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フロアコーティングの費用相場は?種類別の違いから安く済ませるコツまで

最終更新日: 2025年03月25日

「傷が付く前に床を守りたい」
「清潔感のある床に戻したい」

一般的なコーティング剤で18畳(30㎡)を施工した場合、費用相場は6万円です。そこで過去2,200件以上の見積もりをもとにした平均料金を、一目で把握できるようにまとめました。

さらにフロアコーティング費用を安くするコツ、フロアコーティング剤の選び方も掲載しています。

種類別のフロアコーティングの費用相場

部屋の広さ ウレタンコーティング シリコンコーティング ガラスコーティング UVコーティング
5畳以下(9㎡以下) 19,711円 55,625円 47,878円 64,477円
6~10畳(10~19㎡) 43,328円 74,897円 78,481円 82,032円
11~15畳(20~28㎡) 61,640円 105,348円 103,729円 145,207円
16~20畳(29~36㎡) 72,564円 130,935円 125,161円 156,889円
21~30畳(37~55㎡) 96,343円 178,991円 170,170円 208,822円
31~40畳(56~73㎡) 166,981円 208,035円 234,976円 294,290円
41畳以上(74㎡以上) 187,116円 286,839円 285,830円 331,786円

※ ミツモアにおけるフロアコーティングの見積もり価格から算出しています。(2024年1月1日~2024年12月31日)

ウレタンコーティングは、価格と耐久性のバランスがよいとされています。適度な柔軟性があるため、衝撃によるひび割れなどにもある程度対応します。

シリコンコーティングは水や汚れをはじきやすく、滑りにくい製品も多いです。ウレタンと比べて価格の差は大きくないこともありますが、製品や業者によっては若干価格差があります。

ガラスコーティングは無機質の成分を含むことで硬度が高く、耐久性や耐薬品性も優れています。ただし床材によっては、コーティングより先に床のほうが劣化してしまうことがあるため、施工前の下地確認が重要です。

UVコーティングは紫外線照射によって瞬時に硬化するため、作業時間が短く、硬度や耐久性、耐熱性に優れます。高光沢仕上げになることが多く、見た目の美しさを重視する場合に選ばれます。ただし、最も高価です。

アクリルコーティングは最も安価で手軽ですが、品質が低く耐用年数も短めです。仕上がりはワックスとあまり変わらないため、施工によるメリットは少ないです。

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フロアコーティングを安く済ませるコツ

光の差し込むフローリング

1. 新築時に行う

フロアコーティングは新築時に行うのがベストなタイミングです。以下にメリットをまとめてみました。

  • ワックスやコーティング剤をはがす作業が不要
  • 家具の移動が不要
  • 乾燥にかかる日数を気にしなくてよい
  • 床材がきれいな状態のため、床材の寿命を気にする必要がない

フロアコーティングの費用は、下地となる床の状態や床材の寿命によってかさみます。

新築入居前の床には傷や割れがないため、補修や磨きのコストがかかりません。またワックスやコーティング剤をはがしたり、家具を移動させたりするための追加費用も不要です。

最大のメリットは仕上がりの美しさでしょう。床材が一番きれいな状態のときに施工するため、美しさを長持ちさせることができます。

2. 傷や汚れがつきやすい部屋だけ施工する

部分施工もコストカットに効きます。「施工面積を広くした方が1㎡あたりの単価は安くなるのでは?」と思われるかもしれませんが、支払い総額を抑えるには部分施工がおすすめです。

使用頻度の高い玄関ホールやLDKのみ施工することで、支払い総額を下げることが可能です。クローゼット内など歩行頻度の低いスペースを省くのもコストカットにつながります。

また部分施工だと家具を移動させる費用がかからないのもメリットです。

フロアコーティングとワックスの違いはワックスだと単価は安く済みますが、耐久性がなく塗り直しの手間がかかります。フロアコーティングは高価ですが、いったん施工すれば10年以上も効果が持続する液剤もあります。そのため長い目で見れば、ワックスよりも断然お得になることが多いです。

3. DIYする

自分でフロアコーティングを行えば、業者に依頼するよりも格段に安く済みます。

しかし自分で施工すると、異物が混入したりきれいに密着しなかったりするリスクが高いです。失敗すると補修で床を傷めてしまいます。

失敗した結果、「自分で施工するより専門業者に依頼した方がよかったのでは」と後悔するケースが多いのが事実です。

きれいな仕上がりを希望するなら業者に依頼することをおすすめします。

ミツモアでは近隣のエリアから、希望に合ったフロアコーティング業者を見つけることができます。最大5業者からの無料見積もりで、比較検討できるのも魅力です。

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フロアコーティングをするメリット

コーティングされた床

「フロアコーティングは高いから悩む……」と思われる方も多いでしょう。たしかに初期費用はかかりますが、長い目で見れば安上がりになるため施工をおすすめします。

以下がフロアコーティングをするメリットです。

  • 床へのダメージから守るため、トータルコストが安くなる
  • 面倒な手入れが必要ないため、手間がかからない
  • 毎日の掃除がラクになる

フロアコーティングは、床にコーティング剤を塗布して床そのものを保護してくれます。汚れや傷、劣化などのダメージを防ぐことができるため、床の寿命を延ばす意味でもフロアコーティングは重要です。床は傷がつきやすく、水漏れすると床材そのものにダメージが残ります。

また定期的に行うワックスがけも不要です。ワックスは半年に1回のお手入れが必要なうえ、耐久性も低く食べこぼしや洗剤で溶けてしまいます。一方のフロアコーティングは、いったん施工すれば10〜20年間お手入れが必要ありません。新築時にフロアコーティングを施しておけば、小さなお子さんの食べこぼしやペットの粗相もサッと拭くだけで済みますよ。

5種類あるフロアコーティング剤の選び方

コーティングに使う薬剤・道具

フロアコーティング剤には以下の5種類があります。

コーティング剤 特徴 耐用年数 費用 適した環境
ウレタンコーティング コスパが高い 10年 キッチン

洗面所

シリコンコーティング 安全性が高い 10〜20年 キッチン

洗面所

ペットや赤ちゃんがいる家庭

UVコーティング 摩擦・熱に強い 20年 キッチン

洗面所

アクリルコーティング ワックスと大差なし 3年
ガラスコーティング 変色・劣化が遅い 15〜20年 キッチン

洗面所

費用の安さだけを見てフローリング剤を選ばないことがポイントです。耐久年数を考慮すると、長い目で見れば高価な液剤の方が安く済むことが往々にしてあります。

耐久性と費用を比較したうえで、お住まいの部屋の環境に合わせたコーティング剤を選択するようにしましょう。

ウレタンコーティング

ウレタンコーティングは価格と耐久年数のバランスがよく、コスパの高いコーティング剤です。硬化した後の割れが起きにくく、耐薬品性にも優れています。マットな質感と厚みのある仕上がりも特徴です。

しかし乾燥までに時間を要すのがデメリットです。完全に硬化するまでに1ヶ月ほどかかることもあります。種類によっては水拭きに向かないものもあるので、あらかじめ業者に確認しておくと安心です。

シリコンコーティング

天然のシリコン樹脂を利用したコーティング剤です。撥水性が高く滑りにくいため、ペットを飼っているご家庭や小さなお子さんがいるご家庭にぴったりです。

またウレタンコーティングを選ぶのであれば、シリコンコーティングの方がおすすめです。費用はウレタンコーティングと相違ないですが、耐久性はシリコンコーティングの方が優れています。施工が簡単で液剤に毒性がない点もうれしいポイントです。

UVコーティング

最も高価ですが、耐用年数・仕上がりともに優れているのがUVコーティングです。専用の樹脂を床材に焼きつけ塗装するため、摩耗・熱に強いのが特徴です。施工時間も6時間〜1日と早く済みます。床の良好な状態を長持ちさせるには最適なことから、メジャーになりつつある液剤です。

一方で光沢が強く出るため、ギラギラした感じが気になる人もいるかもしれません。

アクリルコーティング

アクリルコーティングは最も安価な点が特徴ですが、おすすめしません。耐久性が低いうえに、質も業務用のワックスと大差ありません。耐久性・耐水性・硬度など総合的に他の4つと比較すると劣ります

ガラスコーティング

ガラスコーティングは無機系コーティング剤の1つです。無機物であるガラスを含有しているため、有機物と比較して変色しにくく劣化の速度が遅いのが最大の特徴です。また耐久性も非常に高く、優れた保護機能を発揮してくれます。

しかしガラスは酸素を通さない性質があります。そのためフローリングに無垢材を使用している場合、無垢材特有の調湿機能が生かせない可能性が考えられます。

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