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ウェビナーの基本的なやり方を学ぼう!最適なツールの選び方も解説

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最終更新日: 2022年12月07日

企業のマーケティング活動の一環として注目されているウェビナーの概要や配信方法、おすすめの配信ツールを紹介します。

オフラインのセミナーから、オンラインのウェビナーに切り替える企業も増えているので、この機会にやり方を知っておきましょう。

ウェビナーで顧客の心をつかもう

Webで会話する女性

ここ数年、新型コロナウイルスの影響によって、企業セミナーや各種イベントの開催が難しくなっています。それに伴って、オンラインでの企業イベントやウェビナーを開催する企業が増えており、一定の成果を挙げています。

まずはウェビナーと通常セミナーの違いや、ウェビナーを開催するメリットを理解しておきましょう。

そもそもウェビナーとは?

ウェビナー(Webinar)とは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を掛け合わせた造語で、インターネット回線を通じてオンラインで行われるセミナーです。

オフラインのセミナーとは違い、会場の準備や特別な機材を手配する必要がなく、基本的にパソコンと専用ツールがあれば映像を配信できます。インターネット回線がつながっていれば場所を選ばず参加することが可能で、参加人数の制限もありません。

また、コストを抑えつつ効果的なプロモーションや売り上げにつながるプレゼンテーションが行えるのもウェビナーの特徴です。新規顧客の開拓や既存客にリピート購入を促す目的で、ウェビナーを開催する企業が増えています。

なお、いわゆるWebミーティングやオンライン会議と、ウェビナーを混同している人も少なくありません。両者は目的に違いがあり、Webミーティングは主に1対1あるいは少人数で行うミーティングをオンラインで実施するものです。

一方ウェビナーは基本的に少人数の主催者(ホスト)が、多数の視聴者に向かってセミナーや講演を行うものを指します。

リアルタイム配信と録画配信の2種類がある

ウェビナーにはリアルタイム配信と録画配信の2種類があります。リアルタイム配信はライブ配信やライブストリームとも呼ばれ、映像をリアルタイムで視聴者に届ける方式です。いわゆる映像の「撮って出し」の生放送であり、チャットなどを使って視聴者と双方向のコミュニケーションが取れます。

録画配信は、事前に録画した映像を配信する方式です。配信側は視聴者と直接コミュニケーションは取れないものの、視聴側は好きな時間に内容を確認できます。配信する映像も編集ができるため、コンテンツの内容をより充実させたり、視聴者に理解しやすいように構成し直したりするケースは珍しくありません。

いずれも映像を使ったマーケティングとしては有効な方法であり、目的や顧客の特性などに応じて、うまく使い分けることが重要です。

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ウェビナーのやり方【Zoom】

笑顔でパソコンに向かう女性

続いてZoomを活用したウェビナーのやり方を解説します。Zoomは最も利用されているウェビナー配信ツールとして知られており、ビジネスシーンで日常的に利用されているため、基本的な使い方を知っているビジネスパーソンは多いはずです。

ここではパソコン版の「Zoomミーティング」で、比較的小規模なウェビナーをライブ配信し、それを録画して共有する方法を簡単に解説します。事前準備としてZoomのアカウントを作成し、サインインしておきましょう。

新規ウェビナーを設定して参加者を招待

まずは次の手順で新規ウェビナーを設定し、参加者を招待します。

  1. 画面の右上の「新規ミーティング」をクリック
  2. ビデオのオン・オフと個人ミーティングIDの使用の有無を選択
  3. 「ミーティングの開始」を選択
  4. カメラおよび音声のアクセスを許可
  5. ミーティングルームの画面下にある「参加者」をクリック
  6. 参加者一覧画面下にある「招待」を選択
  7. 「URLのコピー」を選択

これでコピーしたURLを参加者にメールなどで送付することで、ウェビナーが開始できます。

ウェビナーを開催する

参加者が送付されたURLをクリックすると、ホスト側ではアクセスした参加者が一覧のところに表示されます。

ホストが名前の横にある「許可する」のボタンをクリックすれば、当該参加者がウェビナーに参加できるようになります。

なお参加者には、事前にZoomをダウンロードしてもらわなければいけません。加えてウェビナー参加用のURLをクリックした際に、ZoomにログインするためのIDとパスワードの入力が必要である旨を伝えておきましょう。

開催したウェビナーを録画配信するには

ウェビナーのホストは、メニュー画面にある録画ボタンをクリックするだけで、配信中のウェビナーを簡単に録画できます。

録画データの保存先としてローカルとクラウドの2種類があり、前者はパソコンに直接データが保存され、後者はクラウド環境(インターネット上)にデータが保存されます。録画する際に選択できるので、都合のよい方を選びましょう。

なお録画したデータを共有する場合、ローカル環境に保存すると参加者に動画を配布する手間が必要になりますが、クラウド環境に保存しておけば保存先のURLを共有するだけなのでおすすめです。

YouTubeを利用したり、自社のWebサイトなどに共有リンクを掲載したりする方法もあります。

ウェビナー用ツールを選ぶポイント

Webで会話する人

次にウェビナーの配信ツールを選択するポイントを解説します。Zoomをはじめ無料で使える配信ツールも増えていますが、やみくもに導入するのではなく、以下のポイントを意識して自社に合ったツールを選択しましょう。

参加できる人数で選ぶ

配信ツールを選択する際、まず注目すべきなのが同時接続数です。つまりウェビナーに同時に参加できる人数であり、ツールによって接続できるユーザー数が違ってきます。数十人程度のものから、大規模な配信ツールになると最大参加人数が無制限の場合もあるので、自社の開催するウェビナーの規模に合ったものを選びましょう。

Web会議ツールでも小規模なウェビナーであれば対応できる場合もありますが、数千人にも上る視聴者を集める場合は、専用の配信ツールを選択しなければいけません。

録画やアンケートなど機能で選ぶ

録画やアンケートなど、開催するウェビナーに必要な機能が実装されているかどうかも選択のポイントです。コメント機能やチャットなどは多くの配信ツールで利用できますが、一部、配信のみに特化したツールもあります。

視聴者とコミュニケーションを取りたい場合では、配信中に意思疎通が取れる機能を持っているかどうかを必ず確認しましょう。特にライブ配信をする場合、視聴者からの反応が参考になるケースは少なくありません。

料金プランで選ぶ

ウェビナーの配信ツールは無料で利用できるものから、月額100,000円を超えるものまでさまざまな種類があります。ネット環境や予算を総合的に考えながら、ピッタリ合うものを選択しましょう。

無料のツールはすぐにウェビナーを始められるのがメリットですが、同時接続可能数が少なかったり、画質や音質が悪かったりする場合もあるので注意が必要です。

一方、有料版の方は料金プランによって接続数や機能が変わってきます。主に月額固定制と従量課金制に分かれており、月額固定制は何度配信を行って料金は一定のため、頻繁にウェビナーを開催する企業におすすめです。

開催時期が不定期の場合は従量課金制がよいでしょう。それぞれのメリット・デメリットを考えた上でプランを選択することが大事です。

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ウェビナーに使えるおすすめのツール

Web会議をする人

それではウェビナーに利用できる、おすすめの配信ツールを紹介します。いずれも世界中で利用されているツールで、軒並み高い評価を得ているようです。

世界中で人気「Zoom」

Zoomは全世界で3億人以上の利用者がいるといわれているビデオ会議ツールです。無料版では最大100人まで同時利用が可能で、通信を録画できるので、ライブ配信に参加できなかった人にも、後から録画版を視聴してもらうことができます。

基本はビジネス用の会議ツールですが、大規模なウェビナーを開催したい場合は、最大で5万人まで利用できる「Zoomビデオウェビナー」も利用可能です。ウェビナーの参加可能人数にしたがって料金が変わるプランになっており、アンケート調査やレポート機能、分析ツールなどが利用することができます。

参考:Zoom Ι 公式ページ

豊富な機能「Cisco Webex」

Cisco Webexは豊富な機能が実装された配信ツールで、Webex MeetingとWebex Eventsの2種類がリリースされています。ウェビナー向けはWebex Eventsで、4万人までのストリーミング配信が可能です。

チャット機能や画面共有、Q&Aなど、ウェビナーでの参加者とのコミュニケーションに必要な機能を持っており、終了後にレポートをダウンロードできます。ウェビナー中もベンダーのテクニカルサポートを受けられるので、トラブルが起こった際にも安心です。

参考:Cisco Webex Ι 公式ページ

無料で人数無制限「YouTube Live」

YouTube Liveは動画配信サイトYouTubeのライブ配信機能で、無料で利用できるウェビナー配信ツールとしても活用できます。参加可能人数は無制限で、配信した動画の録画時間にも制限はありません。

ただし常に世界中で不特定多数が利用しているサイトなので、回線が不安定になるケースがあり、ライブ配信ではタイムラグが発生することもあります。

配信が不安定になる可能性はあるものの、映像を限定公開にすれば、無料で大規模なウェビナーを開催できるのは魅力でしょう。

参考:YouTube Live Ι 公式ページ

ウェビナーを活用して効率的なPRを

ウェビナーの概要と配信方法、そして自社に合ったウェビナー配信ツールを選択するポイントを解説しました。

ウェビナーの配信方法にはリアルタイム配信と録画配信があり、それぞれ違ったメリットがあるので、目的や参加者によって使い分けることが重要です。リアルタイムで配信した映像を録画しておき、後から未参加だった人にシェアする方法もあります。

配信ツールを選択する際には、最大参加人数や料金プラン、録画やアンケートといった付加機能の有無などを確認しておきましょう。

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