ミツモア

イベント用簡易レジおすすめ3選!規模・コスト・オフライン対応など選び方も解説

ぴったりのPOSレジ・POSシステムをさがす
最終更新日: 2025年12月04日

イベント出展時のレジ対応、特に「キャッシュレス決済非対応による機会損失」や「イベント終了後の膨大な売上集計」に頭を悩ませていませんか。消費者の半数以上がクレジットカードをメインの決済手段とし、キャッシュレス決済が主流となる現代において、現金のみの対応は「機会損失」につながります。

しかし、年に数回の短期利用のために高額なPOSシステムを導入するのは現実的ではありません。この記事では「短期利用の実質コスト」と「当日の運用負荷」という2軸で、出店規模に最適なイベント用簡易レジ選びをサポートします。

冒頭CTAバナー_サービス_pc

「イベント準備で忙しく、レジ選びに時間をかけられない…」そんな方は、最短1分で終わるミツモアの自動診断をお試しください。希望条件を選択するだけで、あなたのイベントに最適なレジがすぐに見つかります。面倒な比較作業はゼロにして、効率よく準備を進めましょう。

ぴったりのイベント用レジを無料で診断する

イベント用簡易レジは「出展規模」と「目的」で選ぶ

イベント用簡易レジの最適解は出展規模と目的で決まり、選択肢は主に3つに分かれます。

パターンA:【現金管理のみ・小規模】手提げ金庫(+電卓)

最も低コストな方法ですが、イベント用の簡易レジとしては推奨しません。

最大の理由は、2023年10月から施行されたインボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応が極めて困難なためです。イベント会場で適格請求書の発行を求められた際、手書き領収書で厳格な記載要件(登録番号、税率毎の消費税額等)を満たすのは非現実的であり、取引機会を失うリスクとなります。

キャッシュレス決済の機会損失、売上集計の手間、盗難リスクを考慮すると、取るべき選択肢ではありません。

パターンB:【キャッシュレス対応・中規模】スマホ決済端末

スマートフォンやタブレットと小型のカードリーダーのみで、迅速にキャッシュレス決済に対応する構成です。

推奨シーンは、POSレジほどの高機能な売上・在庫管理は不要だが、「レジ混雑の緩和」と「機会損失の防止」を最優先したい場合です。最短当日から導入できるサービスもあり、設営も迅速に行えます。

ただし、現金管理は別途手提げ金庫などで行う必要があり、詳細な売上分析には不向きです。

パターンC:【売上・在庫管理も効率化・中〜大規模】POSレジアプリ

タブレットやスマホにPOSレジアプリ(Airレジ、スマレジなど)をインストールし、決済端末と連携させる構成です。

推奨シーンは、複数スタッフでの対応、商品数(SKU)が多い、リアルタイムでの在庫管理、イベント後の詳細な売上分析まで自動化したいケースです。キャッシュレスと現金を一元管理でき、オペレーションが標準化されます。

一方で、タブレット等の機材準備や初期設定、スタッフへの簡易な操作説明が必要です。

ぴったりのイベント用レジを無料で診断する

イベント用簡易レジ選びにおける4つの選定基準

選択肢が決まったら、具体的なサービスを比較します。イベント利用で失敗しないためには、以下の4つの基準で判断してください。

基準1:「短期利用」の実質コスト(手数料・レンタル料)で比較する

「月額無料」という言葉だけで判断してはいけません。見るべきは、①決済手数料②端末の購入またはレンタル費用です。

例えば、Airペイは決済端末代が0円になるキャンペーンを、Squareは端末代が4,980円かかります。一方で、ハードウェア(iPad等)も持っていない場合、短期レンタルプランが最適解になる場合もあります。自社の状況に合わせた総額コストで比較すべきです。

基準2:「オフライン(電波不安定時)」の動作を必ず確認する

イベント会場の不安定な電波環境は、レジオペレーションにおける死活問題です。サービス選定時には、オフライン時にどこまでの機能が使えるかを必ず確認してください。

  • Square: オフラインモードを搭載しますが、1時間ごとの再接続が必要です。
  • Airレジ/Airペイ: Airレジ自体はオフラインでも動きますが、オフラインモード中はSquareを使った決済機能が利用できないという重大な制約があります。
  • STORES 決済: オフラインには一切対応しておらず、インターネット環境下でしか動作しません。

基準3:「設営・撤収」のスピード(運用の簡便性)

タブレット、ルーター、プリンターなど必要な機材は何か、配線は複雑でないか。そして何より、ITリテラシーが高くない応援スタッフでも操作できるかが重要です。

ある事例では、従来のスマホでのテザリングが「面倒だった」ために現場で使われなかったが、SIM内蔵型の端末に変えたことでスタッフが「抵抗なく使うようになった」と報告されています。高機能でも、現場が使えなければ意味がありません。

基準4:必要な「決済方法」に対応しているか(特にコード決済)

クレジットカードや交通系ICはもちろんですが、若年層が多いイベントではコード決済、特にPayPayへの対応は必須と言えます。

PayPayの手数料が他(例:クレカ3.24%)より安価(例:2.95%)に設定されているサービスもあり、ランニングコストにも影響します。

ぴったりのイベント用レジを無料で診断する

イベント利用におすすめの簡易レジ3選

上記の4基準、特に「短期コスト」と「オフライン対応」に基づき、主要サービスをイベント出店の観点から徹底比較します。

Square POS:最短導入・オフライン対応が強み

Square POS
出典:「Square POS」公式Webサイト

アカウント登録が迅速で、最短当日から利用可能です。最大の強みは、オフラインモードを搭載している点。「電波が不安だが、来週のイベントに間に合わせたい」というパターンB(キャッシュレス対応優先)のニーズに最適です。

ただし、オフラインモードは1時間ごとの再接続が必要な点と、導入に端末代(4,980円)がかかる点に注意してください。

Airレジ / Airペイ:初期コスト0円と機能の網羅性

Airレジ
出典:「Airレジ」公式Webサイト

Airレジは無料で高機能、Airペイは「0円スタートプログラム」により決済端末代が0円になる点が最大の魅力です。PayPay手数料も2.95%(税抜)と安価です。

ただし、Airレジがオフラインになると決済機能(Square連携)が使えません。初期コスト0円を最優先し、モバイルルーター持参などで安定した電波環境を確実に用意できる場合は、最強の選択肢となります。

スマレジ:短期レンタルと高機能な在庫管理が強み

スマレジ
出典:「スマレジ」公式サイト

スマレジは、高機能なPOSレジ機能を提供する主要なサービスの一つです。無料プランも用意されており、インボイス制度にも対応しています。

イベントで利用する場合は、ご自身でiPad等のハードウェアを準備し、アプリをインストールして使用することが前提となります。 商品数が多く、詳細な売上分析や在庫管理を行いたい方向けの選択肢です。

ぴったりのイベント用レジを無料で診断する

なぜ今、イベントに簡易レジが必要なのか?

イベントでの簡易レジ導入は、単なる効率化ではなく、売上を最大化する戦略的投資です。その理由は「機会損失の防止」「レジ混雑の緩和」「集計業務の自動化」の3点に集約されます。

理由1:キャッシュレス決済非対応による「機会損失」の防止

消費者のメイン決済手段の約半数がクレジットカードであるという事実は、高額な食品セットやグッズ販売において、決済手段の不足が購入のハードルとなっていることを示します。

特にPayPayは国内キャッシュレス決済の約5回に1回を占めるほど普及しており、これらに対応しないことは、売上を競合ブースに譲ることに等しいのです。

理由2:会計スピード向上による「レジ混雑」の緩和

コロナ禍を経てイベント市場が回復し、会場での競争は再び激化しています。手計算や現金の授受でレジに行列ができている間に、顧客は他ブースへ流れてしまいます。

簡易レジによる会計スピードの向上は、顧客満足度の向上だけでなく、ブースの販売回転率を高め、競合に対する明確な競争優位性となります。

理由3:イベント終了後の「売上集計・分析」の圧倒的な効率化

イベント担当者の最大のペインである、疲労困憊の中での「手作業によるレジ締め」と「エクセルへの手打ち入力」から解放されます。

POSレジアプリを導入すれば、売上はリアルタイムで自動集計され、商品別・時間帯別の分析データも即座に出力可能です。これにより、次回のイベントに向けたデータドリブンな戦略立案が可能になります。

イベント当日の運用で失敗しないための「準備チェックリスト」

ソリューションの選定後は、当日の運用準備が成否を分けます。特に「機材・ネットワーク」「スタッフトレーニング」「コンプライアンス」の3点を確認してください。

【設営時】機材・ネットワークの確認

  • 端末(タブレット・スマホ)と決済端末のフル充電、予備バッテリーの確保。
  • 会場のWi-Fi環境の確認。電波不安が少しでもある場合は、モバイルルーターの持参を強く推奨。
  • 決済端末とタブレットのBluetooth接続テスト。

【運用時】スタッフへの簡易マニュアルとトラブル対応

  • 会計操作、キャンセル・返品操作の手順をA4一枚程度にまとめた簡易マニュアルの用意。
  • 「オフラインになった時」「決済が失敗した時」の対応フロー(例:現金のみの案内に切り替える、など)を事前に決めておく。

【撤収時】売上データの同期と機材返却

  • オフラインで処理した会計データが、撤収前に必ずオンライン同期されているか確認する。
  • レンタル機材を利用した場合は、返却手順と期限を再確認する。

まとめ:自社のイベント規模に合ったレジを選び、売上最大化と業務効率化を

本記事では「短期利用の実質コスト」と「オフライン対応」という2大論点に絞って、イベント向けのレジ選びを解説しました。「機会損失」と「集計工数」を解決するための最適解は、貴社の状況によって異なります。

まずはこの記事で紹介した低リスクなソリューションから検討を始め、来月のイベントでの売上最大化と、集計業務からの解放を実現してください。

ぴったりのPOSレジ選びはミツモアで

ミツモアロゴ

POSレジは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりのPOSレジが見つかります。

ぴったりのPOSレジを最短1分で無料診断

欲しい機能や導入形態などの項目を画面上で選択するだけで、最適なPOSレジを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。

ぴったりの料金プランも一緒にお届け

希望条件に沿った料金プランも製品と一緒に診断します。実際にかかる金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。

診断結果は最大5製品!比較・検討で最適なPOSレジが見つかる

最大で5製品の診断結果をお届けします。検討していた製品だけでなく、思わぬPOSレジとの出会いもあるかもしれません。

ミツモアなら、ぴったりのPOSレジがすぐに見つかります。

ぴったりのPOSレジを無料で診断する

サービス提供事業者さま向け
ミツモアにサービスを
掲載しませんか?
ミツモアにサービスを掲載しませんか?

ミツモアは依頼者さまと事業者さまをつなぐマッチングサイトです。貴社サービスを登録することで、リードの獲得及びサービスの認知度向上が見込めます。 さらに他社の掲載サイトとは違い、弊社独自の見積システムにより厳選されたリード顧客へのアプローチが可能です。 ぜひミツモアにサービスをご登録ください。

サービスを掲載する