働き方の多様化が進む中で、職場の利便性を高める取り組みが注目を集めています。中でも、軽食や飲料を手軽に購入できるオフィスコンビニは、従業員満足度の向上や業務効率化を後押しするサービスとして広がりを見せています。
しかし導入を検討するうえで重要なのが、設置場所がサービス提供エリアに含まれているかどうかです。都市部はもちろん、地方拠点や複数オフィスを持つ企業にとって、全国対応が可能な業者を選ぶことは安定した運用のカギとなります。
本記事では、全国的に導入が可能なオフィスコンビニサービスを厳選し、費用相場やサービスの選び方を紹介します。職場環境をより快適にする選択肢として、ぜひ参考にしてください。
全国対応のオフィスコンビニおすすめ13選

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セブン自販機(株式会社セブン‐イレブン・ジャパン)

- 店舗と同等の商品を自販機で提供し、約65種類のアイテムを常備
- 期限切れの商品は自動で販売停止される安心衛生のしくみ
- 近隣の加盟店が定期補充・管理を行うため安定的な運営が可能
セブン自販機は、セブン-イレブンの店舗と同じ商品を自販機で手軽に購入できる点が特徴です。設置先のニーズに応じたラインナップが用意され、商品管理も自動で行われるため、安全性を高めた運用が可能です。商品補充やメンテナンスは周辺の加盟店が担当するため、継続的に新鮮な商品を提供できます。
| 初期費用 | 0円(※電気工事除く) |
| 月額費用 | 約1万円 |
| 利用時決済方法 | 交通系電子マネー・nanaco・現金 |
| 対応エリア | 全国(近隣にセブンイレブン店舗があるエリア) |
※電源未整備の場合に負担が必要なケースあり(工事が発生する場合)
ボスマート(サントリーホールディングス株式会社)

- パンやカップ麺など軽食から即食まで幅広く対応した商品構成
- 最短3秒のスピーディな購入が可能
- 導入費や月額費が不要で、設置・在庫管理・補充もすべて任せられる
ボスマートは、飲料自販機の隣に設置するだけで、簡単にスナックや軽食を提供できるオフィス向け販売システムです。すぐに食べられるパンやカップ麺などが手軽に入手でき、業務の合間の休憩を効率的に支えます。決済は既存の自販機を通じて行うため手間がかからず、誰でも素早く利用できます。さらに設置工事が不要で、管理業務は全て専任スタッフが対応するため、企業側の負担を最小限に抑えられます。
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 オプション(Café等):約4千円/月(税込) |
| 利用時決済方法 | 交通系電子マネー・楽天Edy・nanaco・iD・現金など |
| 対応エリア | 全国 |
スマート販売機(株式会社スマリテ)

出典:「スマート販売機(株式会社スマリテ)」
- AIカメラ・計量・RFIDの複数方式で商品を自動識別し、安心して運用できる
- タッチ決済やLINE認証ですぐに運営を開始できる
- 社員証による限定販売にも対応し、福利厚生システムとの連携が可能
スマート販売機は、最新技術を用いた無人販売システムとして、多様な現場に対応できる柔軟性を備えています。利用者は、クレジットカードやLINEによる簡単な操作で素早く商品を購入できます。さらに社員証などの個別認証にも対応しており、企業向けの福利厚生としても有効です。従来の自販機では難しかった自由な商品構成と、スピーディーな運用を両立させた、新しい形のオフィスコンビニです。
| 初期費用 | ・自販機型:58~85万円 ・セルフレジ型:百~3百万円 ・ウォークスルー型:5百~2千万円 |
| 月額費用 | ・管理・通信費:約5千〜3万円 ・決済手数料1.6〜3.5% ・保守費用:2万〜10万円 ・電気1千〜3千円 |
| 利用時決済方法 | 交通系電子マネー・クレジットカード・LINE決済・社員証決済(給料天引き) |
| 対応エリア | 全国拡大中(要問合せ) |
SHINKO STORE(心幸ホールディングス株式会社)

- 軽食から日用品まで多様な品ぞろえを実現
- 利便性を追求したキャッシュレスと支給代行機能
- 無人でも安心して運用できる監視システム
SHINKO STOREは、あらゆる職場に合わせて設計できる無人売店型のオフィスコンビニです。商品は1,200種類以上を取り揃えており、食料品から業務用備品まで対応可能です。キャッシュレス決済や企業独自商品の取り扱いにも対応し、福利厚生と業務効率の両立を実現します。セキュリティ面にも配慮された運営体制と24時間の可動性により、多様な勤務形態にも柔軟に適応できます。
| 初期費用 | 0円(セルフレジ&什器設置込み、詳細は要問合せ) |
| 月額費用 | 0円(大規模・カスタム案件では別途見積りがある可能性あり) |
| 利用時決済方法 | 交通系電子マネー・流通系電子マネー・クレジットカード・社員証決済 |
| 対応エリア | 全国 |
WellWa(キリンビバレッジ株式会社)

出典:「WellWa(キリンビバレッジ株式会社)」
- 健康志向の飲料ラインナップで職場の食習慣を改善
- 初期費用・月額費用が不要で導入しやすい
- 社内コミュニケーションを促進するアプリ連携
WellWaは、健康的な飲料の提供を通じて従業員のウェルビーイング向上を支援するオフィス向けサービスです。初期費用や月額料金がかからず、導入のハードルが低い点が大きな特長です。さらに、アプリによるコミュニケーション機能も充実しており、社内のつながりを深めながら健康習慣を根づかせる効果が期待できます。
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| 利用時決済方法 | 専用アプリポイント交換 |
| 対応エリア | 全国 |
オフィスオアシス(阪神酒販株式会社)

出典:「オフィスオアシス(阪神酒販株式会社)」
- 導入が手軽で使いやすいシステム
- 商品補充はニーズに応じて柔軟に対応
- バリエーション豊かな商品を安定供給
オフィスオアシスは、冷蔵庫と集金箱を用いた簡易的な販売形式で、日々のリフレッシュを支えるオフィス向けサービスです。商品の補充は専門スタッフが担当し、定番から健康志向、エナジー重視の構成まで柔軟に選択できます。自社配送による迅速な対応も特徴で、常に新鮮な商品を手軽に楽しめる環境を提供します。
| 初期費用 | 0円(設置・レンタル・撤去費用含む) |
| 月額費用 | 0円(固定利用料なし) 電気代:約9百円/月 |
| 利用時決済方法 | d払い・au Pay・Pay Pay・現金 |
| 対応エリア | ・関東(東京23区・神奈川・埼玉・千葉・茨城一部) ・関西(大阪・兵庫・京都) |
オフィスグリコ(江崎グリコ株式会社)

出典:「オフィスグリコ(江崎グリコ株式会社)」
- 無人設置型で手間なく導入できる
- 食と安心を支える備蓄型サービスを提供
- 従業員の健康と働きやすさをサポート
オフィスグリコは、スナックやドリンクを手軽に購入できる無人型販売サービスです。専用什器に商品を並べるだけで運用が始まり、管理業務はスタッフが代行します。緊急時には食料備蓄としての機能も果たし、日常と非常時の両方に対応可能です。また、アプリによるキャッシュレス決済や限定コンテンツの提供などもあり、働く環境に楽しさと快適さをプラスします。
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円(電気代を除く) |
| 利用時決済方法 | d払い・au Pay・Pay Pay・現金 |
| 対応エリア | 首都圏~地方主要都市 |
スナックミーオフィス(株式会社スナックミー)

- 自然素材を使った本格的なヘルシードリンク
- 企業規模を問わず活用可能で導入しやすい
- 健康を意識したおやつで社内の活性化と健康経営を後押し
スナックミーオフィスは、自然由来の素材にこだわった無添加おやつ・ドリンクを展開する法人向けオフィスコンビニサービスです。企業規模や課題に応じた柔軟なプラン設計により、小規模なチームでも無理なく導入できます。健康意識の高い食品が日常的にオフィスに届くことで、従業員の健康促進や社内の交流促進にもつながります。新作が定期的に加わる商品ラインナップも特徴で、飽きずに楽しめる点も高く評価されています。
| 初期費用 | 0円(送料・備品レンタル・更新費・サポート費用含む) |
| 月額費用 | 0円(電気代を除く) |
| 利用時決済方法 | d払い・au Pay・Pay Pay・現金 |
| 対応エリア | 全国(47都道府県+離島) |
オフィスおかん(株式会社OKAN)

出典:「オフィスおかん(株式会社OKAN)」
- 管理栄養士監修のお惣菜を手軽に導入
- あらゆる勤務時間帯で利用できる
- 小規模オフィスから大規模施設まで対応可能
オフィスおかんは、誰もが手に取りやすい価格と内容の商品を通じて、オフィスに食の安心と便利さを届けるサービスです。管理栄養士が厳選した惣菜を中心に構成されたメニューは、栄養バランスを重視しながらも、日々の変化を楽しめる工夫が施されています。時間や場所を選ばずに利用できるため、さまざまな勤務形態の現場にフィットします。
| 初期費用 | ・冷蔵庫タイプ:0円 ・自販機タイプ:要問合せ |
| 月額費用 | ・冷蔵庫タイプ:約5万4千円~ ・自販機タイプ:24万7千6百円(一律) |
| 利用時決済方法 | 交通系電子マネー・楽天Edy・nanaco・WAON・iD・QUICPay・クレジットカード・現金 |
| 対応エリア | 全国(離島除く) |
OFFICE DE YASAI(株式会社KOMPEITO)

- 豊富なメニューで多様な食のニーズに対応
- 健康意識を向上させる商品設計
- 企業規模を問わず多くの導入実績がある
OFFICE DE YASAIは、手軽に野菜や惣菜を取り入れられる食の福利厚生サービスです。オフィス内に冷蔵・冷凍の専用設備を設置するだけで、多様なメニューを月替りで提供できます。健康に配慮した商品設計と、オフィスワーカーにとって扱いやすい形状の食品により、日常的な食生活の改善をサポートします。利用シーンを選ばず、幅広い従業員層にとって使いやすい点が高く評価されています。
| 初期費用 | 7万7千円 ※2ヶ月間のトライアル期間中は無料(冷蔵庫・冷凍庫の貸出も含む) |
| 月額費用 | ・やさいプラン(冷蔵):約7万5千円~ ・ごはんプラン(冷凍):約3万9千円~ |
| 利用時決済方法 | アプリ経由キャッシュレス(電子マネー・カード・QRなど)・現金 |
| 対応エリア | 全国 |
TOUCH TO GO(株式会社TOUCH TO GO)

- 駅ナカ開発から進化した次世代無人店舗システム
- 手ぶらでスムーズに買える、ウォークスルー型決済
- 柔軟な商品構成と省スペース設計で導入しやすい
TOUCH TO GOは、独自の画像認識・センサー技術を活用した無人店舗型オフィスコンビニです。商品を手に取って通過するだけで、レジに並ばずに自動で決済が完了。オフィスビルや工場、教育機関など多様な環境に対応でき、飲料や軽食、日用品まで幅広い商品構成が可能です。コンパクトな設置が可能なため、限られたスペースにも対応し、業務効率と従業員の利便性を高めます。
| 初期費用 | 10万円〜 |
| 月額費用 | 2.7万円〜 |
| 利用時決済方法 | 交通系電子マネー・クレジットカード・Apple Pay/Google Pay |
| 対応エリア | 全国 |
Store600(株式会社600)

出典:「Store600(株式会社600)」
- 多様な商品を棚や冷蔵庫で提供
- 交通系ICやクレジットカードなど多様なキャッシュレス決済に対応
- AIによる入退室管理と利用データの可視化が可能
Store600は、オフィス内に専用の無人ストアを設置し、多彩なフードやドリンクをいつでも好きなときに購入できるサービスです。AI搭載のカメラでセキュリティや商品管理を徹底し、交通系IC・クレジットカード・法人決済など多様なキャッシュレス手段に対応。導入後は専任スタッフが定期訪問とメンテナンスを行うため、常に安全で便利な買い物環境を維持できます。
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額費用 | 0円~ |
| 利用時決済方法 | 交通系電子マネー・QRコード決済・クレジットカード・現金 |
| 対応エリア | 全国 |
無人売店24(エムピーアイ株式会社)

出典:「無人売店24(エムピーアイ株式会社)」
- オーダーメイドのオフィスコンビニを展開できる
- キャッシュレス決済(PayPay、交通系ICなど)に対応
- 全国エリアで対応可能、導入費用は要問合せ
無人売店24は、オフィスの規模やニーズに応じて柔軟にカスタマイズできるオフィスコンビニサービスです。冷蔵飲料やスナック類、軽食、日用品まで幅広い商品ラインアップに対応しており、定期補充やリモート管理システムを活用したスムーズな運用が特長です。無人運営ながら、キャッシュレス決済による簡便な購入体験と、専任スタッフによる巡回サポートにより、安心して導入できます。
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額費用 | 要問合せ |
| 利用時決済方法 | 交通系電子マネー・PayPay |
| 対応エリア | 全国 |
全国対応のオフィスコンビニの費用相場

オフィスコンビニは、無人で商品を提供できる仕組みとして全国的に導入が広がっています。サービス形態は常温棚、冷蔵庫、自販機型などさまざまで、提供事業者により料金体系も異なります。ここでは、全国対応が可能な事業者を想定した費用の目安を紹介します。
初期費用の目安
多くの業者では、冷蔵庫や陳列棚などの設備設置にかかる初期費用を無料としていることが一般的です。一部では数千円〜数万円の設置費が発生する場合もありますが、設置負担を軽減しやすい仕組みが整っています。
月額料金の目安
月額費用は1拠点あたり5,000円〜30,000円程度が主流です。この中には商品の定期補充や設備管理などが含まれるケースが多く、利用人数や商品のバリエーションに応じて金額が変動します。冷蔵・冷凍品の取り扱いがある場合は、やや高めになる傾向があります。
支払い方法と運用形態
現金、専用プリペイド、キャッシュレス決済のいずれかで精算が行えるサービスが多く、決済手段の選択肢も広がっています。全国展開しているサービスでは、利用者の職場環境に応じた決済方法の選択が可能なことも魅力です。売上の精算方式は「従量課金型」または「月額固定+販売額連動型」など、運用形態によって異なります。
全体的な費用感
オフィス1拠点あたりの月額費用は、基本プランにオプションやサービス料を加えて、1万〜3万円前後であることが多いです。全国に拠点を持つ企業でも、エリアを問わず一律のサービスレベルで利用できる点は、全国対応業者ならではの強みといえます。
全国対応のオフィスコンビニを選ぶことで得られるメリット

全国の拠点に均一な福利厚生を提供できる
全国規模で拠点が分散している企業は、本社と地方支店・営業所間で福利厚生に差が出ることがありますが、全国展開可能なオフィスコンビニなら、全従業員に同じサービス内容や商品を提供できます。
どの拠点でも同じ利便性や満足度を実現できるため、『地方だから使えない』『あの拠点だけ特別』といった不公平感がなくなり、従業員満足度の向上にもつながります。
本社一括管理・まとめて導入が簡単にできる
全国に多数の拠点がある場合でも、一元的な申し込みや契約、支払い管理がしやすい点も大きなメリットです。企業全体で導入を統括できるため、各拠点ごとで個別にサービスを選定・契約する手間が省け、総務・人事担当者の負担軽減や運営コスト削減につながります。
地方拠点でも豊富な商品・補充サービスを受けられる
全国対応のオフィスコンビニは物流や流通網が整っており、都心部だけでなく地方の事業所でも定期的な商品補充や新商品の提供が受けられます。特定エリア限定の商品や、季節商品の導入もスムーズです。これにより、支店・工場など地方拠点でも常に新鮮で多様な商品を利用できる環境が整います。
全国対応のオフィスコンビニの選び方

オフィスコンビニを全国的に導入する際は、複数の視点からサービスの内容や運用体制を見極める必要があります。導入後のトラブルを避けるためにも、事前確認を徹底することが重要です。
対応エリアの詳細を事前に確認する
多くのオフィスコンビニは、商品の補充や機器の管理をサービス提供者が直接行います。そのため、導入希望の拠点がサービス提供エリア内にあるかを必ず確認する必要があります。
特に都市部以外の拠点では、定期補充やメンテナンス体制が整っているか、導入後の対応スピードがどの程度かもチェックしておきたい項目です。
商品構成と導入スペースの適合性を見極める
取り扱う商品が、従業員のニーズやオフィス環境に合っているかを見極めることも重要です。飲料だけでなく軽食や惣菜などを扱う場合、冷蔵・常温・冷凍など複数の設備が必要になることもあります。
設置スペースに無理がないか、想定している品数を十分にカバーできるかを確認しましょう。
無人運用時のリスク対策をチェックする
オフィスコンビニは基本的に無人運用のため、利用状況の可視化やセキュリティ体制も重要です。盗難やいたずらへの対応策として、監視カメラの設置、利用履歴の管理機能、専用ロック機構などが用意されているかを確認しましょう。
また万が一のトラブル時にサポート体制がどのように機能するかも見逃せないポイントです。
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