イベントや展示会、フェスなどの会場で「クレジットカードは使えますか?」と聞かれる機会が増えました。この質問に「現金のみです」と答えてしまうと、せっかくの販売機会を逃しかねません。
しかし、たった数日の出店のために、高額な導入費用や月額固定費を払うのは気になる事業者がいます。「屋外で電波は入るのか」「開催日までに審査は間に合うのか」といった、現場ならではの不安もあるはずです。
イベント出店に特化した決済代行サービスについて、「短期レンタル型」と「月額無料型」の2つのタイプから、出店スタイルに合った失敗しない選び方を紹介します。
イベント決済代行サービスは「開催頻度」と「準備期間」で選ぶ
数ある決済サービスの中から自社に最適な一つを選ぶ基準は、導入までの準備期間と開催頻度の2軸です。以下の質問に答えると、検討すべきサービスのカテゴリーが明確になるので、確認しましょう。
Q1. イベントの準備期間は?
- 3日以内(緊急)→「Square」の即日導入を推奨
審査に数週間かかるサービスが多いなか、アカウント作成当日から利用できる唯一の手段が「Square」です。 端末は家電量販店で当日購入して調達します。 - 2週間以上の余裕がある→ Q2へ
Q2. イベントの開催頻度は?
- 今回限りの単発、または年1〜2回:「短期レンタル型」を推奨
端末を購入せず、必要な期間だけ借りられるため、イベント終了後の管理の手間がかかりません。月額費用はかかりますが、面倒な長期契約や解約手続きが不要です。 - 年3回以上、または今後も継続的に出店:「月額無料・端末購入型」を推奨
月額固定費が0円のサービスを選べば、イベントがない期間の維持費は一切かかりません。 端末を購入(または実質無料で入手)し、手元に保管するスタイルです。
2大決済代行サービスの特徴 比較早見表
短期レンタル型と月額無料・端末購入型の決済代行サービスについて、それぞれの特徴を整理しました。
| 決済代行の種類 | 費用 | 契約 | 通信 |
|---|---|---|---|
| 短期レンタル型 | 利用料+決済手数料 | 1日単位〜1ヶ月単位 | 4G回線付き端末が多く、Wi-Fi環境が不要 |
| 月額無料・端末購入型 | 決済手数料のみ | 継続利用が前提 | Wi-Fiまたはスマホとの連携が必要 |
短期レンタル型は手軽に事務手続きができるため、自分でWi-Fi環境を用意できず、サポートを受けたい事業者に最適です。一方で「月額無料・端末購入型」は、長期に利用すれば費用を抑えられるため、維持費をかけず、急な出店に即応したい事業者におすすめします。

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なぜ今、イベントにキャッシュレス決済が必要なのか?
キャッシュレス決済の導入は利便性の向上だけでなく、売上確保に欠かせない要素であることがわかります。
若年層を中心に現金を持ち歩かない傾向があるから
SBペイメントサービスの調査(※)によると、20代を中心とした若年層の約6割が「普段現金を積極的に持ち歩かない」と回答しています。さらに注目すべきは、キャッシュレス決済未対応による客離れの実態です。
キャッシュレス決済に対応していないという理由だけで、若年層の半数以上が購入を諦めるというデータ(※)があります。非日常空間であるイベント会場で、来場者の購買意欲が高まる瞬間を逃さないためには、彼らが普段利用しているPayPayやクレジットカードに対応する必要があります。
現金の管理にリスクと費用がかかるから
現金の取り扱いには、目に見えない費用と危険が伴います。イベント前に銀行で大量の小銭や千円札を用意する労力や、終了後に疲労困憊のなかで売上金を数える作業は、スタッフの長時間労働につながりかねません。
人混みの中での現金管理は、常に盗難や紛失のリスクと隣り合わせです。キャッシュレス化は、釣り銭の準備やレジ締め作業といった業務負担をなくし、スタッフが接客や販売に集中できる環境を作ります。
費用対効果(ROI)試算シミュレーション
決済手数料(約3%)を「損」と捉えるか、売上を最大化するための「投資」と捉えるかで結果は変わります。客単価3,000円の商品を販売するイベントを例に考えてみましょう。
現金のみの場合100人に販売し、30万円の売上を達成。しかし、「カードが使えないなら」と購入をやめた客が20人いたと仮定すると、6万円の販売機会を失っています。 キャッシュレス導入の場合客離れゼロで120人に販売し、36万円の売上を達成。決済手数料(3.24%)として約1.1万円かかりますが、最終的な手残りは約34.9万円です。 |
手数料を支払ってでも販売機会の損失を防いだほうが、結果として手元に残る利益は大きくなります。これが、イベントにおいて決済代行サービスを導入すべき経済的な理由です。
イベント向け決済代行サービスの比較ポイント
イベント向け決済代行サービス選びで失敗しないためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
手数料
決済のたびにかかる「決済手数料(3.24%前後)」だけでなく、初期費用や月額固定費を含めた総額で比較します。
特に確認すべきなのは、イベントを開催しない月でも月額固定費などの支払いが発生するかどうかです。また、売上の入金時に振込手数料がかかるか、短期で解約した場合に違約金が発生するかも、契約前に必ず確認しましょう。
振込回数が多い場合、振込手数料の負担は無視できない金額になります。
導入スピード
「最短翌日」という宣伝文句には注意が必要です。「最短翌日」はあくまで「審査」が完了するまでの期間であり、端末が手元に届くまでの期間ではありません。
申し込みから端末が到着するまでは、一般的に2週間程度かかります。開催日が迫っている場合は、審査にかかる時間だけでなく、端末の配送にかかる日数も最優先で確認しましょう。
当日のサポート
イベント当日に「端末が動かない」「決済できない」といったトラブルが起きた際、すぐに相談できる窓口の有無も決済代行サービス選びのポイントです。
土日祝日でも電話がつながるか、故障した際にすぐ代替機を手配してくれるかを確認しましょう。 電波障害時でも決済できる「オフライン機能」の有無も、屋外イベントでは欠かせないチェック項目です。
イベント向け決済代行サービス おすすめ比較11選
ここからは、おすすめのイベント向け決済代行サービスについて、「短期レンタル型」と「月額無料・端末購入型」に分けて解説します。
短期レンタル型(年1〜2回の開催・手厚いサポート重視なら)
面倒な設定や長期契約を避け、手厚いサポートを受けながら安全に運用したいイベント主催者に適したサービス群です。年に数回のイベントのためだけに審査の手間をかけたくない場合や、機械トラブルが不安な場合に適しています。
具体的に依頼できるサービスは、以下のとおりです。
| サービス名 | 導入日数 | 対応決済方法 |
|---|---|---|
| ポップアップPAY | 最短6営業日~ | クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) |
| SBペイメントサービス | 3週間~2か月間 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・キャリア決済(ソフトバンク、ドコモ、au) ・QRコード(PayPay等)など |
| アルファノート | 最短即日~ | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー ・QRコード(PayPay等)など |
| GMOイプシロン | 最短5営業日~25営業日 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・コンビニ決済 ・PayPay など |
| イベントペイ | 最短3営業日 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・コンビニ決済 ・ペイジー決済 など |
ポップアップPAY
「ポップアップPAY」は決済代行大手の株式会社ゼウスが提供する、短期イベント向けのクレジットカード決済端末レンタルサービスです。期間限定ショップや催事出店に特化したプランで、最短1日からクレジットカード決済端末をレンタル利用可能。申し込みから導入完了までも最短6営業日と非常に速く、急なイベント開催でも間に合うスピード対応が売りです。
ポップアップPAYで提供される端末はクレジットカード決済専用機(CAT端末)で、Visa/Mastercardなど主要カードブランドに対応します。電子マネーやQR決済には対応していないため、クレジットカード決済に特化したサービスと割り切って利用する形です。
費用面ではシステム設定費用0円、決済手数料3.24%~と比較的シンプル。端末のレンタル費用は利用日数に応じて発生し、はじめの1週間は1台あたり20,000円でレンタル可能です。レンタル契約はゼウスと提携するユニエイム社との間で行う形になり、利用期間延長にも柔軟に対応しています。
ゼウスは老舗の決済代行会社でサポート品質にも定評があり、24時間365日の有人サポートセンターも運営しています。短期間でも安心してカード決済を任せられるサービスとして、必要に応じて活用すると良いでしょう。
| 初期費用 | 0円 |
| 端末料金 | 20,000円~(1台レンタル) |
| 月額費用 | 0円 |
| 対応決済方法 | クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) |
| 導入日数 | 最短6営業日~ |
| 1日利用対応 | ◎ |
| 決済手数料 | クレジットカード:3.24%~ |
SBペイメントサービス
ソフトバンクグループの通信基盤と信頼性を背景にした決済サービスです。大規模イベントや屋外フェスでの導入実績が豊富で、電波状況に強い専用端末の貸し出しプランがあります。
クレジットカードやPayPayをはじめとしたバーコード、通信キャリアなどの決済に対応。数万人が来場して通信網が混雑するような過酷な環境でも、安定した決済処理を求める主催者に選ばれています。
| 初期費用 | 要問い合わせ |
| 端末料金 | 要問い合わせ |
| 月額費用 | 要問い合わせ |
| 対応決済方法 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・キャリア決済(ソフトバンク、ドコモ、au) ・QRコード(PayPay等)など |
| 導入日数 | 3週間~2ヵ月 |
| 決済手数料 | 要問い合わせ |
アルファノート
柔軟な審査とポータブル端末のラインナップに強みを持つ決済代行会社です。最短即日で導入できるため、他社では審査が通りにくい業種や、急なイベント開催でも相談に応じてもらえます。
端末の導入費用はかかりません。屋外でも持ち運びやすい無線端末が充実しており、客席でのテーブル会計や移動販売など、場所を選ばない自由な決済スタイルを実現します。
| 初期費用 | 0円 |
| 端末料金 | 要問い合わせ |
| 月額費用 | 要問い合わせ |
| 対応決済方法 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー ・QRコード(PayPay等)など |
| 導入日数 | 最短即日~ |
| 1日利用対応 | ◯ |
| 決済手数料 | 要問い合わせ |
GMOイプシロン
GMOグループが提供する、ECサイトと実店舗の統合決済サービスです。既にオンラインショップでイプシロンを利用しているDtoCブランドやEC事業者が、イベント出店時にスムーズに端末を追加契約できます。
プランによって異なりますが、最短5営業日から導入でき、決済手数料は2.79%からです。オンラインとオフラインの売上を一元管理できるため、イベント終了後の経理業務を効率化できます。
| 初期費用 | 0円 |
| 端末料金 | 要問い合わせ |
| 月額費用 | 3,278円~ |
| 対応決済方法 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・コンビニ決済 ・PayPay など |
| 導入日数 | 最短5営業日~25営業日 |
| 決済手数料 | ・クレジットカード:2.79%~ ・コンビニ決済:150円~/回 ・PayPay:3.45%~(デジタルコンテンツは9.0%) |
イベントペイ
イベント申し込み受付と集金を自動化する「事前決済システム」です。対面決済端末ではなく、セミナーやワークショップなどの参加費を集める作業に特化しています。
最短3営業日で導入でき、初期費用と月額費用はかからず、3.5%のシステム利用料と200円の手数料がかかります。申し込みと同時に支払いを完了させることで、当日の現金のやり取りや無断キャンセルを完全に防ぎ、運営スタッフの負担を大幅に減らせるでしょう。
| 初期費用 | 0円 |
| システム利用料 | 3.5% |
| 月額費用 | 0円 |
| 対応決済方法 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・コンビニ決済 ・ペイジー決済 など |
| 導入日数 | 最短3営業日~ |
| システム手数料 | 200円 |
月額無料・端末購入型(年3回以上開催・スピード重視なら)
費用対効果を最優先し、自分のタイミングで自由に端末を使いたい出店者に適したサービス群です。月額固定費が0円のサービスを選べば、イベントがない期間の維持費は一切かかりません。
具体的なサービスは、以下のとおりです。
| サービス名 | 導入日数 | 対応決済方法 |
|---|---|---|
| Square | 最短即日~ | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| STORES決済 | 最短3営業日~ | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| Airペイ | 1週間~2週間以上 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| 楽天ペイ | 約2週間~ | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| PAYGATE | 約2週間~ | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| stera pack | 2週間~1ヶ月半 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
Square
「Square」はスマホやタブレットと小型カードリーダーで手軽に導入できる決済サービスです。申込みから最短当日中に利用開始できるスピード感が最大の特徴で、急なイベント出店でもすぐ対応できます。専用のカードリーダー(IC・NFC対応)は1万円未満と安価で、キャンペーン適用で実質無料になる場合もあります。
決済手数料は対面の場合だとカード決済で2.5%、その他の決済手段だと3.25%です。月額固定費や振込手数料は一切かからず、売上金は最短翌営業日に指定口座へ振込まれます。
対応決済手段の幅も広く、主要クレジットカードブランド(Visa/Mastercard/JCB/AMEX/銀聯など)はもちろん、交通系IC(Suica、PASMO等)やiD・QUICPayといった電子マネー、さらにQRコード決済ではPayPayにも公式対応済みです。まさに1台で様々なキャッシュレス決済に対応できるオールインワン性が魅力です。
短期利用も月額0円のため自由で、必要なときだけ使えばOK。導入実績も多く信頼性が高いことから、初めてのイベント出店でまず検討したい筆頭サービスといえます。
| 初期費用 | 0円 |
| 端末料金 | 4,980円~ |
| 月額費用 | 0円 |
| 対応決済方法 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| 導入日数 | 最短即日~ |
| 1日利用対応 | ◯ |
| 決済手数料 | クレジットカード:2.5%~3.25% QRコード・交通系電子マネー:3.25% |
STORES決済
「STORES決済」はヘイ株式会社が提供するサービスで、スマホ決済業界のパイオニア的存在(旧称Coiney)です。申し込みから最短3営業日で利用開始でき、スピーディーに導入できます。決済手数料は業界最安水準の1.98%~と非常に安価なプランを中小事業者向けに提供している点が大きな強みです。
初期費用・月額費用は0円で、専用のカードリーダー端末もキャンペーン等で無料提供されることがあります。 対応する決済手段も年々拡充しており、クレジットカード6ブランドと主要電子マネーに加え、2024年11月からは「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」など国内20種以上のQR決済に一括対応しました。
JCBの提供するSmart Codeを通じてau PAYやメルペイ、銀行Payなども利用可能で、主要なQRコード決済をほぼ網羅しています。電子マネーに関しても交通系ICやiD/QUICPayに対応しています。SquareやAirペイに匹敵する総合力を持ち、かつ手数料面で優位性があるため、コスト重視の方にもおすすめです。
短期利用についても基本料無料で使った分だけ課金のモデルなので、イベント時だけ利用しても無駄がありません。売上金の入金は最短翌々日振込(振込手数料無料)など柔軟なサイクルを選べます。低コストかつオールインワンの決済代行サービスとしてイベント出店者に人気の高いサービスです。
| 初期費用 | 0円 |
| 端末料金 | 19,800円 |
| 月額費用 | 0円~ |
| 対応決済方法 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| 導入日数 | 最短3営業日~ |
| 1日利用対応 | ◯ |
| 決済手数料 | クレジットカード:1.98%~2.48% QRコード・交通系電子マネー:1.98%~3.24% |
Airペイ
Airペイはリクルートが提供する店舗向け決済サービスで、対応決済手段の多さでは随一の存在です。VisaやMastercardなどクレジットカード6大国際ブランド、交通系IC電子マネー(Suica/PASMO等)、iD・QUICPay、そしてPayPay・d払い・au PAY・楽天ペイ・メルペイなど主要なQRコード決済をまとめて利用可能です。提携するSmart CodeやAlipay+経由で対応ブランド数は合計77種にも及び、国内最多水準のマルチ決済サービスとなっています。
導入コストは初期費用・月額費用0円で、決済用カードリーダーも無償貸与されます。必要なのはiPadまたはiPhoneのみで、専用端末を購入する必要がないのは大きなメリットです。決済手数料は2024年12月より中小事業者向けに一部引き下げが行われ、クレジットカードは3.24%、QR決済は2.95%と標準的な水準。COIN+の場合は0.99%と圧倒的に安いです。振込手数料は全銀行で無料、売上入金は月3回または6回サイクルで行われます。
Airペイの強みは、利用できないキャッシュレス手段がほとんどない点にあります。特に国内主要QRコード決済をまとめて導入できるため、イベント来場者が使いたいスマホ決済に一通り応えられる安心感があります。
| 初期費用 | 0円 |
| 端末料金 | 20,167円(※キャンペーン適用で0円) |
| 月額費用 | 0円 |
| 対応決済方法 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| 導入日数 | 1~2週間 |
| 1日利用対応 | ◯ |
| 決済手数料 | クレジットカード:3.24% QRコード・交通系電子マネー:2.95% COIN+:0.99% |
楽天ペイ
楽天ペイは楽天グループが提供する決済サービスで、楽天経済圏の強みを活かした幅広い決済手段対応が特徴です。クレジットカード主要6ブランドはもちろん、楽天が展開する電子マネー楽天Edyや共通ポイント払い(楽天ポイント)に対応しています。
さらに、Suicaなど交通系ICやiD・QUICPay、nanaco、WAONといった電子マネーもまとめて利用可能で、他社では扱いづらい流通系電子マネーにも対応している点が強みです。QRコード決済については、楽天ペイアプリによるコード決済のほか、訪日客向けにAlipay(支付宝)やWeChat Pay、台湾のJKOPAYなどをサポートしています。
手数料体系はクレジットカード決済が2.20%~2.48%、電子マネーやQR決済が3.24%に設定。初期費用・月額費用は無料で、専用カードリーダー端末(Rakuten Card Reader)を使う場合は実質無料提供キャンペーンが行われていることもあります。売上の入金タイミングは翌日入金に対応しており、キャッシュフローを重視する事業者には嬉しいポイントです。
ただし楽天銀行以外の口座への振込は手数料が有料となるため、コストを抑えるなら楽天銀行口座の開設を検討すると良いでしょう。 楽天ペイは楽天市場や楽天カードとの親和性も高く、利用するだけで楽天ポイントが貯まるキャンペーンなど集客施策につなげやすい利点もあります。特に楽天Edyやnanacoなどを使うお客様層が想定されるイベントなら、楽天ペイの導入メリットは大きいでしょう。
| 初期費用 | 0円 |
| 端末料金 | 19,700円 |
| 月額費用 | 0円~ |
| 対応決済方法 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| 導入日数 | 約2週間~ |
| 1日利用対応 | ◯ |
| 決済手数料 | クレジットカード:2.20%~ QRコード・交通系電子マネー:2.20%~ |
PAYGATE
PAYGATEはクラウドPOS「スマレジ」を提供するスマレジ株式会社による決済サービスです。小売店向けに人気のPOSレジとシームレスに連携できるオールインワン決済端末を提供しており、レシートプリンター内蔵の専用端末1台でクレジットカード・電子マネー・QR決済に対応します。
スマレジPOS利用店舗が主な対象ですが、イベント出店者でも端末単体で利用可能です。対応ブランドは非常に幅広く、クレジットカード6ブランド、交通系ICやiD/QUICPayなど電子マネー、主要なQRコード決済(Smart Code経由で複数ブランド)に対応しています。まさに「決済をたった1台で解決」することをコンセプトにしたサービスです。
料金面では、初期費用0円・端末代金無料(レンタル提供)で導入でき、月額基本料が3,300円かかります。決済手数料率はクレジットカードで1.98%~、電子マネーで3.24%、QRコード決済で2.00%~。入金サイクルは月2回もしくは月6回締め(いずれも売上発生から2営業日後入金)で、振込手数料は指定口座によりますが基本的に低廉です。
PAYGATEはPOSレジと一体化した運用ができる点で、複数商品販売や在庫管理を伴う出店に強みを発揮します。例えば物販イベントでその場で在庫管理までしたい場合、スマレジPOS+PAYGATE端末で販売と決済を一括管理できます。短期利用の場合は月額費用分のコスト負担が発生しますが、イベント期間中だけ契約し解約することも可能です(ただし事務手続きが必要になります)。より本格的な店舗運営に近い形でイベント販売をしたい方や、既にスマレジPOSを導入済みで決済手段を拡充したいケースに適したサービスといえるでしょう。
| 初期費用 | 0円 |
| 端末料金 | 0円(適用条件あり) |
| 月額費用 | 3,300円 |
| 対応決済方法 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| 導入日数 | 約2週間~ |
| 1日利用対応 | ◯ |
| 決済手数料 | クレジットカード:1.98%~ QRコード:2.00%~ 交通系電子マネー:3.24%~ |
stera pack
「stera pack」は三井住友カード株式会社(SMBC)とGMOペイメントゲートウェイ等が提供する次世代型決済プラットフォームです。専用のオールインワン決済端末「stera terminal」を用いて、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済をまとめて1台で処理できます。
対応ブランドは非常に充実しており、主要クレジットカード6ブランドに加え、QRコード決済もPayPay、d払い、楽天ペイ、メルペイ、au PAY、ゆうちょPayなど幅広く対応しています。電子マネーも交通系ICやiD/QUICPayはもちろん、今後普及が見込まれる新しい決済手段にも柔軟にアップデート対応可能な設計です。まさに「これ1台であらゆる決済手段を集約できる」次世代端末といえます。
料金面では、初期導入費用0円、端末代金0円で始められます。月額基本料が3,300円かかりますが、お試しプランとして初年度は13ヶ月間無料という優遇措置があります。決済手数料はクレジットカードで1.98%~3.24%、電子マネーやQRコード決済は3.24%など標準的な水準です。
売上金の入金サイクルは最短5日に1回で、三井住友銀行を入金口座にすれば振込手数料は無料です。審査から端末到着まで2週間~1.5ヶ月程度と準備期間はやや長めですが、その分サポート研修やセットアップも丁寧に行われます。 stera packは三井住友カード直系の安心感と、端末一台でレシート印刷まで完結する利便性から、店舗導入が進んでいます。
イベント出店向けとしては月額費用のハードルがあるものの、初年度無料期間を活用して短期利用することも可能です。例えば年に数回イベント出店する計画がある場合、stera packを契約しておけばその期間中は最高レベルの決済環境を用意できるでしょう。サポート面も充実しており、専用ヘルプデスクやオンサイトでのフォローアップもあります。最新のキャッシュレス端末で万全の体制を整えたい事業者には検討価値の高いサービスです。
| 初期費用 | 0円 |
| 端末料金 | 0円 |
| 月額費用 | 1年間0円、2年目以降3,300円 |
| 対応決済方法 | ・クレジットカード(Visa/MC/AMEX/JCB他) ・電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay) ・QRコード(PayPay等) |
| 導入日数 | 2週間~1ヶ月半 |
| 1日利用対応 | ◯ |
| 決済手数料 | クレジットカード:1.98%~3.24% QRコード・交通系電子マネー:3.24% |
イベント出店向け決済代行サービス利用開始までの流れ
イベント当日に間に合わせるため、キャッシュレス決済導入の申し込みから、利用開始までの手順について解説します。
決済サービスの選定と申込み
利用したいサービスが決まったら、公式サイト、または電話で申し込みを行いましょう。ほとんどのサービスがオンラインで手続きを完結でき、入力自体は10分〜15分程度で終わることが多いです。
申し込みをスムーズに進めるため、事前に以下の情報を用意しましょう。
- 事業内容がわかるもの(お店のウェブサイトやSNS、イベントのチラシなど)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード など)
- 振込先の口座情報
加盟店の審査
申し込みが完了すると、決済代行会社とカード会社による加盟店審査が行われます。主に確認する項目は、事業の信頼性をはじめ、取り扱う商品やサービス、反社会的勢力との関わりなどです。
審査にかかる期間はサービス会社によって大きく異なり、最短即日で完了する場合もあれば、数週間を要する場合もあります。
端末の受け取りと事前準備
審査を通過すると、決済用のカードリーダー端末が発送されます。端末が手元に届いたら、イベント当日までに以下の手順で準備と動作確認を行いましょう。
- 端末の充電と起動を確認する
- スマホやタブレットに専用アプリをインストールし、ペアリング設定を行う
- テスト決済を試してみる
イベント当日に慌てないためにも、決済からキャンセルまでの一連の操作を、実際に端末を触りながら動作を確認しておくことが大切です。
イベント直前の最終確認と当日準備
イベント前日や当日の朝には、万全の体制で臨めるように、以下の持ち物リストを参考に最終チェックを行いましょう。
- 充電した決済端末
- 決済アプリをインストールしたスマートフォンやタブレット
- モバイルバッテリー
- モバイルWi-Fiルーター
特に、多くの人が集まるイベント会場ではスマートフォンの電波が不安定になりがちなので、予備の通信手段としてモバイルWi-Fiルーターを用意しておくと安心です。
イベント当日のトラブル回避術とQ&A
イベント現場はトラブルがつきものです。よくある事態への対策を事前に把握しておきましょう。
Q1. 通信(Wi-Fi/4G)が途切れたら決済できなくなる?
多くのモバイル決済端末はインターネット接続が必須です。人が密集する会場では携帯電話の回線が混雑し、繋がりにくくなるリスクがあります。
対策として、「オフラインモード」搭載のSquareを選ぶか、通信キャリアの異なる複数のモバイルWi-Fiルーターを持参しましょう。
Q2. 端末が故障・紛失したらどうなる?
決済端末が使えなくなると、販売停止に直結してしまいます。予備の端末を用意するか、スマホだけで決済できる「QRコード決済(PayPay等の店舗用QRコード掲示)」をバックアップとして準備しておくと安心です。
また、万が一に備えてサポート窓口の電話番号を控えておきましょう。
Q3. 操作方法がわからなくなったら?
簡易マニュアルをレジ横に貼っておくのが有効です。特に「キャンセル方法」や「レシート用紙の交換方法」は焦りやすいため、事前に以下のような手順で準備をしましょう。
事前に必ずチェックすべき「3つの準備」
- テスト決済: キャンセル処理まで含めた動作確認
- 充電・バッテリー: 端末とスマホ、モバイルバッテリーの満充電
- 通信テスト: 会場入り直後の電波状況の確認
ぴったりの決済代行サービス選びはミツモアで

決済代行サービスを導入すれば、顧客の快適さアップや管理の負担減など利便性の向上を図れます。
とはいえ、決済代行サービスは製品によって機能もさまざま。「どのサービスを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりの決済代行サービスが見つかります。
ぴったりの決済代行サービスを最短1分で無料診断
欲しい機能などの項目を質問に沿って選択するだけで、最適な決済代行サービスを最短1分で自動診断。もちろん費用はかかりません。
ぴったりの料金プランも一緒にお届け
希望条件に沿った料金プランもサービスと一緒に診断します。サービスの導入にかかる概算金額を見積もりからチェックして、理想のプランを探してみましょう。
診断結果は最大5サービス!比較・検討で最適なサービスが見つかる
最大で5つのサービスの診断結果をお届けします。検討していたサービスだけでなく、思わぬサービスとの出会いもあるかもしれません。
ミツモアなら、あなたにぴったりの決済代行サービスがすぐに見つかります。












