白色申告よりもやや難しい申告方法ですが、「青色申告特別控除」を利用できるというメリットもあります。

2018年度の税制改正により、2020年分の確定申告から青色申告特別控除額が変わることが決まっています。これまで青色申告といえば「65万円控除」というキーワードがセットのようになっていましたが、改正後は65万円、55万円、10万円の3種類になります。65万円控除を適用するのに新たに要件が追加され、要件を満たさない場合は、控除額が10万円減額されて「55万円控除」になってしまうのです。

しかし、e-Taxを使って青色申告すれば、引き続き65万円控除を受けられるのです。2018年分の確定申告ではe-Tax使用による控除はなかったのですが、2019年分からはe-Taxを使用することで10万円の控除となります。これを機会にe-Taxを利用する人も増えることでしょう。

マイナンバーカード方式なら手続きが簡単に

国税庁では、マイナンバーカードに標準的に搭載される電子証明書などの連携機能の活用により、個人納税者のe-Tax利用をより便利にするためのシステム改修を実施しています。2019年1月からはマイナンバーカードを取得して確定申告をe-Taxで行えば、一度も税務署にいかなくてOKというものです。これでさらに手続が簡単になりますね。

e-Taxへのログイン方法

e-Taxへのログイン方法
 e-Taxへのログイン方法

e-Taxで確定申告をするメリットが理解できたら、早速パソコンでe-Taxにログインしてみましょう。e-Taxを始める前に準備するポイントがあり、e-Taxをするには幾つかの方法があります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分にあっているのはどの方法なのか、違いを比べながら見ていきましょう。

ID・パスワード方式

税務署等で職員と対面による本人確認を行った後に発行された「ID・パスワード方式の届出完了通知」に記載されたe-Tax用のID・パスワードを利用して「確定申告書等作成コーナー」からe-Taxを行う方法です。

メリット:マイナンバーカード及びICカードリーダライタは不要
デメリット:発行してもらうために税務署に行かないといけない

マイナンバー方式

マイナンバーカードとICカードリーダライタを利用してe-Taxを行う方法です。e-Taxにログインする際に、マイナンバーカードを利用することで、e-Taxの利用者識別番号と暗証番号の入力が不要になります。

メリット:事前準備としての電子証明書の登録が不要になり、ID・パスワードの取得のために税務署に行かなくていい
デメリット:カードリーダーを買わなければいけない

2020年からスマホでもマイナンバー方式が採用される

2020年からは、マイナンバーカードを用いてe-Taxを利用する場合、スマートフォンからでも、 e-TaxのID・PWの入力なしでe-Tax利用可能になります。

メリット:パソコンが無くても申告が可能になる
デメリット:マイナンバーを読み取るカードリーダー機能があるスマホに限られる

e-Taxに必要なカードリーダーなどの準備

e-Taxに必要なカードリーダーなどの準備
e-Taxに必要なカードリーダーなどの準備

e-Taxをするために一番一般的なマイナンバー方式を見ていきましょう。この手続きに欠かせないのがマイナンバーカードを読み取ることのできるカードリーダーなどの準備です。必要なものはマイナンバーカード、パソコン、カードリーダーとなります。これらが準備できる環境にあれば、e-Taxをすぐにでも始められますね。

PCの推奨環境を確認する

e-Taxは、利用者の使用するパソコンと国税庁の受付システムがインターネットで申告等データをやり取りすることを前提としています。そのためe-Taxの利用に当たっては、インターネット・サービス・プロバイダとの契約などを含め、インターネットが利用できる環境があるか確認しなければなりません。まずはお使いのパソコンが使用可能な環境かどうか以下のサイトから確認しておくことが必要となります。

参考:PCの推奨環境はこちら

マイナンバーカードor ID・パスワードを用意する

e-Taxを利用するには身分を明らかにする必要があり、そのためには公的な個人認証カードであるマイナンバーカード、または住民基本台帳カードを所持している必要があります。

また、ID・パスワード方式を利用するためのID については、税務署で職員による本人確認を行った後に「ID・パスワード方式の届出完了通知」が発行されます。

マイナンバーカードを利用するならカードリーダーも用意する

ICカードリーダライタとは、ICカードに記録された電子情報を読むための機器です。公的個人認証サービスでは、様々な機関に電子申請・届出等を行う際に、マイナンバーカード(ICカード)に記録された電子証明書を利用して手続きを行います。ICカードリーダライタは公的個人認証サービスに対応しているものと対応していないものがあるので、マイナンバーカードが読み取れるものであるかどうかを確認することが大切です。

e-Taxを使った確定申告のやり方

e-Taxを使った確定申告のやり方
e-Taxを使った確定申告のやり方

パソコンの環境が整い、マイナンバーカードもカードリーダライタも揃ったら、いよいよ確定申告の開始です。書類に記入する必要がなく、パソコンに入力していくことで申告が完了するe-Taxを使った確定申告の方法は、これからますます広がっていくことでしょう。今年だけでなく来年も悩むことなくできるようにしておきたいものですね。

国税庁の確定申告作成コーナーへアクセス

まずは国税庁の確定申告作成コーナーにアクセスをします
この確定申告作成コーナーで作れる書類は以下のものがあります。

・所得税及び復興特別所得税の確定申告書
・青色申告決算書・収支内訳書
・消費税及び地方消費税の確定申告書
・贈与税の申告書

ここでは、画面の案内に従って金額等を入力すれば確定申告書等を作成することができ、作った確定申告書等はe-Taxで送信したり、印刷して郵送等により提出することもできます。

現在作成中の申告書等データを保存し、時間を置いてから保存したデータを読み込んで作業を再開することができます。また、申告書等のデータを保存しておけば、翌年の申告時に読み込んで再活用できるというメリットもあります。

申告書を作成する

確定申告作成コーナーではe-Taxで提出を選ぶと、マイナンバーカード方式か、ID・パスワード方式を選択する画面が現れます。その後パソコンの事前準備セットアップファイルをダウンロードし、マイナンバーの利用者登録が完了すると次に進みます。後は書類さえ手元に用意しておけば、画面の指示に従って進めていくので迷うことはないでしょう。

e-Taxでの確定申告はいいことずくめ

e-Taxでの確定申告はいいことずくめ
e-Taxでの確定申告はいいことずくめ

ここまでe-Taxの利用方法をたくさんご紹介してきました。これまでの紙の書類に記載して税務署に持参するというような方法から、インターネットを使って確定申告の手続きが進められるということになり、その人気は年を追うごとに高まってくることでしょう。

メリットは大きい

e-Taxのメリットは以下のものがあります。

・24時間いつでも作業ができる
・税務署に行く必要がない
・代表者の押印や署名が必要ない
・納税もネットバンクやクレジットカードで行うことができる

など。パソコンの使える環境があり、パソコンで仕事をすることに苦労を感じないこれからの世代にはますますe-Taxの利用者が増えるのではないでしょうか。

わからなくなったら税理士に相談しよう

簡単とは言われているe-Taxでも、複雑な税務に関する申告を初めて行う場合は、やはりプロの手を借りることもあるかもしれません。もしもわからなくなったら、税理士に相談してみましょう。ネットで税理士を紹介してくれるサイトも多く、実際たくさんの人が税理士を紹介してもらっているようです。税務署に行く手間も省けるうえ、提出をしなければいけない書類や税金関係等 わからない事柄は、専門家に相談するのが一番手っ取り早くて確実です。

進藤崇 - 東京都中野区新井

会計ソフトやクラウド会計を使用していれば、確定申告書をこれらのソフトから作成しe-Taxで申告をすることができますが、多くの方が国税庁HPの「確定申告書等作成コーナー」を利用するものと思います。使い勝手は良くなってきてはいますが、事前準備や入力に戸惑うことも少なくないため、時間に余裕を持って進めていきましょう。
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