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【ビルトインガスコンロ】交換費用相場は5万円~!内訳や安く抑えるコツなど

最終更新日: 2025年05月22日

ビルトインガスコンロの交換にかかる費用は本体が安価な場合で3万円前後から、工事費は1~2万円が相場です。本体価格によって値段が左右されるほか、据え置きコンロからビルトインガスコンロに変える場合はさらに料金が上がるなど、費用が異なる場合もあります。

本記事ではビルドインガスコンロの交換にかかる費用相場を詳しく解説します。料金が高くなりやすいケースや少しでも安く抑えるためのポイントなどについても紹介するので参考にしてみてください。

ビルドインガスコンロ交換の費用シミュレーション

ビルドインコンロ交換の費用相場

平均値


最低値


最高値

※ 上記は2024年1月~2025年1月のデータを基にした費用の相場です。
※ 実際の費用は機種や施工条件によって変動します。
※ 正確な見積もりは専門業者にご相談ください。

ビルトインガスコンロ交換費用【タイプ別】

ビルトインガスコンロの交換にかかる費用は、選ぶコンロの価格帯や現在の設置状況によって変わります。予算を立てるには、まずこれらの費用相場を把握することが大切です。

以下からは、主に3つの価格帯に分けて、それぞれの交換費用相場を詳しく解説します。

  • 低価格帯コンロに交換する場合:基本的な機能を備えたモデルで、費用を抑えたい方向けの相場
  • 中価格帯コンロに交換する場合:機能と価格のバランスが取れた、一般家庭向けの標準的な相場
  • 高価格帯コンロに交換する場合:最新機能やデザイン性に優れた、こだわり派向けの相場

また、現在お使いのガスコンロの種類(据え置き型かビルトイン型か)によっても工事内容や費用が変わるため、その点も考慮して見ていきましょう。

低価格帯コンロに交換する場合

低価格帯のビルトインガスコンロに交換する場合、工事費込みの総額で4万円台から9万円程度が目安です。 本体価格は3万円から7万円程度、基本的な交換工事費は1万円から2万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

この価格帯のコンロは、シンプルな機能性を重視したモデルが多く、費用対効果に優れています。基本的な調理機能や安全装置は搭載されているため、日常的な使用には十分です。とにかく初期費用を抑えたい、機能はシンプルで良いという方に向いています。

メーカーや交換パターン別の費用目安は以下の通りです。選ぶ機種や工事内容によって費用は変動するため、あくまで参考としてください。

メーカー 交換パターン 費用相場(工事費込み) 特徴・補足
ノーリツ 据え置き型から据え置き型へ交換 1.5万円~5万円程度 シンプル機能の据え置きコンロ本体価格が中心です。
据え置き型からビルトインコンロへ交換 8万円台~ Fami(ファミ)シリーズなどの低価格帯ビルトインコンロへの交換。キッチンキャビネット設置など追加工事が見込まれます。
ビルトインコンロ同士の交換 4万円台~ Fami(ファミ)シリーズなどの低価格帯ビルトインコンロへの交換。
パロマ 据え置き型から据え置き型へ交換 1.5万円~5万円程度 シンプル機能の据え置きコンロ本体価格が中心です。
据え置き型からビルトインコンロへ交換 8万円台~ repla(リプラ)シリーズなどの低価格帯ビルトインコンロへの交換。キッチンキャビネット設置など追加工事が見込まれます。
ビルトインコンロ同士の交換 5万円台~ repla(リプラ)シリーズなどの低価格帯ビルトインコンロへの交換。
リンナイ 据え置き型から据え置き型へ交換 1.5万円~5万円程度 シンプル機能の据え置きコンロ本体価格が中心です。
据え置き型からビルトインコンロへ交換 8万円台~ SAFULL(セイフル)シリーズなどの低価格帯ビルトインコンロへの交換。キッチンキャビネット設置など追加工事が見込まれます。
ビルトインコンロ同士の交換 5万円台~ SAFULL(セイフル)シリーズなどの低価格帯ビルトインコンロへの交換。

低価格帯コンロを選ぶ際のポイントは、必要な機能を見極めることです。例えば、以下のような特徴を持つ製品があります。

  • シンプルな操作パネルで扱いやすい
  • 基本的な安全機能(立ち消え安全装置、調理油過熱防止装置など)を搭載している
  • お手入れしやすいホーロートップやフッ素コート天板を採用している

予算を抑えつつ、安全で使いやすいガスコンロを選びたい方にとって、低価格帯のモデルは魅力的な選択肢です。

中価格帯コンロに交換する場合

中価格帯のビルトインガスコンロに交換する場合、工事費込みの総額で10万円から15万円程度が目安です。 本体価格は8万円から12万円程度、基本的な交換工事費は1万円から2万円程度です。

この価格帯のコンロは、費用と機能のバランスが取れており、一般家庭で最も選ばれやすいモデルが中心です。基本的な機能に加えて、温度調節機能やグリル機能が充実しているものが多く、料理の幅を広げたい方にも適しています。デザイン性も向上し、キッチンに馴染むスタイリッシュなモデルも増えています。

メーカーや交換パターン別の費用目安は以下の通りです。こちらも機種や工事内容によって費用は変動します。

メーカー 交換パターン 費用相場(工事費込み) 特徴・補足
ノーリツ 据え置き型から据え置き型へ交換 3万円~8万円程度 温度調節機能などが付いた高機能な据え置きコンロ本体価格が中心です。
据え置き型からビルトインコンロへ交換 10万円台~ Orche(オルシェ)シリーズなどの中価格帯ビルトインコンロへの交換。キッチンキャビネット設置など追加工事が見込まれます。
ビルトインコンロ同士の交換 10万円台~ Orche(オルシェ)シリーズなどの中価格帯ビルトインコンロへの交換。
パロマ 据え置き型から据え置き型へ交換 3万円~8万円程度 温度調節機能などが付いた高機能な据え置きコンロ本体価格が中心です。
据え置き型からビルトインコンロへ交換 10万円台~ BRillio(ブリリオ)シリーズなどの中価格帯ビルトインコンロへの交換。キッチンキャビネット設置など追加工事が見込まれます。
ビルトインコンロ同士の交換 9万円台~ BRillio(ブリリオ)シリーズなどの中価格帯ビルトインコンロへの交換。
リンナイ 据え置き型から据え置き型へ交換 3万円~8万円程度 温度調節機能などが付いた高機能な据え置きコンロ本体価格が中心です。
据え置き型からビルトインコンロへ交換 11万円台~ LiSSe(リッセ)シリーズなどの中価格帯ビルトインコンロへの交換。キッチンキャビネット設置など追加工事が見込まれます。
ビルトインコンロ同士の交換 10万円台~ LiSSe(リッセ)シリーズなどの中価格帯ビルトインコンロへの交換。

中価格帯コンロでは、以下のような便利な機能が搭載されていることが多くなります。

  • 揚げ物や湯沸かしなどの温度を自動で調節する機能
  • 両面焼きグリルや水なしグリルでお手入れが簡単なグリル機能
  • ガラストップ天板など、デザイン性と清掃性を両立した素材
  • タイマー機能の充実

ある程度の機能性とデザイン性を求めつつ、価格も重視したいという方には、中価格帯のコンロがおすすめです。 日々の料理をより快適に、そして楽しくしてくれるでしょう。

高価格帯コンロに交換する場合

高価格帯のビルトインガスコンロに交換する場合、工事費込みの総額で15万円から23万円以上が目安です。 本体価格は14万円から20万円以上、基本的な交換工事費は1万円から2万円程度ですが、多機能な分、設置にオプション作業が発生する場合もあります。

この価格帯のコンロは、最新技術を搭載した多機能モデルや、デザイン性に優れた高級モデルが中心です。安全性はもちろん、調理をサポートする高度な機能、お手入れのしやすさ、洗練されたデザインなど、あらゆる面で高い満足度を求める方に適しています。

メーカーや交換パターン別の費用目安は以下の通りです。最高級モデルや特殊な工事が必要な場合は、これ以上の費用になることもあります。

メーカー 交換パターン 費用相場(工事費込み) 特徴・補足
ノーリツ 据え置き型から据え置き型へ交換 5万円~10万円以上 多機能・デザイン性に優れた最高級クラスの据え置きコンロ本体価格が中心です。
据え置き型からビルトインコンロへ交換 17万円台~ Progre(プログレ)シリーズなどの高価格帯ビルトインコンロへの交換。キッチンキャビネット設置など追加工事が見込まれます。
ビルトインコンロ同士の交換 16万円台~ Progre(プログレ)シリーズなどの高価格帯ビルトインコンロへの交換。
パロマ 据え置き型から据え置き型へ交換 5万円~10万円以上 多機能・デザイン性に優れた最高級クラスの据え置きコンロ本体価格が中心です。
据え置き型からビルトインコンロへ交換 18万円台~ crea(クレア)シリーズなどの高価格帯ビルトインコンロへの交換。キッチンキャビネット設置など追加工事が見込まれます。
ビルトインコンロ同士の交換 17万円台~ crea(クレア)シリーズなどの高価格帯ビルトインコンロへの交換。
リンナイ 据え置き型から据え置き型へ交換 5万円~10万円以上 多機能・デザイン性に優れた最高級クラスの据え置きコンロ本体価格が中心です。
据え置き型からビルトインコンロへ交換 17万円台~ DELICIA(デリシア)シリーズなどの高価格帯ビルトインコンロへの交換。キッチンキャビネット設置など追加工事が見込まれます。
ビルトインコンロ同士の交換 17万円台~ DELICIA(デリシア)シリーズなどの高価格帯ビルトインコンロへの交換。

高価格帯コンロに搭載されている魅力的な機能には、以下のようなものがあります。

  • スマートフォンと連携したレシピ提案や遠隔操作機能
  • グリル調理の幅を広げる専用調理器具(ダッチオーブン対応など)
  • 煙やニオイを大幅にカットする高性能グリル
  • 自動調理プログラムの充実
  • 汚れがつきにくく、落としやすい特殊な天板コーティング

料理へのこだわりが強く、最新の機能や優れたデザイン性を求める方、そして長期的な視点で製品を選びたい方にとって、高価格帯のコンロは投資に見合う価値があるでしょう。

ビルトインガスコンロのおすすめ製品の交換費用を比較

ビルトインガスコンロを選ぶ際、多くのメーカーや機種があるため迷ってしまうかもしれません。ここでは、特に人気のある製品をピックアップし、それぞれの交換費用や特徴を比較してご紹介します。

ご紹介する主な製品の費用目安は以下の通りです。

商品名 本体価格目安 工事費込み費用目安
ノーリツ/Fami(ファミ) 5万円台~ 8万円台~
パロマ/BRillio(ブリリオ) 5万円台~ 9万円台~
リンナイ/LiSSe(リッセ) 10万円台~ 13万円台~
ノーリツ/Orche(オルシェ) 10万円台~ 14万円台~
リンナイ/DELICIA(デリシア) 15万円台~ 17万円台~

これらの製品は、以下のような方々を想定して選んでいます。

  • 初めてビルトインコンロを導入する方
  • 費用対効果を重視する方
  • デザイン性と機能性の両方を求める方
  • 最新の調理機能に興味がある方

それぞれの製品について、さらに詳しく見ていきましょう。

ノーリツ/Fami(ファミ):本体5万円台~、工事費込み8万円台~

項目 内容
メーカー・シリーズ ノーリツ・Fami(ファミ) スタンダードタイプ
価格帯目安(工事費込み) 8万円台~
本体価格目安 5万円台~
主な特徴 シンプル操作、親水アクアコート(一部)、カバーレスバーナーキャップ、フラットトップ
こんな方におすすめ 費用を抑えたい、シンプルな機能で十分、お手入れのしやすさを重視する方

ノーリツのFamiシリーズは、工事費込みで8万円台からと、ビルトインガスコンロの中では比較的お求めやすい価格帯の製品です。 本体価格の目安は5万円台からとなっています。

このシリーズは、日常的な調理に必要な基本的な機能をしっかりと押さえた、シンプルで使いやすい標準モデルです。初めてビルトインコンロを導入する方や、複雑な機能は不要で費用を抑えたいという方に最適です。お手入れのしやすさにも配慮されており、日々の掃除の負担を軽くしてくれます。例えば、Famiシリーズには以下のような特徴があります。

  • すっきりとしたフラットな天板で、拭き掃除が簡単です。
  • バーナーキャップがない「カバーレスバーナーキャップ」のため、部品の取り外しや洗浄の手間を減らせます。
  • 油汚れがつきにくい「親水アクアコート」塗装が施されている機種もあり、お手入れを助けます。

「コンロはシンプルで使いやすいものが一番」「信頼できるメーカーの製品を、できるだけ費用を抑えて導入したい」という方に、Famiシリーズは有力な候補です。

パロマ/BRillio(ブリリオ):本体5万円台~、工事費込み9万円台~

項目 内容
メーカー・シリーズ パロマ・BRillio(ブリリオ)
価格帯目安(工事費込み) 9万円台~
本体価格目安 5万円台~
主な特徴 ハイパーガラスコートトップ、両コンロ強火力、煮込み・煮もの機能、水なし両面焼きグリル
こんな方におすすめ デザイン性を重視する、機能と価格のバランスを求める、おしゃれなキッチンにしたい方

パロマのBRillioシリーズは、工事費込みで9万円台から、本体価格の目安は5万円台からと、デザイン性と機能性のバランスに優れた人気の中級モデルです。

美しいガラストップの多彩なカラーバリエーションが魅力で、キッチンの雰囲気に合わせてコーディネートを楽しみたい方にぴったりです。もちろん、見た目だけでなく調理をサポートする機能も充実しています。「おしゃれなキッチンにしたいけれど、機能にも妥協したくない、でも価格は抑えたい」という要望に応えてくれます。BRillioシリーズの注目ポイントは以下の通りです。

  • 衝撃や傷に強く、油汚れもさっと拭き取れる「ハイパーガラスコートトップ」を採用しています。
  • 左右どちらのコンロでも強火力が使えるため、調理の効率が上がります。
  • コトコト煮込む料理に便利な「煮込み・煮もの機能」を搭載しています。
  • お手入れが簡単な水なし両面焼きグリルも備えています。

BRillioシリーズは、キッチンの主役となる美しいデザインと、毎日の料理を快適にする実用的な機能を兼ね備えながら、比較的手に取りやすい価格帯を実現しているため、多くの方におすすめできる製品です。

リンナイ/LiSSe(リッセ):本体10万円台~、工事費込み13万円台~

項目 内容
メーカー・シリーズ リンナイ・LiSSe(リッセ)
価格帯目安(工事費込み) 13万円台~
本体価格目安 10万円台~
主な特徴 +R RECIPE(アプリ連携)、スモークオフグリル、イージークリーンガラストップ、充実した安全機能
こんな方におすすめ 料理が好きで機能にこだわりたい、アプリ連携に興味がある、グリルのニオイや煙を抑えたい方

リンナイのLiSSeシリーズは、工事費込みで13万円台から、本体価格の目安は10万円台からと、中価格帯に位置しながらも上位モデルに迫る多機能性が魅力の製品です。

「料理が好きで、コンロの機能にもこだわりたいけれど、最高級モデルまでは手が出ない」という方に最適な選択肢です。スマートフォンアプリとの連携機能や、煙やニオイを大幅にカットするグリルなど、調理をより便利に、そして快適にする機能が満載です。LiSSeシリーズが持つ主な魅力は以下の点です。

  • 専用アプリ「+R RECIPE(プラスアールレシピ)」と連携し、豊富なレシピの提案や自動調理が可能です。
  • グリル調理時の煙やニオイを大幅に抑える「スモークオフ」機能を搭載しており、快適なキッチン空間を保てます。
  • 鍋を置いていない状態では点火しない、震度4以上の揺れを感知すると自動消火するなど、充実した安全機能も安心です。
  • 汚れがつきにくく、お手入れが簡単な「イージークリーン」対応のガラストップを採用しています。

LiSSeシリーズは、日々の料理をサポートする先進機能と、洗練されたデザイン、そして高い安全性を兼ね備えており、料理好きの方や、より快適なキッチンライフを求める方におすすめです。

ノーリツ/Orche(オルシェ):本体10万円台~、工事費込み14万円台~

項目 内容
メーカー・シリーズ ノーリツ・Orche(オルシェ)
価格帯目安(工事費込み) 14万円台~
本体価格目安 10万円台~
主な特徴 Orche App(アプリ連携)、マルチグリル(一部機種)、フラットな操作部デザイン
こんな方におすすめ スマートフォンで調理を効率化したい、多彩なグリル料理を楽しみたい、すっきりしたデザインが好みの方

ノーリツのOrcheシリーズは、工事費込みで14万円台から、本体価格の目安は10万円台からと、スマートフォンアプリとの連携によるスマートな調理体験を提供する高機能コンロです。

新しい技術を積極的に取り入れ、毎日の料理をより効率的に、そして楽しくしたいと考える方に適しています。専用アプリを使えば、レシピ検索からコンロへの調理設定送信までスムーズに行え、調理中の火加減やタイマー設定も手元で確認・操作が可能です。Orcheシリーズの主な特長は以下の通りです。

  • 専用アプリ「Orche App」を使えば、豊富なレシピの中から選んでコンロに設定を送信するだけで、火加減などを自動で調整してくれます。
  • コンロやグリルの使用状況をアプリで確認でき、タイマー設定の変更なども手元で行えます。
  • 煮る、焼く、蒸すといった多彩な調理が可能な「マルチグリル」を搭載している機種もあり、料理のレパートリーが広がります。(一部機種)
  • 操作部もフラットですっきりとしたデザインで、キッチン空間に馴染みます。

Orcheシリーズは、アプリ連携による調理の自動化や効率化を求める方、また、マルチグリルを使って本格的な料理に挑戦したいという方に特におすすめできる、スマートで高機能なビルトインガスコンロです。

リンナイ/DELICIA(デリシア):本体15万円台~、工事費込み17万円台~

項目 内容
メーカー・シリーズ リンナイ・DELICIA(デリシア)
価格帯目安(工事費込み) 17万円台~
本体価格目安 15万円台~
主な特徴 +R RECIPE(アプリ連携)、専用調理器具(ザ・ココット、ココットプレート)、セランガラス天板、洗練されたデザイン
こんな方におすすめ 機能・デザイン全てに妥協したくない、本格的な料理を楽しみたい、最高級のキッチン空間を実現したい方

リンナイのDELICIAシリーズは、工事費込みで17万円台から、本体価格の目安は15万円台からと高価格帯ですが、リンナイの技術の粋を集めた最上位モデルです。 デザイン、機能性、安全性、お手入れのしやすさ、その全てにおいて最高水準を追求しています。

「コンロには一切妥協したくない」「最新機能を使って本格的な料理を心ゆくまで楽しみたい」「キッチンを最も美しく、機能的な空間にしたい」という、強いこだわりを持つ方に最適な一台です。DELICIAシリーズが持つ圧倒的な魅力は、以下のような点にあります。

  • 専用アプリ「+R RECIPE」と連携し、プロの火加減を再現する自動調理や、下ごしらえから調理までサポートする豊富なレシピ提案を利用できます。
  • グリル庫内を汚さずに多彩な料理を可能にする「ザ・ココット」や、グリル料理の幅を広げる「ココットプレート」など、専用調理器具に対応しています。
  • 世界的なデザイン賞を受賞するほどの洗練された美しいデザインは、キッチンの格を一段と高めます。
  • 天板には、ドイツ・ショット社製の「セランガラス」を採用。熱や衝撃に強く、焦げ付きや汚れも簡単に落とせます。

DELICIAシリーズは、価格に見合うだけの卓越した性能と美しさを備えており、料理を愛する全ての人にとって、まさに理想の調理環境を提供してくれるでしょう。

ビルトインガスコンロ交換の費用の内訳

ビルトインガスコンロの交換にかかる総費用は、いくつかの項目から成り立っています。前の章では製品ごとの交換費用目安をご紹介しましたが、ここではその費用の内訳について、もう少し詳しく見ていきましょう。大きく分けて「本体価格」「工事費・作業費」「その他諸経費」の3つで構成されるのが一般的です。

これらの内訳を理解しておくことで、見積もり内容を正しく把握し、納得のいく交換工事を進めることができます。具体的にどのような費用が含まれるのか、以下で詳しく解説します。

費用の内訳と目安は以下の通りです。

費用項目 金額目安
本体価格 4万円~20万円以上
工事費・作業費 1万円~3万円程度
その他諸経費 1,000円~数万円

※上記の金額はあくまで目安であり、実際の費用は業者や設置状況によって異なります。

本体価格:4万円~

ビルトインガスコンロの交換費用を考える上で最も大きな割合を占めるのが「本体価格」です。 前の章でご紹介したように、製品のメーカー、グレード、搭載機能によって価格は大きく異なり、一般的には4万円程度から20万円を超えるものまで幅広くあります。

最新の高機能なモデルや、デザイン性の高い人気メーカーの製品は、当然ながら価格が高くなる傾向があります。一方で、基本的な機能に絞ったシンプルなモデルであれば、比較的リーズナブルな価格で見つけることができます。本体価格を左右する主な要素としては、以下のような点が挙げられます。

  • 天板の素材:ホーロー、ガラストップ、ガラスコートなどがあり、ガラストップは高価ですが清掃性やデザイン性に優れています。
  • グリルの機能:水なし両面焼き、オートグリル、ダッチオーブン対応など、高機能になるほど価格が上がります。
  • 安全機能の種類:Siセンサーの機能(例:鍋なし検知、感震停止など)が充実しているほど高価になる傾向があります。
  • 付加機能:スマートフォン連携、音声案内、自動調理プログラムなど、便利な機能が増えるほど価格は上昇します。
  • メーカーやブランド:人気メーカーのハイエンドモデルは高価になる傾向があります。

ご自身の予算や、ガスコンロに求める機能、キッチンの使い方などを総合的に考慮して、最適な価格帯の製品を選ぶことが重要です。

工事費:1~2万円

ビルトインガスコンロの設置や交換には、専門業者による「工事費・作業費」がかかります。 この工事費には通常、古い機器の取り外し(交換の場合)、新しい機器の設置、必要なガス管の接続、そして最終的な動作確認作業などが含まれます。

この基本工事費の相場は、おおよそ1万円から3万円程度です。ただし、これはあくまで標準的な交換工事の場合の目安であり、設置場所の状況や選択する業者によって変動します。例えば、既存のガス栓の位置や種類が新しいコンロと合わない場合、追加の部品代や作業費が発生することもあります。

具体的に基本工事に含まれることが多い作業内容は以下の通りです。

  • 既存コンロの取り外し:現在設置されている古いビルトインガスコンロを安全に取り外します。
  • 新しいコンロの設置:購入した新しいビルトインガスコンロをキッチンカウンターの開口部にはめ込み、固定します。
  • ガス管の接続:ガス漏れがないよう、専門の資格を持った作業員が慎重にガス管を接続します。
  • 動作確認・点火テスト:設置後、正常に点火し、安全に作動するかを確認します。
  • 簡易清掃・片付け:作業スペースの簡単な清掃や、梱包材などの片付けを行います。

重要なのは、見積もりを取る際に「基本工事費」にどこまでの作業が含まれているのかを必ず確認することです。 業者によっては、古いコンロの処分費用が別途必要だったり、特定の作業がオプション扱いになったりするケースもあるため、事前にしっかりと確認しましょう。

オプション費用:1,000円~(必要に応じて)

本体価格と基本工事費の他に、状況によっては「その他諸経費」としてオプション費用が発生することがあります。 これらは必ずかかる費用ではありませんが、事前にどのようなケースで発生しうるのかを把握しておくと安心です。

例えば、業者によっては事業所から設置場所が遠い場合に「出張費」が加算されたり、作業車両を駐車するスペースがない場合に「駐車場代」実費が請求されたりすることがあります。また、古いガスコンロの「処分費」が基本工事費に含まれておらず、別途数千円程度かかることも一般的です。

さらに、標準的な交換工事以外の特別な作業が必要な場合には、「オプション工事費」として別途費用が請求されることもあります。具体的には、以下のようなケースが考えられます。

  • ガス栓の交換や移設:既存のガス栓の形状が新しいコンロと合わない場合や、位置を変更する必要がある場合。
  • 開口部の調整:新しいコンロのサイズが既存の開口部と合わない場合に、カウンターの加工作業が必要な場合。
  • 電気工事:一部の高機能コンロでは100V電源が必要な場合があり、コンセントがない場合に増設工事が必要なケース。
  • オーブンとの接続:ビルトインガスコンロの下にオーブンを設置または接続する場合の追加作業。

これらの「その他諸経費」や「オプション工事費」は、設置環境や選択する機種によって大きく変動するため、見積もり時にはこれらの項目についても詳細を確認しておくことが非常に大切です。 不明な点があれば遠慮なく業者に質問し、納得した上で契約するようにしましょう。

ビルトインガスコンロ交換費用を抑えるポイント

依頼する工事内容によっては、数十万円かかることもあるのがビルトインガスコンロの交換費用です。少しでも安く抑えるためのポイントを、5つ紹介します。

ガス設備工事業者に依頼する

先ほど紹介したように、ガスコンロ交換を依頼する先はいくつかあります。その中でもガス設備業者は比較的安価で工事を済ませることができます。ハウスメーカーに依頼した時に発生する手数料などの中間マージンが生じないからです。

複数社から見積もりをもらう

複数社から見積もりをもらうことは費用を抑えるうえで効果的です。工事の費用相場を知り、不当な高額請求を避けることができるます。また安すぎて信頼に欠ける業者を見破ることもできるのも利点です。

口コミを比較する

口コミを見ると、依頼したお客さん側から見た対応の丁寧さや工事への評価を知ることができます。見積もりの安さだけでなく、口コミ評価も参考にするとよいでしょう。安さだけで選ぶと、ずさんな工事や費用面のトラブルが発生する可能性もあります。

コンロの購入費を抑える(施主支給)

コンロ本体にかける費用そのものを抑える手もあります。必要最低限の機能に絞り込めば、比較的安価にビルトインガスコンロを購入可能です。実際、コンロをあらかじめ購入しておいて工事業者に渡し、依頼する「施主支給」という方法もあります。

そのほかにコンロ本体を安く買う方法は以下の通りです。

  • 安くなりやすい時期に購入する
  • 型落ち品や展示品を探す

ネットショップや家電量販店などのセールを活用すれば、新品かつ多機能でも安く購入できる場合があります。とくに前年度生産の型落ち品などは機能も最新式となっているため、非常にお得です。

本体購入と工事を同じ業者に依頼する

ビルトインガスコンロの交換費用には、手間賃が含まれています。本体購入と取り付け工事を同一業者で依頼すれば、パッケージ価格で安く依頼できたり、割引が適用されたりします。

在庫などの関係で一部の商品が安くなっていることもあるため、工事業者に本体購入込みでの相談も検討してはいかがでしょうか。

ビルトインガスコンロ交換の見積もりを依頼する

ビルトインガスコンロの交換費用が高くなるケース

ガスコンロの交換・修理を業者に依頼する

ビルトインガスコンロの交換費用が高くなるケースは下記の通りです。

  • 既存のビルトインガスコンロと新品の高さや幅が合わない
  • 既存のガスコンロの設置方法が特殊
  • コンロの下にオーブンが設置してある

①既存のビルトインガスコンロと新品の高さや幅が合わない

天板とは火が出るコンロの土台部分のこと。下記画像を例にすると、黒っぽくつやのある部分がガスコンロの天板です。

オシャレなガスコンロ

現在のビルトインコンロの高さは各メーカーが220mmで統一しています。しかし古いタイプのコンロの場合、それよりも大きかったり小さかったりすることもあるでしょう。

サイズが違う場合は下記のような対応が必要です。

既存のコンロの大きさ 必要な工事
220mmより小さい キャビネットの交換、キッチンの加工等
220mmより大きい すき間を埋めるフィラー(幕板)の設置

古いシステムキッチンなどに設置されているガスコンロを交換する際は、上記のようにキャビネット等の交換(もしくはその他の部品の取り付け)が必要になることも。

ビルトインガスコンロの天板の幅は600mm750mmの2つの規格が存在します。

既存の天板サイズと合わない製品をどうしても導入したい場合は、キッチン自体の加工が必要。そのため追加費用が発生する可能性もあるでしょう。

② 既存のガスコンロの設置方法が特殊

通常ビルトインガスコンロのガス接続はコンロの下で行います。しかし住宅によってはコンロの下ではなく、裏の壁側にガス栓が設置されているケースもあるでしょう。

そういった後方接続タイプのガスコンロを交換する場合は、取り付け製品も後方接続用に加工する必要があります。そのため追加費用が発生しやすくなるでしょう。

③コンロの下にオーブンが設置してある

コンロの下にオーブンがある場合、取り換え後にオーブンとコンロを接続する必要があります。

またオーブンとコンロは基本的に同じメーカーの製品でなければいけないので、商品選択と接続工事において費用がかさむ可能性があります。

ビルトインガスコンロの選び方

ビルトインコンロ

ビルトインガスコンロの選び方について、以下のポイントごとに解説します。

  • 価格帯
  • グリルの有無
  • 天板の種類
  • さまざまな便利機能

最後におすすめのビルトインガスコンロ3選も紹介するので参考にしてみてください。

関連記事:ビルトインガスコンロを正しく選ぶ方法!取り付け方法も徹底解説 | ミツモア

価格帯で選ぶ

ビルトインガスコンロは製品のグレードによって価格がピンキリです。具体的にいうと3~20万円程の価格差があります。それでは一体どの部分で差が生じているのでしょうか。

低価格帯ガスコンロ(3~7万円)
  • 最低限必要な機能があれば十分な方におすすめ
  • 火力のコントロールのみで、オート機能は基本的にない
  • 中にはホーロー素材など、多少焦げ付きやすいものもある
  • カラーバリエーションは豊富でないことが多い
中価格帯ガスコンロ(8~12万円)
  • 部分的にこだわりたい機能がある場合におすすめ
  • オート機能やグリル機能など、高価格帯ガスコンロについている機能の一部が備わっているイメージ
高価格帯ガスコンロ(14~20万円)
  • デザインや使い勝手、すべてにこだわりたい場合におすすめ
  • ガラストップ天板やステンレス製の五徳など、焦げ付きにくく汚れを落としやすい素材が使われている
  • グリルやコンロに付帯した機能が豊富で、液晶パネル操作ができる
  • 音声ガイドがついているものもある
  • 高級感のあるデザインや色のものも多い

グリルの有無で選ぶ

魚焼きグリルが付いているガスコンロもあれば、付いていないものもあります。グリルの無いタイプはあるタイプに比べて当然安くなります。家庭の食事パターンを基にグリルの必要性を考えると良いでしょう。

天板の種類で選ぶ

コンロ表面の素材によっても価格が変わってきます。基本的には下記の表の順にグレードが上がりますが、現在では低価格帯でガラストップ天板を備えた製品もあります。

ホーロー天板
  • 一番安価な素材になるため、本体価格も安い
  • 耐久性は比較的低く、サビなどが発生することもある
ガラスコート
  • ホーローの表面にガラスコーティングを施し、耐久性を向上させている
  • あくまでコーティングなので傷が付きやすく、剥がれることもある
ガラストップ
  • 現在主流となっている天板
  • 衝撃や熱に強く汚れもサッと落とすことができるが、その分価格もやや高め
フッ素コート
  • 防汚性の高いフッ素でコーティングされているので油をはじき、お掃除が簡単
  • ガラスに比べると安価だが、塗装が剥がれるとサビが発生することがある

お手入れのしやすさや耐熱性・耐久性などの機能面と、費用とのバランスを考えて好きなガスコンロを選びましょう。

さまざまな便利機能で選ぶ

一番安価なコンロは火力を調整するつまみが付いているだけですが、ハイグレードのコンロになると多彩な機能が付きます。もちろん多機能になるほど価格もアップします。

コンロ
  • 温度の自動調整機能
  • タイマー機能
  • 自動消火機能
  • アプリ連携機能
  • 各種調理モード(麺ゆで、炊飯、煮物、湯沸かしなど)
グリル
  • 両面焼き
  • タイマー機能
  • オートグリル機能
  • 脱臭機能
安全機能
  • 鍋なし検知機能(鍋が無い状態だと点火しない)
  • 感震停止機能(揺れを感知して自動消火)
  • 消し忘れ防止機能
その他
  • 音声ガイド
  • レンジフード連携(換気扇の自動ON/OFF)

「多少高くても良いから、火を消し忘れた時のために自動消火機能が欲しい」という方も多いですよね。ガスコンロは日常的に使うものなので、具体的な生活シーンをイメージしながら自分に合った機能を選んでみてください。

【事例別】ビルトインガスコンロ交換にかかる費用の目安

オシャレなガスコンロ

ビルトインガスコンロの交換工事は、下記の3パターンがあげられます。

  • ビルトインガスコンロからの交換
  • 据え置きコンロ(テーブルコンロ)からの変更
  • ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換

すでにビルトインガスコンロを使用していて、寿命や故障などをきっかけに新しい製品へ交換するケースもあれば、据え置きコンロから思い切って変更することもあります。

また、同じビルトインガスコンロでもガスコンロを継続して使用するだけではなく、IHクッキングヒーターに変更することも可能です。

事例1:ビルトインガスコンロからビルトインガスコンロへの交換

所要時間 数時間
作業工程
  1. 既存製品取り外し
  2. 新製品取り付け
  3. ガスの接続
費用目安 約15,000~25,000円 +本体代
※出張費や既存コンロの処分代が加算されることもあります。

サイズの合ったビルトインガスコンロを交換するのはそこまで複雑な施工ではなく、交換施工費は2万円前後に収まるケースが多いです。製品によって取り付け工程が変わるということもあまりありません。

金額に差が出てくる要因は本体の代金です。使われている素材や機能の差でグレードが変わり、金額も上下します。

ピンキリでかなりの幅がありますが、ある程度性能を備えたものを使用したいのであれば、本体価格を10万円前後で想定しておくと良いでしょう。

事例2:テーブルコンロ(据え置き型)からビルトインガスコンロへの交換

据え置き型のコンロは、テーブルコンロとも呼ばれています。現在テーブルコンロを使用している方がビルトインガスコンロへの交換を検討する場合、選択肢は下記の2つです。

  • キッチン自体をまるごと変更する
  • コンロ部分のみを変更する

どちらを選ぶかで、必要な作業や所要時間、費用は大きく異なります。工事の立ち会いに時間を割けるか、予算の範囲内かなど、さまざまな点からどちらを選ぶか比較検討しましょう。

キッチン自体をシステムキッチンへ変更する場合

1つ目は、キッチン自体をまるごとシステムキッチンへ変更する施工内容です。ビルトインガスコンロの買い替えに合わせてシステムキッチンも新しくすることで、外観的に統一感が生まれます。

所要時間 2~6日
工事内容
  1. 養生
  2. 既存のキッチンの解体
  3. 新しいキッチンの搬入・設置
費用目安 工事費10万円前後+本体代30万円〜

※出張費や既存コンロの処分代が加算されることもあります。

キッチンの解体・搬入などの作業が加わるため、所要時間が長くなる点に注意しましょう。費用もキッチン本体が加わる分、高額です。キッチンとビルトインガスコンロの本体外も含めると、総額60万円以上かかるケースが多くなります。

テーブルコンロをビルトインガスコンロに変更する場合

2つ目は、テーブルコンロからビルトインガスコンロへ変更する方法です。システムキッチンに丸ごとリフォームするよりも工事範囲が狭いので、比較的安く済ませられます。

所要時間 半日程(状況によっては1日)
工事内容
  1. 既存ガス台の撤去
  2. ガス管の位置調整
  3. 専用キャビネットの設置とコンロの設置
費用目安 5万円前後+本体代

※出張費や既存コンロの処分代が加算されることもあります。

こちらも本体代が10万円前後かかることを想定し、総額15万円程度は見ておくのがオススメです。

事例3:ビルトインガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換

3つ目は、既存のビルトインガスコンロからIHクッキングヒーターに交換する方法です。キッチンをまるごと交換する場合に比べると施工時間は短く済むものの、コンロを交換する以外の作業もあるため、費用は若干高くなります。

所要時間 5~6時間程度
工事内容
  1. 既存ガスコンロの撤去
  2. ガス管の閉栓
  3. 配線
  4. IHヒーターの搬入・設置
費用目安 工事費8〜20万円+本体代5〜30万円

※出張費や既存コンロの処分代が加算されることもあります。

コンロの入れ替えに加えて、ガスコンロ用に設置しているガス管の処理作業が行われます。ガス管を適切に閉栓したら、IHクッキングヒーター用の専用回線を引き込む電源工事を行い、新しいコンロの設置作業に入ります。

工事費にはガス管の閉栓や電源工事の料金が含まれる分、数十万円の予算が必要です。

ビルトインガスコンロを交換するかを判断する基準

レンチと見積書と電卓

そもそもガスコンロはいつ交換するのが良いのでしょう?ここではガスコンロの寿命や交換が必要な劣化症状を元に、ガスコンロを交換するべきタイミングを紹介します。

ガスコンロの寿命は10年

ガスコンロは10年を目安に交換すると良いでしょう。なぜなら、各メーカーが公表している標準使用期間が10年とされているからです。

またガスコンロメーカーは、補修用の部品を本体の製造打ち切り後5年程度しか保有していません。そのため長く使ったガスコンロが不具合を起こした場合、本体を丸ごと交換しなければならないケースもあります。これらの点からガスコンロの交換目安は10年前後と考えておくと良いでしょう。

交換の目安は10年ですが、日々の使い方によってその年数は変動します。日頃からお手入れを怠らず、長持ちさせましょう。関連記事ではガスコンロの掃除方法について紹介しているので参考にしてください。

関連記事:ガスコンロの掃除に重曹が大活躍!焦げ付きや油汚れもピカピカに|ミツモア

2008年以前に製造されたガスコンロは早めに処分しよう

2008年以前に製造されたガスコンロは早めに処分しましょう。2008年10月以前のガスコンロは全口安全センサーが付いておらず、火の消し忘れによって火事になるリスクが高いからです。

ガスコンロの安全センサー
〇箇所の突起部分が安全装置(2008年より設置が義務付けられている)

安全センサーとは、ガスの消し忘れや立ち消えを防止するために自動で消火する安全装置機能です。2008年より前のガスコンロは、1口のみ安全センサーが付いていましたが、2008年10月以降、全口安全センサーの付いていないガスコンロは製造と販売が禁止されました。

住宅火災の主な原因はガスコンロの火の消し忘れです。火災を防ぐため、全口安全センサーが付いていないガスコンロは早めに買い替えましょう

ガスコンロの交換が必要な劣化症状

以下のような症状が現れた場合は、修理ではなく交換をおすすめします。放置すると最悪、ガス漏れや火災の原因になりかねません。

  • ガス臭い
  • 炎の出方にバラつきがある
  • 炎からススが出る
  • 電池を交換しても点火しない
  • エラー表示が出て消えない
  • 着火時や使用時に異音がする

これらの症状以外でも「普段と違うな」と思ったら放置することなく、修理や買い替えを検討しましょう。

買い替え前には現在のガスコンロの種類を確認しよう

ガスコンロを交換するときの手順と確認事項は以下のとおりです。

使用中のガスコンロで確認したいポイント

    • 「据え置き」か「ビルトイン」か
    • 「都市ガス」か「プロパンガス」か
    • ガスコンロの幅は何cmか
    • (ビルトインの場合)コンロ下部は「オーブン」か「キャビネット」か

買い替える前には、現在使っているコンロについて把握しておくとスムーズです。

工事や見積の依頼前には上記の4点を明確にしておきましょう。

ビルトインガスコンロの交換はどこに依頼すれば良いの?

ビルトインコンロを調査する作業員

ガスコンロを交換する場合、どこに依頼すればいいのでしょうか?

ハウスメーカー・工務店
  • 家のリフォームや建て替えと同時にガスコンロを交換する場合におすすめ
  • 【メリット】他の設備とまとめて依頼できるので手間がない
  • 【デメリット】下請け業者に発注するので費用が高め
ガス供給会社
  • アフターフォローまで一貫して同じところに依頼したい方におすすめ
  • 【メリット】定期ガス点検などを含めたアフターフォローを一貫して行ってもらえる
  • 【デメリット】選べるガスコンロ本体の種類が限られる
ガス設備工事業者
  • コスパよくガスコンロの交換をしたい方におすすめ
  • 【メリット】他の方法と比べて費用が安い
  • 【デメリット】業者の情報が入手しづらく、優良業者の見極めが難しい
家電量販店
  • ガスコンロを自分の目で見て選びたい方におすすめ
  • 【メリット】ガスコンロ本体を安く買えることが多い
  • 【デメリット】工事は下請け業者に発注するので、最終的なコストが高くなることがある

ガスコンロの交換には、出張費や既存ガス台の撤去費、ガス管の位置調整費が発生することがあります。

どんな作業が必要で具体的にいくらかかるかは、調査してもらわなければ分からないことが多いです。正確な費用が知りたい場合は見積もりを取ってみましょう。

ビルトインガスコンロ交換の見積もりを依頼する

ハウスメーカー・工務店

自宅を建設したハウスメーカーや工務店に依頼する方法です。建て替えやリフォームと同時にガスコンロも交換する場合は、まとめて依頼すると楽です。

ほとんどは下請けの設備業者に発注をかけているだけなので、手数料などといった中間マージンが発生します。2社の利益を確保できる金額にする必要があるため、費用は割高となることが多いでしょう

ガス会社

東京ガスや大阪ガスといったガス会社へ交換を依頼する方法です。ガス機器の定期点検などと合わせて一貫して設備をメンテナンスしてもらえるので安心感があります。

これらのガス会社は自社で製品を販売していますが、製造しているのはリンナイやノーリツといったガスコンロメーカーです。それに「東京ガスモデル」「大阪ガスモデル」といったブランド名を付けて売っています。

価格設定は高めで、自社製品での交換を提案されることが多いでしょう。製品本体はガス機器メーカーが製造しているので、特に強いこだわりがなければRinnai等の製品をそのまま購入した方が安く済む可能性が高いです

ガス設備業者

いわゆる地元のガス設備業者です。給湯器やガスコンロなど住宅系の設備を手広く取り扱っている業者もいます。

大手ハウスメーカーや工務店は、このような施工業者に発注をかけているため、最初から「施工を担当する業者」に依頼すれば、中間マージンが発生しない分費用を抑えられます

ただガス設備業者で世間的に広く認知されているような会社は少なめなので注意が必要です。口コミなどを確認しながら優良な業者を選びましょう。

家電量販店

ガスコンロを家電量販店で購入した場合、店によっては同時に交換を依頼することもできます。自分の目で製品を見て吟味したい人は、実店舗で選んでそのまま工事もお願いするのが一番スムーズですね。

ただし工事は基本的に下請けのガス設備業者が行うので、中間手数料分の費用が高くなることが多いです。

信頼できるビルトインガスコンロ交換業者を選ぶポイント

電卓

適切な工事費で安全に施工してもらうためには、信頼できる業者への依頼が不可欠です。依頼する業者が信頼できる相手かどうかをチェックするポイントを、3つ紹介します。

ガス工事の有資格者か?

ガスコンロの交換には、ガス栓などを工事する必要があります。よってガス工事の資格を有する業者でなければ、施工を依頼できません。きちんと届出を出している業者(怪しい業者ではない)かを確かめるためにも、まずはガス工事の有資格者かどうかを確認しましょう。

注意点は、都市ガス・プロパンガスでそれぞれ必要な資格が異なることです。

都市ガスの工事で必要な資格
  • ガス機器設置スペシャリスト(GSS)
  • ガス可とう管接続工事監督者
  • 簡易内管施工士
プロパンガスの工事で必要な資格
  • 液化石油ガス設備士

一部のプロパンガスの工事であれば、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)の資格でも施工できる場合があります。しかし安全性や確実性を考えると、国家資格である液化石油ガス設備士に最初から依頼したほうが安心です。

また、上記はあくまで一般例です。設置するビルトインガスコンロの仕様によっては、他の資格が必要となる場合もあるため、事前に業者へ確認しましょう。

キッチンリフォームの実績が豊富か?

ビルトインガスコンロの設置には、ガス工事の技術や知識に加えて、リフォームの経験が求められます。リフォームと一口に言っても、壁や屋根、内装、水回りなど、業者によって得意な場所は異なります。

必ずキッチンリフォームに関する実績が多く、水回り施工を得意とする業者に依頼することが大切です。ホームページに施工実績を掲載している業者が多いので、必ずチェックして写真などから仕上がり例の出来を見ましょう。

工事費用の内訳が明確に書かれているか?

工事費用には、ビルトインガスコンロやキッチンの本体価格に加えて、工賃や運搬料などが発生します。手間賃などは、業者によって大きく変動する項目です。あとで料金関連のトラブルに巻き込まれないためには、事前に工事費用を確認しましょう。

確認すべきポイントは、ホームページやチラシに工事費用の目安が公開されているかどうかです。トータルでの費用だけではなく、作業費の内訳や割引率もこまかくチェックすることが、トラブル回避につながります。

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