企業の経営判断に必要な情報をまとめ、経営管理に活かすことができる経営管理システム。扱う情報が多彩になっていく昨今では大きな需要がありますが、管理方法や扱いたい情報範囲は企業によって異なります。
製品によってそれぞれ強みや機能が違いますが、いったいどのような製品が自社に合っているのか判断に迷う場面も多いのではないでしょうか?
当記事では、そんな経営管理システムについて種類分けして解説します。向いている企業や特徴を解説しますので、製品選びの参考にしてみてください。
経営管理システムは3系統に分けられる
経営管理システムを種類分けすると主にERP系、BIツール系、管理会計系の3系統に分けられます。これは扱うことができる情報の幅、強みとなる機能、目的をどこにおいているかなどで分類したものです。
扱う情報幅が一番大きいのはERP系、データ分析に長けているのはBIツール系、会計管理に主眼が置かれているのが管理会計系となります。
経営管理に必要な情報、ツールで効率化したい内容は企業によって異なります。
ERP系 | BIツール系 | 管理会計系 | |
管理する情報 | 経営計画・プロジェクト管理、在庫、生産、会計・財務、人事、労務、営業・販売など | 会計・財務、人事、営業・販売など | 会計・財務、経営計画・財務計画など |
特化した機能 | 各部門情報の統合・管理 | 業績データ等の集計・分析 レポート作成 |
予算策定 会計データ集計・分析 予実管理 |
向いている業務 | 生産、営業、人事などの一括管理業務 | データ分析、需要予測業務 | 会計データの分析、予実管理業務 |
向いている企業 | 社内統制を強化したい企業 | データ分析を経営管理に活かしたい企業 | 複数の関連企業、セグメント別に会計管理したい企業 |
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ERP系
ERP系の経営管理システムは、主に生産管理や販売管理などの管理業務機能と、予算や経営計画の策定機能やデータ分析機能を備えているものを指します。
ERPとはEnterprise Resource Planningの略称であり、企業資源計画という意味の単語です。一般的には、会計管理や販売管理、人事管理、営業管理などさまざまな機能を備えた業務ソフトウェアを指します。
ERP系の経営管理システムの大きな特徴は、生産管理や労務管理などの管理業務の統合に主眼が置かれているという点です。部門ごとに散らばっている情報をひとつに集約できるため、単純にデータを探す時間やまとめる時間を大きく短縮できるという魅力があります。
BIツール系
BIツール系の経営管理システムはデータ集計や分析機能が豊富なものを指します。BIツールとはBusiness Intelligenceツールの略称で、社内外のデータを取り込んで自由にデータ分析がおこなえるツールのことです。
BIツール系の経営管理システムの特徴は、業種やデータの種類を問わず、必要な指標でデータ分析をおこない、グラフや表など分かりやすい形で可視化できる点にあります。
データ集計や分析結果のレポート作成機能こそが真骨頂で、経営判断に必要な幅広いデータについて、詳しく正確な分析を直ぐにおこなえる部分が魅力と言えるでしょう。
管理会計系
管理会計系の経営管理システムは予算策定や各セグメント別の業績分析、予実管理などの管理会計機能に主眼が置かれた経営管理システムを指します。
各部門別に個別で集計、異なる指標で記載していた会計データをひとつにまとめ、必要な分析ができる点が会計ソフトとの違いになります。
経営管理にあたって、予実管理や業績予想は業務の根幹にあたります。特に多くのプロジェクトや複数の関連企業を抱える事業者にとって、各部門のさまざまな会計データを集計、分析できるシステムは一定の需要があるでしょう。
導入方式別の種類
経営管理システムは導入方式によっても2つに分けることができます。最近はクラウド型のシステムが増加しているようです。
クラウド型(saas型)
クラウド型は、インターネット上で提供されるサービスを利用する方式です。 システムの構築にかかる初期投資が不要で、月額や利用量に応じた料金体系となっています。
インターネット環境があれば導入でき、システムの設定や従業員へのトレーニングが比較的、短期間ですむ点が魅力です。
近年は経営管理システムを導入する企業のニーズや規模が変わってきたことから、クラウド型の需要が広がっているようです。
オンプレミス型
オンプレミス型は、自社で所有・管理するサーバーにシステムを構築する方式です。自社の業務プロセスに合わせた自由なカスタマイズがしやすい導入方式となっています。
システム導入後は自社で管理するため、セキュリティ面、機密データの保護に長けています。
システムのカスタマイズや構築に時間を費やし、定期的なメンテナンスが必要という性格から、中小企業よりは大規模企業で導入されるケースが多いようです。
自社に合った種類の経営管理システムを選ぼう!
企業によって経営管理に感じている課題や疑問はそれぞれ異なるでしょう。よって必要な製品や機能もそれぞれ違ってきます。
経営管理システムを選ぶ際は、どのような機能が欲しいか?導入方法に拘りはあるか?などを振り返りながら選んでみましょう。
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