道路交通法改正によるアルコールチェック義務化。現場を預かる総務・管理担当者や、安全運転管理者のみなさんにとって、「無料で現実的に使える法令対応アプリをどう選ぶか?」は今や切実な課題です。
「紙やExcel管理は面倒、でもコストはとにかく抑えたい」「アプリを探してみても、選択肢が多くてどれが本当に安全・便利なのかわからない…」「上司から“無料で良いものを調べて比較して”と急な指示が来た」といったお声をよく聞きます。
規模や運用スタイル別に、現場で本当に使われているアプリだけをピックアップし、比較表、おすすめ、注目ポイント、注意点まで、今すぐ判断できる形でまとめたので、ぜひご活用ください。
アルコールチェックアプリ選びで迷ったときは、ぜひミツモアをご利用ください。業種や欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品と料金プランを最短1分で自動診断。理想のアルコールチェックアプリが見つかります。 |
無料アルコールチェックアプリおすすめTOP3
無料で使えるアルコールチェックアプリに関し、以下の3つが特におすすめです。
| サービス名 | 料金モデル(初期費用/月額費用) | 検知器との連動 | なりすまし防止 | データ保管 |
|---|---|---|---|---|
| カールコ(CARLCO) | 完全無料 | – | – | クラウド |
| アルコー楽 | 検知器本体(約4,000円) | 〇(専用検知器) | 〇(顔写真撮影) | スマホ内保存(ローカル保存) |
| ALnote | 完全無料 | 手入力のみ | – | クラウド |
カールコ(CARLCO)は完全無料かつ人数無制限で利用できます。シンプルな画面設計であるため、誰でも使いやすい点も嬉しいポイントです。
アルコー楽は、無料アプリでありながら測定時に顔写真撮影ができ、なりすまし防止機能が供えられています。
ALnoteはインストール不要で、ブラウザで手軽に利用できます。CSV形式でのデータ出力もできるので、データバックアップが取りやすい点が魅力です。
関連記事では多くの製品の中から、自社にもっともマッチしたアルコールチェックアプリを見つけられます。平均2分で完了する自動診断ツールも活用して、自社に合うアルコールチェックアプリを見つけましょう。
カールコ (CARLCO)
「カールコ」は人数無制限・完全無料で利用できるアルコールチェックアプリです。
シンプルな画面設計で簡単に入力ができ、事業所単位の管理も簡単にできます。クラウド型のアルコールチェックアプリのため、事業所に立ち寄らずともいつでもどこでもスマホから入力が完結します。
法律に基づいた必須8項目があらかじめ設定されており、利用者側で設定することはありません。利用開始手続きを始めた瞬間から管理が可能です。検査記録をエクセルで出力できるので、集計も簡単にできる点がポイントです。
アルコー楽
「アルコー楽」は、慶洋エンジニアリングが提供し、アプリ利用料やPC管理ソフトが無料で、ランニングコストが一切かからない点が最大の強みです。これは、収益源を「専用検知器」(4,000円台から)の販売に置くビジネスモデルだからです。
機能面では、無料でありながら測定時の「顔写真撮影」によるなりすまし防止機能を備えています。これは、直行直帰ドライバーが多い企業にとって重要な機能です。
ただし、導入コスト(検知器代)がドライバーの人数分必要になる点、データがクラウドではなく「スマホ内」に保管される点(管理者が一元的に確認しづらい可能性)、検知器のセンサー寿命が「購入後1年または測定1,000回」と定められている点には注意が必要です。
ALnote
住友三井オートサービスグループが提供する「ALnote」は、アプリのインストールが不要で、Webブラウザから「完全無料」で利用できる手軽なソリューションです。基本的な記録のデジタル化に特化しており、紙の記録簿からの脱却を目指す第一歩として設計されています。
法令要件である「1年間」のデータ保存に対応し、CSV形式での出力も可能です。
しかし、その反面、法令対応における重要な機能が欠落しています。具体的には、検知器との連携機能がなく、測定結果はすべて「手入力」が必要です。また、「なりすまし防止機能」もありません。これでは、入力ミスや不正のリスクを防げず、管理者の確認工数も削減できません。ドライバーが少ない企業向けの、ごく基本的な記録ツールと言えます。
「無料アプリ」でアルコールチェック義務化対応は可能か?

結論から言えば、「無料アプリ」だけで義務化対応を完結させることは極めて困難です。なぜなら、第一にアプリ単体でのアルコール測定は不可能であり、必ず「検知器」が別途必要となるためです。さらに、業務利用を謳う無料アプリも、その多くは機能制限版か、専用検知器の購入が前提のモデルであり、法令要件を満たす上での「落とし穴」が存在します。
「アプリ単体」での法令対応はほぼ不可能。必ず「検知器」が別途必要
法令(道路交通法施行規則)では「アルコール検知器」の使用が明確に義務化されています。スマートフォンのマイクやカメラでは、呼気中のアルコール濃度を物理的に測定できません。
2023年12月1日より、安全運転管理者は「国家公安委員会が定めるアルコール検知器」を用いて運転者の酒気帯びの有無を確認し、その内容を記録して1年間保存することが必須となりました。
したがって、本記事で扱う「無料アルコールチェックアプリ」とは、すべてこの「アルコール検知器」(多くの場合、別途購入が必要)と連携し、記録・管理を補助するツールを指します。
「業務利用できる無料アプリ」は主に2パターン。完全無料は稀
企業のアルコールチェック運用における「無料」の実態は、主に2つのパターンに分類されます。「完全無料」は稀であり、必ず何らかのコスト(検知器代)や機能制限が伴います。
アプリ無料(機能制限版)+検知器代
基本機能(記録)のみを無料で提供し、法令対応の核心部分(例:データ保存期間、利用者数、なりすまし防止機能)を有料プランで提供するモデルです。例えば「カールコ(CARLCO)」は5名まで無料となっており、これに該当します。
アプリ・月額無料+「専用」検知器代
アプリや管理ソフトの利用料は無料ですが、連携する「専用」のアルコール検知器の購入が必須となるモデルです。収益源がハードウェアの販売にあります。慶洋エンジニアリングの「アルコー楽」がこの代表例です。
要注意:「個人向け」の無料飲酒記録アプリは法令対応不可
App Storeなどで見つかる、個人の飲酒量を記録・計算するアプリは、企業の法令対応には一切使用できません。これらのアプリは、法令が要求する「安全運転管理者による一元管理」を前提として設計されていないためです。
法令対応には、管理者への結果通知、全ドライバーのデータの一元管理、改ざん防止、そして記録の「1年間保存」が必須ですが、個人向けアプリにこれらの機能は搭載されていません。業務利用を謳っていないアプリは、検討の土台から除外すべきです。
総務担当者の最適解:「無料プランの制限」を見極め、難しいなら「低価格SaaS」を検討する
コストを抑えつつ法令遵守を実現する最適解は、「無料プランの機能制限」が自社の運用(ドライバー数、拠点数)に耐えられるか厳密に確認することです。
もし制限を超える場合、無理な運用(例:手動でのデータ移行)は、結局のところ管理工数を増大させ、コンプライアンス違反のリスクを高めます。
調査で66%以上の企業が未だに紙やExcelで管理している現状が示すように、手作業の管理は非効率です。無料アプリがこの負担を軽減できず、むしろ新たな負担を生むなら本末転倒です。
この場合、法令要件を自動で満たせる「低価格SaaS」の導入が、結果的に最も低コストかつ安全な選択肢となります。
無料で使えるアルコールチェックアプリおすすめ6選
無料で使えるアルコールチェックアプリのうち、おすすめの製品は以下の6つです。
Bqey
Bqeyは初期費用無料・工事不要で、アカウント発行後すぐに運用を始められるアルコールチェック&車両管理クラウドサービスです。シンプルな管理画面で利用者登録などの初期設定も簡単。メールや電話による充実のサポート体制で、導入が初めてでも安心して使えます。
車載アルコールチェッカーと連携し、測定データや走行情報、日報などをクラウドで一元管理。アルコールチェック結果は自動で日報に反映され、記入漏れや入力ミスのリスクも大幅に低減。
また、車検・リース・免許更新時期のアラート通知があり、うっかり忘れによるコンプライアンス違反も防止できます。業務効率の向上と法令遵守を、低コストで無理なく実現できるのが魅力です。
アルキラーNEX(ネックス)
アルキラーNEXは、アルコールチェックと車両管理をひとつのアプリで効率化できる最新クラウドシステムです。専用アプリで走行距離や位置情報、運行記録を簡単保存し、スマートフォンだけで車両のリアルタイム動態管理が完結。運転日報、車検期限、給油記録なども自動保存され、煩雑な紙管理やExcelから解放されます。
最大の特長は、アルキラーNEX本体と連携した正確なアルコールチェック結果もアプリ内で一括保管できる点。測定データは自動集計・日報に反映されるので、「記入漏れ」や「報告忘れ」のリスクを徹底排除。
さらに、検知器の定期メンテナンスや機器交換用カートリッジの自動配送、電話サポートなど保守体制も充実。現場と管理者、双方の負担を大幅に減らし、日々の業務と法令遵守をしっかり支援します。
ALPiT(アルピット)
ALPiTの新しいProモデルは、誤検知の少ない電気化学式センサーを採用し、高い信頼性と優れた耐久性を両立。端末代金が月額費用に含まれており、初期投資ゼロで大量導入も安心です。
測定記録や必要な法定項目は自動でクラウド保存され、写真撮影機能も備わっているので不正防止にも有効。複数拠点の管理・集計も一括で簡単に実現します。
さらに、Proモデルは「最大2年間または1万回測定」の長寿命設計で、年1回の自動端末送付サービス付き。提出用帳簿への書き出しもスムーズです。土日祝も対応のサポートセンターも用意されており、導入後の運用・管理も安心して任せられるクラウド型アルコールチェックサービスです。
あさレポ
あさレポは、運転前のアルコールチェックと検温記録を一つのアプリで簡単・確実に一元管理できるクラウドサービスです。
専用アプリとBluetooth対応アルコール検知器を連携し、40秒ほどで顔認証・位置情報付きの測定データをクラウドへ自動送信。なりすまし防止や複数拠点管理も安心です。アルコール測定器はアルコール検知器協議会認定機種のみ対応、ISMSクラウドセキュリティ認証も取得済みなので、法令遵守や個人情報管理も万全。
定額制と従量課金制プランから選べるため、利用頻度に合わせてコスト最適化が可能です。しかも管理画面は全プラン無料、複数管理者での分担運用にも柔軟対応。拠点数や規模を問わず、手間いらず&高セキュリティでアルコールチェック義務化に対応したい企業におすすめのサービスです。
アルコールマネージャー® BACtrack®
アルコールマネージャー® BACtrack®は、スマートフォン無料アプリとクラウド管理システム両方に対応した、高精度なアルコールチェックサービスです。専用ソフト不要で、PCやスマホから複数拠点や全社員のチェック状況を手軽に一元管理。在宅でも運転者の測定結果をリアルタイムで確認できます。
検知器本体はクレジットカードサイズ・47gの軽量設計で、Bluetooth対応のケーブルレス運用が可能。社内・外出先ともに持ち運びやすく運用の自由度が高い点も魅力です。
さらに、特許技術ZEROLINE TECHNOLOGYを搭載し、検出したアルコール濃度がゼロに戻る推定時間まで分かる独自機能を実現。燃料電池式で高精度かつ長寿命、適切なメンテナンスで長期利用も安心です。
SmartDrive Fleet Basic
SmartDrive Fleet Basicは、アルコールチェックと車両管理を一体化したクラウド型システムです。推奨アルコール検知器とBluetooth連携することで、アルコール測定結果を自動でアプリに記録し、走行データと合わせてクラウドで一元管理。
チェック漏れが発生した際は管理者へ自動通知されるため、法令遵守をより確実にサポートします。
既存の検知器とも連携可能で、無駄な買い替えコストも不要。アルコールチェッカー、チェックアプリ、車両管理アプリがセットで月額実質1,050円から利用でき、コストパフォーマンスにも優れています。
以下では本記事では紹介できなかったアルコールチェックアプリも紹介しています。併せてご覧ください。
無料で使えるアルコールチェックアプリを比較する際に注目すべきポイント

無料で使えるアルコールチェックアプリを選ぶ際は、法令対応や現場での使いやすさに本当に十分かを見極めることが大切です。機能や保存期間、記録の管理方法など、導入前に必ずチェックすべきポイントをわかりやすく解説します。
顔写真付き記録機能の有無と使い勝手
アルコールチェック結果に顔写真を自動で添付できる機能は、なりすまし防止や本人確認といった法令遵守のために欠かせません。
現場では、測定ごとに手軽に顔写真が記録できることで、不正・誤記のリスクを大幅に減らせるだけでなく、管理担当者の確認作業も効率化されます。
無料アプリの中には顔写真機能が未対応、あるいは毎回手動登録が必要なものもあるため、実際の操作感も要チェックです。
出庫・帰庫チェックに対応できるか?
道路交通法の改正により、「出庫前」と「帰庫後」の両方でアルコールチェックの実施・記録が法律で義務付けられました。
そのため、アプリ選定時は必ず、両タイミングでのチェック記録が自動で行えるか、管理画面や帳票でも出庫・帰庫が明確に区別されているか”を確認することが重要です。
無料アプリの中には、出庫または帰庫だけしか対応していないものや、都度手動で切り替え操作が必要なものも少なくありません。こうした制限を見落とすと、記録漏れや運用ミスが生じ、結果的に法令違反となるリスクが高まります。
1年以上の記録保存や一括エクスポートは無料プランで可能か
アルコールチェック記録は、道路交通法により最低1年間の保存が義務付けられており、万が一の監査や社内報告時には、全データをCSVやエクセル形式で一括出力できることが非常に重要です。
しかし、無料プランでは保存期間が数ヶ月に制限されていたり、期間を過ぎるとデータが自動削除されたりするケースが少なくありません。
また、一括エクスポート機能が有料プランのみの場合も多く、無料のままでは必要なタイミングで記録を提出できないリスクも。
無料で使えるアルコールチェックアプリを利用する際の注意点

無料で使えるアルコールチェックアプリは便利ですが、無料ゆえの機能制限や運用の落とし穴もあります。法令違反や管理ミスを防ぐために、導入前に知っておきたい注意点を分かりやすく解説します。
測定値の“自動記録”と“証跡改ざん防止”が無料で担保されるか
アルコールチェックの結果が自動で記録され、後から勝手に書き換えられない仕組みが備わっているかどうかは、現場の信頼性や法令順守を守るうえで非常に重要です。
無料アプリの中には、手入力や後から自由に編集できてしまうものも存在し、不正や記録改ざんのリスクが高まります。
導入時には「検査後すぐにデータが自動で保存されるか」「誰かが簡単に記録内容を変更できないか」を必ず確認しましょう。
測定忘れ・未測定時の自動アラートや履歴管理が無料で使えるか
アルコールチェックが義務化された現在、「誰が・いつチェックを忘れたか」を見落とすと、管理ミスがそのまま法令違反や事故リスクにつながります。
無料アプリを選ぶ際は、測定忘れや未実施者が発生した場合に管理者へ自動でアラート通知が届くか、また未測定の履歴を管理画面ですぐに一覧できるかを必ずチェックしましょう。
こうした機能があれば、チェック漏れをいち早く把握・対応でき、現場の運用ミスや管理者の負担を大幅に軽減することが可能です。
アルコール検知器とのBluetooth・連携入力が無料枠で使えるか
現在、多くの現場ではアルコール検知器とアプリをBluetoothで連携し、測定データを自動で転送・記録する仕組みが主流です。しかし、無料プランではこの連携機能が制限されている場合も多いため注意が必要です。
無料アプリを選ぶ際には、「Bluetooth連携による自動入力が本当に使えるか」「手入力のみで手間やミスが増えないか」を必ず確認しましょう。
正確なデータ連携が無料で利用できれば、現場の入力ミス防止と業務効率アップを同時に実現でき、安心して日々の運用が行えます。
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アルコールチェックアプリは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのアプリを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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