GoogleやYahoo！の検索上位に自社の広告ページを表示できるリスティング広告。インターネット広告の約4割を占めているといわれています。
最終更新日: 2025年07月11日
リスティング広告の運用リソースが不足している、より効果を出したいとお悩みの方には、リスティング広告運用代行（広告代理店）へ委託するのがおすすめです。
この記事ではおすすめのリスティング広告運用代行会社を13社ご紹介。選び方のポイントや費用相場など詳しく解説します。
リスティング広告運用代行とは
リスティング広告運用代行とは、自社のリスティング広告の運用を代行してもらうサービスです。
インターネット広告を扱う代理店は、リスティング広告の運用を得意としている企業も多く「リスティング運用に強い広告代理店」「リスティング広告の代理店」も同義となります。
設定や運用に工数がかかるリスティング広告
リスティング広告は、GoogleやYahoo!にある検索エンジンで特定のキーワードを検索した際、キーワードに合わせた広告を表示することができます。「検索連動型広告」「SEM」とも呼ばれたりします。
リスティング広告は顕在化したユーザーにリーチできるため、効果も出やすくインターネット広告を代表とするマーケティング手法です。そのため、他社もリスティング広告に予算を割き力を入れています。
キーワードによって掲載単価も高騰し競争も激化しがちなので、自社で運用するとかえって工数がかかってしまい、過剰な費用が発生してしまう企業も少なくありません。広告運用のプロである運用代行会社や代理店に依頼することで効率的な運用が可能になります。
リスティング広告運用代行選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。業種などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの会社を最短1分で自動診断。理想のリスティング広告運用代行が見つかります。
リスティング広告運用代行おすすめ13選
おすすめのリスティング広告運用代行事業社（代理店）を紹介します。
株式会社サイバーエージェント
- 「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げる
- インターネットを主戦場にさまざまな分野に参入し続ける
- デジタルマーケティングにAIを積極的に活用
株式会社サイバーエージェントは、デジタルマーケティングの分野で業界を牽引するマーケティング会社です。「ABEMA」「Ameba」「タップル」など、さまざまなサービスを運営していることでも知られています。
マーケティングにおいては、AIを活用しているのが特徴です。例えばクリエイティブの分野では、独自の制作フローで品質・量・スピードを向上し、高品質なクリエイティブの大量制作へとつなげています。
また近年流行の動画マーケティングを行いたい方におすすめです。
株式会社アイレップ
- 1997年の設立から蓄積したノウハウで、業種・業態・規模を限定せずコンサルティングが可能
- マーケットの素早い動きを的確にとらえるツールで効果的な施策を実施
- マーケティングとブランディングの両輪によるサポート
公平で正確なデータをもとに施策立案できるよう、オープンデータやサーチデータなどを駆使するツールを使っているのが特徴です。ツールによって、ユーザーが何を求めているのかを的確に把握した提案を行っています。
マーケティングと同時にブランディングを実施しているのも特徴です。第三者ならではの客観的な視点で、今あるブランドの見直しや新ブランドの立ち上げなどのサポートも受けられます。
株式会社CyberACE
- サイバーエージェントグループで蓄積されたノウハウを提供
- 高いアルゴリズムの理解と品質監査で当たりはずれを排除
- AIを活用した広告効果の事前スコアリング予測
株式会社CyberACEは国内トップシェアを誇るインターネット広告代理店であるサイバーエージェントの子会社です。グループで蓄積した様々なノウハウを活かした提案が受けられます。
またアルゴリズムへの理解度が高いのも特徴。アルゴリズムの研究を行う専門組織が、膨大なサンプルデータをもとに制度の高い分析をしています。品質監査チームが実行体制を管理しているため、担当者による当たりはずれの心配も不要です。
他にもAIの活用により、広告効果を事前にスコアリング可能。最小コストでクリエイティブを制作できる体制が整えられています。
株式会社オプト
- 顧客の業界に特化した専門チームによる運用代行
- 安全・安心な広告取引を維持するために品質向上に取り組んでいる
- 顧客のビジネスモデルに合わせたサービスの提案と戦略的な運用を実践
「株式会社オプト」では営業とコンサルタント、実際に業務にあたるオペレーション部門が一丸となって、リスティング広告の改善に取り組んでいます。
独自のSEM(Search Engine Marketing：検索エンジンを用いたマーケティング)専用プログラムを用いて、業界ごとのスペシャリストを育成しているのも特徴です。業界特有のルールにも適切な対応が期待できます。
リスティング広告の初期である2000年前半からYahoo！JAPANからベストパートナー認定を受けているという実績や、蓄積されたノウハウも安心できるポイントでしょう。
株式会社イーエムネットジャパン
- Web広告媒体の認定試験の合格者による提案
- Yahoo!やLINEの膨大なデータを活用した提案が可能
- バナー、LP、動画の制作部隊も常設
株式会社イーエムネットジャパンはWebプロモーションの設計から運用、改善までをワンストップでサポートしてくれます。さらに担当者全員がYahoo!やGoogleの認定試験を合格しており、安心して依頼できるのも特徴です。
また2021年にはソフトバンクのグループ会社となり、Yahoo!やLINEの膨大なデータを活用した提案が可能になりました。さらにバナーやLP、動画の制作部隊も常設しているため、クリエイティブにも対応できます。
アナグラム株式会社
- 経験豊富な担当者によるアカウント構築・運用
- 定期的な顧客満足度調査で常に品質向上に取り組んでいる
- 多言語・日本以外でのプロモーションにも対応
「アナグラム株式会社」は顧客企業の魅力を発掘し、ビジネスの成功につなげるパートナーであることをモットーにしています。リスティング広告をはじめとする運用型広告専門のチームを持ち、分析や戦略など経営全般の相談にも対応できるのが強みです。
運用形態には「アナグラムのアカウントを利用する」「自社名義のアカウントを運用してもらう」の2種類があります。後者の場合、契約を終了してもアカウントを自社で引き続き利用できるのがメリットです。
株式会社グラッドキューブ
- 担当者と直接やり取りできるため、スピーディーに進められる
- 他運用会社からの乗り換えがスムーズで効果アップも期待できる
- 知名度の上昇コンバージョンの獲得までをより効率的にする広告設計
「株式会社グラッドキューブ」のリスティング広告運用は、最短3営業日で配信を開始できる迅速さと、コストパフォーマンスの高さが特徴です。マーケティングに関する業務全般の対応が可能なので、スピードだけでなく、広告運用とサイト制作などの相乗効果も期待できます。
広告費50万円以上なら、最低契約期間の縛りや初期費用の負担がありません。Googleの「Google Premier Partner」に認定されているだけでなく、「Google Premier Partner Awards」において多くの賞を獲得するなど、広告代理店としての実績にも注目です。
株式会社ニュートラルワークス
- リスティング広告だけでなくWebサイト制作・改善にも対応
- 経験・実績豊富なコンサルタントが運用を代行
- 運用代行費用は広告費の18％
「株式会社ニュートラルワークス」でリスティング広告を支援するのは、大手Web広告代理店で経験を積んだコンサルタントによるチームです。運用中はアカウントの現状を全て開示しているのも、自信の表れでしょう。
最低出稿金額が設定されていないのも魅力です。数百円から広告出稿が可能なので、コストを抑えたい企業に適しています。
また出稿停止・再開がボタン1つでできるほか、広告文や配信設定の変更も可能など、対応が柔軟なのもポイントです。自社専任のディレクターをつけてもらえるため、初めての運用代行も安心して依頼できます。
株式会社クリエル
- 戦略策定から運用までワンストップでできる体制
- 施策・運用・改善の3ステップで広告効果を高める
- サイトの保守管理など継続的にサポート
「株式会社クリエル」はWeb制作と広告運用の両面で実績のある広告代理店です。2019年には、当時全国で22社、九州では3社のみしかなかったYahoo！特別認定パートナーの認定を受けています。また創業から15年で、1,500以上の企業との取引を実現させました。
顧客の広告媒体それぞれの現状をまとめたレポートを作成・分析し、戦略や改善案の提案をしてくれます。ユーザーの広告クリックを促す文章のカスタマイズも可能です。
株式会社カルテットコミュニケーションズ
- 手数料が定額制で予算を確保しやすい
- 運用担当者だけでなく営業担当者も広告に詳しい
- 管理画面を共有するなど透明性の高い運用
「株式会社カルテットコミュニケーションズ」は広告運用を専門としている会社です。2017年に全国でわずか5社だったYahoo! JAPANのマーケットデベロップメントパートナーに認定されていることからも、確かな実績がうかがえるでしょう。
1カ月の広告費が20万円までなら、手数料は月額3万円という定額制も人気です。最低契約期間の縛りや初期費用もありません。
リスティング広告の運用代行を依頼するのが初めてで、コストはできるだけ抑えたいという企業におすすめです。もちろん広告費数十万～数百万の大型案件にも対応しています。
株式会社ユニアド
- 顧客の業種や各社の悩みに合わせた戦略策定
- Google推奨のアカウント構造「Hagakure」を取り入れている
- 計画から運用・改善まで、リスティング広告の効果的な運用をきめ細かくサポート
「株式会社ユニアド」では「設定」と「運用者の知識」の2点に注力して、リスティング広告の運用代行をしています。
キーワードやアカウント、適切な予算配分など、リスティング広告のシステムに合わせて設定すると成果につながりやすいためです。またリスティング広告に精通した運用者が使いこなすことも重要です。
顧客がリスティング広告に関して抱えている問題点を掘り起こし、それぞれの目標や希望に合わせて初期設計からプランニングします。運用3カ月でCV率(Webサイトにおける成果)が300％以上アップした実績にも注目です。
デジタルアスリート株式会社
- 集客数やコンバージョン数などの全体の数字を考慮した運用戦略
- 利益を追求するビジネスモデルの構築にも対応
- 単純作業を自動化して担当者が分析と判断に注力できる体制を確立している
デジタルアスリート株式会社ではリスティング広告運用を含む、総合的なWebマーケティング支援を行っています。最終的により大きな成果が得られるよう、投資対効果を追求した運用戦略を立案・実践しているのが特徴です。
リスティング広告運用で得られたデータを活用し、CVにつなげるためのLPや動画制作などにも力を入れています。
単純作業はRPAによって自動化できるため、運用担当者がじっくりと施策や改善案を考えられるのが強みです。1社につき担当者3名がつく体制により、スピーディーな対応を可能にしています。
トゥモローマーケティング株式会社
- Web広告とLPの最適化で短期・長期的な成果を実現
- 3カ月で問い合わせ数を50件以上に増加させた事例
- 内製化に向けた徹底サポート
GoogleやYahooのリスティング広告を中心としたWeb広告のスペシャリストが、企業の広告運用を最適化します。事前調査や数値分析、シミュレーションを駆使し、短期間での効果改善を実現。さらに、複数パターンの運用により中長期的な費用対効果の最適化を図ります。
トゥモローマーケティングの事例では、広告代理店での費用対効果が合わなかった企業の支援を開始。3カ月での複数パターンのPDCA改善により、月間問い合わせ数を50件以上まで増加させ、各施策の効果を可視化しました。
長期的な内製化に向けた徹底サポートも提供。効果や影響の高い施策から実施し、費用対効果を最適化した後、社内担当者の知見を深めながら内製化をサポートします。
リスティング広告運用代行の費用相場
リスティング広告の運用代行を依頼する場合の手数料は、月々の広告予算費の20％が一般的です。
月額予算が大きい（100万以上／月）場合だと、手数料が20％から下がるケースもあるかもしれません。手数料に見合った体制や施策内容かを比較・検討していきましょう。
企業によっては月額広告費を30万円／月～と予算条件を記載しているケースがあります。月額の広告予算が30万円を想定していない方は条件面の確認も忘れずにしましょう。
リスティング広告運用代行の選び方
GoogleやYahoo！のパートナー認定を受けているか
GoogleやYahoo！JAPANのパートナー認定を受けているかチェックしましょう。
認定を受けていることは実績だけでく、リスティング広告のシステムやノウハウを持っているという目安になります。
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実績や得意領域を確認する
リスティング広告の広告代理店や運用代行事業社は、それぞれ得意分野があります。例えば「広告費30万円以下の低価格案件が得意」「200万円以上の大型案件が得意」などの価格帯です。
また業界や商材においても得意な分野が異なります。薬機法を考慮する必要がある化粧品や医薬部外品、健康食品業界の場合には、詳しい事業社に依頼するのがおすすめです。
最低出稿額や最低利用期間を確認する
最低出稿額とは月々利用しなければならない、最低限の広告費を指します。リスティング広告の運用代行を請け負う条件として、最低出稿額を設定している事業者もあります。
また効果が出なくても契約によっては解除はできません。最低の出稿期間を設けているところも少なくなく、途中解約すると、違約金や残月分の手数料を請求される可能性があります。
リスティング広告運用代行に依頼できる主な業務
リスティング広告を運用代行する事業社や代理店に依頼できる業務内容について解説します。
市場調査・戦略立案
リスティング広告の戦略策定は、広告効果を高めるための重要なプロセスです。ユーザーが検索するであろうキーワードを調査し、競合他社や市場動向を分析します。
キーワードにたいしてどのクリエイティブや広告表示が効果的であるかを想定し戦略を立てます。KPI（重要業績評価指標）を設定することで運用目標を定めます。
アカウント初期設定
リスティング広告を掲載前の準備であり、成功するための基盤を築くために非常に重要です。アカウント移行が必要であれば、引継ぎも必要になります。
広告アカウントの作成を行ったり、キャンペーンの目標やキーワードに応じて調整をします。また広告効果を計測するタグを準備し、トラッキングできるように設定します。
広告を配信・運用
実際に広告を配信し、効果を最大化するために運用します。掲載するクリエイティブ（広告文や素材、LP）を改善したり掲載回数を表示させたり、目標に合わせた改善をおこないます。
キーワードの見直し、追加や削除を行い入札単価と予算を調整。広告のパフォーマンスをモニタリングし、効果の最大化を目指します。
効果振り返りとレポート作成
定期的に効果を測定し、掲載レポートとしてまとめます。クリック率（CTR）やコンバージョン率（CVR）の指標を分析し、広告の成果を上げるためのPDCAを回します。
広告効果を最大限にするために企業によってはランディングページ（LP）の改善も支援する事業社も少なくありません。
コンサルティング・アドバイス
WEB広告の最新情報を提供したり、他のマーケティング施策（SEOやSNS運用、動画広告など）のアドバイスを行います。
効果的な配信事例や広告の新たな掲載手法、競合状況や市場動向を踏まえたWEBマーケティング全般のコンサルティングする企業もみられます。
また自社でリスティング広告を運用したい企業に対しても、ノウハウ共有や定期的な運用サポートを行い、自主での運用が可能になるよう支援をする事業者もいます。
リスティング広告運用代行を利用するメリット
短期間で成果を上げる
リスティング広告を運用代行する事業社や代理店はリスティング広告の運用経験が豊富で、効果的な戦略構築力を持っています。
ノウハウを活用した運用とシステムを活用したキーワード選定で、短期間で売上や集客の向上が期待でき、安定した広告効果を実現できるでしょう。
運用や管理業務の負担を軽減する
リスティング広告運用はキーワードやキャンペーンの調整、効果測定レポートの作成、入札の最適化など細かい作業が多数あります。さらに広告予算が増えるほど、細かい設計や運用が必要となり、管理画面につきっきりになってしまうこともあるでしょう。
運用代行する事業社や代理店に任せることで日常業務が大幅に削減され、運用精度が向上します。
WEBマーケティングに関する理解が深まる
広告運用のだけでなく、Webマーケティング全般の専門知識が身に付きます。SNS広告や動画広告など、さまざまな情報やノウハウを保有しているので、WEBマーケティングにおける広告効果を最大限まで引き上げてくれます。
リスティング広告運用代行を利用する際の注意点
手数料や運用費が発生する
リスティング広告を運用代行する事業社や代理店に依頼することで手数料や運用費用が発生します。自社での広告運用と比較すると費用が増えるかもしれません。広告配信以外の諸経費（手数料あど）を含んだ総額で検討しましょう。一般的には広告配信する量は減りますが、CVRが改善できれば自社での運用以上に成果を出すことができます。
担当者の対応がよくない、認識のズレが発生する
リスティング広告運用する目的や目標、ビジネス理解にズレが生じると期待する成果が得られないことがあります。定期的なコミュニケーションやミーティングが不可欠です。
また運用を代行する事業社や代理店の選択を誤ると運用の質が低かったり、信頼性に欠けるサービスを受ける可能性もゼロではありません。提案内容や現場担当者が自社に合うかしっかりと比較検討していきましょう。
自社にノウハウやナレッジの蓄積が難しい
専門性の高い業務を外部に任せることで、自社内にノウハウが蓄積されにくくなります。ただし、取り組むスタンス次第では、ノウハウを蓄積することができるので、責任をもって対応する姿勢で取り組みましょう。
リスティング広告運用代行を利用してWEBからの売上を最大化しよう
検討意欲が高いユーザーにアプローチできるリスティング広告。ほかの広告手法と比較して費用対効果が良いといわれていますので、優先的に取り組みたいWEBマーケティング施策です。
当記事で紹介した運用代行会社や代理店は、スティング広告実績のある企業です。新規顧客の獲得や売上の最大化など、成果の創出に向けて代行を検討してみてはいかがでしょうか。
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