自社の従業員や取引先が反社会的勢力(以下、反社)と関わりを持っていないかを確かめる反社チェック。コンプライアンス意識の高まりや自社リソースでの調査に限界を感じ、反社チェックツールの導入を検討する企業は増えています。
しかし、一方で「費用はできるだけかけたくない…」と考える担当者も少なくないでしょう。そこで、この記事では無料で使える反社チェックツール6製品を紹介します。
導入時の注意点や他の反社チェック方法についても解説するので、参考にしてください。
完全無料で使える反社チェックツール
近年では反社と関わりを持つことに対するリスクや重要性が広まっています。自社の従業員や取引先が反社と関わりを持っている場合、行政処分や罰則トラブルに見舞われる可能性が高くなります。
そこで、反社チェックツールを使い、効率的に反社チェックを進めたい企業も多いのではないでしょうか?
以下に完全無料で使える反社チェックツールを記載します。自社に導入する際の参考にしてみてください。
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「反社チェッカー」唯一の完全無料プランがある反社チェックツール
- 検索上限3回までなら無料で利用可能
- 登録後すぐに利用できるのでアクセスが速い
- Webニュース記事の検索が即時にできる
反社チェッカーは検索上限3回までなら業界、業種問わずに無料で利用できる反社チェックツールです。登録に審査等もないため、登録した後にすぐにツールを利用可能な点も魅力です。
無料で利用できるフリープランのほかに、検索上限がないスタンダードプランもあります。月額11,000円でWebニュース記事、新聞記事やテレビなどの情報から検索し、即時に結果を示します。
初期費用が掛からないWeb完結型のシステムなので、急ぎの調査にも間に合います。不審人物やクレーマーの調査にも使用できるので安心です。
検索上限数 | 3件 |
情報ソース | 新聞、ネットニュース |
情報取得方法 | 一括検索 |
API連携機能(管理機能) | - |
※ フリープランの場合
無料トライアルができる反社チェックツール5選
反社チェックツールは基本的には有料の製品が多いです。そこで、有料ツールを無料トライアル期間に利用してみることを勧めます。1ヵ月程度、無料で必要な機能を使うことができます。以下に無料トライアルができる反社チェックツール5製品を記載します。
「日経テレコン」海外規制にも対応した多面的な検索チェックツール
- 反社チェック(コンプライアンスチェック)だけでなく与信管理も可能
- 500以上の媒体から過去40年分の記事検索できる
- 海外のさまざまな法規制にも対応したチェック
日経テレコンは新聞、雑誌記事を中心に国内外のさまざまなデータベースを収録、利用できるツールです。国内外の広い情報網を活かした効率的な反社チェック機能を備えています。
取引先の報道記事から今後の取引リスクを確認可能です。過去40年分の記事から検索できるため、古い情報でも簡単にアクセスできます。
暴力団排除条例のほか、マネーロンダリング規制や海外贈賄規制などの国内外の法規制に対応しています。3000円相当の無料トライアルができます。
無料トライアル期間 | 要問合せ |
検索上限数 | 要問合せ |
情報ソース | 新聞、ネットニュース、制裁リスト、反社関連データベース |
情報取得方法 | 一括検索(50キーワードまで) |
API連携機能(管理機能) | ● |
「RISK EYES(リスクアイズ)」未経験者でも直感的に操作できるシンプル画面設計
- 独自に収集・構築しているデータベースで反社情報をピンポイントでチェック
- 同系記事をまとめて表示するので工数を削減できる
- 直感的に操作できる画面設計で情報取得精度を維持
RISK EYESは独自に収集・構築しているデータベース「アンチソーシャルDB」によって、ピンポイントで反社チェックできるように設計されています。
画面検索と一括検索の双方が利用可能です。逮捕→送検→起訴の時系列など、同系記事をまとめて表示するため、検索工数を削減できます。
直感的に反社チェックできるシンプルなUIになっています。誰でも簡単に調査できるため、チェック者の技量によって情報取得の精度がぶれるのを防げます。上場準備時やはじめての反社チェック体制構築に向けたカスタマーサポートのフォローも充実しています。
無料トライアル期間 | 1週間 |
検索上限数 | 要問合せ |
情報ソース | 新聞、ネットニュース、制裁リスト、反社関連データベース |
情報取得方法 | 画面検索、一括検索 |
API連携機能(管理機能) | ● |
「アラームボックス パワーリサーチ」モニタリングや、売掛保証も対応可能
- 与信調査や反社チェックまで取引先に関する情報を広範囲に調査
- 収集した情報を元に警戒レベルを3段階に分類
- 一般的な反社チェックの情報ソースは網羅している
アラームボックスパワーリサーチは与信調査や反社チェック、登記情報の取得まで、取引先に関する情報を広範囲かつ最短数秒で調査できるツールです。
収集した情報は3段階の警戒レベルに分類されます。評判が急降下し炎上している場合は「要警戒」、行政処分、退職者の増加などネガティブな内容が含まれている場合は「注意」に分類されます。
反社チェックで使用される主要な情報ソースをほとんど網羅しています。それぞれの情報特性や、自社の業務運用ルールに合わせて活用できます。
無料トライアル期間 | 30日間 |
検索上限数 | 1社 |
情報ソース | 新聞、ネットニュース、反社関連データベース |
情報取得方法 | 一括検索 |
API連携機能(管理機能) | - |
「RoboRoboコンプライアンスチェック」調査対象の取引判断や証跡を一元管理できる
- インターネット記事と新聞記事の同時検索が可能
- 取引先のリスト登録や一括チェックで作業工数を削減
- 検索結果記事を3段階で自動選別する機能あり
RoboRoboコンプライアンスチェックはGoogle検索エンジンを利用した反社チェックツールです。インターネットと新聞記事の検索をワンクリックで同時におこなえます。
自社のCRMやSFAとの連携も可能です。自社の顧客システムとの連携で取引先の一括登録や検索の実行、結果の取得までをすべて自動化できます。
検索結果ででてきた記事を高、中、低の3段階で自動選別する機能があります。選別は検索した企業名とネガティブワードの関係性の強さで判定されます。
無料トライアル期間 | - |
検索上限数 | 10件 |
情報ソース | 新聞、ネットニュース |
情報取得方法 | 一括検索、自動検索 |
API連携機能(管理機能) | ● |
「Sansan」海外公知情報など国内外のリスクデータと照合可能なクラウドサービス
- 海外の公知情報など国内外のリスクデータとの照合が可能
- 名刺を取り込むだけで自動的に反社チェックをしてくれる
- メール署名取り込み機能で早期段階からの調査ができる
名刺管理クラウドサービスであるsansanのリスクチェック機能です。ロンドン証券取引所グループのRefinitiv社と、SaaS型反社チェックツールを提供するKYCC社のデータを参照しています。
顧客情報を登録すると、自動でリスクデータベースとスクリーニングし、リスクのある場合のみ担当者に通知します。名刺を取り込むだけで自動的に反社チェックしてくれます。
名刺だけでなく、メール署名からもチェック可能です。さらに、接点のない企業についても検索できる機能があります。
無料トライアル期間 | 要問合せ |
検索上限数 | 要問合せ |
情報ソース | 反社関連データベース |
情報取得方法 | 一括検索、自動取得 |
API連携機能(管理機能) | ● |
無料で使える反社チェックツールの注意点
無料で使える反社チェックツールを選ぶ際、注意しておかなければならないポイントは4つほどあります。有料ツールとの違いを含めて以下で説明します。
調査できる件数や範囲がどれくらいか
無料で使える反社チェックツールを利用する際は、調査件数やソースとなる情報範囲に注意する必要があります。
1カ月に何件まで検索できるのか?情報ソースは新聞やネットニュースか?公的機関情報か?など、有料ツールと比べて制限があります。古い新聞や海外情報を調べたい場合、無料トライアルや無料使用ツールでは調査できないかもしれません。
また1か月で調査できる件数も限りがあります。無料利用で調査したい場合、ツールで検索する情報は吟味した方がいいでしょう。
他ツールとの連携ができるか
企業で反社チェックツールを利用する場合、顧客管理システムや営業支援ツールと連携させて利用したいという要望も少なくないと思います。
一方で、無料トライアルや無料使用ツールではAPI連携ができないケースもあります。公式サイトにはAPI連携ができると記載があっても、有料版についての説明が多いです。
反社チェックツールを他機能とも連携させたければ、営業管理機能などを元から備えているツールを探しましょう。連携できないケースも想定して、導入を検討するべきでしょう。
オプション費用が発生するか
無料で使える反社チェックツールは機能か期間、もしくは双方が制限されているケースがほとんどです。試してみたい機能や検討している機能がオプションかどうか、無料で使用する際にはどのような扱いになるのかを注意しましょう。
リスク情報の自動モニタリング機能や管理者機能などは、通常プランでも後付けでなければ足せず、オプション費用が掛かります。
無料で使用する場合、オプション機能が足せるのか、費用は発生するのかはよく確かめておく必要があります。
無料で反社チェックする他の方法は?
反社チェックツール以外にも無料で反社チェックをおこなう方法は存在します。以下に主な2つの方法を記しました。自社にはどのような手法が向いているのか検討してみましょう。
Webサイトやニュースサイトで検索する
無料でおこなえる反社チェックとして、Googleなどの検索エンジンや業種に特化したニュースサイトなどでキーワード検索するという手法があります。
「企業名 反社会的勢力」などのキーワードで検索すれば、複数の情報ソースでの結果が分かります。ソーシャルメディアアカウントやプロフィールを探し出して、不審な点がないかを観察もできるでしょう。
手間と時間が掛かりますが、情報量が多いため反社チェック手法としては一般的です。
警察や業界団体に照会する
一般的な反社チェック手法として、各都道府県警察や業界団体、全国暴力追放運動推進センターに照会するという方法もあります。インターネット検索で反社の疑いが強いものの、明確な判断に至らない場合などにお勧めです。
警察庁や各都道府県警察は暴力団関係者データベースを保有しています。また、サービス業や不動産業、金融業などの各業界団体は、反社組織や個人についてのデータを持ち、照会に応じられる体制を整えています。
ただし、会員にならなければ照会に応じないこともあるため、注意する必要はあります。
反社チェックツールで効率的にチェックを進めよう
反社チェックツールは取引や提携の際に、相手企業や組織、個人が反社に関係していないかを効率的に特定できます。ツールを導入することで、リスクチェック作業の効率化や精度の高いデータとの照合が簡単になります。
しかしいきなり有料で多機能の反社チェックツールを導入しても、使いこなせず失敗してしまう可能性もあります。
そのため、まずは無料の反社チェックツールで試してみるといいでしょう。無料で使える反社チェックツールを利用していく中で、自社に合った反社チェック手法を見極められるでしょう。
ぴったりの反社チェックツール選びはミツモアで
反社チェックツールは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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