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日報機能つき勤怠管理システム8選!同時管理のメリットと選び方

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最終更新日: 2025年12月10日

日々の業務を日報という形で報告するようにすると、誰がどのような業務を行っていたかが一目瞭然になります。

業務日報と勤怠管理を一元管理すれば、従業員ごとの生産性や業務改善にも利用可能です。

日報と勤怠を一元管理するメリットと、日報機能つきの勤怠管理の選び方をチェックして、業務効率化ができるシステムを選びましょう。

【全8製品】日報機能つき勤怠管理システム比較表

日報機能付きの勤怠管理システムを8つ紹介します。

製品名 工数管理のタイプ 提供形態 特徴
HRMOS勤怠 簡易集計 有料プランの標準機能 スライダーUIにより入力不可が少ない。業務分析向き。
Daily-manage 高度な原価管理 シリーズ内別製品との連携 整合性チェック機能で、勤怠と工数のずれを防止。標準単価設定あり。
スマレジ・タイムカード 簡易的な日報機能 オプション機能 日報タグ集計やワークフロー連携が可能。
奉行Solutions(日報上手) 高度な集計・分析 システムとの連携 奉行シリーズとの連携でシームレスに情報のやり取りが可能。
e-就業 OasiS 労務・コスト統合 プラン内に含まれる 客観的記録との乖離をチェックし、信頼性を確保。
工事日報@i勤怠 現場管理 標準(工事版) 建設業特化。重機・資材管理機能もあり。
TeamSpirit工数 工数管理 標準機能 外部カレンダー連携で工数実績を取り込める
Writeレス 現場・工事台帳 標準 48時間対応。ビルメンテナンス・設備業の特殊業務に対応。

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日報機能には2種類がある

「日報機能」と一言でまとめてしまいがちですが、管理したい内容や記述してほしい内容によって2種類に分けられます。

コミュニケーション重視の「定性日報」

定性日報はテキスト中心の情報を残す傾向が強いです。具体的には、以下の情報を記述します。

  • 業務中に起きたこと・行った業務
  • 業務中に考えたこと・感じたこと
  • 学んだこと

数字よりも、業務の背景や感情、気づき、課題、改善案などを共有することに重点が置かれています。一般的なオフィスワークや飲食店、販売店舗のスタッフなど幅広い業種・業態で用いられることが多いです。

定性日報を導入することで、チーム内のコミュニケーションが活性化されます。また、個人の業務振り返りと成長が促進されやすくなり、ログが残ることでナレッジが蓄積され、チーム全体のレベルアップ・スキルアップにつながります。

工数・原価管理重視の「定量日報」

定量日報は定性日報とは異なり、主に数字を取り扱う日報です。具体的には以下の情報を記述します。

  • どの作業に何時間かかったか
  • 何を何件こなしたか
  • どのプロジェクトにどれだけの工数を投下したか

時間や件数、金額などのデータを集約し、工数管理や原価管理、進捗管理の精度を高めます。建設業などの現場作業が多い業界や、エンジニアなどが書くべき「日報」とは定量日報を指します。

必要な日報機能が備わった勤怠管理システムを選ぼう

同じ「日報」であっても、定性日報と定量日報では性質が大きく異なります。日報機能付き勤怠管理システムを選ぶときは、必要としている日報を作成できるかどうかをよく確認しましょう。

一般的に、コミュニケーション重視の定性日報が必要な場合は、自由記述欄が多いものを選び、工数・原価管理重視の定量日報が必要な場合は、決まった欄に数字を入力するだけのものを選ぶと失敗しづらいです。特に定量日報が必要な場合は、特定の業種・業界に特化したサービスを選ぶことも選択肢のひとつです。

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日報機能付き勤怠管理システムの選び方

多くの勤怠管理システムには日報機能が搭載されていますが、システムによって機能の充実度が異なります。勤怠管理システムの日報機能で管理を行うのであれば、以下の点を重視しましょう。

日報の精度が高いか

出退勤の時刻や業務内容が正確で、透明性のある記述がなされるかも着目しましょう。

精度の低い日報ではデータ分析や報告の信頼性に悪影響が出ます。無料トライアルや資料によって実用に耐えうる日報であるかどうかを確認しましょう。

日報の入力・管理画面が見やすく操作しやすいか

日報の入力・管理画面が見やすいシステムであれば、毎日使うことにも抵抗が生まれにくくなります。反対に使いづらいインターフェイスのシステムの場合は、使うたびにストレスが溜まってしまうので、導入しても浸透しづらいでしょう。

日報をスマホから投稿できるか

勤怠管理システムの日報機能を利用する際に重要なのが、スマートフォンに対応しているかです。営業や出張で外出しているときに、出退勤の打刻と日報の提出を外出先からそのまま行えれば、事務所にわざわざ戻る必要はありません。

外出先からの運用が想定されるのであれば、スマホ対応の有無は忘れずにチェックしておきましょう。

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おすすめの日報機能付き勤怠管理システム8選

日報機能があるおすすめの勤怠管理システムを8製品紹介します。

「HRMOS勤怠」0円~使えるシステム!初めての導入でも安心

出典:「HRMOS勤怠」公式Webサイト
  • ベンチャーや中小企業を中心に6万社の導入実績(※)
  • 30名以下は無料で使え、有料でも1人110円/月から利用可能(※)
  • ICカードや顔認証など多彩な打刻方法とセキュリティ対策で安心

HRMOS勤怠は、現在6万社を超える企業に導入されているシンプルで使いやすい勤怠管理システムです。

30名以下の場合は無料で利用でき、有料プランでも1人あたり月額110円から利用可能。日次や月次のデータ抽出やレポート機能による勤怠状況の可視化、給与ソフトやSlack、LINEとの連携ができます。

Web打刻やICカード、顔写真による打刻など多彩な打刻方法に対応し、管理者の2段階認証や従業員のIPアクセス制限などセキュリティ対策も万全です。

※株式会社ビズリーチ(2024年11月時点)

メリット・特徴
  • 30名以下は無料で使え、少人数からのスモールスタートに向く
  • 打刻方法が多彩で、様々な事業所・現場に対応できる
デメリット・気になる点
  • 無料プランではデータ保存期間が1年のみ
  • スマホだと画面が見づらい

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「Daily-manage」日報管理、打刻、決済処理まで一括で行える

出典:「Daily-manage」公式Webサイト
  • クラウド型の日報管理システムで打刻、申請・決済、残業チェックが可能
  • PCやスマートフォンでの現場打刻や日報入力、申請・決済処理
  • リアルタイムな勤務状況確認と残業上限チェック

Daily-manageは、サーバー・インストール不要のクラウド型で、打刻、申請・決済、残業上限チェック、有休消化チェック、給与連携などが行えます。

PCやスマートフォンを利用した現場やテレワークでの打刻が可能で、スマートフォンの場合は位置情報も保持されます。また個人ごとの入力状況や残業合計をリアルタイムに確認でき、月60時間を超える時間外労働時間の確認も可能。契約は年契約で、初期導入費用は不要です。

メリット・特徴
  • 勤怠と日報を一元管理できる
  • 奉行シリーズや大臣シリーズ等とCSV連携可能
  • 小規模チームから大規模企業まで対応可能
デメリット・気になる点
  • 設置型タイムレコーダーはオプションのため別途費用がかかる

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「スマレジ・タイムカード」日報タグ機能で業務の進捗管理まで

出典:「スマレジ・タイムカード」公式Webサイト
  • 14万2,900店舗以上(※)の登録事業者数
  • 3ステップでシフトが完成するシフト作成機能付き
  • 初期費用は不要で、60日間(※)の無料お試し期間あり

スマレジ・タイムカードは株式会社スマレジが提供する、クラウド型の勤怠管理システムです。登録事業者数は2014年1月のリリース以降増え続け、14万2,900店舗以上(※)が利用しています。

3つのステップで直感的な操作をするだけでシフトを作成できる機能があり、管理者の手間を省くことができます。シフトから日別の人件費を計算することも可能です。

初期費用は無料で、60日間(※)のお試し期間もあり、費用を抑えて導入を検討できます。お試し期間中はすべての機能が使えるため、どのプランにしようか決める際の参考にしやすいでしょう。

※ 株式会社スマレジ(2024年4月時点)

メリット・特徴
  • コールセンターを含め、サポート体制が充実している
  • 飲食店等に特におすすめ
  • トライアル期間が60日間長め
デメリット・気になる点
  • 日報管理機能は110円/人のオプション機能
  • 打刻方法が、共用iPad、PC、スマホと種類が少ない

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「奉行Solutions(日報上手)」奉行シリーズとの連携が魅力

出典:「奉行Solutions 日報上手」公式Webサイト

奉行Solutionsは、奉行シリーズと連携できるオプションサービス的な立ち位置の製品です。「日報上手」は給与奉行と連携をします。

「日報上手」は建設業・製造業・人材派遣業・ビルメンテナンス業に対応できます。現場別に日報登録ができます。さらに社会保険の会社負担額を現場別に配賦できるため、より正確な労務費の管理ができる点が特徴です。

メリット・特徴
  • 現場別の就業時間・時間外労働の管理がしやすくなる
  • 勤務場所別の社会保険料負担額を管理でき正確な労務費計上が可能
  • 日別の支給額を記載した「賃金精算書」も簡単に作れる
デメリット・気になる点
  • 参考価格が200,000円からと、比較的高額

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「e-就業 OasiS」日報の自動化を実現、日常の作業時間を大きく削減

出典:「e-就業 OasiS」公式Webサイト
  • 専任スタッフによる手厚い導入サポートと初期設定
  • 工数管理や英語切り替えのオプションで幅広いニーズに対応
  • 日報の督促や休暇取得など各種アラート機能の設定が可能

e-就業OasiS(オアシス)は、初期設定をメーカーがおこなうメーカー設定型なので、導入に手間がかかりません。導入時には専任スタッフがヒアリングをおこない、初期設定や運用体制構築を支援してくれるため、システム導入に自信のない担当者も安心して利用できます。

Webブラウザ、静脈認証、PCログオン・ログオフ、扉入退室など多様な打刻方法に対応しており、出勤時間や残業時間の集計も簡単に可能です。また日報や月報の督促や休暇取得に関する各種アラートの設定ができます。

さらに工数管理や英語切り替えのオプションを用意し、システム開発企業や外国人労働者がいる企業など、幅広いニーズに応えます。

メリット・特徴
  • IT導入補助金2025の対象製品
  • 入退室データや顔認証、PCのログオン・ログオフデータなど多様な打刻方法がある
  • 英語切り替えオプションにより外国人労働者がいる現場でも安心
デメリット・気になる点
  • 勤怠データの修正は承認者が差し戻ししてからになる
  • 複数回の休憩など、会社独自の勤務ルールに対応しきれないケースがある

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「工事日報@i勤怠」現場仕事が多い企業におすすめ!現場からでも日報作成が可能に

出典:「工事日報@i勤怠」公式Webサイト

「i勤怠@工事日報」は建設業など、現場仕事が多い企業に特化した勤怠管理システムです。わざわざ本社や事務所に戻らなくても、スマホアプリから日報の作成が可能です。

建設業に特化しているため、勤怠・日報管理だけでなく、保有車輌や重機・材料項目など現場仕事に必須なものに関しても管理ができます。それぞれの使用時間や担当者などの記録・集計もでき、特定の従業員にのみ負担が偏っていないかなどのチェックもできます。

メリット・特徴
  • IT導入補助金制度の対象製品でリーズナブルに導入が開始できる
デメリット・気になる点
  • 打刻方法がPC、スマホアプリのみで少ない
  • 有料プランは要見積もりで事前にいくらかかるか分かりづらい

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「TeamSpirit 工数」工数管理機能を使って日報管理、業務効率化にも貢献

出典:「TeamSpirit 工数」公式Webサイト

「TeamSpirit工数(旧:チムスピ工数)」は、リアルタイムな工数管理の集計により、正確な原価管理をサポートします。スケジューラーをもとに工数を自動的に割り振り、毎日の工数管理のストレスを減らします。

また日々の工数情報をワークログとして分析できるため、誰が何に対し、どの程度の実力を発揮しているかも一目で分かります。適材適所の人材配置の助けにもなります。

メリット・特徴
  • 日々の工数情報をワークログとして分析・活用できる
  • 英語・モバイル対応で様々な人が使える
デメリット・気になる点
  • 打刻方法がPC、スマホのみと少なめ
  • マニュアルやサポートのポータルサイトのみと、サポート面がやや不安
  • Salesforceの導入が必須※Salesforce社との別途契約は不要

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「Writeレス」工事現場での作業報告を簡素化、スマホから作業内容の確認も

Writeレス ホームページ画面
出典:「Writeレス」公式Webサイト
  • 工事日報と勤怠管理を同時に登録できる
  • 材料・経費の入力や作業内容登録で工事現場の管理を効率化
  • 月60時間超の時間外労働の計算にも対応可能

Writeレスは工事日報と勤怠管理を同時に登録できる勤怠管理システムです。工事現場での勤怠管理に適していて、1日ごとの作業内容を登録する機能で日報管理を行えます。

残業管理、休暇管理など勤怠管理システムの基本機能はもちろんのこと、工事ごとの材料・経費を入力でき、作業内容の登録が可能です。

登録された1日の作業内容はスマホから確認可能。業務関連の確認事項や注意事項を登録して、次の作業に活かすこともできます。

また、月60時間を超える時間外労働を行った場合の割増賃金の引き上げにも対応しています。さらに日をまたいでも打刻ができるので、夜勤がある場合にも対応可能です。

メリット・特徴
  • 訪問サポートもありサポートが充実
  • 月60時間以上の割増賃金引上げにも対応できる
デメリット・気になる点
  • 導入費用や運用料金についての情報が少なく、事前にいくらかかるかの見通しを立てづらい

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日報と勤怠を一元管理するメリット

日報と勤怠を一元管理することには3つのメリットがあります。

日報作成にかかる時間を短縮できる

システムによって日報を作成する場合、正確な出退勤時間が記録できます。テンプレートによって記入項目を指定しておけば、どの従業員であっても日報に記入すべきかを迷いません。

従業員個々人に1から日報を作成するときよりも、システムを使うことで効率的に日報作成ができます。

従業員個々人の業務生産性が可視化できる

日報には、出退勤時間の他に、1日で行った業務の内容を記載します。これにより、従業員が1日でどのような業務を行ったかが可視化できます。

1日に行った業務量を可視化することで、従業員の生産性も分かります。生産性が極端に低い従業員には適切なケアを行うなどをして、組織全体を健全に保ちましょう。

他システムと連携し業績評価を公平にできる

業務内容を記載した日報と他システムを連携することで、業績や成果をもとに業績の評価が行えます。従来の評価は基準が不明確などの理由で従業員から不満が発生しやすいことが課題でしたが、日報データと紐づけることで公平かつ納得感の高い評価が可能になります。

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