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お風呂が急に下水臭くなったときの対処法!具体的な掃除方法や臭い対策も紹介

最終更新日: 2024年09月03日

「お風呂の臭いを除去するために、どのように掃除したら良い?」「日頃からお風呂の臭いを防ぐには?」

快適なバスタイムを過ごすためにも、毎日使うお風呂は清潔感を保っておきたいものです。しかし掃除をしっかりしているつもりでも、お風呂から急に下水のような臭いが漂ってくることがあります。

この記事ではお風呂場の下水臭の原因とあわせて、効果的な掃除方法や対策を紹介します。

お風呂が急に下水臭くなったときに考えられる原因

排水口

突然の下水臭には、いくつかの原因が考えられます。それぞれの原因を理解して、状況に応じた対策を取りましょう。

排水口・排水管の詰まり

まず考えられるのは、排水口や排水管の詰まりです。お風呂場の水回りは常に湿気が多く、髪の毛や石鹸カスなどが蓄積しやすい場所です。

まずは排水口が詰まっていないか確認しましょう。

また、一見すると排水口が問題ないように見えていても、その奥にある排水管が詰まっているケースもあります。詰まりが原因で排水が正常に行われていないことで、下水の臭いが逆流してきてしまうことがあるのです。

定期的に排水口と排水管をチェックして、詰まりを防ぐことが大切です。

排水トラップの詰まり

排水トラップやヘアキャッチャー周りの確認も重要です。排水トラップにゴミが溜まると、臭いやトラブルの原因になります。特に、髪の毛や石鹸カスがトラップに詰まると排水の流れが悪くなり、悪臭が発生しやすくなります。

このような詰まりは放置すると更に悪化し、臭いだけでなく排水にも悪影響を及ぼしかねません。トラップの清掃は定期的に行い、清潔な状態を保ちましょう。

洗面所の洗濯機の配管の汚れ

お風呂と洗面所が隣り合わせの配置の場合、「お風呂の下水臭かと思ったら、洗面所の臭いだった」という場合もあります。洗面所で異臭がする場合は、洗濯機の配管の汚れもチェックポイントです。

特に、洗濯機の排水管が汚れていたり、排水トラップが設置されていない場合などは要注意です。配管内にたまったゴミや汚れが、時間の経過とともに臭いの原因となります。

また、古い洗濯機を使っている場合は、洗濯機本体から臭いが発生することも考えられます。このようなケースでは、洗濯機のクリーニングや買い替えを検討することも必要かもしれません。

マンションの場合は共有部に問題がある可能性も

マンションや賃貸住宅で下水臭がする場合、共有部の排水管に問題がある可能性も考えられます。なかなか確認することが難しいかもしれませんが、他の部屋でも同じような臭いがする場合は、共有部に問題がある可能性が高いです。

共有部のトラブルだと自力での対処が難しいため、大家さんや管理会社に相談してみましょう。

お風呂が急に下水臭くなったときの対処法

お風呂の排水口を掃除する様子

続いて、お風呂が急に下水臭くなったときの対処法について紹介します。お風呂が下水臭い場合は、排水口・排水管周りのトラブルであることがほとんどです。

以下のような対策を試しながら、不快な下水臭を取り除きましょう。

排水口・排水管をきれいにする

まず行うべきは、排水口と排水管をきれいにすることです

排水口の周辺をしっかり掃除することで、嫌な臭いを取り除ける可能性が高いです。市販の排水口洗剤やパイプユニッシュなどを使ってこまめに清掃を行いましょう。

まとまった量の水を流してみる

お風呂を使用しない期間が長く続く場合、しばらく水を流さなかったことで排水管から下水臭がすることがあります。これは、排水トラップにある「封水」が蒸発してしまうことで、嫌な臭いが逆流してくるためです。

この場合の対処法は簡単です。シャワーなどを使ってまとまった量の水を流し、封水を補充しましょう。新築やしばらく使用されていなかった物件で起こりやすい現象なので、心当たりがある場合は試してみてください。

排水トラップをきれいにする

排水トラップは、下水からの臭いを防ぐために水を溜める役割があります。しかし、トラップが汚れていたり、ゴミが溜まっていると、逆に臭いを放つ原因となります

封水があるにもかかわらず悪臭がする場合、排水トラップに問題があるかもしれません。ゴミキャッチャーで取り除けなかった汚れが蓄積し、カビや雑菌が繁殖している可能性があります。

この場合は歯ブラシやスポンジを使って、ヘアキャッチャーと封水筒、排水ピースなどをきれいにしましょう。清掃を定期的に行い清潔に保つことで、臭いを根本から断ち切ることができます。

なおトラップが破損している場合は、修理や交換が必要になることもあります。

洗面所の洗濯機の配管をチェックする

お風呂だけでなく洗面所周りの臭いも気になる場合、洗濯機の周りもあわせてチェックしてみましょう

特に排水ホースや排水口周りに汚れが溜まっていると、臭いの原因になります。また、お風呂場と同じように封水が切れている可能性もあるため、あわせて確認しましょう。洗濯機の設置場所を確認し、汚れやゴミがたまっていないかチェックしてみてください。

お風呂が下水臭いときの掃除方法

お風呂が下水くさい場合、排水管の掃除がもっとも効果的です。以下では、具体的な掃除方法を紹介します。

パイプクリーナーを排水管に注ぎ込む

パイプクリーナーの使用手順は以下の通りです。

  1. パイプクリーナーを適量、排水口の中に流す
  2. 15〜30分ほど時間を置く
  3. 水をたっぷり流し込んで完了

パイプクリーナーを使用する際は、まず排水口から髪の毛やゴミを取り除いておきましょう。次に、排水管にパイプクリーナーを適量注ぎ、15〜30分程度放置します。その後、40〜50℃のぬるま湯で洗い流すことで、より高い洗浄効果が得られます。

重曹とクエン酸を排水管に流す

重曹とクエン酸を排水管に流す方法もあります。特に小さなお子さんがいる家庭や、強い洗剤を使いたくない場合に最適です。

重曹2:お酢1の割合になるように配管に流して、30分程度放置してお湯で流しましょう。重曹とクエン酸を使うことで、臭いと汚れを効果的に取り除けます。

必要に応じて、歯ブラシやスポンジを使って汚れをこすり落としましょう。

普段からお風呂の臭いを防ぐ方法

お風呂場の掃除

お風呂は年間を通して湿度が高くなりやすく、雑菌やカビの温床となりやすい場所でもあります。毎日の習慣を少し変えるだけで、快適で清潔な空間を維持できます。

日頃からお風呂の臭いを防ぐための簡単な方法を紹介します。

お風呂を出る前に浴室を流す

お風呂から出る前に、浴室全体に熱いお湯をかける習慣をつけましょう。壁や床に溜まった汚れや、臭いの原因となる石鹸カスなどを効果的に流すことができます。

特に壁の低い部分や床の隅は汚れが溜まりやすいため、丁寧に流すことが重要です。余裕があれば、最後に水切りワイパーを使って水分を取り除くことで、より効果的にカビや悪臭の発生を防げます。

毎日換気する

お風呂場の換気は、カビや不快な臭いを防ぐために欠かせません。入浴後は必ず換気扇を回し、湿気を速やかに取り除きましょう。

もし浴室暖房乾燥機が備わっているなら、乾燥モードを活用するのもおすすめです。

また換気扇のフィルターにはホコリが溜まりやすいので、月に1回を目安に掃除をして、換気性能を維持しましょう。

こまめに掃除する

清潔なお風呂場を保つには、日々のこまめな掃除が鍵となります

特に、髪の毛や石けんカスが溜まりやすい排水口やタイルの目地などは、汚れやカビの原因となりやすいため丁寧に掃除しましょう。

毎日の小さな手入れが、長期的に清潔で快適なバスルームを維持する秘訣です。毎日の掃除のコツについては、以下の記事も参考にしてみてください。

ヘアキャッチャーにネットをかぶせる

ヘアキャッチャー専用のネットをかぶせることもおすすめです

シャンプー中に抜けた髪の毛は、排水口に絡まりやすく厄介です。髪の毛がヘアキャッチャーに溜まると雑菌が繁殖しやすくなり、嫌な臭いがする原因のもととなります。

ヘアキャッチャーにネットをかぶせることで掃除が格段に楽になり、溜まった髪の毛やゴミを簡単に捨てられるようになります。ネットは手軽に入手できるので、ぜひ取り入れてみてください。

お風呂の掃除はプロに依頼するのもおすすめ

お風呂の換気扇掃除を業者に頼もう

定期的にお風呂の掃除をしていても、細かい部分や長年蓄積された汚れは、自力で除去することが難しい場合もあります。そんなときは、プロの浴室クリーニングサービスを利用するのがおすすめです。

専門家の確かな技術と道具を駆使して、普段手の届かない場所まで徹底的に清掃してくれるため、お風呂場が見違えるようにきれいになります。

毎日の簡単なお手入れは自分で済ませつつ、定期的にプロの手を借りることで、常に快適なバスルーム環境を維持しましょう。

お風呂の掃除をプロに依頼するメリット

お風呂掃除を自分で徹底しようとすると、時間も労力も大きな負担となります。特にカビ取りや水垢の掃除は手強い作業で、完全に取り除くのは難しい場合があります。プロに依頼すれば短時間で確実にクリーニングが完了し、自分の時間を有効に使うことができます。

依頼する費用こそかかるものの、上手く活用すればコストパフォーマンス高く依頼できます。自分では手が届かない場所まできれいにしてもらえるため、心地よいバスルームを手に入れたい方にはおすすめです。

浴室クリーニングを依頼するプロを探す

お風呂の掃除をプロに依頼する場合の費用相場

浴室全体のクリーニングは12,000~20,000円程度がおおよその相場です。

基本料金で掃除してもらえる範囲は業者によって異なるため、対応範囲については事前に確認しましょう。エプロン部分のカビやヌメリの掃除、カビ防止のコーティングなど、追加料金を支払えば、各種オプションサービスも利用できます。

業者を選ぶ際には、複数の会社を比較し、希望に合ったサービス内容と料金を確認することが大切です。各業者の料金設定は異なるため、事前にしっかりと確認し、納得のいく業者を選びましょう。

お風呂の浴室クリーニング業者はミツモアで比較!

お風呂の掃除をプロに任せたいとき、どの業者を選ぶべきか迷う方もいるかもしれません。そんなときは「ミツモア」を活用してみてください。

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また、掲載されている業者の口コミや評価を確認できるので、安心して依頼できるのも大きなポイントです。コストを抑えて、信頼できる業者を見つけたい方はぜひご利用ください。

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