従来のガス給湯器より初期費用は高めと言われる一方、長期的にはガス代の節約によるコストメリットを実感できるのがエコジョーズの魅力です。


そんなエコジョーズに交換したいけど、交換費用がいくらか気になる方に向けて、エコジョーズの交換費用を徹底解説。
エコジョーズの交換費用は地域差があるのですが、お住いの地域の交換費用が簡単にわかるシミュレーターも紹介していますので、予算感を把握したい方はぜひご活用ください。
エコジョーズの交換費用をシミュレーション
エコジョーズの交換費用は、業者の競合状況や人件費などによって変動するため地域差があります。
下記のシミュレーターは、都道府県別のエコジョーズ交換費用の計算ツールです。都道府県を選択するだけで、お住い地域の交換金額の平均金額と最低金額、最高金額を簡単に把握することができます。
エコジョーズ交換工事のポイント
交換工事の費用は地域によって異なりますが、複数社から見積もりを取得することで、安くできる可能性があります。
※ 建物の状況や施工内容により、実際の費用は変動する場合があります。
※ 本体価格は含まれていません。別途本体代が必要です。
※ 正確なお見積りは専門業者にご相談ください。
全国平均では、標準タイプの交換費用が約3万円前後ですが、地域や機種によって大きく異なります。シミュレーターで自分の条件に合った相場を確認し、予算計画の参考にしてください。
お住いの地域のエコジョーズの交換業者を下記のページで紹介しています。気になる業者がいるか探してみてください。
北海道・東北 | 北海道|青森|秋田|岩手|山形|宮城|福島 |
---|---|
関東 | 東京|群馬|栃木|茨城|埼玉|千葉|神奈川 |
中部 | 新潟|富山|石川|福井|山梨|長野|静岡|岐阜|愛知 |
近畿 | 大阪|三重|滋賀|京都|兵庫|奈良|和歌山 |
中国・四国 | 鳥取|島根|岡山|広島|山口|香川|徳島|愛媛|高知 |
九州 | 福岡|佐賀|長崎|大分|熊本|宮崎|鹿児島|沖縄 |
エコジョーズ交換費用の内訳
エコジョーズの交換費用は、大きく以下の3項目に分けられます。
- 本体費用
- 工事費用
- その他の費用
ただし、本体費用に関しては、ネットでエコジョーズを交換した人は支払不要です。発生する費用は、工事費用とその他の費用のみとなります。費目にはそれぞれ注意するべきポイントがあるため、費用内訳の相場と一緒に解説します。
本体費用
タイプ | 相場 |
---|---|
標準タイプ | 8万円〜15万円 |
オートタイプ | 12万円〜20万円 |
フルオートタイプ | 15万円〜25万円 |
暖房熱源機付き | 18万円〜30万円 |
標準タイプ(給湯専用)
最もシンプルな給湯器であり、追い炊き機能などが付いていない分、価格も抑えめです。少人数やお風呂の追い炊きをほとんどしない世帯には十分な性能を持ちます。
オートタイプ(追い炊き機能付き)
お風呂のお湯を適温に保ちたい場合には便利なタイプです。標準タイプより機能が多いぶん価格は上がりますが、追い炊き機能が必要な家庭には必須といえます。
フルオートタイプ(全自動機能付き)
お湯はり、湯量・湯温の管理、追い炊き、保温などを自動で行うため、毎日の入浴が格段にラクになります。忙しい家庭や高齢者にも人気ですが、そのぶん価格帯は高めです。
暖房熱源機付き
床暖房や浴室暖房、さらには温水ルームヒーターなどとの連動が可能なハイエンドモデル。寒冷地や冬場の室内環境を快適に保ちたい方に重宝されますが、その分だけ本体価格も高額になります。
メーカー(リンナイ、ノーリツ、パーパスなど)や型番、最新モデルかどうかによっても価格が数万円変わります。最新型は省エネ性能や追加機能が優れる一方、定番モデルは値引き幅が大きい場合があります。
工事費用
項目 | 相場 |
---|---|
既存給湯器の撤去 | 5,000円〜15,000円 |
新規設置工事 | 15,000円〜40,000円 |
配管工事(追加分) | 10,000円〜30,000円 |
追加部材費 | 5,000円〜20,000円 |
既存給湯器の撤去
古い給湯器を取り外して撤去する費用です。機器のサイズや設置場所の状況、階段の有無などで手間が変わるため、撤去費も変動します。
新規設置工事
新しい給湯器を取り付けるための基本工事費です。地面や壁への固定、配管との接続、試運転などが含まれます。設置場所が狭かったり、高所作業が必要な場合は、追加費用が発生しやすくなります。
配管工事(追加分)
給湯器の設置場所を変える場合や、老朽化した配管の交換が必要な場合に発生します。配管を延長・移設する作業は意外と手間と材料費がかかるため、トータル費用を大きく左右します。
追加部材費
新しい給湯器に対応したガスホースや保温材、排気筒などの部材を取り付ける際に発生する費用です。機種によっては部材の規格やサイズが異なるため、交換が必要になる場合があります。
マンションなど集合住宅では、管理組合の承認や共用部分の工事手続きが必要になる場合があり、その際に追加費用(書類作成や特別工事費など)がかかることもあります。
その他費用
項目 | 相場 |
---|---|
処分費 | 3,000円〜8,000円 |
リモコン交換 | 10,000円〜25,000円 |
点検・調整費 | 5,000円〜10,000円 |
処分費
取り外した古い給湯器の廃棄処分費用です。産業廃棄物として処理するためのコストが含まれ、業者によって金額が異なります。
リモコン交換
お風呂やキッチンにつけるリモコンを新品に変える場合の費用です。最新のリモコンはデザインや機能性が向上しているため、交換を希望する方が多いですが、予算オーバーしないように注意が必要です。
点検・調整費
工事完了後の試運転や動作確認、細かい調整などで発生する費用です。ほとんどの業者では工事費用に含まれる場合が多いですが、分けて記載される場合もあります。
合計の目安:標準タイプやオートタイプであれば20〜35万円程度。床暖房対応など機能が充実している機種を選ぶと、40万円前後になる場合も珍しくありません。
エコジョーズの交換費用が高くなる理由
エコジョーズ交換費用が高くなる理由は、下記の通りです。
- 配管工事が追加で発生する
- リモコン交換・配線工事が必要になる
- 排気口の位置調整や追加部材が必要になる
これらの工事は、見積もりでは「標準工事外」として扱われることも多く、想定以上の出費につながる要因になります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。