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掃除の頻度はどのくらいがいい?生活スタイルと場所別に分けて紹介

最終更新日: 2020年12月24日

家の中は定期的に掃除しないと、ホコリやゴミがたまってしまいます。では、一般的にはどのくらいのペースで家の中を掃除するものなのでしょうか?生活スタイルと場所別の掃除頻度の目安や、掃除の負担を軽くするためのコツを紹介します。

生活スタイルによって掃除頻度は違う?

掃除機

生活スタイルは人それぞれで、暮らしている人数や部屋の使い方も違います。そうなると部屋の汚れ方も違ってくるため、掃除頻度の目安も変わってくるのです。まずは、生活スタイル別の掃除頻度を見ていきましょう。

一人暮らし

一人暮らしの場合は、簡単な掃除を2~3日に1回行い、週に1回ほど家全体を掃除すれば、きれいな状態が保てます。

日中仕事に出ていると、それほど家の中は汚れないと思うかもしれません。しかし、何日も放置するとホコリや髪の毛などが床にたまるため、最低限の掃除は必要です。

一人暮らしではすべての家事を自分でこなさなければいけないので、毎日きっちりと掃除するのは難しいでしょう。毎日ではなくとも、2~3日に1回は掃除機をかけて、床のゴミを取り除くのがおすすめです。

共働き家庭

共働き家庭の場合、平日は仕事で遅くなることが多く、掃除時間を確保するのは簡単ではありません。結果的に、休日にまとめて掃除するケースが多くなります。

しかし、平日に何もしないと汚れがたまってしまうため、簡単な掃除はしておきましょう。役割分担をすれば、1人ずつの負担は少なくなります。

また、お掃除ロボットなどのツールを活用することで、掃除の負担を軽減できます。仕事に出ている間に、吸引清掃や水拭きをするようスケジューリングしておけば、平日の掃除に気をつかう必要はなくなるでしょう。

子育て家庭

子育て家庭では日中をリビングで過ごしたり、子どもを昼寝させたりするため、リビングの掃除を特にきっちりするのが一般的です。リビングは週1~2回ほど掃除し、ホコリやゴミが残らないようにします。

掃除機を使うと音が出てしまうため、子どもの昼寝中はお掃除シートや粘着クリーナーなどで、簡単にお手入れを済ませる家庭も多いです。

場所別の適切な掃除頻度

ホコリ掃除のワンポイントテクニック3点

家の中は場所ごとに使い方が異なります。使い方によって汚れの種類が変わるため、きれいな状態を保つための掃除頻度も違ってくるのです。家の中の場所別に、適切な掃除頻度を見ていきます。

リビング

リビングは家族が集まる場所であり、日中過ごす時間も長いところです。清潔に保つためには毎日掃除するのがおすすめですが、それが無理な場合は、最低でも週2~3回は掃除しましょう。

忙しいときには、見える範囲のゴミやホコリを取るだけでも構いません。軽く掃除機をかけるだけなら、5~15分程度の掃除時間で済ませられます。

「カーペットの上だけ」「テレビ台だけ」など場所を限定して行うのも、小まめな掃除を続ける方法のひとつです。

寝室

寝室の掃除頻度は、どのくらい寝室を利用しているかによって異なります。寝室にテレビや趣味の道具があって過ごす時間が長い場合は、リビングと同じように、週2~3回は掃除する必要があるでしょう。

しかし、多くの時間をリビングで過ごし、寝室では寝るだけというパターンであれば、週1回程度の掃除で問題ありません。

床にたまったホコリや髪の毛は、掃除機やお掃除シートで小まめに取り除きましょう。布団やシーツの上には髪の毛が付着するため、気になったときに粘着クリーナーで掃除しておくと、清潔な状態を保てます。

玄関

玄関は外とつながっているため、泥や砂などで汚れやすい場所といえます。できれば毎日掃除したいところですが、仕事などで難しい人も多いでしょう。その場合は、最低でも週に1回は掃除するのがおすすめです。

砂や土を取り除くように掃き掃除をして、汚れた部分はブラシでこするか、雑巾で拭き取りましょう。

雨や雪の日は汚れた靴で出入りしたり、ぬれた傘を持ち込んだりすることから、玄関がより汚れやすくなります。完全に乾いてからでは汚れが落としにくくなるため、なるべくぬれている間に雑巾で拭き取りましょう。

水回りの適切な掃除頻度

お風呂

キッチンやお風呂などの水回りは、さまざまな汚れがつきやすい場所です。放置すると汚れが落ちにくくなるケースも多いため、適切な掃除頻度をチェックしておきましょう。

キッチン

キッチンには油汚れが付きやすいコンロや、水垢が発生しやすいシンクがあります。どちらも汚れたらすぐに落とすよう習慣づければ、掃除に手間がかかりません。

シンクは汚れがひどくなければ、スポンジで水洗いすればOKです。週に1回ほど洗剤を使って掃除すれば、きれいな状態を保てます。コンロはセスキ炭酸ソーダや重曹で掃除し、油汚れが残らないようにしましょう。

シンクの排水口はぬめりやにおいが発生しやすいため、週に1回は掃除するのがおすすめです。

お風呂

浴槽は毎日使うので、使うたびに掃除しましょう。入浴すると垢や皮脂汚れが付くため、毎日それを取り除くことが、お風呂を清潔に保つ重要なポイントです。

お風呂は温度や湿気が高く、カビが発生しやすい環境になっています。壁や床などにカビが発生しないよう、入浴後に簡単な掃除をしましょう。壁に熱いシャワーをかけたり、使ったバスタオルで水を拭き取ったりするだけでも効果的です。

週に1回は洗剤を使って、スポンジでこすり洗いをするとよいでしょう。

トイレ

トイレはいろいろな汚れがつきやすい場所のため、1日1回はブラシで便器の中をこすっておきましょう。それが難しい場合は、トイレ用のお掃除シートでさっと拭いておくだけでも良いです。

全体的な掃除は、週に1回程度のペースで行いましょう。そのタイミングで壁や床などを拭いておくことで、嫌なにおいの発生を抑えられます。トイレのタンク内にカビが発生することがあるため、月に1回はタンク用の洗浄剤で掃除するとよいでしょう。

タンクに入れるタイプやスタンプタイプの洗浄剤などを使って、トイレに汚れがつくのを予防すれば、毎日の掃除が楽になります。

電化製品の掃除頻度の目安は?

洗濯機

電化製品は定期的に掃除しないと、不具合が発生したり、効きが悪くなったりしてしまいます。そうならないためには、どのくらいのペースで掃除すればよいのでしょうか?電化製品の種類ごとに見ていきましょう。

エアコン

エアコンの掃除頻度の目安は、使用状況によって異なります。1日のうち数時間しか使用しない場合は、2週間に1回程度の掃除でも問題ありません。しかし、ほとんどつけっぱなしのような状態であれば、週に1回のペースで掃除するのがおすすめです。

キッチンの近くなど、油汚れが発生しやすい場所に設置されている場合は、エアコン内部が汚れやすくなります。喫煙者がいたり、ペットを飼っていたりするケースも同様です。

このような環境で使用している場合は、使用頻度が少なくても、掃除頻度は多めにするとよいでしょう。使用中はエアコンの効き具合やにおいに注意し、気になったらすぐ掃除することで、エアコンの効果は高くなります。

洗濯機

洗濯機の糸くずフィルターや乾燥フィルターは、使うたびに掃除してゴミを取り除いておきましょう。掃除を怠ると排水できなくなったり、乾燥の効率が悪くなったりします。

洗濯機の外側や下、洗濯槽などは頻繁に掃除する必要はありませんが、1~2カ月に1回程度は掃除するように心がけましょう。

洗濯槽を掃除せずに使用していると、裏側でカビが発生する場合があります。そうなると洗濯物が汚れる可能性もあるため、注意が必要です。洗濯槽クリーナーなどを使い、漬け置き洗いをして清潔に保ちましょう。

冷蔵庫

冷蔵庫は食品を保管する場所なので、清潔に保っておきたいものです。物をこぼすなどして汚したらすぐに拭くのが基本ですが、気付かないうちに汚れてしまう可能性もあります。冷蔵庫の中は、1週間に1回を目安に掃除しましょう。

トレイやケースなどのパーツは、取り外して水洗いをするのがおすすめです。冷蔵庫の背面や脚カバーにはホコリがたまりやすいため、年に1回は掃除しましょう。

掃除の負担を軽くするコツ

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定期的に掃除することはもちろん大切ですが、生活しながらちょっとした工夫をすれば、毎回の掃除が楽になります。掃除の負担を軽くするためのコツを見ていきましょう。

ついで掃除やながら掃除を実践する

掃除の負担を軽くするには、日頃からついで掃除やながら掃除を習慣にするのが重要です。食器を洗ったついでにシンクを掃除したり、お風呂に入ったついでにお風呂場をきれいにしたりするのが、ついで掃除にあたります。

ながら掃除とは、他のことをしながら掃除することです。例えば、テレビを観ながら粘着シートでカーペットを掃除したり、歯を磨きながら洗面台をスポンジで軽く拭いたりすることを指します。

ついで掃除やながら掃除をしやすくするには、掃除道具を出しやすい場所に置いておくのがポイントです。さっと取り出して終わったらすぐにしまえるような場所に、道具を置いておきましょう。

掃除がしやすい環境を作る

部屋をきれいに保つには、掃除しやすい環境を作ることも重要です。掃除しやすくするためには、なるべく床やテーブルに物を置かないようにしましょう。

物が置いてあると、掃除する前に物をどかさなくてはなりません。そうなると、気付いたときにさっと掃除機をかけたり、テーブルを拭いたりという行動ができなくなってしまいます。

また、たくさん物が置いてあると、それだけで散らかっているように見えてしまいます。掃除する気をおこしやすくするためにも、物を減らすことが大切です。

汚れがたまる前に掃除をしよう

掃除機をかける女性の足元

生活スタイルや場所によって、掃除頻度は異なります。それぞれの掃除頻度の目安を把握し、気になったらすぐ掃除するように心がけることが大切です。

どんな場所でも一度汚れがたまってしまうと、完全にきれいにするには労力が必要になります。毎回の掃除の負担が軽くなるよう、汚れてしまう前に掃除する習慣を付けましょう。