「ガスコンロの不具合が気になるけれど、もしかして寿命?」
「修理に出すべきか交換するべきかわからない」
「コストを抑えてガスコンロの交換をしてもらうには、どの業者を選べばよい?」
給湯器が寿命を迎えたタイミングやリフォームなどで、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事ではガスコンロの寿命について、寿命を迎えたサインや修理、交換の見分け方などをわかりやすく解説していきます。
ガスコンロの寿命は10年程度
ガスコンロの交換を検討する際に、まずはガスコンロの寿命を押さえておきましょう。
ガスコンロの寿命は、一般的に10年程度が目安であるといわれています。実際にメーカーの多くも、ガスコンロの耐用年数を10年前後と記載しています。
設置後10年よりも大幅に年数を超えている場合には、ガスコンロの交換を検討した方がよいといえるでしょう。
ガスコンロが寿命を迎えたサイン
ガスコンロの寿命は10年程度ですが、7〜8年程度が経過すると、不調がみられるようになってくることがあります。
修理でことなきを得る場合もありますが、タイミングやガスコンロの状態によっては、交換してしまったほうが結果的にコストを抑えられることもあります。そのため、ガスコンロが寿命を迎えたときのサインを押さえておくことも大切です。
ガスコンロが寿命を迎えた際の具体的なサインとしては、以下のようなものが挙げられます。
これらのサインが1つでも見られた場合は、安全のために専門家による点検を受けることをおすすめします。
以下で詳しく詳細を解説するので、参考にしながら自宅のガスコンロをチェックしてみてください。
火がうまくつかない
ガスコンロが寿命を迎えると、火をつけたときに「点火しにくくなる」「点火に時間がかかる」といった不具合が生じることがあります。
また、点火したとしても火がすぐに消えてしまったり、火力の調整が効きにくくなったりすることもあります。
このような現象がみられる場合は、点火装置の劣化やガスのノズルの目詰まりが原因となっているかもしれません。
使用時に異音がする
使用時に通常とは異なる音が聞こえる場合も注意が必要です。
例えば、ガスコンロの使用中に「カチカチ」「ゴー」といった音がする場合や、点火時の音が通常よりも大きい場合など、異音の種類は状況によってさまざまです。
このようなケースでは内部部品の劣化や損傷が考えられるため、早めに専門家へ相談するようにしてください。
使用時・使用後に異臭がする
使用時や使用後に、通常以上のガス臭さを感じる場合は注意が必要です。
- ガス臭:未燃焼ガスのが漏れている可能性があります
- 焦げ臭い匂い:不完全燃焼や内部部品の劣化が原因かもしれません
- プラスチック臭:内部の電気部品や樹脂部分が過熱している可能性があります
ガス漏れは火災や爆発の危険があり、不完全燃焼も一酸化炭素中毒のリスクがあります。いずれも放置しておくと大変危険なので、異変を感じた場合は使用を控えるようにしましょう。
炎が変色している
炎が変色している場合も寿命のサインである可能性があります。
例えば炎の形が不自然で不安定だったり、通常の青い炎ではなく赤や黄色の炎が目立つ場合もあります。このような現象は、ガスと空気の混合比が不適切であるためにみられるものです。
少しでも不安に感じたら、業者へ相談するようにしましょう。
黒いすすがつく
不完全燃焼によるすす汚れは特に注意が必要です。
ガスコンロが寿命を迎えると、使用中に鍋底や周辺に黒いすすが付着することがあります。また、コンロの表面が通常より早く汚れる場合も不完全燃焼が起きている可能性があります。
こういった兆候は一酸化炭素中毒のリスクがあるため、気がついたら一刻も早く対処するようにしてください。
ガスコンロの寿命を感じたら?修理・交換の判断目安
ガスコンロの異変を感じた際、修理に出すか交換するか判断に悩むかもしれません。そこでここからは、ガスコンロの修理・交換の判断目安をまとめました。
もちろん一概にはいえませんが、設置後の経過年数が1つの指標となります。経過年数ごとの対応の目安としては以下の通りです。
0〜1年目|メーカー保証で修理
通常、ガスコンロは購入後の1年間はメーカーによる保証が付帯されています。この期間中の故障は珍しいですが、保証期間内にガスコンロが故障してしまった場合には、販売店を経由することで無料で修理を依頼できます。
ただし無料修理には条件が設けられていることがあるため、購入時に内容をしっかり確認しておきましょう。
2〜5年目|修理がおすすめ
特に交換を予定していない場合で2〜5年目に故障や不具合が生じた場合、修理に出すことがおすすめです。この時期の故障は、比較的軽微なものが多く、部品の交換や清掃で解決できる可能性が高いです。
また、製品に使用されている部品も問題なく入手できることが多いため、修理にかかるコストも比較的抑えられます。
修理後も長期間の使用が期待できるため、2〜5年目の不具合は修理を検討してみましょう。
6〜7年|部品があれば修理可能
6〜7年目の不具合は、部品の供給状況によって修理の可否が変わります。
修理に必要な部品が問題なく入手でき、コストの負担も比較的軽いようであれば修理に出すだけで問題ないでしょう。
しかし一方で、修理費用に対してその後の使用期間が短いことが予想される場合は、新品を購入した方がよいケースもあります。修理費用がかさんでしまうと「どうせなら新品に交換してしまった方がよかった」という事態になりかねません。
そのため、新品を購入する場合の交換費用と合わせて、どちらを選ぶべきか比較検討することをおすすめします。
8年目以上|交換を検討
ガスコンロの部品が手に入らない可能性が高まり、耐用年数も間近に迫っているため、交換の検討をおすすめします。
8年以上が経過している場合には、部品の供給が終了している可能性が高くなります。また、仮に問題なく修理できた場合にも、耐用年数も迫っているため他の部分で故障が発生するリスクが高いでしょう。
ガスコンロは日々性能が高くなり、省エネなどの付加価値を持っているものも多くあります。そのためランニングコストや手間暇を考えると、結果的に新品に交換してしまった方がコスパがよいケースも多いでしょう。
寿命を迎えたガスコンロの交換方法と費用目安
寿命を迎えたガスコンロの交換方法と費用の目安についてご紹介します。ガスコンロには大きく分けて、自分で交換可能な「テーブルコンロ」と、専門業者への依頼が必須の「ビルトインコンロ」の2種類があります。
ここでは、それぞれについて詳しく解説していきます。
テーブルコンロは3万〜10万円
テーブルコンロとは、据え置きタイプのガスコンロのことをいいます。このタイプであれば、業者へ依頼せずとも自分で交換することが可能です。
費用の目安はおおよそ3万〜10万円ほどです。本体だけでなくソフトコードが必要となるため、あわせて購入するようにしましょう。
テーブルコンロの交換にかかる費用の目安
- ガスコンロの本体料金
- ソフトコードの購入費用
- ソケット代(ガス栓の形状によって必要な場合のみ)
- 防熱板代(壁との離隔距離が取れない場合のみ)
ビルトインコンロは10万〜30万円
ビルトインコンロとは、埋め込みタイプのコンロのことです。
ビルトインコンロをガス栓に接続する際、「ガス可とう管接続工事監督者」という資格が必要となります。そのため、ビルトインコンロの場合は自分で交換することができません。
資格を保有している専門のガス会社や業者に、必ず適切に依頼するようにしましょう。
費用の目安はおおよそ10万〜30万円ほどです。埋め込みタイプのガスコンロにかかる費用の内訳は以下の通りです。
ビルトインコンロの交換にかかる費用の内訳
- ガスコンロの本体料金
- 別途設置部材(必要な場合のみ)
- 既存機器の取外・引取・処分にかかる費用
- ガスコンロ本体の取り付けにかかる費用
- ガス接続工事費
- 養生費
- 諸経費
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