従来のガス給湯器より初期費用は高めと言われる一方、長期的にはガス代の節約によるコストメリットを実感できるのがエコジョーズの魅力です。


そんなエコジョーズに交換したいけど、交換費用がいくらか気になる方に向けて、エコジョーズの交換費用を徹底解説。
エコジョーズの交換費用は給湯器の大きさやタイプ、設置場所などによって変わるのですが、交換費用が簡単にわかるシミュレーターも紹介していますので、予算感を把握したい方はぜひご活用ください。
エコジョーズの交換費用をシミュレーション
エコジョーズの交換費用は、給湯器のタイプや工事内容、設置場所によって大きく変動します。多くの場合、本体価格と工事費用を合わせた総額で8万円〜30万円程度が相場となっています。
下記のシミュレーターは、エコジョーズ交換にかかる費用を簡単に計算できるツールです。給湯器のタイプ、工事内容、設置場所を選択するだけで、交換費用の平均値と最安値、最高値を簡単に確認できます。
平均値
円
最安値
円
最高値
円
標準タイプであれば10万円台前半からの交換が可能ですが、フルオートタイプや暖房熱源機付きタイプになると20万円を超えることも珍しくありません。また、配管工事やリモコン交換などの追加工事が必要な場合は、さらに費用が上乗せされます。
さらに、費用は依頼する業者によっても変わることがあります。お住いの地域でエコジョーズの交換ができる業者を下記のページで紹介していますので、こちらも合わせてご参考にしてください。
| 北海道・東北 | 北海道|青森|秋田|岩手|山形|宮城|福島 |
|---|---|
| 関東 | 東京|群馬|栃木|茨城|埼玉|千葉|神奈川 |
| 中部 | 新潟|富山|石川|福井|山梨|長野|静岡|岐阜|愛知 |
| 近畿 | 大阪|三重|滋賀|京都|兵庫|奈良|和歌山 |
| 中国・四国 | 鳥取|島根|岡山|広島|山口|香川|徳島|愛媛|高知 |
| 九州 | 福岡|佐賀|長崎|大分|熊本|宮崎|鹿児島|沖縄 |
エコジョーズの交換費用【号数別】
| 給湯器タイプ | 工事費込みの交換費用相場 |
|---|---|
| 16号 | 13万円 ~ 25万円程度 |
| 20号 | 15万円 ~ 30万円程度 |
| 24号 | 18万円 ~ 40万円程度 |
ここでは、一般的な家庭でよく選ばれる以下の3つの号数について、それぞれの交換費用相場や特徴を詳しく解説します。
ご自宅の状況に最適なエコジョーズの号数を選び、無駄なく快適な給湯環境を整えるための参考にしてください。
【1~2人用】16号の交換費用相場
16号エコジョーズに交換する場合、工事費込みの交換費用相場は、おおよそ13万円~25万円です。 エコジョーズの中でも本体価格が比較的安価(8万円~15万円程度)であること、そして基本的な設置工事費(5万円~10万円程度)で済む場合が多いため、安価に抑えることができます。
エコジョーズの交換費用は、一度にどれだけのお湯を作れるかを示す「号数」によって大きく変わってきます。現在のお湯の使い方だけでなく、将来的な家族構成の変化なども少し考えておくと良いでしょう。
- 同時使用の頻度: シャワーとキッチンなど、2か所以上でお湯を同時に使うことが本当に少ないか確認しましょう。
- 冬場の水温: 寒冷地など冬場の水温が低い地域では、16号だと少しパワー不足を感じる可能性がないか検討しましょう。
これらの点を踏まえて、ご自身のライフスタイルに16号が合っているか見極めることが大切です。もし「シャワー中にキッチンでお湯を使われると湯量が減って困る」といった状況が頻繁に起こりそうであれば、一つ上の20号を検討する方が満足度は高くなるはずです。
【ポイント】16号エコジョーズの交換費用は、工事費込みで13万円~25万円程度が相場です。単身・二人暮らしでお湯の同時使用が少ない場合に最適ですが、ご自身の使い方や将来設計に合っているか、機能(給湯専用/オート/フルオート)や設置条件による費用の違いをよく確認して選ぶことをおすすめします。
【2~3人用】20号の交換費用相場
20号エコジョーズの工事費込みの交換費用相場は、おおよそ15万円~30万円が目安です。 この価格帯は、16号よりも本体価格がやや高く(10万円~18万円程度)、選ぶ機能によっては工事費(5万円~12万円程度)も少し上がる傾向があるためです。
20号のエコジョーズは、夫婦とお子様1~2人といった、2~3人暮らしの標準的なご家庭に最も選ばれやすい、バランスの取れたタイプと言えます。16号では少し物足りないけれど、24号ほどパワフルでなくても良い、という場合にぴったりです。シャワーを使いながらキッチンでお湯を使うといった、軽い同時使用であれば問題なく対応できます。
【ポイント】20号エコジョーズの交換費用は、工事費込みで15万円~30万円程度が相場です。2~3人暮らしの標準的なご家庭にとってバランスの良い選択肢ですが、お湯の利用が集中する時間帯の状況や、将来的な使用量の変化も考慮して、最適な号数か判断することをおすすめします。
【4人以上用】24号の交換費用相場
24号エコジョーズの工事費込みの交換費用相場は、おおよそ18万円~40万円と、他の号数に比べて高めの設定です。 その理由は、本体価格(12万円~25万円程度)が高機能・高性能であること、そして設置工事費(6万円~15万円程度)も、機種によってはやや高くなる傾向があるためです。
24号のエコジョーズは、4人以上の家族や二世帯住宅など、お湯の使用量が多い、または同時にお湯を使う場面が多いご家庭向けのパワフルなタイプです。シャワーとキッチン、洗面所など、2ヶ所以上でお湯を同時に使っても、湯量や温度が安定しやすい点が最大の特長です。快適なお湯ライフを重視する場合には、最適な選択肢となるでしょう。
【ポイント】24号エコジョーズの交換費用は、工事費込みで18万円~40万円程度(暖房付きは更に高額)が相場です。4人以上の家族や、お湯の同時使用が多いご家庭に最適で、高い快適性が得られますが、初期費用や設置条件、ガス代への影響も考慮し、本当に必要か見極めることが重要です。
エコジョーズの交換費用【タイプ別】
| 給湯器タイプ | 工事費込みの交換費用相場 |
|---|---|
| 標準タイプ(給湯専用) | 13万円 ~ 25万円程度 |
| オートタイプ(追い焚き付) | 17万円 ~ 32万円程度 |
| フルオートタイプ | 21万円 ~ 40万円程度 |
| 暖房熱源機付き | 26万円 ~ 50万円以上 |
※上記の金額はあくまで目安です。メーカー、号数、設置状況、追加工事の有無などによって費用は変動します。
エコジョーズと一口に言っても、搭載されている機能のタイプによって交換にかかる費用は大きく異なります。ご自身の予算や必要な機能を見極めることが重要です。
ここからは、下記のタイプ別にエコジョーズの交換費用について解説します。
それぞれの費用感を詳しく見ていきましょう。
標準タイプ(給湯専用)の費用相場
標準タイプ(給湯専用)エコジョーズの工事費込み費用相場は、おおよそ13万円~25万円程度です。理由としては、エコジョーズの中でも本体価格が比較的安価(8万円~15万円程度)であること、そして機能がシンプルなため基本的な設置工事費(5万円~10万円程度)で済む場合が多いことが挙げられます。エコジョーズの中では最も導入費用を抑えられるタイプです。
ただし、実際の交換費用はいくつかの要因で変動します。特に費用に影響を与える主なポイントは下記の通りです。
- 給湯能力(号数):16号・20号・24号などがあり、号数が大きい(=一度に多くのお湯を作れる)ほど本体価格も高くなります
- メーカーによる価格差:リンナイ・ノーリツ・パロマなどが主要メーカーですが、同じ性能でもメーカーや製品シリーズによって価格設定が異なります。
- 設置場所の状況:配管が老朽化して交換が必要だったり、エコジョーズ特有のドレン排水管を設置するスペースが確保しにくかったりすると、追加の工事や部材が必要になり費用がかさみます。
- 追加工事の有無:高所や狭い場所での作業、ガス管の種類変更、排気筒の延長や交換など、標準的な設置工事以外の作業が必要な場合は別途料金が発生します。
オートタイプ(追い焚き機能付き)の費用相場
オートタイプ(追い焚き機能付き)エコジョーズの工事費込み費用相場は、おおよそ17万円~32万円程度が目安です。「自動お湯はり」や「追い焚き」といった便利な機能が追加されるため、標準タイプよりも本体価格が高く(12万円~20万円程度)なります。
また、追い焚き機能に必要な配管工事などが加わるため、標準的な工事費(5万円~12万円程度)に加えて追加料金が発生しやすく、標準タイプよりも工事費が高くなる傾向です。
フルオートタイプ(全自動機能付き)の費用相場
フルオートタイプ(全自動機能付き)エコジョーズの工事費込み費用相場は、おおよそ21万円~40万円程度です。オートタイプの機能に加え、「自動足し湯」や「配管自動洗浄」といったさらに高度な機能を持つため、本体価格(15万円~25万円程度)がオートタイプよりさらに高くなります。
また、多機能性を実現するための部品が多く、設置工事も複雑になるため、工事費(6万円~15万円程度)も高くなる傾向です。結果として、エコジョーズの中では高価格帯のタイプです。
暖房熱源機付きの費用相場
暖房熱源機付きエコジョーズの工事費込み費用相場は、おおよそ26万円~50万円以上と、エコジョーズの中では最も高額です。給湯機能に加えて、床暖房や浴室暖房乾燥機などへ温水を供給する暖房機能も持つため、本体の構造が複雑になり、価格(18万円~30万円程度)が高くなります。
さらに、暖房システムへ接続するための大規模な配管工事が必要になることも費用が高額になる要因です。給湯用の配管工事費(8万円~20万円以上が見込まれる工事費の一部)に加えて、暖房用の複雑な配管工事が別途必要となるため、工事費全体が他のタイプと比較して大幅に増加します。
エコジョーズの交換費用【おすすめ5製品比較】
| 製品名 | 費用 | おすすめの方 |
|---|---|---|
| リンナイ RUF-E2406AW | 約18万円 | バランス重視 |
| ノーリツ GT-C2472AW BL | 約17万円 | 省エネ・保証重視 |
| パロマ FH-E2422FAWL | 約18万円 | 価格・長期保証重視 |
| パーパス GX-H2403ZW | 約16万円~19万円 | 堅実性重視 |
| リンナイ RUF-ME2406AW(A) | 約29万円~34万円 | 入浴体験・付加価値重視 |
築20年以上の戸建てにお住まいで、ご夫婦と中学生くらいのお子様2人の4人家族というご家庭を想定し、ガス給湯器交換の際に主流となっている高効率タイプ「エコジョーズ」の中から、特に人気の高い24号・フルオート・屋外壁掛型のモデルを比較します。市場には多くの製品がありますが、今回は主要メーカーであるリンナイ、ノーリツ、パロマに加え、堅実な製品作りで知られるパーパス、そして特別な入浴体験を提供するリンナイのプレミアムモデルを含む、合計5つの製品を選びました。
いずれの製品も、従来型の給湯器からエコジョーズに交換すると、ガス使用量が約15%削減でき、長期的なガス代節約につながる点が大きなメリットです。各製品の価格・機能・保証を軸に各製品を詳しく解説します。
リンナイ「RUF-E2406AW」の交換費用
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体価格(目安) | 約13万円 |
| 工事費込み費用(参考) | 約18万円 |
| こんな方におすすめ | 家族が多くお湯をたっぷり使いたい方、お風呂の配管洗浄の手間を省きたい方 |
工事費込みの交換費用は約18万円、本体価格は約13万円前後がそれぞれ目安です(メーカー希望小売価格は約48万円)。
リンナイ RUF-E2406AWは、高効率な「エコジョーズ」の屋外壁掛型フルオートタイプです。24号モデルは、4人家族でもシャワーと水栓2ヶ所の同時使用が可能なパワフルさが特徴で、一年を通してたっぷりお湯を使えます。
フルオート仕様なので、スイッチひとつで自動湯はりから保温(追いだき)・足し湯まで行い、常に快適なお風呂を楽しめます。加えて、浴槽のお湯を抜くと自動で追いだき配管内を洗浄する「配管クリーン」機能を搭載しているため、衛生面でも安心です。メーカー保証はBL認定製品のため2年間(通常品は1年)です。
参照元:リンナイ公式サイト(製品情報)
ノーリツ「GT-C2472AW BL」の交換費用
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体価格(目安) | 約12万円(税込) |
| 工事費込み費用(参考) | 約17万円(税込) |
| こんな方におすすめ | 省エネ性を重視する方、標準的なフルオート機能で十分な方、保証を少しでも長くしたい方 |
工事費込みの交換費用は約17万円と、今回比較した中ではやや抑えめなのが目安です。本体価格の目安は約12万円前後(定価約50万円から大幅割引)です。
ノーリツ GT-C2472AW BLは、リンナイと並び高いシェアを持つノーリツ製のエコジョーズ給湯器です。24号フルオートタイプで浴槽自動湯はり・追いだき機能付きのため、4人家族のご家庭でもワンタッチでお風呂準備ができ、同時にシャワーや台所への給湯も十分な能力があります。
高い熱効率による優れた省エネ性能も特徴で、従来型給湯器よりガス代を約15%節約できます。メーカー保証はBL認定品のため2年間(通常1年)ですが、所有者登録を行うことで無料保証を3年に延長するサービスもあります。
参照元:ノーリツ公式サイト
パロマ「FH-E2422FAWL」の交換費用

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体価格(目安) | 約11万円(税込) |
| 工事費込み費用(参考) | 約18万円(税込) |
| こんな方におすすめ | 初期費用を抑えたい方、メーカー保証期間の長さを重視する方 |
工事費込みの交換費用は約18万円(税込)が目安です。本体価格の目安は約11万円(定価約52万円から大幅割引)と、優れた費用対効果が期待できます。
パロマ FH-E2422FAWLは、「BRIGHTS(ブライツ)」シリーズのエコジョーズ給湯器です。24号のフルオートタイプで、自動湯はり・追いだき・足し湯まで全自動のため忙しいご家庭でもボタンひとつで適温のお風呂が準備できます。
屋外壁掛設置型で、4人程度の家族構成にちょうど良い容量を備えています(シャワーと他の給湯栓2ヶ所を同時使用しても湯量が安定します)。
メーカー保証はBL認定品につき2年間ですが、パロマは所有者登録をすることで保証期間を5年に延長できる制度があります。販売店によっては、さらに独自の長期保証(例:10年保証)を付帯している場合もあり、長期間安心して使用できる点が魅力です。
参照元:パロマ公式サイト
パーパス「GX-H2403ZW」の交換費用

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体価格(目安) | 約11万円~13万円 |
| 工事費込み費用(参考) | 約16万円~19万円 |
| こんな方におすすめ | 信頼できる基本性能を重視する方、大手3社以外も比較検討したい方、シンプルな高効率給湯器を求める方 |
工事費込みの交換費用は約16万円~19万円、本体価格の目安は約11万円~13万円前後です。
パーパス GX-H2403ZWは、国内ガス機器メーカーであるパーパス社の高効率エコジョーズ給湯器です。パーパスはリンナイやノーリツほどの知名度はないかもしれませんが、長年にわたり給湯器を製造しており、品質と信頼性には定評があります。
特に注目したいの機能が、選べるEcoモードです。ユーザー自身がお湯の使い方に合わせて省エネ設定を選べる機能となります。「お湯はりEco」「保温Eco」「追いだきEco」があり、無理なくガスや電気の消費を抑えるお手伝い。例えば、「保温Eco」では、お風呂の保温時間を短縮したり、保温運転の間隔を長くしたりして省エネを図ります。メーカー保証はBL認定品であれば通常2年間ですが、販売店によっては独自の延長保証を提供している場合がありますので確認することをおすすめします。
参照元:パーパス公式サイト(製品情報)
リンナイ「RUF-ME2406AW(A)」の交換費用
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本体価格(目安) | 約19万円~24万円 |
| 工事費込み費用(参考) | 約29万円~34万円 |
| こんな方におすすめ | 毎日の入浴を特別なリラックスタイムにしたい方、美肌効果や温浴効果に関心がある方、最新機能を試したい方 |
工事費込みの交換費用は約29万円~34万円が目安で、本体価格だけでも約19万円~24万円前後と、高機能モデルならではの価格帯です。標準的な給湯器と比較すると高価ですが、それだけの付加価値を提供するプレミアムモデルと位置づけられます。
リンナイ RUF-ME2406AW(A)は、業界で注目される「マイクロバブルバスユニット」を内蔵した、リンナイの先進的な給湯器です。単にお湯を供給するだけでなく、入浴体験そのものを向上させることを目指した製品です。
最大の特徴であるマイクロバブル入浴は、微細な気泡が全身を包み込み、まるで温泉に入っているかのようなリラックス感をもたらします。給湯器の交換を機に、より質の高いバスタイムを求めている方にとっては非常に魅力的な選択肢です。メーカー保証はBL認定品のため2年間(通常品は1年)です。リンナイ独自の延長保証制度も利用可能です。
参照元:リンナイ公式サイト(製品情報)
エコジョーズの交換費用【口コミ・料金事例】
エコジョーズの交換費用の内訳
エコジョーズの交換費用は、大きく以下の3項目に分けられます。
- 本体費用
- 工事費用
- その他の費用
ただし、本体費用に関しては、ネットでエコジョーズを交換した人は支払不要です。発生する費用は、工事費用とその他の費用のみとなります。費目にはそれぞれ注意するべきポイントがあるため、費用内訳の相場と一緒に解説します。
本体費用
| タイプ | 相場 |
|---|---|
| 標準タイプ | 8万円〜15万円 |
| オートタイプ | 12万円〜20万円 |
| フルオートタイプ | 15万円〜25万円 |
| 暖房熱源機付き | 18万円〜30万円 |
- 標準タイプ(給湯専用):最もシンプルな給湯器であり、追い炊き機能などが付いていない分、価格も抑えめです。少人数やお風呂の追い炊きをほとんどしない世帯には十分な性能を持ちます。
- オートタイプ(追い炊き機能付き):お風呂のお湯を適温に保ちたい場合には便利なタイプです。標準タイプより機能が多いぶん価格は上がりますが、追い炊き機能が必要な家庭には必須といえます。
- フルオートタイプ(全自動機能付き):お湯はり、湯量・湯温の管理、追い炊き、保温などを自動で行うため、毎日の入浴が格段にラクになります。忙しい家庭や高齢者にも人気ですが、そのぶん価格帯は高めです。
- 暖房熱源機付き:床暖房や浴室暖房、さらには温水ルームヒーターなどとの連動が可能なハイエンドモデル。寒冷地や冬場の室内環境を快適に保ちたい方に重宝されますが、その分だけ本体価格も高額になります。
メーカー(リンナイ、ノーリツ、パーパスなど)や型番、最新モデルかどうかによっても価格が数万円変わります。最新型は省エネ性能や追加機能が優れる一方、定番モデルは値引き幅が大きい場合があります。
工事費用
| 項目 | 相場 |
|---|---|
| 既存給湯器の撤去 | 5,000円〜15,000円 |
| 新規設置工事 | 15,000円〜40,000円 |
| 配管工事(追加分) | 10,000円〜30,000円 |
| 追加部材費 | 5,000円〜20,000円 |
- 既存給湯器の撤去:古い給湯器を取り外して撤去する費用です。機器のサイズや設置場所の状況、階段の有無などで手間が変わるため、撤去費も変動します。
- 新規設置工事:新しい給湯器を取り付けるための基本工事費です。地面や壁への固定、配管との接続、試運転などが含まれます。設置場所が狭かったり、高所作業が必要な場合は、追加費用が発生しやすくなります。
- 配管工事(追加分):給湯器の設置場所を変える場合や、老朽化した配管の交換が必要な場合に発生します。配管を延長・移設する作業は意外と手間と材料費がかかるため、トータル費用を大きく左右します。
- 追加部材費:新しい給湯器に対応したガスホースや保温材、排気筒などの部材を取り付ける際に発生する費用です。機種によっては部材の規格やサイズが異なるため、交換が必要になる場合があります。
マンションなど集合住宅では、管理組合の承認や共用部分の工事手続きが必要になる場合があり、その際に追加費用(書類作成や特別工事費など)がかかることもあります。
その他費用
| 項目 | 相場 |
|---|---|
| 処分費 | 3,000円〜8,000円 |
| リモコン交換 | 10,000円〜25,000円 |
| 点検・調整費 | 5,000円〜10,000円 |
- 処分費:取り外した古い給湯器の廃棄処分費用です。産業廃棄物として処理するためのコストが含まれ、業者によって金額が異なります。
- リモコン交換:お風呂やキッチンにつけるリモコンを新品に変える場合の費用です。最新のリモコンはデザインや機能性が向上しているため、交換を希望する方が多いですが、予算オーバーしないように注意が必要です。
- 点検・調整費:工事完了後の試運転や動作確認、細かい調整などで発生する費用です。ほとんどの業者では工事費用に含まれる場合が多いですが、分けて記載される場合もあります。
エコジョーズの交換費用が高くなる理由
エコジョーズ交換費用が高くなる理由は、下記の通りです。
- 配管工事が追加で発生する
- リモコン交換・配線工事が必要になる
- 排気口の位置調整や追加部材が必要になる
これらの工事は、見積もりでは「標準工事外」として扱われることも多く、想定以上の出費につながる要因になります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。




