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サブスク決済システムおすすめ11選!手数料や決済方法など観点で比較

ぴったりの決済代行サービスをさがす
最終更新日: 2025年05月09日

サブスクリプション型ビジネスを進めるにあたり、定期支払いの運用をスムーズに進めたいと考えている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、継続課金の自動化や決済方法への一括対応などに優れたサブスク決済システムを紹介して比較します。

サブスク決済システムとは、サブスクリプション型の課金モデルにおける顧客からの定期的な代金回収を、外部の専門業者が代行するサービスのことです。動画配信や音楽配信、スポーツジムやオンラインサロンなど会員制サービス、健康食品の定期購入など、都度払いではなく決済が繰り返し発生するサブスクリプション型のビジネスモデルにおいて活用されています。

グローバル対応のStripe、手軽なPayPal、実店舗連携が強みのSquare、信頼性抜群のSBペイメントサービスなど、各サービスの独自の強みと導入時の注意点、そして業務効率化や顧客維持への取り組みをそれぞれ解説します。

サブスク決済システムおすすめ11選

会社スマホで連絡を取るビジネスウーマン

現在利用できるサブスク決済システムには非常に多くの種類があります。本章ではおすすめの11サービスをピックアップし、その機能・手数料・対応通貨・導入実績などを比較します。

多くのサービスは初期費用・月額固定費が無料で、発生した決済に対して手数料を支払うモデルになっていますが、大規模向けの高機能サービスでは月額費用が発生するケースもあります​。

〈サブスク決済システム11サービスの比較表〉

サービス名 初期費用・月額費用 決済手数料 対応決済手段
Stripe Billing 0円/0円 3.6%(カード) クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込 など
PayPal 0円/0円 3.6% + 40円(国内)
4.1% + 40円(海外)​
クレジットカード、デビットカード、銀行口座振替
Square サブスクリプション 0円/0円 3.6%(カード) クレジットカード
SBペイメントサービス 0円/0円~ 3.24%~(カード) クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済、電子マネー、QR決済、後払い など
サブスクペイ 要問い合わせ 2.65%~(カード) クレジットカード、口座振替、コンビニ決済、銀行振込、掛け払い
会費ペイ 0円/0円 3.5% + 100円 クレジットカード、銀行口座振替
メンバーペイ 0円/0円 5.5% + 99円 クレジットカード、コンビニ払い
fincode by GMO 0円/0円 3.6%(カード)​ クレジットカード、銀行口座振替
Paid 0円/0円 0.5%~3.5% + 125円 請求書払い(銀行振込)、口座振替
NP掛け払い 12,000円~/12,000円~ 1.2%~3.6% + 190円 請求書払い(翌月/翌々月払い、銀行・コンビニ等対応)​
サブスクONE 300,000円~/298,000円~ 各決済代行会社への手数料 クレジットカード、口座振替 他(各種と連携)

比較表より、決済手段の対応範囲や手数料率、提供機能に各サービスごとの特色が見て取れます。

例えばStripeはグローバル対応力と柔軟な開発性に優れ、SBペイメントサービスは国内外あらゆる決済手段を網羅、サブスクペイは継続課金とデータ分析に強み、会費ペイ/メンバーペイは会員管理・コミュニティビジネスに特化、Paid/NP掛け払いはBtoB請求の与信・保証サービス付き、といった具合です。

ここからはそれぞれの違いや強みをふまえて、各サービスを解説します。

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サブスク決済システム選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。対象の決済方法などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりのサービスを最短1分で自動診断。理想のサブスク決済システムが見つかります。

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Stripe Billing

Stripe Billing
出典:「Stripe Billing」公式Webサイト

Stripe Billingは、グローバル展開が可能な高機能サブスク決済サービスです。定額、従量、段階課金など多様な料金モデルに柔軟に対応し、無料トライアルやプラン変更も容易に設定できます。

API連携が充実しており、企業独自のシステムやサービスにシームレスに統合可能。自動再請求やカード情報更新、顧客専用ポータルにより、定期課金運用の手間を大幅に削減し、解約防止や収益予測に寄与します。

高度なカスタマイズが強みである一方、初期設定や運用には一定の技術リソースが求められるため、エンジニアの関与が重要となります。特にグローバル展開や複雑な料金設計を検討する企業に適したサービスです。

初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 3.6%(カード)
対応決済手段 クレジットカード、コンビニ決済、銀行振込など
導入実績・特徴例 世界数百万社で利用。40以上の決済手段対応​。API提供で柔軟カスタマイズ可能。

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PayPal

PayPal
出典:「PayPal」公式Webサイト

PayPal定期支払いは、世界的に利用されるPayPalの信頼性を背景に、簡単にサブスク決済を導入できるサービスです。PayPalアカウントを保有する顧客は、ワンクリックで定期支払いに登録でき、定額や試用期間付きプランの設定も自由自在です。

管理画面ではリアルタイムな売上・契約状況が把握でき、初期費用や月額費用が不要なため、低リスクでスタートできます。また、低コストな手数料体系が中小企業に魅力的です。ただし決済処理時にはPayPalサイトへリダイレクトされるため、自社ブランドの一貫性維持に工夫が必要です。

グローバルに顧客を抱えるサービスや、初期投資を抑えた事業展開を望む企業に適しています。

初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 3.6% + 40円(国内)
4.1% + 40円(海外)​
対応決済手段 クレジットカード、デビットカード、銀行口座振替
導入実績・特徴例 世界4億人以上のユーザー利用​。海外決済の信頼性抜群。

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Square サブスクリプション

Square サブスクリプション
出典:「Square サブスクリプション」公式Webサイト

Squareサブスクリプションは、POS決済で実績のあるSquareが提供する定期決済サービスです。店舗とオンラインの両面で活用でき、シンプルなUIで直感的な管理が可能です。

初期費用・月額固定費が不要で、売上に対して定められた手数料のみで利用できるため、コストを抑えながら定期課金を導入できます。自動決済、カード情報更新、再請求機能により、顧客の支払い遅延や解約リスクの低減に寄与。主にクレジットカード決済に依存するため、カード以外の決済手段を求める場合は別途検討が必要です。

小規模事業者や実店舗と連携したサービス展開を目指す企業に向いています。

初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 3.6%(カード)
対応決済手段 クレジットカード
導入実績・特徴例 400万店以上の加盟実績​。リンクやQRで簡単決済、少額ビジネスでも導入しやすい​。

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SBペイメントサービス

SBペイメントサービス
出典:「SBペイメントサービス」公式Webサイト

SBペイメントサービスは、ソフトバンクグループの信頼性を背景に、国内市場で豊富な決済手段を提供するプラットフォームです。クレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済、電子マネーなど、多彩な支払い方法に対応し、サブスク向けの自動継続課金やカード情報自動更新機能が業務負荷を軽減します。

専用の管理画面とAPI連携により、既存システムとの統合もスムーズ。大企業での導入実績が豊富な一方、導入までに審査や手続きが長期化するケースがあるため、初期準備が重要です。複数の決済手段を一括管理したい企業に最適なサービスです。

初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 3.24%~(カード)
対応決済手段 クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済、電子マネー、QR決済、後払い など
導入実績・特徴例 導入14,000社以上の実績​。豊富な決済方法(Amazon PayやPayPay等にも対応)​。

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サブスクペイ

サブスクペイ
出典:「サブスクペイ」公式Webサイト

サブスクペイは株式会社ROBOT PAYMENTが提供するサブスク専用の決済・顧客管理システムです。定期課金の自動化をはじめ、会員情報の一元管理、インボイス発行、解約防止機能などサブスク運営に必要な機能を網羅。柔軟な課金周期や初回特別料金の設定が可能で、サービスの性質に応じたプラン設計が容易です。

自動決済機能により運用コストが大幅に削減され、収益の安定化に寄与します。多彩な支払い方法に対応し、急成長中のスタートアップにも適したシステムですが、豊富な機能ゆえに初期設定や運用時の検討が必要です。

初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
決済手数料 2.65%~(カード)
対応決済手段 クレジットカード、口座振替、コンビニ決済、銀行振込、掛け払い
導入実績・特徴例 継続課金システムの老舗。独自の顧客管理DBで行動分析も可能​。請求漏れ防止の機能充実。

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会費ペイ

会費ペイ
出典:「会費ペイ」公式Webサイト

会費ペイは、株式会社メタップスペイメントが提供する会費制ビジネス向け決済・会員管理システムです。主にフィットネスジムや教室、各種団体の月会費徴収に特化しており、入会申込から毎月の集金、督促、未収回収までを自動化します。

成果報酬型の料金体系で初期費用や月額費用が不要なため、低コストで運用が可能です。自動督促メールや口座振替機能により支払い遅延を防ぎ、継続利用を促進。シンプルながら業務全般を効率化する機能が揃っており、小規模団体や多店舗展開に向いています。ただし、利用規模が大きくなるとプラン料金に留意が必要です。

初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 3.5% + 100円
対応決済手段 クレジットカード、銀行口座振替
導入実績・特徴例 スポーツジム等の会費制ビジネスに特化​。入会申込から毎月集金・督促まで5つの手続き自動化​。

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メンバーペイ

メンバーペイ
出典:「メンバーペイ」公式Webサイト

メンバーペイは、初期費用・月額費用が不要な成果報酬型サブスク決済プラットフォームです。オンラインサロンや個人向け定額サービスなど、小規模事業者向けに最適化され、シンプルな管理画面でサブスクプランの設定や会員管理、決済を直感的に行えます。

テンプレートを活用した決済フォームの作成や自動催促メール機能により、運用コストを大幅に削減。クレジットカード、コンビニ払いなど複数決済手段に対応し、利用者の利便性を向上させます。ただし、取引規模が拡大すると手数料負担が増加するため、成長段階での見直しが必要です。

初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 5.5% + 99円
対応決済手段 クレジットカード、コンビニ払い
導入実績・特徴例 初期・月額費用ゼロで開始可能​。専用のWEB申込ページを簡単作成し、Zoom案内等の会員向け通知も可能​。

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fincode

fincode
出典:「fincode」公式Webサイト

fincodeは、GMOイプシロンが提供する低コストで高機能なサブスク決済プラットフォームです。初期費用や月額固定費が不要で、主にクレジットカード決済を中心に導入できます。

REST APIや管理画面により自社サービスへのシームレスな統合が可能で、無料期間や割引プランなど柔軟な料金体系にも対応。セキュリティ対策や決済エラー防止機能も充実し、安定した決済運用をサポート。スタートアップをはじめ、コストを抑えつつ定期課金システムを導入したい企業に向いています。

システム導入後の運用も容易で、今後のサービス拡大に柔軟に対応できる点が魅力です。

初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 3.6%(カード)
対応決済手段 クレジットカード、銀行口座振替
導入実績・特徴例 大手GMOグループ提供のAPI型。デジタルコンテンツ決済では別途料率(例: PayPayで9%)​。

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Paid

Paid
出典:「Paid」公式Webサイト

Paidは株式会社ラクーンフィナンシャルが提供するBtoB向け後払い決済サービスで、請求書発行から入金管理、督促業務までを一括代行します。与信審査に基づいた信用保証により、売り手企業は未回収リスクを大幅に軽減でき、請求業務を自動化することで事務負担を削減します。

管理画面やAPIで取引先情報を簡単に設定でき、法人向けのサブスクサービスに特に適しています。初期費用・月額費用は発生せず、決済手数料のみで運用できる点も魅力。ただし、消費者向けではなく、法人専用のため用途を明確にする必要があります。

初期費用 0円
月額費用 0円
決済手数料 0.5%~3.5% + 125円
対応決済手段 請求書払い(銀行振込)、口座振替
導入実績・特徴例 BtoB決済特化。与信審査~督促・回収まで代行し未入金100%保証​。掛売り取引の未回収リスクをゼロにする。

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NP掛け払い

NP掛け払い
出典:「NP掛け払い」公式Webサイト

NP掛け払いは株式会社ネットプロテクションズが提供する後払い決済サービスで、企業間取引における請求書払い業務を包括的にサポートします。取引先への迅速な与信審査、請求書発行、入金確認、督促業務を自動化し、未回収リスクを最小限に抑えます。

主要ECプラットフォームとの連携も容易で、管理画面から一元的に取引状況を把握できるため、売上管理が効率化されます。月額固定費と取引手数料が発生するが、大口取引や卸売業者、法人向けサブスクサービスに特に有効です。安心して取引を拡大したい企業に適したサービスです。

初期費用 12,000円~
月額費用 12,000円~
決済手数料 1.2%~3.6% + 190円
対応決済手段 請求書払い(翌月/翌々月払い、銀行・コンビニ等対応)​
導入実績・特徴例 BtoB後払い決済の草分け。大企業から中小まで多数導入。与信と未回収保証により安心して掛取引が可能。

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サブスクONE

サブスクONE
出典:「サブスクONE」公式Webサイト

サブスクONEはエンタープライズ向けに特化したサブスクリプション管理・請求管理SaaSです。定額、従量、複雑な料金体系にも柔軟に対応し、各種契約内容やプラン変更の自動化を実現します。CRMや会計システムとの連携により、企業全体でのデータ共有と運用効率の向上が期待できます。

専任サポートを通じた要件定義やシステムカスタマイズが可能で、大規模事業者の複雑な運用課題を解決。初期投資や月額費用は高額になるが、長期的な運用効率と正確な請求処理を実現でき、エンタープライズ環境での導入が推奨されます。

初期費用 300,000円~
月額費用 298,000円~
決済手数料 各決済代行会社への手数料
対応決済手段 クレジットカード、口座振替 他(各種と連携)
導入実績・特徴例 エンタープライズ向けプラットフォーム。要件定義支援から提供し、大規模(契約数数十万件)でも安定稼働​。Salesforce等社内システムと柔軟連携​。

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特徴・用途別のおすすめサブスク決済システム

スマホとpc並んでいる

サブスク決済システムは用途や求める機能によって最適な選択肢が異なります。ここでは、事業者の特徴・ニーズ別におすすめの組み合わせパターンをいくつか紹介します。

サブスク決済システムは自社のユースケースや課題に応じて組み合わせて考えることも重要です。ひとつのサービスで全てを賄う必要はなく、例えば「自社サイト内課金はStripe、法人顧客にはPaid、海外顧客にはPayPalも用意」といった併用も十分可能です。それぞれの強みを活かし、顧客体験と自社業務効率の両面で最適化を図りましょう。

グローバル展開するITスタートアップの場合

海外ユーザーからの課金や多通貨決済が発生するなら、Stripe BillingPayPalが第一候補です。Stripeは130以上の通貨と多数の決済手段を単一APIで扱え、円以外の請求もスムーズです​。PayPalも世界的なユーザーベースがあり信頼性が高く、海外向けサービスでは導入しておくと決済ハードルが下がります​。

技術的にも自社サービスと密に統合したいならStripeが柔軟ですし、ユーザーのPayPalアカウント支払いニーズが高ければPayPalも併用すると良いでしょう。

自社サービスに組み込む柔軟な決済基盤が欲しい場合

SBペイメントサービスfincode(GMO)など、API提供型の決済代行が適しています​。特にSBペイメントはクレカ・コンビニ・キャリア決済からAmazon Payや楽天ペイまで網羅し、必要な決済手段をまとめて導入できます​。自社開発チームがある程度いて、UIや体験を自由に設計したい場合に有力です。

またSquareもオンライン用API・SDKを提供しており、決済機能を組み込むことが可能です。Squareは実店舗機器との連携も強みです。

ノーコードで定期課金を素早く始めたい場合

フォーム型・URL決済型のサービスが手軽です​。例えばformrun(フォームラン)はフォーム作成ツールに決済機能が付いたサービスで、申し込みフォームと支払いを一体化できます​。自社サイトがなくても、発行された決済ページURLを共有するだけで課金を受け付けられます。

同様にSquareの請求書機能やPayPalの定期支払いボタンなども、自社開発なしで利用可能な手段です。技術リソースや時間がない場合に、まず小規模にテストする用途として有用です。

会員制ビジネス・習い事など月謝型の場合

顧客ごとの会員情報管理や入退会手続きも含めて効率化したい場合、会費ペイメンバーペイが適しています。会費ペイは入会フォーム作成から口座振替による集金、督促メールまで一連を自動化し、ジムやスクールの月謝回収をスムーズにします​。

銀行引落に対応している点も、クレジットカードを持たない顧客層に便利です。一方メンバーペイは初期費用ゼロで始められ、会員向け案内メール送信などコミュニティ運営機能も備えています​。小規模なオンラインサロンや講座の運営者に向いています。

BtoB向けサービスで請求書払いが主な場合

法人向けサブスクでは相手先の経理フローに合わせて、月末締め翌月払いなど請求書での後払いに対応する必要が出てきます。その際はNP掛け払いPaidといった後払い決済サービスの導入がおすすめです。

これらは与信審査から請求書発行、入金管理、督促・未回収時の保証までを包括して代行してくれます​。例えばPaidは万一の未払いも100%回収保証されるため、自社はデータを送るだけで安全に取引を進められます​。継続課金型のBtoB SaaSでは、これらを組み込むことで売掛金管理の手間とリスクを大幅に軽減できます。

大規模・複雑なサブスクモデルを運用する場合

数十万件規模の契約や、利用量に応じた従量課金+基本料+割引キャンペーンなど複雑な料金プランを扱うエンタープライズ企業には、サブスクONEやScalebase等の専門プラットフォームが適しています。

サブスクONEは決済代行各社やSalesforceなどともAPI連携でき、企業固有のビジネスロジックを反映した課金をスピーディーに構築できます​。

専任サポートによる要件定義支援もあり、ミッションクリティカルな継続課金を安心して任せられます。費用は高めですが、社内システムとの高度な統合やカスタマイズが必要なケースでは検討すべきでしょう​。

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サブスク決済システムの選び方

女性 スマホ ビジネス

サブスクビジネスにおける決済システムを選ぶ際には、いくつかの重要な要件・選定基準があります。適切なシステムを選定することで定期課金の運用が円滑になり、ビジネス成長を後押しします。以下に主なポイントを挙げます。

ビジネス規模・利用シーンへの適合

まず自社のビジネス形態や規模に合ったシステムであることが重要です​。例えば、開発リソースが豊富ならAPI連携型で柔軟に組み込めるサービス、プログラミングが難しければノーコードで使えるフォーム型サービスなど、自社の状況にマッチする種類を選びます。

また、会員サイトを既に持っている場合は決済機能だけ提供するサービスが適し、逆にサイト自体を持っていなければサイト構築機能付きのサービスを検討するなど、利用シーンに応じた選択が必要です​。顧客に求められる決済手段への対応: 顧客の年齢層や嗜好に合った決済方法を提供できるかも比較のポイントです​。

一般的なクレジットカード払いはもちろん、銀行口座振替、コンビニ払い、PayPayなどの電子マネー・QR決済、キャリア決済、後払い(請求書払い)など、ターゲット顧客が利用しやすい決済手段をカバーしているか確認しましょう。例えば若年層相手のサービスならプリペイド型やスマホ決済への対応が重要です、法人相手なら請求書払いへの対応や未払い時の保証が求められます。

決済手数料など料金体系の比較

決済代行各社で費用体系は異なります。初期費用や月額固定費が無料で始められるサービスが多い一方、売上の一部を手数料として支払うモデルが一般的です​。手数料率もサービスによって様々で、小規模なら手数料のみで利用できるもの、大規模・高度な機能が必要な場合は月額数十万円のプランを要する場合もあります​。

自社の収益モデルに照らし、許容できるコストかを比較しましょう。また決済ごとの固定手数料や、売上規模拡大時の料率割引の有無、日次入金か月次かなど入金サイクルも確認ポイントです。

対応通貨・グローバル展開能力

サービスの対象が海外にも及ぶ場合、複数通貨や海外カード決済に対応できるかは大きな要件です。例えばStripeなどは130以上の通貨と40以上の決済手段に対応しており、グローバル展開を視野に入れる企業に適しています​。PayPalも100以上の通貨で利用でき、海外ユーザーからの信頼が厚い決済ネットワークです​。

一方、国内特化のサービスは日本円・日本国内の決済手段に限定されることが多いため、海外向けビジネスの場合は注意が必要です。

サブスク特有の機能

単なる決済処理だけでなく、サブスクリプション運用に役立つ機能が充実しているかも選定基準になります。月次・年次・週次といった定期課金スケジュールの柔軟性や無料トライアル期間設定​、従量課金や段階的課金、クーポン割引や初月無料​など複雑な料金プランへの対応性、決済失敗時のリトライ・督促機能、さらに会員管理や請求書発行の自動化などです。

例えばクレジットカードの有効期限切れを検知して顧客に更新を促したり、未払い時に自動で督促メールを送る機能があれば、人的フォローの手間を減らせます。こうした機能充実度はサービスによって差があるため、必要な機能が揃っているかを確認しましょう。

既存システムとの連携性・拡張性

サブスク決済システム導入後も、他の社内システム(会員データベース、CRM、会計ソフトなど)とデータをやり取りするニーズが発生します。API提供や外部サービス連携のしやすさ、開発ドキュメントの充実度も要件として考慮すべきです。

開発リソースが乏しい場合は、プラグインやZapier連携などノーコードで他システムと繋げられるかもチェックポイントです​。将来的に事業拡大して数万件の契約を扱うようになっても耐えうるスケーラビリティや、新しい料金プラン追加など要件変更へ迅速に対応できる柔軟性も重要です。

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サブスク決済システムの導入を成功に導く5つのポイント

ノートパソコンをタイピングする男性の

サブスク決済システムを導入する際の注意点と、見落としがちな成功のポイントについて解説します。表面的な比較だけでなく、潜在ニーズに応える工夫をすることで、サブスク事業をより盤石なものにできます。

導入フローと社内体制の整備

システム導入そのものはオンラインで契約・設定するだけの場合も多いですが、社内フローの見直しも並行して行いましょう。例えば、決済システムを導入すれば請求書発行や入金確認、消込(消し込み)作業、督促対応といった請求業務が自動化されます​。

その反面、人手で確認していたプロセスがブラックボックス化する可能性もあります。自動化されたとはいえ、初回はテスト課金を行って入金処理の流れを把握する、顧客からの問い合わせ対応は誰が行うかなど担当者間で役割分担を決めておくといった準備が成功のカギです。

また、既存顧客から新システムへの移行にも注意が必要です。クレジットカード情報の再登録が必要な場合は案内メールを送る、旧システムと並行稼働期間を設けるなど、スムーズな移行計画を立てましょう。

顧客コミュニケーションと信頼構築

サブスクモデルでは初回だけでなく継続的に課金が発生するため、顧客に安心して利用し続けてもらう仕組みが重要です。利用可能な支払い方法、課金タイミング、解約方法、領収書発行の有無など、決済に関する顧客向けの説明を導入段階で明確に示しておきましょう。

決済代行サービスによっては、支払い完了メールや領収書メールを自動送信する機能がありますので活用すると便利です。万一、決済エラーやカード有効期限切れが発生した場合の顧客への通知文面も事前に用意し、自動メール送信機能に組み込んでおくと、滞りなくフォローできます。

顧客との信頼関係構築という観点では、決済システム側のセキュリティも大切です。PCI DSS準拠や3Dセキュア対応など各サービスのセキュリティ機能を確認し、「信頼できる決済手段である」ことをアピールすることで、安心感を提供できます。

継続率向上のための隠れた機能活用

潜在ニーズである顧客LTV最大化のためには、如何に継続利用率(リテンション)を高めるかがポイントです。決済システムの中には、継続課金特有の分析機能を持つものがあります。例えばサブスクペイのように決済データと顧客行動データを一元管理し、継続率の分析や休眠顧客の検知ができるシステムも存在します​。

またStripeなどでは定期課金の解約率やMRR(月次経常収益)をダッシュボードで可視化でき、これらの指標は収益予測精度の向上に役立ちます。導入後はぜひこれらのレポート機能を活用し、どのタイミングで解約が増えているか、支払い失敗が何%あるか等を把握しましょう。

それにより、プロダクト改善や○ヶ月継続で割引クーポン提供などのプロモーション施策に繋げることができます。

支払い失敗時のリカバリーとトラブル防止

継続課金で避けられないのがクレジットカードの有効期限切れや限度額オーバー等による決済失敗です。これへの対応が不十分だと、売上機会損失のみならず顧客体験の低下にも繋がります。カード情報自動更新サービスを提供している決済代行もあります​。

例えばソニーペイメントサービスではオプションでカード情報お預かり・有効性チェックサービスを提供しており、カードの有効期限更新を自動反映できます​。

可能であればこうした機能を利用し、顧客に手間をかけず支払い継続させる仕組みを取り入れましょう。また、引き落とし失敗時には即座にリトライを行う設定や、一定期間経過後に自動キャンセルとするかどうかのポリシー決定も必要です。事前にシナリオを設定しておくことで請求漏れ・回収遅延といったトラブルを防止できます。

将来の拡張性を見据えたサービス選択

サブスク事業が順調に拡大すると、当初想定よりも多様なニーズが出てくるかもしれません。例えば、月額課金に加えて年額一括プランを新設する、従量課金要素を追加する、海外市場に進出する、といった展開です。

導入時点では必要最低限の機能で選んでも、後から上位プランにアップグレードできたり、追加機能をオンすることで対応できるサービスだと安心です。実際、多くのサービスは段階的に機能拡張できるプラン構成になっています。また必要に応じて複数の決済システムを組み合わせる柔軟性も持っておきましょう。

特定のシステムに依存しすぎると、そのサービス側の不具合や仕様変更の影響をまともに受けてしまいます。主要カード決済はシステムAだが、万一に備えてPayPalも併用可能にするなど、バックアップの手段として他社決済手段を用意しておくことも検討しましょう。

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サブスク決済システムの活用でビジネスの成功を

オフィスでパソコンを操作するビジネスウーマン

サブスク決済システム導入にあたってのポイントや各サービスの特徴を解説しました。適切なサービス選定と工夫により、定期的な支払い処理の自動化による業務効率化だけでなく、安定収益の確保と顧客との長期的な関係構築が可能になります。

ぜひ本記事の比較・解説を参考に、自社の状況に合った決済代行サービスを導入し、サブスクリプション事業の成功につなげてください。

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