ウェビナーツールにはさまざまなタイプがあり、無料で使える製品が多くあります。それだけに自社にピッタリなものを見つけ出すのは、難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、無料で使えるおすすめのウェビナーツールを7製品紹介します。失敗しない選び方やメリットも解説するので、ぜひ製品選びの参考にしてください。
無料ウェビナーツールの選び方
無料のウェビナーツールを選ぶ際は、参加可能人数や開催可能時間の制限に注意しましょう。
なお以下の記事ではウェビナーの基礎知識についてわかりやすく解説しています。製品を選ぶ前に確認しておきたい場合は、あわせて参考にしてください。
参加可能人数が十分か
無料で使えるウェビナーツールは、参加可能人数が限られているものが多いため注意が必要です。
特に会社説明会などの多くの人が参加するイベントを考えている場合は、参加可能人数に余裕を持たせてツールを選択するようにしましょう。
開催可能時間が十分か
制限時間を超えてしまい、いきなり配信が途切れる等のトラブルを発生させないためにも、開催可能時間は必ず確認しましょう。
配信トラブルは参加者から不満や、疑問が解消されないことによる購買意欲の低下につながります。自社の説明だけでなく、参加者からの質疑応答タイムを含めた開催時間を設定するようにしてください。
回線が安定しているか
無料ウェビナーツールは有料版と比較して、回線が安定していない場合が多いです。
不安定な回線は画面の見えづらさや音声のトラブルの要因となり、参加者の満足度低下につながります。そのためウェビナーツールを導入する際は必ずテストを行い、回線の安定性を確認するようにしましょう。
無料で使えるウェビナーツールおすすめ7選
無料ながら豊富な機能を搭載している、おすすめのウェビナーツールを7製品紹介します。
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Zoom
- 世界的にユーザーが多く使いやすい
- 無料プランの場合は時間制限40分、最大100名まで
- ノイズ消音機能で快適なウェビナーを実現
Zoomはビデオ会議のツールとして知名度が高いので、参加へのハードルが低くなる点がメリットです。最大で40分間、最大100人まで参加できます。
無料版でも安全なファイル共有や、チャット機能などを利用可能。参加者とスムーズなコミュニケーションを取りたいときにおすすめです。
高度なノイズ消音機能を備えているため、クリアな音声で配信ができ、参加者の満足度を高められます。
最大参加人数 | 100人 |
開催時間制限 | 40分 |
チャット機能 | 〇 |
アーカイブ保存 | 〇(パソコンのみ) |
参加方法 | PC/モバイル端末 |
Google Meet
- ライブ配信なら最大100人まで視聴できる
- ネット環境に合わせて画質などの自動設定が可能
- 自動で字幕起こししてくれる機能もあり
Googleアカウントがあれば、最大100人で最長60分まで無料で利用できるツールです。ネットワーク速度に応じて画質などの設定が自動調整され、快適でスムーズなウェビナーを提供できます。環境に左右されない、クリアな音声や映像を楽しめるところも魅力です。
自動字幕起こし機能は日本語だけでなく、英語やフランス語にも対応。リアルタイムで表示されるため、グローバルなウェビナーや聴覚が弱い人も視聴しやすいのがメリットです。
最大参加人数 | 100人 |
開催時間制限 | 1対1:24時間 / 3人以上:1時間 |
チャット機能 | 〇 |
アーカイブ保存 | PCのみ |
参加方法 | PC/モバイル端末 |
YouTube Live
- 参加人数は無制限
- 録画したライブ配信の保存期間も制限がない
- DVRを有効にすれば追っかけ再生が可能
YouTube Liveの大きな特徴は、参加人数の制限がなく、高画質なウェビナーを配信できるところです。
一般的なウェビナーツールでは、録画配信の保存期間が決まっていたり、有料設定されていたりする場合がほとんど。しかしYouTube Liveは録画配信の保存期間がなく、いつでも録画を見返せます。
さらに配信者がDVRを有効にしておくと、配信中でも視聴者が最初からさかのぼって視聴できるようにもなるため便利です。
最大参加人数 | 無制限 |
開催時間制限 | 無制限 (アーカイブを残せるのは12時間まで) |
チャット機能 | 〇 |
アーカイブ保存 | 〇 |
参加方法 | PC / モバイル端末 |
Skype
- ウェビナー配信中にファイルを共有可能
- 1回のビデオ通話で最長24時間、最大100人まで
- MicrosoftかGoogleのアカウントがあれば使える
Skypeは高品質な通話をかなえてくれる、ビデオ通話ツールとして知られていますが、ウェビナーを開催するための機能も備えています。
参加してもらいたい人にリンクを共有するだけなので、手軽に視聴できるところが便利です。アプリをダウンロードする手間がなく、ブラウザから参加できます。
1回のビデオ通話で最長24時間、参加人数は自分を含めて最大100人まで。またチャットではメッセージを送るだけではなく、ワードやエクセルなどのファイルも送れます。
最大参加人数 | 100人 |
開催時間制限 | 24時間 |
チャット機能 | 〇 |
アーカイブ保存 | 〇 |
参加方法 | PC / モバイル端末 |
Facebook Live
- 参加対象はFacebookユーザー
- ライブリアクション機能あり
- 高い年齢層へのアプローチにおすすめ
Facebook Liveは豊富なツールを利用して、ライブ配信中用に参加者とのやりとりを楽しめるサービスです。
例えば配信開始前にアンケートを募って配信中にシェアしたり、ライブコメントやライブリアクション機能を使って、参加者の反応を確認したりできます。
InstagramやTikTokなどのSNSに比べると、利用者の年齢層が高いので、30代以降を対象にしたウェビナーでの利用がおすすめです。ライブ配信の終了後はフィード(記事のリスト)から動画を共有でき、リアルタイムで視聴できなかった人にも見てもらえます。
最大参加人数 | 500人 |
開催時間制限 | 8時間 |
チャット機能 | 〇 |
アーカイブ保存 | 〇 |
参加方法 | Facebookアプリ |
Webex
- ジェスチャー認識機能で視聴者のリアクションがわかりやすい
- デスクトップアプリなら1クリックで録画できる簡単仕様
- 高いセキュリティが大きな特徴
簡単な手の動きを認識する機能があり、声が聞こえなくても、視聴者の感情が見えるのがメリットです。視覚的な効果は、ウェビナーを盛り上げるために役立ちます。
無料で使えるベーシックプランは最大40分まで、最大100人までが参加可能。デスクトップアプリを利用すれば、1クリックで簡単に録画をスタートでき、配信後にウェビナーを見直せます。
オプションを追加しなくても高度なセキュリティが備わっており、安全に利用できる点が大きな特徴です。
最大参加人数 | 100人 |
開催時間制限 | 40分 |
チャット機能 | 〇 |
アーカイブ保存 | 〇 |
参加方法 | PC / モバイル端末 |
Microsoft Teams
- 強固なセキュリティ体制
- 信頼性の高い製品を無慮杖使える
- ミーティングと基本的な使い方は同じ
Microsoft Teamsは大手企業にも多く採用されているセキュリティ体制が万全のグループウェアです。無料プランで使える機能の中にウェビナーがあります。
最大参加人数は100人まで、時間は60分間です。機能はチャットや投票といった基本的な機能のみですが、信頼のある製品を無料で使えます。
普段からTeamsを使っている場合は、ウェビナーでも使い方が同じになるため、操作に戸惑うことはありません。Teamsユーザーの方は積極的に候補として検討してみましょう。
最大参加人数 | 100人 |
開催時間制限 | 60分 |
チャット機能 | 〇 |
アーカイブ保存 | 〇 |
参加方法 | PC / モバイル端末 |
無料ウェビナーツールを導入するメリット
無料のウェビナーツールを導入するメリットはコストや手間がかからない、シンプルで扱いやすいといった点があげられます。
コストをかけずに今後の見通しを立てられる
無料のウェビナーツールを導入する最大のメリットは、コストをかけずに導入を開始できる点です。
ツールのランニングコストはもちろん、自社に合わないツールを導入した際の無駄なコストを削減できます。特に参加者の少ないウェビナーや、自社に向けた教育ウェビナーにおいては、無料のウェビナーツールが活躍するでしょう。
手間をかけずに導入できる
無料のウェビナーツールは、公式サイトからダウンロード・インストールするだけなので、手間や時間をかけずすぐ導入できる点が強みです。
有料のウェビナーツールは、資料請求や問い合わせ、ヒアリングや打ち合わせを経てツールを導入するのが一般的。そのため利用開始まで時間がかかってしまいます。
一方無料のウェビナーツールは、すぐ導入が可能であるため、利用したいと思ったその日からウェビナー配信が行えます。
無駄な機能がないため使いやすい
無料ウェビナーツールは有料版と比較して、多くの機能が搭載されていないぶん、使いやすいというメリットもあります。
ITツールに不慣れな人や、初めてウェビナーを利用する人にとっては、豊富な機能はかえってマイナスになりかねません。そのためウェビナーを初めて導入する企業は、まずは機能が少ない無料ツールを選ぶことをおすすめします。
コストをかけずに見込み客をゲットしよう
無料のウェビナーツールを使えば、コストをかけずにウェビナーを開催できます。自社が開催したいウェビナーの規模を決めてからツールを選べば、効率よく自社のブランディングを向上させられ、集客が可能でしょう。
ぜひこの機会に無料のウェビナーツールを導入してみてはいかがでしょうか。
なお以下の記事では、有料版のウェビナーツールを各製品の特徴や機能で比較しています。将来的に有料版も検討するなら、ぜひあわせて参考にしてください。
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ウェビナーツールは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのソフトを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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