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パソコンモニターのちらつきの原因は?自分でできる対処法を解説

最終更新日: 2021年10月29日

パソコンを使っていたら画面が急にちらついて、対処法に困る場合はありませんか?パソコンのモニターがちらつく原因や対処法、業者に修理を依頼する際の注意点を解説します。この記事の内容を参考に、落ち着いて対処しましょう。

パソコンモニターのちらつきの原因は?

テレワーク

モニターがちらつく場合には、次のような要因が考えられます。まずはこれらの症状に当てはまっていないか確認してみましょう。

モニター自体が故障している場合

モニターのちらつきの中で最も単純な原因です。モニターが故障しているか、あるいは寿命を迎えていることが考えられます。特にノートパソコンの場合はディスプレイが一体化しているため、寿命を早く迎えやすい傾向です。

ノートパソコンのディスプレイが故障している場合は、外部ディスプレイを使うか修理するかどちらかの対処が必要でしょう。

接続ケーブルに問題がある場合

ケーブルが接続不良を起こしている可能性もあります。これは特にデスクトップパソコンに多い原因です。モニターとコンピューターをつなぐ配線が外れかけていないかチェックしてみましょう。

また端子と配線の角度を変えてみて、画面のちらつきが改善しないかチェックするのも有効です。特定の角度でちらつきが出るならば、配線に問題があることがわかります。

パソコンやソフトウェアが原因の場合

パソコンに画面を映し出す役割を持つグラフィックボードや、インストールしているソフトウェアが原因で問題が発生する場合もあります。

グラフィックボードが故障していたりスペックを超えて出力したりすると、ノイズやモザイクが発生したり、色に異常が出たりすることがあります。

新品のパソコンで配線やモニター自体に問題がないのに画面がちらつく場合は、グラフィックボードやソフトウェアの異常を疑ってみましょう。

外的な要因が絡んでいる場合

パソコン自体やその部品に異常がないにもかかわらず画面がちらつく場合は、ウイルスなどの外的な要因が絡んでいる可能性があります。

ウイルスに感染している場合には、モニターがちらつくだけにとどまらず、ほかにも以下のようなさまざまな不具合が発生します。

  • 急にシャットダウンする
  • 画面にスパム広告が何回も表示される
  • 再起動を繰り返す

ウイルスを排除すればパソコンに起きている不調を解決できるでしょう。

まずは接続周りを確認する

ノートパソコン側面

モニターのちらつきで最も多い原因が、接続周りの問題です。そのためモニターに不具合が生じた場合は、まずは接続状況を確認しましょう。

配線をつなぎ直してみたり、ケーブルを交換したりすることで、状況が改善しないか確認します。ケーブルは安いものだと100均でも売っているので、ほかの原因が考えられる場合でもコストをかけずにトラブルシュートしやすいでしょう。

別のモニターに接続してみよう

手軽にちらつきの原因を特定する方法として、別のモニターに接続する方法があります。別のモニターに接続したたら正常に表示されるようであれば、モニター自体か接続周りに問題があることがわかります。

自宅にもう一つモニターがある場合は試してみましょう。

モニターのちらつきの対処法

自宅でリモートワークをする女性

モニターがちらついている場合には、いくつか対処法があります。代表的な五つの対処法を解説するので、ちらつきの原因に合わせて試してみましょう。

パソコンを再起動する

Windowsのアップデート直後に画面がちらつくなどの場合は、OSに不具合が生じている可能性があります。この場合にはパソコンを再起動することで直ることが多いはずです。

簡単に実践できる方法なので、まずは一度試してみることをおすすめします。

放電作業をしてみる

パソコンは精密機器のため、使っていると不要な電気を溜め込む『帯電』を引き起こすことがあります。帯電状態にあると不具合が起きやすくなり、モニターがちらつく原因にもなり得ます。

帯電を解消するには放電作業を行いましょう。パソコンをシャットダウンし、さらに電源も抜いて約90秒放置します。ノートパソコンの場合は本体からバッテリーも外しましょう。

その後に再度電源をオンにし、モニターのちらつきが直っているか確認しましょう。

BIOS設定画面を確認する

グラフィックボードなどパソコン内部の不調が原因と考えられる場合は、BIOS設定画面を確認してみましょう。BIOSとは『Basic Input Output System』の頭文字を取ったもので、CPUなどの制御を担うパソコンの根幹部分のことです。

BIOS画面の出し方はメーカーやモデルによって異なりますが、例えばNEC製のパソコンの場合は、電源を入れてロゴが表示されたタイミングでF2キーを数回押します。

BIOSを表示しても画面にちらつきが出る場合は、ディスプレイや本体に不具合が生じていると考えられます。逆にちらつきが出ない場合は、ソフトウェアが不具合を起こしていると判断可能です。

ドライバーを再インストールする

ドライバーとはWindowsが周辺機器などを動かすためのプログラムです。現在使っているドライバーに不調をきたしていたり、現行のバージョンのWindowsに対応していなかったりする場合、モニターにちらつきが生じるケースがあります。

その場合にはドライバーを削除して最新のドライバーを再インストールすることで、問題が解消される可能性があります。ドライバーの削除方法はOSのバージョンによって異なるので、各メーカーのページを調べてみましょう。

システムの復元を実行する

Windowsのアップデート後に画面がちらつく場合は、正常に動いていた時点までシステムを復元するのが有効です。

システムを復元するには「復元ポイント」が設定されている必要があります。復元ポイントを自動的に作成するよう、Windowsで設定できます。

復元に要する時間は、数日前など比較的新しいポイントへの復元なら、多くのケースで数分から数時間で完了します。ただし古いポイントへの復元の場合、数十時間かかる可能性があることも覚えておきましょう。

なお復元中はパソコンの電源を絶対に切らないよう注意が必要です。

ちらつきが解消しない場合

オフィスで働くビジネスパーソン

パソコンは精密機器です。そのため専門知識がないと原因を的確に突き止めるのは難しいものです。上記で紹介した対処法を試してもちらつきが直らない場合は、自分で無理に直そうとせず、修理業者に修理を依頼しましょう。

業者に依頼する場合の注意点

業者に修理を依頼する際はパソコンの使用を中止し、できるだけ速やかに修理に出すことが重要です。

モニターのちらつきが直らないからとパソコン本体を叩いたり、必要以上に再起動や強制終了を繰り返すのはやめましょう。かえって故障を招く原因になる可能性があります。自分でパソコンを分解してパーツをいじるのもNGです。

モニターがちらついたまま使用を続けた場合も、さらに画面上に線が増えるなど劣化を早めてしまいます。

モニターのちらつきを解消しよう

オフィスで働く若いビジネスウーマン

モニターのちらつきには、さまざまな原因が考えられます。

最もメジャーな原因は接続周りの不具合です。ケーブルを再接続したり、取り替えたりして症状が直らないかチェックしてみましょう。またパソコンの再起動や放電、BIOS画面の確認なども有効な対処法です。

ここまで紹介してきた対処法を試しても解決されない場合は、業者に修理を依頼しましょう。自分でパソコンを分解したり叩いて直そうとしたりするのはNGです。パソコンの使用をやめ、できるだけ早く修理に出しましょう。

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