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精算と清算の違いとは?例文を交えて使い分け方を解説!

最終更新日: 2021年05月07日

「精算」という言葉は、会社の経理でよく使います。でもよく思い返してみると、「清算」という字を使っていたことはありませんか?同じ「せいさん」という読み方でも、この2つはまったく違う意味を持っています。

「精算」と「清算」の意味の違いや使用する場面を理解して、使い分けられるようにしましょう。

精算と清算の違いとは?

精算と清算の違いとは?
精算と清算の違いとは?

「せいさん」と同じ読み方をするから、きっと意味も同じだろうと思うと、決してそうではありません。「精算」と「清算」の違いは、一体何なのでしょうか。

一つ一つの漢字の持つ意味を踏まえた上で、「精算」と「清算」がそれぞれ持つ意味を解説していきます。「精」と「清」の持つ意味はそれぞれ違うので、漢字の意味から想像すると、間違いにくいです。

漢字の「精」と「清」に注目

まず最初に「精算」と「清算」を漢字一つ一つに分けて、それぞれどのような意味を持つのか、主なものを見てみましょう。

「精」=「詳しい/混じりけをなくす/混じりけのないもの・よりすぐり」(例:精巧/精製/精鋭)

「清」=「透き通っている/汚れがない/すがすがしい/きれいにする・整理する」(例:清酒/清潔/精算)

※出典:スーパー大辞林 3.0

それぞれの漢字は、上記のように複数の意味を持っています。これを踏まえて、「精算」と「清算」の意味を見てみましょう。

 精算とは:お金を細かく計算すること

「精」は「詳しい」という意味を、「算」は「数える」という意味を持っており、「精算」は「詳しく数える」という言葉になります。辞書で「精算」を調べると、

「精算」=

  • 細かに計算すること。金銭などを最終的に精密に計算し直すこと(例:運賃を精算する)
  • 料金や運賃などの金額を最終的に細かく計算すること

※出典:スーパー大辞林 3.0

という意味があります。つまり「精算」とは、お金をキッチリと細かく計算することを意味するのです。

清算とは:過去の関係を解消すること

「清」は「きれいにする・整理する」という意味を、また「算」は「数える」の他に「見込み・収支」という意味も持っています。

このことから、「清算」は「整理することを見込む」や「収支を整理する」「きれいに数える」という言葉になります。辞書で「清算」を調べると、

「清算」=

  • 取引関係をもつ者の間で、債権債務の結末をつけること。お金の貸し借りを計算して整理し、支払いをすませること(例:借金を清算する)
  • 法人が解散した場合、後始末のために財産関係を整理すること
  • 過去の関係していた望ましくない事柄にはっきりした結末をつけること(例:三角関係を清算する)

※出典:スーパー大辞林 3.0

という意味があることから、「清算」とは人間関係や過去の事柄・お金や財産などをきれいに整理すること・決着をつけることを意味するのです。

 精算と清算の使い分け

精算と清算の使い分け
精算と清算、どう使い分けるのか

「精算」と「清算」、この2つの意味が違うということをお分かりいただけたと思います。次はうまく使い分けられるよう、もう少し細かく見ていきましょう。ここでは、実際に使用するときのシーン別使用例をご紹介します。

またこの2つと同じく、「せいさん」と読む言葉がもう一つあります。それが「成算」です。ここでは「成算」の意味についても触れていきます。

 精算を使うシーン:経費精算など

「精算」はお金を細かく計算する場面、例えば

  • 飲み会で支払うお金の計算、レジでの立て替え(例:レジの支払いを精算する)
  • 交通費などの経費の計算(例:出張で利用したJRの運賃を経費として精算処理する)

などで使います。ここで注意したいのは、「精算」と「支払い」の違いです。

「精算」=金額などをこまかく計算すること

「支払い」=物品やサービスなどに対して、金銭を払い渡すこと。

※出典:デジタル大辞泉

というふうに、それぞれ意味が違います。

「精算」は「支払う」前の段階(お金の計算)で、「支払う」は「精算」後の段階(会計)で使います。つまり、「精算」してから「支払う」という流れになるのです。「精算」と「支払い」も意味や使い方を混同しやすい言葉なので、気を付けましょう。

清算を使うシーン:借金の返済など

「清算」はお金やお金以外のことを、整理したり決着をつけたりする場面で使います。例えば

  • お金の貸し借り(例:借金を清算する)
  • 過去の人間関係や事柄・倒産した会社の財産処分(例:過去の人間関係を清算する、残った債務を清算する)

という使われ方をします。

成算との違い

「精算」「清算」には他にも同音異義語があります。それが「成算」です。「成」は

「成」=「なしとげる・つくりあげる/一人前になる、また、する」(例:成功・成立・完成/成人・成長)

※出典:デジタル大辞泉

という意味があります。「算」は「数える」以外に「見込み」という意味もあります。つまり「成算」とは、「何かが成功する見込みがある」ことを意味するのです。

辞書によると、

「成算」=物事をやりとげることができるという見込み。成功する見込み。(例:成算がある・成算が立たない)

※出典:スーパー大辞林 3.0

となっています。

精算書と清算書の使い分け

精算書と清算書の使い分け
精算書と清算書、どう使い分けるのか

精算書と清算書の使い分け

「精算」と「清算」の意味が違うように、「精算書」と「清算書」の意味もまったく違います。それぞれ

  • 「精算書」=金額を細かく計算し(例:経費)、処理した内容を記載した書類
  • 「清算書」=お金の受け取りや支払いについて記載した書類(例:借金完済証明書)

というふうに、指す書類が別物なのです。

「精算」と「清算」は同じ読み方で漢字も似ていることから、混同されることが多い言葉です。しかし双方の意味や使い方まったく異なるので、ビジネスマナーとして、しっかり使い分けるようにしましょう。

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