大勢のインターネットユーザーに自社の情報を届けられるTikTok広告。ノウハウや知識なしでTikTok広告の運用を始める場合は、TikTok広告代理店に依頼することが成果への近道です。
しかし中には「どのTikTok広告代理店に依頼するのがよいかわからない」とお悩みの担当者の方もいるかもしれません。
そこで本記事では、おすすめのTikTok広告代理店を一挙9社ご紹介。TikTok広告代理店を選ぶ際のポイントも詳しく解説します。ぜひ、代理店選びの参考にしてください。
TikTok広告とは
TikTok広告とは動画プラットフォーム「TikTok」で配信できる広告のことです。TikTokを利用する10〜40代の幅広いユーザーに配信できる広告となっています。
TikTok広告の特徴
TikTok広告はBGMつきの動画形式で配信できるため、広告がコンテンツとして受け入れられやすいという特徴があります。
またTikTokは全画面縦型の動画アプリであるため、他のSNSに比べて広告コンテンツの印象が残りやすいです。加えて秒数関係なく広告をスキップできるため、広告に関する嫌悪感を抱かれにくいという魅力もあります。
TikTok広告の種類
TikTok広告には主に「インフィード広告」「起動画面型広告」「ブランドエフェクト広告」「ハッシュタグチャレンジ広告」「ブランドオークション広告」の5種類があります。
種類 | 内容 | メリット |
インフィード広告 | 投稿欄の「おすすめ」フィードに表示される | ユーザーの興味関心に合わせて投稿欄に表示され、広告っぽさなく訴求できる |
起動画面型広告 | アプリ起動時に静止画または3~5秒の動画が表示される | アプリのユーザー全員が、もれなく広告を閲覧する点がメリット |
ブランドエフェクト広告 | ブランド独自のエフェクトパネルやフィルターを制作、配信できる | ユーザー参加型の広告で、ハッシュタグチャレンジなどと組み合わせて若年層に訴求できる |
ハッシュタグチャレンジ広告 | 企業が設定した特定のハッシュタグを一般の消費者が拡散する | ユーザー参加型ならではの拡散力の強さがメリット。参加を促すことでユーザーの共感も得やすい |
ブランドオークション広告 | 運用型広告。ターゲティングを再設定しながら表示できる | 予算に合わせて出稿金額を調整したり、日々の運用成果を見ながら再設定できる |
TikTok広告を代理店に依頼する費用
TikTok広告を出稿、運用するだけで数十万~2,000万円程度の予算が必要となります。
【TikTok広告費用の参考】
種類 | 予算相場 | 期間/単位 |
インフィード広告 | 42万~625万円以上 | インプレッション数 |
起動画面型広告 | 500万円~(770円/1,000回表示) | インプレッション数 |
ブランドエフェクト広告 | 597万円~962万円以上 | パッケージ金額 |
ハッシュタグチャレンジ広告 | 1,000万円~2,000万円 | パッケージ金額 |
ブランドオークション広告 | 5,000円~(5~60円/1再生、30~100円/1クリック) | 再生数やクリック数ごとの課金。オークション形式で入札 |
広告代理店に依頼する場合、上記のような広告費と加えて、初期設定費用として0~10万円、運用手数料として広告費の20%、動画やクリエイティブ制作も依頼する場合はクリエイティブごとに3~10万円程度の費用がかかります。
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TikTok広告代理店選びで避けたい3つの落とし穴
TikTok広告はさまざまな種類と運用方法、プランがあり、運用には時間と技術が要ることから、広告代理店に任せる方も多いでしょう。ここではそんな代理店選びで陥りやすい落とし穴について解説しました。
「安さ」だけで選ぶ
TikTok広告の出稿はそもそもが高額になりやすく、代理店への依頼費用はできるだけ抑えたいと思う方は少なくないでしょう。そのため、初期費用や月額手数料、成功報酬の「安さ」だけで代理店を選んでしまうという落とし穴に陥りやすいです。
相場よりも大幅に「安い」場合、サービス内容がクリエイティブ制作や一部業務の代行のみで運用は自社でおこなったり、広告のパフォーマンスが全く上がらず、別の代理店に切り替えたりといった実態になる可能性があります。
担当者との相性を軽視する
多くの企業が意外と見落としがちなのが、担当者との相性です。代理店自体の実績や成果が豊富であっても、実際に案件を進めるのは担当者個人です。提案力や業界理解度、業務の進め方が自社と合っているかなどの相性が合っているかは、とても大切な要素となります。
広告担当者にどんどん提案してもらったり、新しい施策を打ち出してもらいたいのか、自社スタッフと協調しながら進めてほしいのかによっても相性は変わるでしょう。業界特有のニーズやターゲットへの理解があるかなど相性を軽視すると、進め方や提案が合わず、成果につながりにくくなってしまいます。
実績について深堀りしない
広告代理店の多くは「~~件以上の対応実績あり」「フォロワー数~倍増加」など、数値的な実績を掲載しています。これらの実績を表面的に評価し、深堀りしないことも大きな落とし穴です。
「いつ」「どのような商材で」「どのようなアプローチで」「どの指標で」成果があがったのか?売上やコンバージョン率の上昇など、実際のビジネス成果につながったのか?などをしっかり聞いておく必要があります。
実は掲載している実績は数年前のものだった、自社とかなり違う商材での成果だった、興味のないフォロワーばかりが増え売上にはつながっていなかったなど、自社にとって有用でない実績ばかり豊富なケースもあります。
TikTok広告代理店を選ぶ4つのチェックポイント
さきほどは避けるべき落とし穴について解説しましたが、ここからは具体的なアクションとしてTikTok広告代理店を選ぶ際に確認すべきチェックポイントをおおまかに4つご紹介します。
TikTok広告の運用実績と事例を検証する
代理店選びの第一歩は、具体的な運用実績と事例を検討して検証することです。運用実績や事例のほか、その背景にある戦略やプロセスまで検証しておきましょう。特にTikTokは変化が速いため、最新の成功事例をもっているかが鍵になります。
【チェック項目】
担当者の業界知識や相性を確認する
実際のプロジェクトを進める担当者との相性は、長期的な関係において重要です。担当者が自社の扱う商材・サービス知について知識があるか、広告運用の進め方が自社とあっているか、自社ビジネスや顧客を理解しようとする姿勢があるか見極めましょう。
【チェック項目】
対費用効果や追加でかかる費用を比較する
広告運用が長期にわたると想定外の費用がかかったり、後から追加で依頼したい事項が生じたりします。基本的な手数料以外に、追加で発生する可能性がある費用やKPIの達成にかかる総合的な費用について、複数の代理店から見積りを取り、各項目ごとの料金を比較しましょう。
【チェック項目】
固定費と変動費の内訳、クリエイティブ制作の範囲、レポートの頻度と内容、緊急対応の条件など明文化してくれる代理店を選ぶと安心です。
契約期間や契約条件を明確に定めておく
代理店と契約を締結する際、契約の条件とともに解約の条件や違約金が発生する事項、クリエイティブ著作権の帰属先について確認が必要です。パートナーシップが想定通りに進まなかった場合のリスクヘッジとして各種条件は重要になります。見落とされがちですが、明確に把握してから契約に進みましょう。
【チェック項目】
少額予算から対応可能なTikTok広告代理店おすすめ9選
TikTok広告に関する専門性が高く、大手広告代理店にと比べ、比較的少額予算から利用できるおすすめのTikTok広告代理店を9社紹介します。
『株式会社TORIHADA』国内最大規模のTikTokクリエイターネットワークを保有

- 700名を超える人気動画クリエイターを広告案件に活かせる
- 他のSNSにも対応可能
- 戦略設計からレポーティングまで依頼が可能
TikTok上陸当初からのマーケティング実績を持つ広告代理店です。700名を超えるTikTokクリエイターをそろえ、国内最大規模のMCNを運用しています。クリエイターのジャンルは幅広く、自社商材と好相性のクリエイターのアサインが可能です。
広告代理店としてはインフルエンサーマーケティングに強みがあります。TikTok以外のSNSにも対応しており、マルチチャネルでの広告展開にも対応可能です。TikTok広告運用ノウハウを持たない企業は、戦略設計からレポーティングまで丸投げできます。
『デジマール株式会社』広告アカウントの透明性を担保

- 専任デザイナーチームが効果的な広告を制作
- 担当者を一本化しコミュニケーションコストを抑制
- TikTok広告出稿に必要なあらゆる事項に対応可能
高精度なTikTok広告出稿に強みを持ち、成果までの最適なルートを導き出してくれる広告代理店です。
TikTok広告の出稿&運用実績も多く、適切なタグの設置から運用・改善まで、あらゆるフェーズでサポートを受けられます。社内に専任のデザインチームを備えているため、バナー広告の制作から依頼することが可能です。
代理店はインターネット広告全般に対応しており、他メディアでの広告運用も依頼できます。メディアが複数にわたっても窓口となる担当者は変わらないため、コミュニケーションもスムーズです。
『株式会社ユニークワン』緻密なデータ分析が武器

- GoogleとYahoo!の認定代理店
- 独自の広告レポートツールで広告配信状況の確認が可能
- 商材に最適化されたクリエイティブを提供
新潟県に本拠地を置き、インターネット領域に特化した広告代理店です。GoogleとYahoo!の認定代理店として認められているレベルの高さで、TikTokにおいても質の良い広告運用を期待できます。
代理店のスタッフは営業から運用スタッフまで、全て広告専門資格の所有者です。広告制作の精度も高く、自社商材に最適化されたクリエイティブの提供を受けられます。
TikTok広告運用代行を依頼すると、独自開発の広告レポートツール『racooon(ラクーン)』の提供を受けることが可能です。ツールを使えば、クライアント自身で広告配信状況をチェックできます。
『株式会社Union』豊富なTikTok広告運用実績を誇る

- 担当者2名体制で広告運用をサポート
- 精度の高いターゲティング
- オプションで動画制作にも対応
最先端のAIツールを駆使したTikTok広告運用で、マーケティング支援を行う広告代理店です。豊富なTikTok広告の運用実績・ノウハウにより、商材のターゲット層に合わせた精度の高いターゲティングを実現できます。
TikTok広告運用代行を依頼すると、担当者2名体制によるサポートを受けられる仕組みです。担当者と常に適切なタイミングでコミュニケーションできるため、機会損失の心配がありません。
動画制作にも対応しており、TikTok広告の制作から運用までを、ワンストップで依頼できます。
『Zokujin合同会社』ダイレクトマーケティングに強み

- TikTok広告運用のインハウス化を支援
- コンバージョンアップに特化
- チーム体制で広告運用を最適化
コンバージョン獲得に特化した、ダイレクトマーケティングに強みを持つ広告代理店です。
TikTok広告の運用にあたっては、必要な情報について全て開示を受けられます。自社に広告運用ノウハウを蓄積しやすく、「いずれはTikTok広告運用をインハウス化したい」と考えている企業におすすめです。
TikTok広告運用代行を依頼すると、専門家を含む複数名のチームが担当に付きます。複数の視点により広告運用が最適化される上、タスク漏れ・連絡漏れの心配がないのが魅力です。
『ワンメディア株式会社』TikTokプロモーションに特化

- TikTok for Business Japan Agency Awards 2023にてRising Star部門ブロンズを受賞
- 企画から配信までフルサポート
- 『TikTok売れ』につながるショート動画を制作
TikTok for Business公認の広告代理店です。広告導入支援の質の高さには定評があり、2023年には『TikTok for Business Japan Agency Awards 2023』のRising Star部門で、ブロンズを受賞しました。
TikTok広告の代行では、企画から配信まであらゆる支援の依頼が可能です。アプローチの難しいショート動画の作成にも対応しており、多大なインプレッションを生む『TikTok売れ』も期待できます。
『株式会社ナハト』TikTokerのキャスティングにも対応

- TikTok for Business Japan Agency Award 2023・RisingStar部門シルバーを受賞
- トレンドに合わせたTikTokerの採用が可能
- アカウント運用にも対応
『インフルエンサーマーケティング』を主力事業としており、TikTok広告との相性が良い広告代理店です。TikTok for Businessの公認を受けており、『TikTok for Business Japan Agency Award 2023』RisingStar部門ではシルバーを受賞しました。
TikTok広告運用代行では、トレンドや商材に合わせてTikTokerをアサインするのが定番の手法です。広告感の少ないクリエイティブは、ターゲットとなる若年層に刺さりやすいと、高く評価されています。
他のSNSにおける広告運用はもちろん、自社アカウントの効果的な運用についても相談が可能です。
『Nativex Japan』世界トップクラスのデジタルマーケティングエージェンシー

- TikTokの専門家チームが高精度な広告戦略を立案
- 視聴者の共感を得やすいクリエイティブを制作
- 予算の最適化による高コストパフォーマンスを実現
TikTokが生まれた中国でも高い評価を得ている、世界トップクラスのTikTok広告代理店です。海外拠点も複数あり、グローバルなTikTok広告戦略を描いている企業におすすめできます。
TikTok広告運用は高精度な広告戦略を立案・実行する、専門家チームが担当します。アカウント管理からクリエイティブの制作・広告運用後の効果検証まで、一気通貫で依頼できるため、TikTok広告のノウハウがない企業も安心です。
またTikTok広告の運用中、クリエイティブと予算は常に最適化されます。広告費を抑制しながら、パフォーマンスを最大化できるのが魅力です。
『株式会社シーエムスタッフ』TikTokに最適化されたソリューションを提供

- 成果につながる運用設計を提供
- TikTokの特性に合わせた広告配信を実施
- プロの専任スタッフが広告運用を担当
Webマーケティング・コンサルティング・サイト制作をメイン事業とするTikTok広告代理店です。SNS広告やYouTube動画の作成にも対応し、クロスプラットフォームな広告展開にも対応できます。TikTok広告ではTikTokの特性に合わせた、高精度な広告配信の実施が可能です。
TikTok広告運用代行では、ターゲットに合わせた綿密な運用設計が行われます。マーケティングにおける一連のフェーズを線でとらえて仮説検証を繰り返し、確実な成果につなげる仕組みです。
広告運用では勝ちパターンとノウハウを持つ、TikTokのプロスタッフが担当に付きます。1社専任制のため、緊急性の高いツールのアップデートやトレンド変化への対応もスムーズです。
予算に余裕あればTikTok認定パートナーや表彰代理店もおすすめ!
予算規模が月間数千万円以上だったり、テレビCMや複数メディアと組み合わせたクロスメディア戦略を取りたい場合はTikTok認定パートナーや「TikTok for Business Japan Awards」で表彰された大手の広告代理店がおすすめです。
TikTok認定パートナーは代理店やクリエイティブなどパートナーカテゴリがいくつかあり、それぞれで認定されたパートナーと連絡先を紹介しています。また「TikTok for Business Japan Awards」はTikTok上で効果や実績をあげた広告を表彰。広告主と代理店を紹介しています。
基本的に大手広告代理店がメインなので、小規模予算やブランドオークション広告のみ任せたいユーザーにはおすすめしませんが、予算規模が大きく実績重視のユーザーは確認しておくといいでしょう。
参照:Partner Directory|Find the right TikTok Marketing Partner 参照:TikTok for Business Japan Awards 2024 |Creative Category |
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