業務用ロボット掃除機の導入費用は、機種により100万円台から700万円超まで幅があります。医療・福祉施設で実績の多い水拭き、除菌対応の高機能機種では購入で約330万円から、レンタルなら月額4.4万円からが相場です。補助金を活用すれば実質負担を50%削減でき、購入約330万円が実質約165万円になるケースもあります。
本記事では、一般的に5年以内の使用ならレンタル、長期使用(6年以上)+補助金活用なら購入が費用面で有利になる理由を、具体的なシミュレーションとあわせて解説します。
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業務用ロボット掃除機の価格相場|購入とレンタルの比較
業務用ロボット掃除機を導入する際、購入とレンタルのどちらが適しているかは、使用期間、補助金活用の有無、管理体制により異なります。単純に月額費用だけで判断せず、5年間の総支払額と補助金を考慮した実質負担で比較する必要があります。
以下の表は、代表的な4製品の購入価格とレンタル月額、5年間の総支払額を比較したものです。
| 製品名 | タイプ | 購入価格 | レンタル月額 | 5年総額購入 | 5年総額レンタル | 適用施設 |
| PUDU CC1 | 多機能(水拭き) | 約307万円から | 月額6.4万円から | 本体307万円から+保守費 | 約385万円から | 医療、福祉、飲食店 |
| Scrubber 50 Pro | 大型床洗浄 | 約700万円から | 要問合せ | 本体700万円から+保守費 | – | 大規模病院、工場 |
| Whiz i | 乾式バキューム | 要問合せ | 4.4万円から | 要問合せ | 264万円から | オフィス、小規模店舗 |
| Phantas | 多機能(4モード) | 約300万円から | 月額5.1万円から | 本体300万円から+保守費 | 約306万円から | 中規模施設 |
※記載されている価格は2025年12月時点の編集部調べ(税込概算)です。実際の価格は販売代理店や契約条件により異なります
※価格算出の参照元について(2025年12月時点 編集部調べ)
購入価格はMonotaRO、アスクル、AXEL、MISUMI、オゾンマート、JSaaSストア等の実勢価格を参考に算出。レンタル価格は、PUDU CC1はレントプラス、Whiz iはダスキン、Phantasはオゾンマート(リース)、レントプラス(サブスク)等の公開価格を参考に、それぞれの最安値水準を記載しています。
業務用ロボット掃除機の価格と選び方
ミツモアへの問い合わせデータ(2025年10月から12月)によると、医療、福祉施設が全体の30%、サービス業が19%、製造業が15%、飲食店が7%を占めています。求められる機能は、水拭き機能、細菌やウイルス除去、静音設計が上位です。施設別の課題にあわせた製品選択が、価格以上の価値を生みます。
PUDU CC1(購入約307万円から/レンタル月額6.4万円から)
吸引、掃き、水拭き、乾拭きの4-in-1機能により複数機器の購入が不要です。医療、福祉施設では感染症対策が必須のため、水拭き、除菌、静音設計が有効でトータル費用を抑えられます。飲食店でも、床の油汚れに強い水拭き対応が評価されています。
Scrubber 50 Pro(購入約700万円から)
高額ですが、延床2万㎡超の広範囲を1台で清掃できるため、大規模病院や工場では複数台導入より費用を抑えられます。埼玉県済生会加須病院では1日12時間分の業務削減に成功しており、人件費削減効果が大きく投資回収が早い点が特徴です。
Whiz i(購入価格は要問合せ/レンタル月額4.4万円から)
乾式バキューム特化で、オフィスや商業施設に適しています。カーペット清掃に強く、初期費用を抑えて導入したい場合はレンタルが選択肢となります。購入を検討する場合は販売代理店への問い合わせが必要です。
Phantas(購入約300万円から/レンタル月額5.1万円から)
4つの清掃モードで多様な床材に対応でき、施設規模が拡大しても買い替え不要な点が費用面でのメリットです。
業務用ロボット掃除機の5年総額と注意点
購入の場合、本体価格に年間5から10%の保守費用が追加で必要です。レンタルの場合、月額料金に保守や消耗品交換が含まれるため追加費用が発生しにくいメリットがあります。
購入とレンタルの損益分岐点、人件費削減シミュレーション、どちらを選ぶべきかの判断基準については、後述の「業務用ロボット掃除機購入 vs レンタル|5年総額と人件費を徹底比較」で詳しく解説しています。
業務用ロボット掃除機の3つの導入事例
ミツモアへの問い合わせが多い医療、福祉施設での実際の導入事例を紹介します。

1.【介護施設】PUDU CC1で年間140万円の人件費を削減
導入製品:PUDU CC1 × 1台(水拭き対応)
施設規模:特別養護老人ホーム、入居者40名
清掃面積: 1日平均1203㎡(バスケットコート2面分以上)
導入前の課題:
人件費、物価高騰による経費削減が急務となり、外部清掃スタッフへの委託費が年々上昇していました。感染対策のため水拭き清掃が必須でしたが、人手が足りない状況でした。
導入後の成果:
年間140万円以上の費用削減に成功し、外部委託費を7割に圧縮できました。月曜から金曜まで毎日稼働し、1フロア30分で清掃完了します。排水が真っ黒になるほど高い清掃レベルを実現し、衝突、事故ゼロで安全に稼働しています。
清掃スタッフを介護スタッフに配置転換することで、入居者との接触時間を増やすことができました。水拭き対応により感染対策も強化されています。
2.【総合病院】Whiz i 8台稼働で清掃品質を均一化
導入製品:Whiz i アイリスエディション × 8台
施設規模:総合病院(増築でA棟、B棟の2倍に拡大)
清掃エリア:病棟階、会議室、外来カーペット床
導入前の課題:
増築で清掃面積が2倍に拡大し、人手確保が困難になりました。感染対策のため徹底的な除塵が必要でしたが、夜間清掃の負担が大きい状況でした。
導入後の成果:
8台同時稼働で広範囲を効率的に清掃できるようになり、1台あたり平均5時間稼働しています。床面と空気中のほこりを同時除去することで清掃品質が向上し、患者やスタッフから「キレイになった」と高評価を得ています。
衝突事故ゼロで安全に稼働し、静音性により夜間稼働も問題ありません。スタッフを本来の医療業務に集中させる効果が生まれ、看護師や医療事務スタッフを診療補助など本来業務に充てられるようになりました。
3.【大規模病院】Scrubber 50 Proで作業時間を1日12時間短縮
導入製品:Scrubber 50 Pro(全自動床洗浄)+ Whiz i(除菌清掃)
施設規模: 304病床、延床清掃面積2万3052㎡
清掃エリア: 1Fロビー(石材フロア)、2F外来診察通路、職員通路
導入前の課題:
広い面積(2万3000㎡)の清掃に24から25名必要で、外来診療が長引くとスタッフの残業が発生していました。清掃品質の維持も課題でした。
導入後の成果:
1日12時間分の業務削減に成功し(4名×3時間ずつ圧縮)、削減した時間を手すり、ソファーなど細部の清掃に充当することで品質が向上しました。Whiz i → Scrubber 50 Proの順で清掃し、ATPふき取り検査で高い清掃効果を確認しています。
診療時間が長引いてもスタッフの残業を削減でき、夜間の暗い院内でも自動で安全に稼働しています。広範囲(延床2万3052㎡)の清掃を効率化することで、スタッフを本来の医療業務に集中させる効果が生まれました。
業務用ロボット掃除機購入 vs レンタル|5年総額と人件費を徹底比較

業務用ロボット掃除機の費用対効果を正確に判断するには、人件費との比較が不可欠です。購入とレンタルの総額を、人件費削減効果とあわせて検証します。
人件費と業務用ロボット掃除機の費用を時給換算
清掃員の実質時給とロボットの時給換算を比較すると、費用削減効果が明確になります。
清掃員の実質時給:
- 基本時給:1333円(全国平均)
- 社会保険料など:25%上乗せ
- 実質時給:1670円
ロボットの時給換算(1日3時間×月22日稼働):
- レンタル(月額4.4万円):時給約670円
- 購入(本体331万円の例、5年償却):時給約840円
結論:ロボットは人件費の約40から50%で運用可能
清掃員1人を雇用する場合、時給1670円×1日3時間×年264日=年間132万円が必要です。一方、レンタルで導入した場合、月額4.4万円×12カ月=年間52.8万円、購入の場合は本体価格や保守費用により異なりますが、いずれの場合も人件費と比較して大幅な費用削減が可能です。
業務用ロボット掃除機の投資回収シミュレーション(施設規模別)
施設規模別に、清掃員費用とロボット費用を比較し、投資回収期間を算出しました。
| 施設規模 | 清掃面積 | 清掃員費用(年) | ロボット費用(年) | 年間削減額 | 投資回収期間 |
| 小規模(500㎡) | オフィス、店舗 | 132万円 | 52.8万円(レンタル) | 79.2万円 | 1.8年 |
| 中規模(1000㎡) | 商業施設 | 264万円 | 105.6万円(レンタル) | 158.4万円 | 1.4年 |
| 大規模(2000㎡) | 工場、倉庫 | 528万円 | 158.4万円(レンタル) | 369.6万円 | 0.9年 |
※清掃員費用:時給1670円×1日3時間×年264日で計算
小規模施設でも投資回収期間は約1.8年と短く、中規模以上では1年前後で初期投資を回収できます。大規模施設ほど人件費削減効果が大きく、投資効率が高まります。
業務用ロボット掃除機の購入とレンタルの損益分岐点
購入とレンタルでは、何年使えば購入が有利になるのでしょうか。一般的な製品を例に検証します。
購入の場合:
- 本体価格:300万円から400万円程度
- 5年間の保守費用:年間5から10%
- 5年総額:本体価格+保守費用
レンタルの場合:
- 月額:4.4万円から6.4万円
- 5年総額:約264万円から約385万円(月額×60カ月)
一般的な傾向として、5年使用の場合はレンタルが費用面で有利になるケースが多く、損益分岐点は約6から7年となります。長期使用(7年以上)を想定する場合は購入、5年以内ならレンタルが費用面で有利です。
ただし、購入の場合は補助金活用で実質負担を50%削減できる可能性があり、この場合は購入が有利になります。また、技術進化により陳腐化するリスクも考慮する必要があります。
業務用ロボット掃除機、購入とレンタル、どちらを選ぶ?
金額面だけでなく、管理面での判断基準も重要です。
購入を推奨するケース:
- 7年以上の長期使用を想定している
- 補助金を活用できる(実質負担を50%削減できる)
- 固定資産として計上し、減価償却したい
- 施設独自のカスタマイズを希望する
レンタルを推奨するケース:
- 初期費用を抑えたい(月額費用のみで導入可能)
- 管理の手間を削減したい(保守、故障対応が契約に含まれる)
- 短期間(5年以内)の試用を考えている
- 廃棄処分の手間を避けたい(契約終了後は返却するだけ)
- 経費処理で全額損金算入したい
購入の場合は資産計上が必要で、廃棄時の処分費用もかかります。レンタルは全額経費処理でき、管理の手間が少ない点が大きなメリットです。
業務用ロボット掃除機、価格を抑える5つの方法
業務用ロボット掃除機の導入費用を抑える方法として、補助金の活用、レンタル、中古品の検討があります。
| 1.中小企業省力化投資補助金(カタログ型)を申請する |
| 2.業務改善助成金で賃上げと同時導入する |
| 3.介護テクノロジー定着支援事業に申し込む |
| 4.業務用ロボット掃除機、レンタルで初期費用を抑える |
| 5.業務用ロボット掃除機、中古品やアウトレットで購入費用を削減する |
1.中小企業省力化投資補助金(カタログ型)を申請する
清掃ロボットは重点カテゴリとして明確に対象となっており、あらかじめ登録されたカタログから製品を選ぶだけで申請できるため、手続きが簡素化されています。
対象: 医療法人、介護事業者、一般中小企業
補助率: 1/2
上限額と実質負担例: 従業員数により異なる
| 従業員数 | 補助上限額 | 実質負担例 |
| 5名以下 | 200万円(300万円) | 本体約307万円 → 実質約153万円 |
| 6から20名 | 500万円(750万円) | 本体約300万円 → 実質約150万円 |
| 21名以上 | 1000万円(1500万円) | 本体約700万円 → 実質約350万円 |
※()内は賃上げ要件達成時の上限額
※実質負担例は、PUDU CC1(約307万円から)、Phantas(約300万円から)、Scrubber 50 Pro(約700万円から)で計算
メリット:
- カタログから選ぶだけで申請可能(従来の補助金より簡素)
- 清掃ロボットは重点カテゴリで採択率が高い
- 随時公募受付中(2026年9月末まで)
- 販売事業者が申請をサポート
申請条件:
- 人手不足解消や生産性向上が目的であることを明記
- 導入後の削減効果を数値化(例:清掃時間50%削減)
- 労働生産性年平均成長率3%向上を目指す事業計画の提出
申請から交付まで: 1から2カ月程度
公式サイト: 中小企業省力化投資補助事業事務局
2.業務改善助成金で賃上げと同時導入する
賃金引き上げとあわせて業務用ロボット掃除機を導入する場合、業務改善助成金を活用できます。補助率が75%から90%と高く、飲食店、ホテル、小売店など幅広い業種が対象です。
対象: 事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が一定以内で、賃上げ計画を持つ事業者
補助率: 75%から90%(賃上げ額や引き上げ従業員数により異なる)
補助額: 数十万円から最大600万円
補助対象: 生産性向上に資する設備投資費用(業務用ロボット掃除機を含む)
申請条件:
- 事業場内最低賃金を30円から90円引き上げる
- 清掃ロボット導入により生産性を向上させる
- 賃金引き上げ計画を策定する
メリット:
- 補助率が高い(75%から90%)
- 通年で申請を受け付けている
- 清掃業務の効率化と従業員の賃上げを同時実現
注意点:
- 年度予算があるため、早めの申請が推奨される
- 賃上げが前提条件
申請窓口: 各都道府県労働局
公式サイト: 厚生労働省 業務改善助成金
3.介護テクノロジー定着支援事業に申し込む
介護施設向けの補助金として、各都道府県が実施する介護テクノロジー定着支援事業があります。
対象: 介護施設、介護事業者
補助率: 都道府県により異なる(一般的には1/2から2/3、要件を満たせば3/4)
補助対象:
- 介護ロボット(移乗支援、入浴支援、見守りセンサーなど)
- ICT機器(情報端末、ソフトウェア、通信環境機器など)
補助額の目安:
- 見守りセンサー等:上限30万円
- 移乗支援、入浴支援:上限100万円
注意点:
- 都道府県ごとに募集時期が異なる
- 予算上限に達すると終了するため、早めの確認が必要
- 職場環境改善の計画提出が必要
申請窓口: 各都道府県の介護保険担当部署
4.業務用ロボット掃除機、レンタルで初期費用を抑える
レンタルは初期費用を抑えて導入できる方法です。月額4.4万円から利用できる業務用ロボット掃除機もあり、保守、消耗品交換が契約に含まれるため、追加費用の心配がありません。
契約期間は1年から5年まで選べ、短期間の試用も可能です。導入後に施設規模が変わった場合も、契約更新時に機種変更できる柔軟性があります。
5.業務用ロボット掃除機、中古品やアウトレットで購入費用を削減する
中古品やアウトレット品は、新品の50から70%程度の価格で購入できるメリットがあります。初期費用を大幅に抑えられる点が魅力です。
ただし、保守サポートが受けられない、消耗品の入手が困難、バッテリー劣化により稼働時間が短いなどのリスクがあります。メーカー保証が切れている場合、故障時の修理費用が高額になる可能性も考慮する必要があります。
中古品を検討する場合は、稼働時間、バッテリー交換歴、保守サポートの有無を必ず確認しましょう。
業務用ロボット掃除機の価格に関する9つのQ&A
業務用ロボット掃除機の価格に関して、よく寄せられる質問にお答えします。
| Q1:病院、介護施設におすすめの機種と価格は? |
| Q2:医療法人が使える補助金と、削減額の目安は? |
| Q3:業務用ロボット掃除機の価格相場はいくらですか? |
| Q4:購入とレンタルはどちらが得ですか? |
| Q5:レンタル契約に「縛り(契約期間下限)」はありますか? |
| Q6:値引き交渉は可能? |
| Q7:導入までの期間はどのくらい? |
| Q8:メンテナンス費用は月額に含まれる? |
| Q9:複数台導入で割引はある? |
Q1:病院、介護施設におすすめの機種と価格は?
病院、介護施設には、水拭き、除菌対応のPUDU CC1(購入約307万円から、レンタル月額6.4万円から)をおすすめします。
感染対策で水拭き清掃が必須の医療、福祉施設では、吸引、掃き、水拭き、乾拭きの4-in-1機能が有効です。夜間稼働の静音性も高く、患者や入居者の睡眠を妨げません。
実際に、福岡県の介護施設サン・グリーンホームでは、PUDU CC1導入により年間140万円以上の費用削減に成功しています。
大規模病院(延床2万㎡超)の場合は、Scrubber 50 Pro(購入約700万円から)が適しています。埼玉県済生会加須病院では、1日12時間分の業務削減を実現しました。
Q2:医療法人が使える補助金と、削減額の目安は?
医療法人、介護事業者は中小企業省力化投資補助金(カタログ型)や介護テクノロジー定着支援事業を活用でき、実質負担を50%削減できます。
1)中小企業省力化投資補助金(カタログ型)
- 対象:医療法人、介護事業者、一般中小企業
- 補助率:1/2
- 上限額:従業員数により200万円から1000万円(賃上げ要件達成で最大1500万円)
- 実質負担例:本体約307万円(PUDU CC1) → 実質約153万円
- メリット:カタログから選ぶだけで申請可能、清掃ロボットは重点カテゴリ、随時公募受付中(2026年9月末まで)
2)介護テクノロジー定着支援事業(介護施設向け)
- 対象:介護施設、介護事業者
- 補助率:1/2から2/3(要件を満たせば3/4)
- 補助額:見守りセンサー等は上限30万円、移乗支援や入浴支援は上限100万円
- 注意点:都道府県ごとに募集時期が異なる、各都道府県の介護保険担当部署に要確認
申請条件は、人手不足解消や生産性向上が目的であることを明記し、導入後の削減効果を数値化(例:清掃時間50%削減)することです。中小企業省力化投資補助金は申請から交付まで1から2カ月程度と比較的スピーディです。
Q3:業務用ロボット掃除機の価格相場はいくらですか?
業務用ロボット掃除機の価格相場は、本記事で紹介した通り、購入は約300万円から約700万円、レンタルで月額4.4万円から約6.4万円です。
レンタル月額を抑えられるのはWhiz i(レンタル月額4.4万円から)で、オフィスや小規模店舗に適しています。購入価格は販売代理店に要問合せです。水拭き対応の多機能機種はPUDU CC1(購入約307万円から、レンタル月額6.4万円から)、中価格帯の多機能機種はPhantas(購入約300万円から、レンタル月額5.1万円から)、大規模施設向けはScrubber 50 Pro(購入約700万円から)が相場です。
5年間の総支払額で比較すると、レンタルは約264万円から約385万円です。購入の場合は本体価格に保守費用を加えた金額となりますが、補助金活用で実質負担を50%削減できる可能性があります。
Q4:購入とレンタルはどちらが得ですか?
使用期間、補助金活用の有無、管理体制により適切な選択肢が異なります。
一般的な傾向として、5年使用の場合はレンタルが費用面で有利になるケースが多く、損益分岐点は約6から7年となります。7年以上の長期使用を想定する場合は購入が費用面で有利です。
ただし、購入の場合は補助金を活用できれば実質負担が50%削減でき、費用面のメリットがさらに大きくなります。レンタルは初期費用ゼロで導入でき、保守、消耗品交換が契約に含まれるため、管理の手間が少ない点がメリットです。
購入が適しているケース: 7年以上使用、補助金活用、固定資産計上を希望
レンタルが適しているケース: 初期費用抑制、管理負担削減、5年以内の試用
Q5:レンタル契約に「縛り(契約期間下限)」はありますか?
レンタル企業により異なりますが、多くは1年から5年の契約期間下限があります。
ダスキンは1年契約から選べ、短期間の試用にも対応しています。契約前に「無料試用」も可能です。
アイリスオーヤマと大塚商会は3年または5年契約が基本で、長期契約ほど月額料金が割安になります。
契約期間中の解約は違約金が発生する場合が多いため、契約前に解約条件を確認しておくことが重要です。まずは短期契約で試用し、効果を確認してから長期契約に切り替える方法もおすすめです。
Q6.:値引き交渉は可能?
可能な場合があります。とくに複数台導入や5年以上の長期契約では柔軟な対応が期待できます。相見積もりを取ることで価格交渉が有利になるケースもあります。
Q7:導入までの期間はどのくらい?
レンタルの場合、最短で1から2週間程度です。購入の場合は、発注から納品まで1から2カ月程度かかることが一般的です。マッピング作業やスタッフトレーニングを含めると、本格稼働まで1カ月程度は見ておくとよいでしょう。
Q8:メンテナンス費用は月額に含まれる?
レンタルやリースの場合、多くのプランで保守やメンテナンス費用が月額に含まれています。ただし、消耗品(ブラシやフィルター)が別途請求される場合もあるため、契約前に必ず確認しましょう。購入の場合は、別途保守契約が必要です。
Q9:複数台導入で割引はある?
あります。2台以上の同時導入や、複数拠点での導入では、ボリュームディスカウントが適用されることが一般的です。販売代理店に相談する際は、将来的な追加導入の可能性も含めて交渉すると有利になります。
業務用ロボット掃除機は製品によって特徴や機能もさまざま。「どの業務用ロボット掃除機を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりの業務用ロボット掃除機が見つかります。
ぴったりの業務用ロボット掃除機を最短1分で無料診断
欲しい機能や導入形態などの項目を画面上で選択するだけで、最適な業務用ロボット掃除機を最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。実際にかかる金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5製品!比較・検討で最適なシステムが見つかる
最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬ業務用ロボット掃除機との出会いもあるかもしれません。
ミツモアなら、ぴったりの業務用ロボット掃除機がすぐに見つかります。






