AI-OCRとはOCRにAIの機能を搭載して、文字認識精度を高めたツールです。文字情報を入力する手間や時間を大幅に削減できるため、業務の効率化につながります。
この記事では無料で使えるAI-OCRや無料トライアルができるAI-OCRを13製品紹介。特徴や機能で徹底比較します。
AI-OCRとは
AI-OCRとは、AIの技術を読みとり技術であるOCRに活かしたツールです。
通常のOCRと最も違う点は、AIがデータを記憶するため、アルゴリズムが改善していき、読み取り精度が向上していくことです。同じ画像でも利用を重ねるたびに読み取り内容が変化します。
また、AI-OCRは前後の文脈を踏まえた読み取りができるのも特徴です。総じてのメリットとして、通常のOCRよりもより高い読み取り精度を備えているといえるでしょう。
AI-OCR選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想のAI-OCRが見つかります。 |
完全無料で使えるおすすめのAI-OCR3選
完全無料で使えるおすすめのAI-OCRを3製品紹介します。
製品名 | 特徴 |
User Local 無料手書きOCR | インストール不要ですぐに使い始められる |
Google OCR | 無料でさまざまな形式のドキュメントに対応 |
Microsoft OneNote | Microsoft製品との連携が簡単 |
「User Local 無料手書きOCR」インストール不要ですぐに使い始められる
- 完全無料で使い続けられる
- ソフトのインストールが必要ない
- 高いセキュリティ性能を実現
「User Local 無料手書きOCR」は簡単2ステップで紙の文書をデータ化できるAI-OCRです。制限・期限を気にせず完全無料で利用できるので、AI-OCRの導入に費用をかけたくない企業にぴったりです。
システムのインストールが不要なのもメリットといえるでしょう。ブラウザで利用できるため、導入したいと思ったその瞬間から使い始められます。
無料のツールですがセキュリティは高性能なので安心。データや情報が漏洩する心配はありません。
「Google OCR」無料でさまざまな形式のドキュメントに対応
- ドキュメントをAIで認証・処理できる
- ビルド済のプロセッサに基づいたテキスト認識
- さまざまな種類のドキュメントに対応
「Google OCR」はGoogle社が提供するAI-OCRです。主にGoogleドライブのOCR機能が主流で、さまざまな種類のドキュメントを簡単に読み取り・文字起こししてくれます。
使い方はストレージにPDFファイルや画像を取り込み、ドキュメントで開くだけ。手間をかけずに文字起こしが可能です。
「Google Keep」や「Cloud Vision API」を用いてのOCR読み取りもできるため、選択肢が幅広いのも特徴です。
「Microsoft OneNote」Microsoft製品との連携が簡単
- 取り込んだ画像やファイルを簡単にペースト
- ページが複数ある場合も簡単
- Microsoft製品への貼り付けが楽
「Microsoft OneNote」はMicrosoft社が提供するメモ・ノートツールです。このアプリ上で画像やファイルを取り込んだ際、文字情報を読み取ってペーストすることができます。
ページが複数ある場合でも簡単にテキストを抽出できるため、取り込みたいファイルが複数ある場合でも簡単に行えます。
OutlookやWordへの貼り付けも簡単なので、名刺の取り込みに特に便利です。
無料で試せるおすすめのAI-OCR9選
無料トライアル期間があるAI-OCRのうち、おすすめの9製品を紹介します。
製品名 | 特徴 |
Azure Form Recognizer | マイクロソフト社が提供するサービス |
CLOVA OCR | 世界最高水準の文字認識精度を実現 |
AIRead | 自社の状況に合ったタイプを選択 |
スマートOCR | 書式がバラバラの帳簿にもしっかり対応 |
DEEP READ | 認識精度の高さは業界トップクラスを誇る |
AI JIMY Paperbot | 1クリックでさくっとデータ化が完了 |
ReiWorQ AI-OCR | 簡単操作で文字をデータ化できる |
SmartRead | 誰でも簡単に使えるUI/UXが魅力 |
DynaEye11 | 導入企業7,700社以上の人気ソフト |
「Azure Form Recognizer」マイクロソフト社が提供するサービス
- マイクロソフトアカウントがあれば手軽に始められる
- 多層構造の施策でセキュリティを強化
- 最初の12ヶ月間無料
マイクロソフト社のクラウドサービス「Azure(アジュール)」で展開されているAI-OCRです。クラウドサービスなので、ソフトのインストールは不要です。
アカウントさえ用意しておけば、思い立ったそのときに利用をスタートできます。面倒なインストール作業に時間を取られる心配はありません。
Azureの無料アカウントを新規作成すれば最初の12ヶ月間は無料でサービスを利用できます。
「CLOVA OCR」世界最高水準の文字認識精度を実現
- ハイレベルな文字認識精度を誇る
- 表形式のままデータ化する「表抽出オプション」を搭載
- 30日間の無料トライアルあり
直感的に操作できるUIを採用しているので、ツールを使い慣れていない人でも簡単に扱えるAI-OCRです。
文字認識で高い精度を実現しており、文字認識・ドキュメント解析について話し合う国際会議・ICDARにおいて4分野で認識精度世界最高水準を誇ります。縦書きの文字や癖字など、悪条件の文字列の読み取りも自由自在なので、後からデータを修正する手間がかかりません。
30日間の無料体験期間があるので、利用を検討している人はまず試してみるといいでしょう。
「AIRead」自社の状況に合ったタイプを選択
- さまざまなタイプのAI-OCRが用意されている
- フォーマットのない非定型文書もラクラク読み取れる
- 初月は無料で利用可能
活字の読み取り精度を99%まで高めることに成功したAI-OCRです。オンプレミス型やSaaS型など、タイプの違うツールが用意されています。企業の希望に細かく対応可能なため、自社の業務にマッチしたツールを使いたい企業におすすめです。
書式にばらつきのある非定型文書をデータ化する際も強みを発揮します。どのような様式の文書であってもデータ化できるので、とことん業務を効率化できるでしょう。
初月無料のトライアル期間があります。
「スマートOCR」書式がバラバラの帳簿にもしっかり対応
- フォーマットの定まっていない非定型帳簿にも対応
- 高度な文字列エリア認識エンジンを搭載
- 0円トライアル実施中
帳簿の形式に左右されず、さまざまな文書をデータ化できるのが強みのAI-OCRです。あらゆる帳簿を簡単に電子化できるので、より高度な業務の効率化が実現するでしょう。
また自動文字列認識機能も搭載しています。白抜き文字・網掛け文字などの読み取りが難しい文字列もスムーズにデータ化できるので、間違いを手作業で直す手間が省けます。
実際の操作画面を使って5日間、100枚までの画像データなら無料で利用できる0円トライアルを実施しています。
「DEEP READ」認識精度の高さは業界トップクラスを誇る
- 癖のある文字もスムーズにデータ化できる
- 高度なセキュリティ水準を実現
- 2週間無料トライアル
シンプルな操作画面で、初めてツールを使う人でも直感的に使いこなせるAI-OCRです。手書き文字の読み取りでは業界トップクラスの精度を誇り癖が強くて判別が難しい文字も、問題なくデータ化できます。
また強固なセキュリティレベルを保持しているのも魅力の一つです。大切な文書のデータ化も任せられるので、文書を手入力する機会をぐっと減らせます。
実際のツールとほぼ同等の機能を使用できる2週間の無料トライアルで使い心地を試すことができます。
「AI JIMY Paperbot」1クリックでさくっとデータ化が完了
- AI-OCRとRPAを一緒に搭載したツール
- 帳簿の電子化を最短距離で実行できる
- 3ステップで無料お試し
文字認識機能とに加え、データ入力機能であるRPAを搭載しているAI-OCRです。この2つの組み合わせにより、文書のデータ化に必要なデスクワークを自動化できます。一つのツールで作業が完結するため、他のツールを用意する必要はありません。
またワンクリックでデータ化できるのも強みです。操作が簡単なので、「OCRを導入したのに、業務負担が軽くならない」という課題を解決できます。
14日間の無料トライアルを実施中。3ステップ、10分で環境が整います。
「ReiWorQ AI-OCR」簡単操作で文字をデータ化できる
- 読み取りにくい文字列もスムーズにデータ化
- 自動で文字列を認識してくれる
- 無料トライアルあり
高レベルな文字認識精度を実現しているのが強みで、手書き文字の認識・非定型書類のデータ化など、便利な機能がそろうAI-OCRです。間違った文字列に出力される不具合が起きづらいので、手入力による修正の手間を削減できます。
またデータチェックに関する機能も充実しています。誤差が許されるデータと人の目による確認が必要なデータとを区別してくれるので、チェックの効率化が期待できるでしょう。
無料トライアル期間を利用して実際に認識精度を試してみることができます。
「SmartRead」誰でも簡単に使えるUI/UXが魅力
- 使いやすさにこだわったUI/UXを採用
- 多彩なシステムとの連携を実現
- 無償のサクセストライアル
事前学習を終えたAIを搭載しているので、使い始めたときから高レベルな文字認識精度を体感できるAI-OCRです。
誰でも悩まず使えるUI/UXを搭載しているのもポイントです。例えば読み取りたい文字列をクリックするだけで、文書のデータ化が叶います。教育の機会を設けずとも使いこなせるので、導入後すぐに使い始められるでしょう。
30日間の無償トライアルでは、ツールを試せるのはもちろん希望に応じて相談を行うこともできます。
「DynaEye11」導入企業7,700社以上の人気ソフト
- 従来のOCRでは認識が難しかった文字列もしっかり認識
- 読み取り設定を詳細にアレンジできる
- 60日間の無償評価版でしっかり吟味可能
導入実績が累計で7,700社以上にのぼるAI-OCRです。手書き文字をはじめとする、OCRにとって読み取りにくい文字列にも対応しています。癖の強すぎる文字や斜めに記入された文字など、人の目から見ても読み取りが難しい文字列でも、問題なくテキスト化してくれます。
帳票レイアウトごとに項目属性や文字情報など詳細な読み取り設定が可能で、高精度な文字認識が実現できます。
60日間使用できる無償評価版が用意されているので、ツールをじっくり吟味したい企業におすすめです。
AI-OCRを選ぶポイント
AI-OCRの効果的な選び方を解説します。
手書きと印字、どちらに特化しているか
まず認識したい文字情報が手書きのものなのか印字のものなのかを整理しましょう。
AI-OCRはツールごとに手書き認識に特化したものや、手書きと印字の両方に対応するものなどさまざまです。また、バーコードやQRコードの読み取りを行えたり、枠線や表の認識ができたりするなど各社それぞれ特徴があります。
自社が必要としている機能とツールが得意としている機能が一番マッチしているものを選びましょう。
セキュリティがしっかりしているか
AI-OCRで認識する情報には、個人情報など重要な機密事項が含まれていることがしばしばあります。そうした情報が外部に漏洩しないように、セキュリティの高さもチェックしてみましょう。
二段階認証の有無や国内・国際的なセキュリティ水準を満たしているかでセキュリティ面をチェックできます。
また、クラウド製品なのかオンプレミス製品なのかもセキュリティ性を測れるポイントです。オンプレミス製品はデータをアップロードすることなくOCR処理を行えるので情報漏洩の危険性が低くなります。クラウド製品であっても、アクセスの制限などでセキュリティ対策をしているものを選びましょう。
無料のAI-OCRを導入して業務の効率化を
AI-OCRは従来のOCRでは成し得なかった業務の効率化を実現できるツールです。文書のデータ化を試みる中でAIが学習していき、どんどん文字認識精度が研ぎ澄まされていきます。
手書きの文書を多く扱う企業であれば、AI-OCRの恩恵を最大限に感じられるはずです。無料のAI-OCRを導入して、業務のさらなる効率化を目指しましょう。
ぴったりのAI-OCR選びはミツモアで
AI-OCRは製品によって特徴や機能もさまざま。「どのツールを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
そんなときはミツモアにおまかせ。最短1分の自動診断で、ぴったりのAI-OCRが見つかります。
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