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【2025年】新入社員向け英語研修おすすめ7選!失敗しない選び方と費用相場

ぴったりの法人向け英語研修をさがす
最終更新日: 2025年11月19日

新入社員研修の企画において、英語研修は最も頭を悩ませる領域の一つです。「グローバル人材の育成」という経営課題を背負いながらも、現場の新入社員の英語レベルは帰国子女から英語アレルギーまで千差万別であり、一律の研修では効果が出にくいのが実情です。

さらに深刻なのは、研修期間中は盛り上がっても、配属後の業務に忙殺され、学習習慣がフェードアウトしてしまう「やりっ放し」のリスクが挙げられます。2025年、人的資本経営が加速する中で求められるのは、単に英語の授業を提供するだけでなく、配属後も自ら学び続ける「自走する人材」を育てる研修といえます。

本記事では、数あるサービスの中から、新入社員の「行動変容」と「実務定着」に強みを持つ7社を厳選しました。自社の課題に最適な研修タイプを即座に判断できる選定基準とともに、成果を最大化する運用ノウハウを解説します。

新入社員向け英語研修の選び方・比較チャート

新入社員研修は期間と予算が限られているため、総花的な選び方は失敗の元です。まずは自社が新入社員に求める「ゴール」を明確にし、最適な研修タイプを特定してください。

3つの選定軸で選ぶ「最適解」

自社の優先順位に基づき、以下の3つのタイプから選択します。

実践・即戦力重視(Output)

配属直後から海外顧客とのメールや電話対応、技術文書の読解が発生する場合に適しています。汎用的な英会話ではなく、業界特有の専門用語やビジネスシチュエーションに特化したトレーニングが必要です。

  • 推奨サービス: ブレインウッズ、ILC、グローヴァ

基礎・底上げ重視(Input)

新入社員の英語力にバラつきがあり、まずは全体的な底上げや、英語に対する心理的なハードルを下げることが目的の場合に適しています。体系的なカリキュラムと、講師による手厚い指導がカギとなります。

  • 推奨サービス: ECC、イーオン

自走力・習慣化重視(Mindset)

研修期間終了後も、自律的に学習を継続する習慣(自走力)を身につけさせたい場合に適しています。毎日受講する仕組みや、学習管理システムによるモニタリングが有効です。

  • 推奨サービス: Bizmates、産経オンライン英会話Plus

おすすめ7選 比較一覧表

サービス名 特長・強み 研修形式 費用感 おすすめタイプ
グローヴァ 柔軟なカスタマイズと特定スキル特化 派遣/オンライン 要見積もり 実践・即戦力
ECC 「引き出す」指導で主体性を育成 対面/オンライン 要見積もり 基礎・底上げ
産経オンライン 圧倒的な低コストとISO認証品質 オンライン/派遣 自走力・習慣化
ブレインウッズ 業界・職種別オーダーメイド 派遣/オンライン 実践・即戦力
ILC 「書く力」と論理的思考の強化 通学/派遣 要見積もり 実践・即戦力
イーオン 全国網と体系的メソッドで基礎固め 通学/派遣 基礎・底上げ
Bizmates ビジネス特化で毎日の学習習慣化 オンライン 自走力・習慣化

【徹底比較】新入社員向け英語研修サービスおすすめ7選

ここからは、各サービスの具体的な強みと、どのような課題を持つ企業に最適かを解説します。

株式会社グローヴァ

出典:「グローヴァ」公式サイト

柔軟なカスタマイズ性と、海外出張・赴任を見据えた実践的内容
グローヴァは、決まりきったパッケージではなく、企業の個別課題に合わせた「完全カスタマイズ」を得意とする研修会社です。特に「海外赴任前研修」や「英語プレゼンテーション」「交渉スキル」といった特定のビジネススキルに特化したプログラムに定評があります。新入社員研修においても、配属先が明確で、習得すべきスキルが特定できている場合に高いROIを発揮します。

  • 推奨する企業・シーン:
    • 海外営業や技術職など、配属直後から特定の英語スキル(プレゼン、交渉など)を求められる場合。
    • 少人数のエリート研修として、個々のレベルに合わせた密度に濃い指導を行いたい場合。

株式会社ECC

出典:「ECC法人向けサービス」公式サイト

語学教育の老舗ならではの体系的指導と「ELICITメソッド」
50年以上の歴史を持つECCの最大の特徴は、日本人の弱点である自己発信力を引き出す独自の「ELICITメソッド(引き出す教授法)」です。単に英語の知識を教えるだけでなく、大きな声で堂々と意見を述べるトレーニングを通じて、新入社員の主体性やコミュニケーション能力そのものを開発します。対面での熱量ある指導は、同期との連帯感を高めるチームビルディングとしても機能します。

  • 推奨する企業・シーン:
    • 英語力だけでなく、新入社員の「主体性」や「積極性」といったマインドセットを変革したい場合。
    • オンラインだけでなく、対面(集合研修)を取り入れて同期の絆を深めさせたい場合。

産経ヒューマンラーニング株式会社(産経オンライン英会話Plus)

出典:「産経オンライン英会話Plus」公式サイト

ISO認証の高品質と、学習量を最大化するコストパフォーマンス
産経グループの信頼性と、学習サービスの国際規格「ISO29993」認証を取得した品質管理が強みです。特筆すべきは法人会員特典の柔軟性で、1日の受講回数に制限がないプランを活用すれば、研修期間中に「1日5時間の英語漬け」といった集中プログラムを追加コストなしで実現できます。フィリピン人講師によるマンツーマンレッスンはコストパフォーマンスが極めて高く、予算内で最大限の学習機会を提供できます。

  • 推奨する企業・シーン:
    • 限られた予算内で、新入社員全員に大量のアウトプット機会を提供したい場合。
    • 「習うより慣れろ」の方針で、英語に対する恐怖心を早期に払拭したい場合。

ブレインウッズ株式会社

出典:「ブレインウッズ」公式サイト

業界特化・職種特化のオーダーメイド研修で即戦力を育成
翻訳・通訳エージェントを母体とするブレインウッズは、語学のプロフェッショナルを育成するノウハウを法人研修に展開しています。IT、医療、製造、アパレルなど、各業界固有の専門用語やビジネスシチュエーションを組み込んだカリキュラム構築が可能です。汎用的な日常英会話ではなく、現場ですぐに使える「実務英語」の習得を最優先する企業に選ばれています。

  • 推奨する企業・シーン:
    • ITエンジニアや研究職など、専門用語の習得が必須となる職種の新入社員研修。
    • 配属後すぐに現場に出るため、汎用的な学習を省略して実務直結のトレーニングを行いたい場合。

株式会社国際教育社(ILC国際語学センター)

出典:「ILC国際語学センター」公式サイト

「書く力」を鍛え、グローバルビジネスでの論理的思考を育む
多くの英会話スクールが「話す」ことに重点を置く中、ILCはビジネスの現場で不可欠な「ライティング(書く力)」の指導に強みを持ちます。ネイティブ講師による添削指導を通じて、正確で論理的な文書作成能力を養います。また、ロールプレイやケーススタディを多用した授業は、単なる語学力だけでなく、グローバルビジネスで求められる「問題解決能力」や「論理的思考力」を同時に育成します。

  • 推奨する企業・シーン:
    • 海外顧客とのメール対応や、技術文書の作成が主な業務となる理系・技術職の新入社員。
    • 語学力だけでなく、ロジカルシンキングや情報発信力を高めたい場合。

株式会社イーオン

出典:「AEON 法人向け英語研修」公式サイト

全国規模のネットワークと「L&Aメソッド」による確実な定着
イーオンは全国にスクールを展開しており、内定者期間は自宅近くのスクールで通学し、入社後は集合研修を行うといった柔軟な運用が可能です。概念学習(Learning)と実践練習(Acquisition)を組み合わせた「L&Aメソッド」により、文法知識を「知っている」状態から「使える」状態へと確実に引き上げます。長期的な視点で基礎を固めたい企業に適しています。

  • 推奨する企業・シーン:
    • 内定者期間から入社後まで、長期的なスパンで一貫した研修を行いたい場合。
    • 福利厚生の一環として、通学型レッスンの提供も視野に入れている場合。

ビズメイツ株式会社(Bizmates)

出典:「ビズメイツ」公式サイト

ビジネス特化型オンライン英会話で「毎日学習」を習慣化
ビジネス経験を持つトレーナーのみを採用し、教材もすべてビジネスシーンに特化したオンライン英会話です。「毎日受講」を前提としたシステムは、新入社員に学習習慣(ルーティン)を定着させるのに最適です。YKK APなどの大手企業でも導入されており、職場で求められるプロフェッショナルなマインドセットと、実務で通用するコミュニケーション能力を同時に育成します。

  • 推奨する企業・シーン:
    • 研修期間終了後も、自律的に学習を継続する「自走力」を身につけさせたい場合。
    • オンライン完結型で、配属後のOJTや業務と並行して学習を続けさせたい場合。

失敗しない「新入社員向け」英語研修の選び方3つのポイント

単に有名なサービスを選ぶだけでは、研修の効果は半減します。新入社員という「特別なフェーズ」を考慮し、以下の3つの視点で選定を行ってください。

1. 「現在のレベル」と「研修のゴール」のギャップを埋める

新入社員の英語力は、TOEIC 900点台の層から英語に強い苦手意識を持つ層まで極端に二極化する傾向があります。この状態で「全員一律」の研修を行うと、上級者は退屈し、初級者は挫折するという最悪の結果になるでしょう。

重要なのは、研修開始前にプレースメントテスト(レベル分けテスト)を実施し、習熟度別にクラス編成が可能なサービスを選ぶことです。また、ゴールの設定についても注意してください。「電話応対ができる」「技術マニュアルが読める」など、具体的かつ到達可能な目標を設定できるカリキュラムを選びましょう。

2. 「自走力(自律学習)」を育てる仕組みがあるか

研修期間は数日から数ヶ月と限定的ですが、社会人生活は長く続きます。研修の真の目的は、英語力の向上そのものよりも、「研修が終わった後も自ら学び続ける習慣」を作ることにあると言っても過言ではありません。
そのため、単にレッスンを提供するだけでなく、学習方法の指導(コーチング)や、学習進捗を可視化するLMS(学習管理システム)を備えたサービスを選定すべきです。自律学習のサイクルを研修期間中に確立できれば、配属後の成長スピードは飛躍的に高まります。

3. 対面(集合)かオンラインか?実施形態の最適化

かつては対面研修が主流でしたが、現在は目的に応じて使い分ける、あるいは組み合わせるのがスタンダードです。

  • 対面(集合研修):
    • メリット: 同期との一体感醸成、強制力による集中学習、プレゼンなど対人スキルの向上。
    • 最適解: 導入初期のマインドセット研修や、チームビルディングを兼ねた集中研修に利用。
  • オンライン:
    • メリット: 個別最適化されたレベル別学習、場所を選ばない利便性、継続しやすさ。
    • 最適解: 基礎力の底上げや、配属後の継続学習、個々の弱点補強に利用。

最新のトレンドは、導入時に対面での集中研修を実施して学習へのモチベーションに着火し、その後オンライン英会話で継続学習を行う「ハイブリッド型」です。これにより、コストを抑えつつ研修効果を最大化できます。

研修効果を最大化する導入・運用のコツ

サービス契約はゴールではなくスタートです。研修を「やりっ放し」にせず、組織の力に変えるための運用ポイントを解説します。

事前・事後のフォローで「やりっ放し」を防ぐ

研修の効果を左右するのは、人事担当者による前後の文脈作りです。

  • 事前(動機づけ): 「なぜ今、会社として英語力が必要なのか」「この研修を受けることで、皆さんのキャリアにどうプラスになるのか」を、経営視点から熱く語りかけてください。目的意識のない受講は、単なる作業になってしまいます。
  • 事後(評価と称賛): 研修最終日に成果発表会を実施したり、学習完了率やTOEICスコアの伸びを人事評価に反映させたりする仕組みを作ります。努力が正当に評価される環境が、次の学習意欲を生み出します。

英語力+「グローバルマインドセット」の醸成

調査結果によると、学生と社会人のTOEIC平均スコアには逆転現象(社会人の方が高い)が見られ、入社時点で完成された英語力を持つ新入社員は稀です。
しかし、ビジネスで本当に必要なのは、流暢な英語以前に「失敗を恐れずに発言する姿勢」や「異文化を受け入れる柔軟性」です。語学トレーニングと並行して、異文化理解やグローバルマインドセットを扱うプログラムを組み合わせることで、単なる「英語屋」ではない、ビジネスを推進できる人材が育ちます。

新入社員向け英語研修の費用相場と助成金活用

研修予算を策定する際は、形式ごとの相場を把握するとともに、国の支援制度を賢く活用することが重要です。

研修タイプ別費用相場

研修タイプ 費用相場(目安) 特徴
集合研修(講師派遣) 1回 5万〜15万円 10〜30名程度の一斉研修。短期集中型。
オンライン英会話 1人 月額 1万〜2万円 マンツーマンで発話量を確保。期間契約が多い。
eラーニング・アプリ 1人 月額 数千円〜 低コストで基礎学習。自習用教材として活用。

【2025年最新】人材開発支援助成金の戦略的活用

2025年4月から「人材開発支援助成金」の制度が改定され、企業の人材育成に対する支援が強化されます。特に注目すべきは賃金助成額の引き上げです。
研修期間中に支払われる給与の一部を国が助成する単価が、中小企業で賃上げ要件を満たした場合、従来の960円から1,000円(時給換算)へとアップします。新入社員研修のような集合研修(OFF-JT)は受講者数が多いため、この助成金を活用することで、外部研修費用の大部分を相殺し、実質負担を大幅に圧縮できる可能性があります。
「予算がないから安価なeラーニングで済ませる」のではなく、助成金を活用して「質の高い対面研修」や「専門的なプログラム」を導入することが、結果として企業の競争力を高める賢い投資となります。

まとめ:新入社員のポテンシャルを引き出す最適な研修選びを

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新入社員研修は、単なる教育コストではなく、企業の未来を作るための投資です。
表面的な価格や知名度だけで選ぶのではなく、「自社の新入社員をどのような姿に成長させたいか」というゴールから逆算してサービスを選定してください。

  • 即戦力化したいなら: ブレインウッズ、ILC
  • 主体性を引き出したいなら: ECC、イーオン
  • 自走力を育てたいなら: Bizmates、産経オンライン英会話Plus

まずは自社の課題を明確にし、気になったサービスの無料相談や診断を活用して、具体的なプランの比較検討を進めましょう。
【次のステップ】
まずは、ミツモアの無料診断ツールを使って、貴社の条件(人数・予算・目的)に合致する研修サービスを具体的に絞り込んでみませんか?

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