「給湯器の調子が悪い…」「お湯が急に出なくなって困った!」「エラー表示が消えないけど、修理できる?それとも交換?」「もう10年以上使っているから、そろそろ寿命かな…」


給湯器の不具合や交換時期でお悩みではありませんか?毎日使うものだけに、いざ交換となると「費用は一体いくらかかるんだろう?」「どこに頼めば安心なの?」と不安になりますよね。
ご家庭の状況に合わせて選べる号数別・種類別の具体的な費用目安はもちろん、見積もりデータに基づいた料金シミュレーターもご紹介。費用を安く抑えるコツや、信頼できる業者の見極め方、修理と交換の判断基準、注意すべき点まで、給湯器交換に関する情報を網羅していますので、ぜひ最後までお読みください。
給湯器交換の費用相場【号数・種類別】
号数 | 種類 | 機能 | 費用相場(工事費込み) |
---|---|---|---|
16号 | ガス給湯器 | 給湯専用 | 5万円 ~ 11万円 |
オート | 10万円 ~ 18万円 | ||
フルオート | 12万円 ~ 19万円 | ||
エコジョーズ | 給湯専用 | 12万~17万円 | |
オート | 14万円 ~ 20万円 | ||
フルオート | 17万円 ~ 23万円 | ||
20号 | ガス給湯器 | 給湯専用 | 6万円 ~ 12万円 |
オート | 11万円 ~ 18万円 | ||
フルオート | 13万円 ~ 20万円 | ||
エコジョーズ | 給湯専用 | 13万円 ~ 17万円 | |
オート | 15万円 ~ 21万円 | ||
フルオート | 18万円 ~ 24万円 | ||
24号 | ガス給湯器 | 給湯専用 | 6万円 ~ 15万円 |
オート | 11万円 ~ 22万円 | ||
フルオート | 13万円 ~ 25万円 | ||
エコジョーズ | 給湯専用 | 14万円 ~ 18万円 | |
オート | 16万円 ~ 23万円 | ||
フルオート | 19万円 ~ 26万円 |
給湯器交換の費用を具体的に考える上で欠かせないのが、ご家庭に合った「号数」と「種類」を知ることです。号数が大きくなるほど一度に多くのお湯を作れますが価格は上がり、種類によっても初期費用や省エネ性能が異なります。ここからは、代表的な給湯器のタイプ別に費用相場を見ていきましょう。解説するのは以下のタイプです。
それでは、各号数・種類の詳細を見ていきましょう。ご自宅の状況やライフスタイルに最も近いものを選び、具体的な予算感を掴むための参考にしてください。
【1~2人用】16号給湯器の交換費用相場
16号給湯器の交換費用は、主にガスの種類(従来型かエコジョーズか)と、搭載されている機能(給湯専用、オート、フルオート)によって、以下の表のように変わってきます。
16号 給湯器交換費用相場(工事費込) | 給湯専用 | オート | フルオート |
---|---|---|---|
ガス給湯器 | 5万~11万円 | 10万~18万円 | 12万~19万円 |
エコジョーズ | 12万~17万円 | 14万~20万円 | 17万~23万円 |
※上記はあくまで目安であり、メーカーや業者、工事内容によって変動します。
単身世帯やご夫婦二人暮らしなど、同時にお湯をたくさん使う機会が比較的少ないご家庭に適しているのが「16号」サイズの給湯器です。「16号」とは、水温+25℃のお湯を1分間に16リットル出す能力があることを示します。16号は必要最低限の給湯能力であるため、本体価格が比較的安価で、給湯器交換全体の費用を抑えやすいのが最大のメリットです。
「給湯専用」は最もシンプルなタイプで費用を抑えられますが、お湯はりや追い焚きは手動で行う必要があります。「オート」はお湯はりから追い焚き、保温までを自動で行い、「フルオート」はさらに自動足し湯や配管の自動洗浄機能などが付き、より便利です。省エネ性を重視する場合はエコジョーズが選択肢となりますが、初期費用は従来型のガス給湯器よりも高くなる点を考慮する必要があります。 ご自身のライフスタイルでどの機能が必要か、予算はどれくらいか、というバランスで最適なタイプを選びましょう。
【2~3人用】20号給湯器の交換費用相場
20号給湯器も、搭載されている機能(給湯専用、オート、フルオート)や、ガスの種類(従来型かエコジョーズか)によって費用が変わります。代表的なタイプとその工事費込みの費用目安は、以下の表の通りです。
20号 給湯器交換費用相場(工事費込) | 給湯専用 | オート | フルオート |
---|---|---|---|
ガス給湯器(従来型) | 6万~12万円 | 11万~18万円 | 13万~20万円 |
エコジョーズ | 13万~17万円 | 15万~21万円 | 18万~24万円 |
※上記はあくまで目安であり、メーカーや業者、工事内容によって変動します。
2人~3人家族のご家庭で標準的なサイズとされ、キッチンでの洗い物とシャワーの使用が重なるような場面でも、比較的安定してお湯を使えるのが「20号」の給湯器です。水温+25℃のお湯を1分間に20リットル供給できる能力があります。多くの一般家庭で過不足なく使えるバランスの良さから、最も選ばれることが多い号数の一つと言えるでしょう。
16号の給湯器と比較すると、同じ機能・種類であっても本体価格が少し高くなる傾向があります。もし現在16号の給湯器を使用していて、冬場などにシャワーの勢いが少し物足りなく感じたり、家族が増える予定があったりする場合には、この機会に20号へサイズアップすることも有効な選択肢です。 もちろん、省エネ性能を重視するならエコジョーズが魅力的ですが、初期費用の差額と、将来的に見込めるガス代の削減効果を比較検討することが大切です。
【4人以上用】24号給湯器の交換費用相場
24号は給湯能力が高い分、他の号数に比べて本体価格も高くなる傾向にあります。機能や種類による工事費込みの費用目安は、以下の表でご確認ください。
24号 給湯器交換費用相場(工事費込) | 給湯専用 | オート | フルオート |
---|---|---|---|
ガス給湯器(従来型) | 6万~15万円 | 11万~22万円 | 13万~25万円 |
エコジョーズ | 14万~18万円 | 16万~23万円 | 19万~26万円 |
※上記はあくまで目安であり、メーカーや業者、工事内容によって変動します。
4人家族以上のご家庭や、二世帯住宅のように複数の場所(例:キッチン+浴室シャワー+洗面所)で同時にお湯を使う可能性が高い場合に推奨されるのが「24号」の給湯器です。水温+25℃のお湯を1分間に24リットル供給できる、家庭用としては最もパワフルなタイプです。お湯の量が豊富なので、湯切れの心配をできる限り減らしたい、ストレスなくお湯を使いたいというニーズに応えます。
24号は家族が多い、あるいはお湯の使用量が多い家庭向けのパワフルなタイプです。能力が高いということは、それだけ一度に多くのガスを消費する可能性があるため、日々の光熱費を考慮すると、省エネ性能の高いエコジョーズを選ぶメリットは、16号や20号の場合よりも大きくなると言えます。 もちろん、現在お使いの号数(例えば20号)で特に不便を感じていないのであれば、無理に24号に上げる必要はありません。家族構成や実際のお湯の使い方に合わせて慎重に検討しましょう。
エコキュート・石油給湯器の交換費用相場
ご自宅がオール電化の場合や、灯油を暖房などにも利用している地域では、エコキュートや石油給湯器といった給湯器が主に使われています。それぞれの交換費用の目安は、以下の表の通りです。
【エコキュートの交換費用相場】
種類 | タンク容量目安 | 主な機能 | 費用相場(工事費込み) |
---|---|---|---|
エコキュート | 370L~460L | フルオート | 約40万円~70万円程度 |
電気温水器 | 370L~460L | 給湯専用/オート など | 約25万円~50万円程度 |
【石油給湯器 交換費用相場】
主な機能 | 費用相場(工事費込み) |
---|---|
オート | 約10万円~18万円程度 |
フルオート | 約18万円~25万円程度 |
※上記は目安であり、製品のグレードや工事内容によって変動します。エコキュートや電気温水器は、号数ではなくタンクにお湯を貯める「貯湯量(L)」が能力の基準となります。石油給湯器も号数表記が一般的でない場合があります。
給湯器のエネルギー源はガスだけではありません。電気を利用する「エコキュート」や、石油(灯油)を利用する「石油給湯器(灯油ボイラー)」も選択肢です。これらはガス給湯器とは異なる特徴と費用相場を持っています。
それぞれのタイプを選ぶ際の主なポイントを以下に挙げます。
- エコキュート: ヒートポンプ技術で効率よくお湯を沸かし、主に割安な深夜電力を使用するため、月々の光熱費を大幅に抑えられる可能性があります。 ただし、本体価格と設置工事費を合わせると初期費用が最も高額になります。また、貯湯タンクとヒートポンプユニットを設置するための広いスペースが必要です。
- 石油給湯器: 灯油を燃焼させてパワフルにお湯を沸かします。特に寒冷地などで、水温が低い状況でも安定した給湯能力を発揮します。ガス給湯器と同等か少し高めの価格帯ですが、定期的な灯油の補給が必要であり、灯油タンクの設置スペースも考慮しなければなりません。
これらの給湯器は、設置されている環境(オール電化住宅か、灯油の供給インフラがあるかなど)や、お住まいの地域の気候(寒冷地かどうか)、そして初期費用と毎月の光熱費のどちらを重視するかによって、選択が大きく左右されます。ガス給湯器からこれらのタイプに変更する場合は、配線工事やタンク設置など、より大掛かりな工事が必要になる点も理解しておく必要があります。
給湯器交換の費用シミュレーター
給湯器交換の費用は、給湯器の種類や機能、号数によって大きく変わり複雑です。下記のシミュレーターでは、給湯器の種類(ガス・エコジョーズなど)、機能タイプ、号数を選ぶだけで、工事費と本体価格を含めた費用の目安がわかります。
簡単に費用の目安が掴めるためぜひご利用ください。
給湯器交換の費用は、給湯器の種類や機能、能力(号数や貯湯量)によって大きく変わり複雑です。下記のシミュレーターでは、いくつかの項目を選ぶだけで、工事費と本体価格を含めた費用の目安がわかります。
簡単に費用の目安が掴めるためぜひご利用ください。
平均値
0
万円
最安値
0
万円
最高値
0
万円
費用を抑える方法もあります給湯器本体をネット通販などで購入し、設置工事のみを業者に依頼することで、費用を抑えられる場合があります。ただし、注意点もあります。
※ 設置場所や建物の状況、選択するメーカー・機種、業者によって実際の費用は変動します。
※ 正確な費用は、専門業者に見積もりを依頼してご確認ください。
給湯器の交換費用相場【人気製品別】
ここでは、主要メーカーから発売されているエコジョーズ給湯器の中から、特におすすめの5機種をピックアップし、それぞれの特徴や費用の目安、どういった方に向いているかを紹介します。
省エネ性能はもちろん重要ですが、各メーカーが搭載する独自機能、価格帯、デザインなども比較検討する上で大切なポイントです。ご自身のライフスタイルや設置環境、予算に合う最適な一台を見つけるために、まずは今回ご紹介する人気モデルの価格帯の目安を見ていきましょう。
メーカー/シリーズ | 価格帯(本体+標準工事費) |
---|---|
リンナイ「RUF-Eシリーズ」 | 20万~30万円 |
ノーリツ「GT-Cシリーズ」 | 18万~28万円 |
パロマ「FH-Eシリーズ」 | 15万~25万円 |
パーパス「GX-Hシリーズ」 | 17万~27万円 |
東京ガスブランド | 20万~35万円 |
※価格は機種の機能(号数、オート/フルオート等)や設置状況、販売店によって変動します。
各モデルには、省エネ性や便利な機能、価格帯などにそれぞれ個性があります。具体的には、以下の5つのモデルを取り上げ、その詳細を解説していきます。
- リンナイ「RUF-Eシリーズ」:高い省エネ性と多彩な機能のバランスが良い、家庭用として人気の高いモデルです。
- ノーリツ「GT-Cシリーズ」:エコジョーズの先駆けとして知られ、豊富な品揃えと快適機能が魅力の代表的なモデルです。
- パロマ「FH-Eシリーズ」:コンパクトな設計と費用対効果の高さで、設置スペースや初期費用を重視する方におすすめのモデルです。
- パーパス「GX-Hシリーズ」:お湯が素早く使えるパワフルさと、使いやすいリモコン、静音性に定評のあるモデルです。
- 東京ガスブランド:大手ガス会社の安心感と手厚い購入後のサポート体制が強みで、特に都市ガス利用者にとって有力な選択肢となるモデルです。
1. リンナイ(Rinnai)「RUF-Eシリーズ」
項目 | 内容 |
---|---|
本体価格のみの費用目安 | 13万円~22万円程度 |
標準工事込みの費用目安 | 20万円~30万円程度 |
こんな人におすすめ | ・省エネ性と機能性のバランスを重視する方 ・快適な入浴機能(追いだき・自動湯はり等)を求める方 ・信頼性を重視する方 |
参考URL | https://rinnai.jp/products/waterheater/gas/ruf/e-series/ |
交換費用は、本体価格と標準工事費を合わせて20万円~30万円程度が目安です。
リンナイの「RUF-Eシリーズ」は、家庭用エコジョーズ給湯器の中でも特に人気の高いシリーズです。リンナイ独自の高効率燃焼技術「エコジョーズ燃焼」を搭載し、少ないガス量で効率よくお湯を沸かすことで、ガス代の節約に大きく貢献します。 省エネ性能だけでなく、日常的な使い勝手も考慮されており、快適なバスタイムを支える機能が充実している点も魅力といえるでしょう。
【ポイント】
リンナイ「RUF-Eシリーズ」は、高い省エネ性能と、追いだき・自動湯はりといった便利な機能、そして豊富な設定の自由度をバランス良く備えたモデルです。ガス代を節約しつつ、快適な入浴も実現したい家庭におすすめします。
2. ノーリツ(Noritz)「GT-Cシリーズ」
項目 | 内容 |
---|---|
本体価格のみの費用目安 | 12万円~20万円程度 |
標準工事込みの費用目安 | 18万円~28万円程度 |
こんな人におすすめ | ・豊富な品揃えから最適な機種を選びたい方 ・マイクロバブル入浴などの快適機能を試したい方 ・メーカーの信頼性を重視する方 |
参考URL | https://www.noritz.co.jp/product/kyutou_bath/gas/gasfuro_eco/gasfuro_c72.html |
交換費用は、本体価格と標準工事費を合わせて18万円~28万円程度が目安です。
ノーリツは、エコジョーズの開発にいち早く取り組み、市場をリードしてきたメーカーの一つです。その代表的なモデルである「GT-Cシリーズ」は、長年の技術とノウハウが詰まった信頼性の高いシリーズとして知られています。豊富な品揃えが用意されており、設置環境(戸建て・マンション)、家族構成、求める機能に合わせて最適な一台を選びやすいのが大きな特徴です。
特に、ノーリツ独自の「マイクロバブル入浴」は、微細な泡が体を包み込み、リラックス効果や温浴効果を高めるとして機能として人気があります。また、老舗メーカーとしての信頼と、充実した購入後のサポート体制も魅力的です。
【ポイント】
ノーリツ「GT-Cシリーズ」は、エコジョーズの先駆けとしての信頼性、豊富な品揃え、そしてマイクロバブル入浴などの快適機能が魅力です。設置条件や好みに合わせて細かく選びたい方、充実した機能性を求める方におすすめします。
3. パロマ(Paloma)「FH-Eシリーズ」
項目 | 内容 |
---|---|
本体価格のみの費用目安 | 10万円~18万円程度 |
標準工事込みの費用目安 | 15万円~25万円程度 |
こんな人におすすめ | ・初期費用をできるだけ抑えたい方 ・設置スペースが限られている方 ・シンプルな機能を求める方 |
参考URL | https://www.paloma.co.jp/cgi-bin/productDetail.cgi?rno=278 |
交換費用は、本体価格と標準工事費を合わせて15万円~25万円程度が目安です。
パロマの「FH-Eシリーズ」は、優れた費用対効果とコンパクトな設計が魅力のエコジョーズ給湯器です。FH-Eシリーズは、設置スペースが限られている場合や、初期費用を抑えてエコジョーズを導入したい場合に最適な、費用対効果に優れたモデルです。 シンプルな機能と操作性を持ちながらも、エコジョーズとしての基本的な省エネ性能はしっかりと備わっています。
コンパクトな設計で、マンションのベランダや限られたスペースにも設置しやすく、他の高機能モデルと比較して、求めやすい価格設定になっていることが多いです。
派手な機能はありませんが、給湯器としての基本性能や耐久性には定評があり、「シンプルで使いやすく、価格も手頃なエコジョーズが良い」と考える方々から支持されています。もちろん、オートタイプやフルオートタイプも用意されており、予算や必要に応じて選択可能です。
【ポイント】
パロマ「FH-Eシリーズ」は、初期費用を抑えつつエコジョーズのメリットを享受したい方や、設置スペースが限られている場合に有力な選択肢です。シンプルで堅実な性能を求める方におすすめの、費用対効果に優れたモデルといえるでしょう。
4. パーパス(Purpose)「GX-Hシリーズ」
項目 | 内容 |
---|---|
本体価格のみの費用目安 | 11万円~19万円程度 |
標準工事込みの費用目安 | 17万円~27万円程度 |
こんな人におすすめ | ・お湯がすぐ出る速さを求める方 ・リモコンの使いやすさを重視する方 ・運転音の静かさを気にする方 |
参考URL | https://www.purpose.co.jp/home/waterheater/gx_gn/detail/GX-H2403AW |
交換費用は、本体価格と標準工事費を合わせて17万円~27万円程度が目安です。
パーパスの「GX-Hシリーズ」は、パワフルな給湯能力と使いやすさ、そして静音性に特徴を持つエコジョーズ給湯器です。お湯が素早く使える快適さと、リモコンの分かりやすさ、そして運転音の静かさがパーパスGX-Hシリーズの大きな魅力です。 特に、お湯を出すまでの待ち時間が短い点は、忙しい毎日の中でストレスなくお湯を使いたいというニーズに応えてくれます。
パワフルな瞬間湯沸かしで、キッチンやシャワーで使いたいときにすぐお湯が出ます。コンパクトなモデルもあり、狭小地やマンションのベランダなど、スペースが限られていても選びやすいです。
静音性の高さにも定評があり、設置場所の隣家への配慮が必要な場合や、寝室近くに設置する場合にもおすすめです。
【ポイント】
パーパス「GX-Hシリーズ」は、スピーディーな給湯、分かりやすいリモコン操作、そして静かな運転音を重視する方におすすめです。日々の使い勝手の良さと快適性を求めるなら、ぜひ検討したいモデルです。
5. 東京ガスブランド(TG)「エコジョーズ給湯器」
項目 | 内容 |
---|---|
本体価格のみの費用目安 | 13万円~25万円程度 |
標準工事込みの費用目安 | 20万円~35万円程度 |
こんな人におすすめ | ・東京ガス供給エリアにお住まいの方 ・設置から購入後のサポートまで一貫した安心感を求める方 ・ガス会社独自のキャンペーンを利用したい方 |
参考URL | https://home.tokyo-gas.co.jp/housing/eco_equipment/hot_water/index.html |
交換費用は、本体価格と標準工事費を合わせて20万円~35万円程度が目安です(キャンペーン適用前の価格)。
東京ガスブランドのエコジョーズ給湯器は、特定のメーカー製品というより、東京ガスが自社ブランドとして提供・推奨しているエコジョーズ給湯器群を指します(リンナイ製やノーリツ製などが基になっていることが多いです)。東京ガスブランドのエコジョーズは、製品そのものだけでなく、大手ガス会社ならではの手厚い購入後のサポートと長期的な安心感を重視する方におすすめです。 東京ガスの供給エリアに住んでいることが前提です。
設置工事から修理、定期的な点検まで、地域のライフバルなどを通じて東京ガスが一貫して対応してもらえるところが最大のメリットです。ガスと電気のセット契約割引や、時期によって実施される独自の購入キャンペーンなどを利用できることもあります。
給湯器の選定から工事、購入後の対応まで、身近な東京ガスの窓口(ライフバル等)やコールセンターで気軽に相談や依頼ができるため、はじめての給湯器交換を検討中の方にもピッタリな製品です。
【ポイント】
東京ガスブランドのエコジョーズは、製品の性能に加えて、設置後の長期的な購入後のサポート体制や、大手ガス会社との直接契約による安心感を最優先したい東京ガスエリアのユーザーにとって、非常に有力な選択肢です。
給湯器の交換費用相場【料金事例付き口コミ】







給湯器交換の費用を安く抑える!実践的な6つの方法
給湯器の交換にはまとまった費用がかかるため、「少しでも安く抑えたい」と考えるのは自然なことです。幸い、いくつかのポイントを押さえることで、交換費用を賢く節約できる可能性があります。無駄な出費を避け、納得のいく価格で交換を実現するために、ぜひ知っておきたい方法があります。ここからでは、費用を安く抑えるための具体的な方法として、
- 補助金・助成金制度を漏れなく活用する
- 給湯器の号数を適切に見直す
- フルオート機能をオートタイプに変更する
- 本体購入と設置工事のセット割引やキャンペーンを利用する
- 中間マージンが少ない給湯器専門業者を選ぶ
- 複数の業者から相見積もりを取り徹底比較する
という6つの方法について解説します。これらの方法を組み合わせることで、ご自身の状況に合った最適な節約策が見つかるかもしれません。
方法1:補助金・助成金制度を漏れなく活用する
給湯器の交換、特に省エネ性能の高い機種への交換には、国や地方自治体が補助金・助成金制度を設けている場合があります。これらの制度をうまく活用できれば、交換費用の一部が補助され、実質的な負担額を軽減することができます。 対象となる給湯器の種類や性能、補助額、申請期間などは制度によって異なるため、ご自身の交換プランに合致するものがないか、積極的に情報収集することが重要です。
以下のような省エネ性能の高い給湯器の交換は補助金の対象となる傾向があります。
- エコキュート(高効率なもの): 省エネ基準を満たす機種。
- ハイブリッド給湯器: ガスと電気ヒートポンプを組み合わせた機種。
- エコジョーズ: 高効率なガス給湯器(※制度により対象となるか要確認)。
国の補助金制度は、予算が限られており、申請期間内でも上限に達し次第受付終了となることが一般的です。 最新の情報を常に確認し、対象となる場合は早めに申請手続きを進めることが肝心です。(※注意:補助金制度の有無、対象機器、補助額、申請期間などの正確な情報は、必ず経済産業省や環境省、関連するキャンペーンの公式サイト等で最新の公式発表をご確認ください。)
国とは別に、お住まいの都道府県や市区町村が独自に給湯器交換に関する補助金制度を設けているケースも少なくありません。
- 自治体独自の補助金: 省エネ推進、子育て支援、高齢者福祉などの観点から実施されている場合があります。
- 情報収集の方法: お住まいの自治体のホームページ(「環境課」「住宅課」などの部署をチェック)や広報誌を確認する、役所の担当窓口に問い合わせる、といった方法があります。「〇〇市(お住まいの自治体名) 給湯器 補助金」などのキーワードでインターネット検索するのも有効です。
補助金制度を利用する際は、対象となる機種の型番や性能要件、契約日や工事完了日の期間指定、必要な申請書類(見積書、領収書、性能証明書など)、申請方法(オンライン申請、郵送など)といった条件を細かく確認し、不備なく期限内に手続きを行う必要があります。不明な点は、制度の問い合わせ窓口や、補助金申請に詳しい交換業者に相談してみましょう。
方法2:給湯器の号数を適切に見直す(必要以上に大きくしない)
給湯器の交換費用を抑えるための基本的な考え方として、ご自身の家庭に本当に必要な能力(号数)の給湯器を選ぶという点があります。前章で解説した通り、給湯器は号数が大きいほど本体価格が高くなる傾向にあります。もし、現在使用している給湯器が必要以上に大きい(オーバースペック)と感じているなら、交換を機に号数を小さくする(サイズダウン)ことを検討してみましょう。
例えば、以前は4人家族だったけれど子供が独立して夫婦二人暮らしになった、といったケースでは、24号から20号へサイズダウンしても十分快適にお湯を使える可能性があります。号数を下げることで、給湯器本体の購入費用を数万円単位で節約できる場合があります。号数を見直す際の判断ポイントを整理してみましょう。
- 現在の家族構成: 現在の人数と将来的な変動を考慮する。
- お湯の同時使用頻度: 複数の場所で同時にお湯を使う頻度と、その際の不便さ。
- 現在の号数での満足度: 今の号数で湯量が足りないか、十分すぎるか。
- 季節による湯量の変化: 特に冬場でも十分な湯量・温度か。
ただし、安易に号数を下げすぎると、逆にお湯が足りなくなって不便を感じたり、お湯を沸かすために給湯器が頻繁に稼働してエネルギー効率が悪くなったりする可能性もあります。 現在の使用状況をよく振り返り、本当に必要な号数を見極めることが大切です。迷った場合は、業者に相談してアドバイスをもらうのも良いでしょう。
方法3:フルオート機能をオートタイプに変更する(機能と価格のバランス)
給湯器の機能も価格を左右する大きな要素です。特に、お風呂に関する機能で「オート」と「フルオート」のどちらを選ぶかは、費用に影響します。一般的に、フルオートタイプはオートタイプよりも機能が充実している分、本体価格が2万円~5万円程度高くなります。 もし現在フルオートタイプを使っていても、その全ての機能が必要不可欠でなければ、交換を機にオートタイプへ変更することで費用を節約できます。
オートタイプとフルオートタイプの主な機能の違いを確認してみましょう。
機能 | オートタイプ | フルオートタイプ | 備考 |
---|---|---|---|
自動お湯はり | ⚪︎ | ⚪︎ | 設定した湯量・温度まで自動でお湯はり |
自動追い焚き | ⚪︎ | ⚪︎ | お湯が冷めたら自動で追い焚き |
自動保温 | ⚪︎ | ⚪︎ | 設定温度を保つように自動で保温 |
自動足し湯 | × | ⚪︎ | お湯が減ったら自動で足し湯 |
配管自動洗浄 | × | ⚪︎ | 追い焚き配管内を自動で洗浄 |
入浴検知 | × | (一部機種) | 人が入浴したことを検知して沸き上げ調整 |
フルオートの「自動足し湯」や「配管自動洗浄」は確かに便利な機能ですが、これらの機能がなくても困らない、あるいは手動での足し湯や市販の洗浄剤での配管掃除で十分だと考えるなら、オートタイプを選ぶことで初期費用を抑えられます。ご自身の入浴スタイルや、どこまでの便利さを求めるかを考え、機能と価格のバランスで判断することが大切です。 追い焚き機能自体が不要であれば、さらに価格の安い「給湯専用」タイプを選ぶという選択肢もあります。
方法4:本体購入と設置工事のセット割引やキャンペーンを利用する
給湯器交換業者の中には、特定の機種の本体価格と標準的な設置工事費をセットにして、お得な「パック料金」や「セット割引」として提供している場合があります。また、季節ごと(例:夏場の閑散期)や決算期などに、期間限定の割引キャンペーンを行うこともあります。これらの割引やキャンペーンをうまく利用することも、交換費用を抑える有効な手段の一つです。
方法5:中間マージンが少ない給湯器専門業者を選ぶ
給湯器交換をどこに依頼するかによっても、費用が変わってくることがあります。給湯器交換を依頼できる業者は、主に給湯器専門業者、ガス会社、給湯器メーカー、ホームセンター、家電量販店、リフォーム会社です。それぞれの業態によって、給湯器本体の仕入れ価格、工事を自社で行うか下請けに依頼するか、広告宣伝費などの経費構造が異なるため、同じ製品・同じ工事内容でも見積もり金額に差が出ることがあります。
一般的に、価格にどのような影響があるか、業者の種類別に傾向を見てみましょう。
- 給湯器専門業者: 大量仕入れや自社施工で中間マージンが少なく、比較的安価な傾向。価格競争力あり。
- ガス会社: 安心感はあるが、下請け委託やブランド維持費で価格は比較的高めな傾向。
- 給湯器メーカー: 製品知識は豊富だが、値引きが少なく価格は高めな傾向。工事は下請け。
- ホームセンター等: 手軽だが、下請け・孫請け構造で中間マージンが多く、価格は割高な傾向。専門性も低い場合がある。
一般的に、ガス会社やメーカー、大手リフォーム会社などに依頼するよりも、地域密着型やインターネット集客型の「給湯器専門業者」に直接依頼する方が、費用を安く抑えられる可能性が高いです。その主な理由は、中間マージンの有無と経費構造の違いにあります。具体的には以下の点が挙げられます。
- 中間マージンの削減: 専門業者の多くは自社職人や専属業者で工事を行うため、下請け構造による中間マージンが発生しにくい。
- 大量仕入れによるコストダウン: 給湯器に特化しているため、メーカーから安く仕入れられる場合がある。
- 経費の抑制: 大規模な店舗を持たず、ネット中心の集客で経費を抑え、価格に還元している場合がある。
方法6:複数の業者から相見積もりを取り徹底比較する
給湯器交換の費用を適正な価格で抑えるために、最も重要かつ効果的な方法が、複数の業者から見積もり(相見積もり)を取って比較検討することです。 1社だけの見積もりでは、提示された金額が高いのか安いのか、工事内容が適切なのかを客観的に判断することが困難です。
できれば最低でも3社程度の業者から見積もりを取り、それぞれの内容をじっくり比較することで、ご自身の希望や予算に最も合った業者を見つけやすくなります。相見積もりを取って比較する際には、単に総額の安さだけを見るのではなく、以下のポイントに注目しましょう。
- 見積もりの詳細度と明確さ: 「一式」ではなく、内訳(本体、リモコン、基本工事費、追加工事費、諸経費など)が具体的か。
- 基本工事費に含まれる作業範囲: 撤去・処分費、配管接続費などが含まれているか。業者間で範囲が異なる可能性。
- 追加料金の可能性と説明: 追加料金が発生する可能性やその内容・金額について、事前に説明があるか。
- 提案されている機種の型番: 希望通りか、適切な機種か。型番まで正確か。
- 保証内容(特に工事保証): 工事保証の期間(最低1~3年、できれば5年以上)と保証範囲は十分か。
- 業者の対応と信頼性: 対応の速さ、丁寧さ、質問への回答の的確さなども比較ポイント。
相見積もりは、単に価格を比較するだけでなく、各社の提案内容、技術力、信頼性、保証体制などを総合的に見極めるための重要なプロセスです。 手間はかかりますが、このひと手間をかけることで、納得のいく業者選びができ、結果的に費用面でもメリットが得られることが多くあります。ミツモアのようなプラットフォームを活用すれば、相見積もりを取る手間も軽減できます。
給湯器交換の費用は何で変わる?価格を左右する4つの重要ポイント
給湯器の交換費用は、様々な要因によって変動します。「なぜ見積もり金額に差が出るの?」「我が家の場合はいくらくらいが適正なの?」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。費用が決まる仕組みを理解しておけば、見積もり内容を正しく比較検討でき、納得のいく交換に繋がります。ここからは、給湯器交換の価格を左右する主な要因として、
という4つのポイントについて詳しく解説していきます。これらの要素がどのように費用に影響するのかを知ることで、ご自身の状況に合った給湯器選びや業者選びのヒントが見つかるはずです。
ポイント1:給湯器本体の「種類」と「機能」の違い
給湯器交換費用の中で、最も大きな割合を占めるのが「給湯器本体の価格」です。そして、その本体価格を大きく左右するのが、どの「種類」の給湯器を選ぶか、そしてどのような「機能」が搭載されているか、という点です。
給湯器の主な種類(ガス/エコジョーズ/電気/石油)と価格帯の違い
エネルギー源によって主にガス(従来型、エコジョーズ)、電気(エコキュート、電気温水器)、石油(灯油ボイラー)に分けられます。それぞれの特徴と価格帯には以下のような傾向があります。
- ガス給湯器(従来型): 最も普及しており製品も豊富。比較的安価。
- エコジョーズ: 省エネ性が高いが、本体価格は従来型より高め。ガス代節約効果が期待できる。
- エコキュート: 光熱費は安い傾向だが、初期費用(本体+工事費)は最も高額。
- 電気温水器: エコキュートより初期費用は安いが、光熱費は高め。
- 石油給湯器: パワフル。本体価格はガスと同等か少し高め。燃料補給が必要。
給湯器の主な機能(給湯専用/オート/フルオート)と価格差
主に「給湯専用」「オート」「フルオート」の3タイプがあり、機能が充実するほど本体価格は高くなります。
- 給湯専用: お湯を出すだけのシンプル機能。最も安価。
- オート: 自動お湯はり、追い焚き、保温機能付き。標準的タイプ。
- フルオート: オート機能に加え、自動足し湯、配管自動洗浄など。最も高機能で高価。
省エネ性能や暖房機能の有無も価格に影響
給湯器の種類と機能の組み合わせによって、本体価格は大きく変動します。 例えば、同じガス給湯器でも、給湯専用のシンプルなものと、フルオート機能付きのエコジョーズとでは、10万円以上の価格差が出ることも珍しくありません。さらに、床暖房などの暖房機能が付いている「温水暖房熱源機」は、さらに高価になります。ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、必要な機能を見極めることが重要です。
ポイント2:給湯能力を示す「号数」の違いと選び方
給湯器の「号数」とは、その給湯器がどれくらいの能力でお湯を作れるかを示す指標です。具体的には「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出すことができるか」を表しています。例えば、24号の給湯器なら、1分間に24リットルのお湯を供給できる計算になります。この号数が大きいほど一度にたくさんのお湯を使え、シャワーとキッチンで同時にお湯を使っても湯量が安定しますが、その分、本体価格は高くなる傾向があります。
現在、家庭用として主に流通しているのは16号、20号、24号の3タイプです。それぞれの号数がどのような家族構成やライフスタイルに適しているか、目安を確認してみましょう。
- 16号: 主に1人~2人暮らし向け。お湯を同時に使うことが少ない場合に適しています。本体価格が最も安価です。
- 20号: 主に2人~3人暮らし向け。キッチンとシャワーなど、2か所で同時にお湯を使う可能性がある場合に適した、最も標準的なサイズです。
- 24号: 主に4人以上の家族や二世帯住宅向け。複数の場所で同時にお湯を使うことが多い、あるいは冬場でもパワフルなシャワーを使いたい場合に適しています。本体価格は最も高くなります。
今より号数を変更する場合の費用と注意点
現在お使いの給湯器の号数で特に不便を感じていないのであれば、基本的には同じ号数の給湯器に交換するのが一般的です。 もし、お湯の量が足りないと感じる場合はサイズアップを、逆に使用量が減った場合はサイズダウンを検討します。サイズダウンは本体価格や光熱費を抑えられる可能性があります。ただし、号数を変更する場合は注意点もあります。特に号数を大きくする場合、ガスメーターの容量が足りているか、配管の太さは適切かなどを確認する必要があります。場合によっては、ガスメーターの交換や配管工事が必要となり、別途料金が発生することもありますので、業者によく相談しましょう。
ポイント3:設置場所と設置タイプ(壁掛け/据置/PS設置など)による工事費の違い
給湯器本体の価格だけでなく、「どこに」「どのように」設置されているかによっても交換工事の内容や難易度、必要な部材が変わり、工事費用に影響が出ます。特に、戸建てとマンションでは設置タイプが異なることが多く、マンションの場合は規約によって設置できる給湯器の種類や工事方法が制限される場合もあるため注意が必要です。
主な設置タイプとその特徴、費用への影響について見ていきましょう。
- 屋外壁掛けタイプ: 戸建てで最も一般的。外壁に設置。比較的、標準的な工事費で済むことが多い。
- 屋外据置タイプ: 戸建ての地面などに設置。配管の取り回しなどで費用が壁掛けと異なる場合がある。
- PS(パイプスペース/シャフト)設置タイプ: マンションに多い。玄関横などの専用スペースに設置。
マンションのPS設置タイプは、既存の給湯器と同じタイプ、同じサイズの製品にしか交換できない場合がほとんどです。 また、PS内での作業はスペースが限られるため、壁掛けや据置タイプに比べて工事費がやや高くなる傾向があります。特に、排気筒を延長するタイプは、専用の部材費や工事の手間がかかるため、費用が高額になります。ご自宅の給湯器がどのタイプで設置されているかを確認し、見積もり時には設置状況を正確に伝えることが重要です。
ポイント4:既存の設置状況と追加工事の必要性(配管交換、排気筒工事など)
給湯器交換の総費用を見積もる上で、意外な落とし穴となりやすいのが「追加工事」の発生です。これは、新しい給湯器を設置する際に、標準的な交換作業だけでは対応できず、別途必要となる工事のことです。追加工事が必要になるかどうかは、現在設置されている給湯器や配管の状態、設置環境によって大きく左右されます。
どのような場合に追加工事が発生しやすいのか、具体的なケースを知っておくことで、見積もり時の確認漏れや予期せぬ料金発生を防ぐことができます。以下に代表的な追加工事の例を挙げます。
- 配管の劣化・交換: 給水管、給湯管、追い焚き配管などの劣化(サビ、腐食、水漏れ)で交換が必要な場合。
- 給湯器の移設・種類変更: 設置場所の移動(配管延長が必要)、異なる種類への交換(大幅な工事が必要)。
- 排気に関する工事: 排気筒の交換・延長、特殊な排気カバーの設置など。
- ガス・電気に関する工事: 号数変更に伴うガスメーター容量変更、電気給湯器用の専用回路増設など。
- その他: 設置場所の補修(壁、基礎)、特殊な作業環境(高所、狭所)での作業費。
これらの追加工事が必要かどうかを正確に判断するためには、専門業者による現地調査が非常に重要です。 経験豊富な業者であれば、設置状況を細かく確認し、追加工事が必要になる可能性やその費用について、事前に説明してくれるはずです。見積もりを受け取ったら、どこまでの工事が含まれているのか、追加料金が発生する可能性があるのかをしっかり確認しましょう。
給湯器の交換か修理か?迷ったときの判断基準と費用比較
給湯器の修理と交換で迷ったときに、ご自身の状況に合わせて最適な判断ができるよう、「判断基準」と「修理費用」の2つの大きなポイントに絞って分かりやすく解説します。
ご自宅の給湯器の状態と照らし合わせながら、後悔しない選択をするための参考にしてください。
修理?交換? 給湯器の状態を見極める判断基準
修理か交換かを決めるためには、まず給湯器の「状態」を正確に把握することが重要です。以下の点を順に確認していきましょう。
- 使用年数が8~10年以上か
- お湯が出ない、設定した温度と大きく違う等の異常があるか
- 運転中にガス臭や物が焦げるような臭いがするか
- 配管からの水漏れ、変形やひどい腐食がみられるか
使用年数が8年を超える場合や、上記のような劣化症状がみられる場合は交換するべきタイミングがきたとお考え下さい。
比較的新しい給湯器で、部品の劣化もそれほど進んでいない場合は、修理によって十分に回復する可能性ありますが、深刻な症状が出ている場合や、修理に高額な費用がかかる場合は、交換も選択肢に入れる必要があります。
【ポイント】「使用年数」 と「故障のサイン」をもとに、交換か修理対応の判断をしましょう。
修理する場合の費用と交換する場合との比較
故障の内容によって費用は大きく変わりますが、一般的な修理費用の目安は以下の通りです。
- リモコンの不具合(交換など): 約15,000円 ~ 40,000円
- 水漏れ(パッキン交換など軽微な修理): 約8,000円 ~ 20,000円
- 点火不良(点火装置やセンサーの交換など): 約15,000円 ~ 30,000円
- ファンモーターの不具合(交換): 約25,000円 ~ 50,000円
- 電装基盤(電子回路の基板)の不具合(交換): 約30,000円 ~ 60,000円 (※給湯器の制御に関わる重要部品のため、費用が高額になる傾向があります)。
費用はあくまで目安であり、複数の部品交換が必要な場合や、作業が複雑になる場合は、さらに高額になります。
修理の見積もり額が高額になる場合、「新しい給湯器の本体価格+設置工事費」と慎重に比較検討することが非常に重要です。 特に設置から年数が経っている給湯器の場合、高額な費用をかけて修理しても、すぐに別の箇所が故障するリスクを考えると、新品に交換した方が長期的に見てお得になる可能性があります。
給湯器を「交換」する際の見積もりに含まれることがある「配管工事」や「排気筒の延長工事」などは、給湯器本体の「故障修理」とは異なる「設置工事」の費用区分です。修理の見積もりと比較する際は、この点を混同しないように注意しましょう。
【ポイント】修理費用は「部品代+技術料+出張費」で構成され、故障箇所によって大きく変動します。必ず事前に見積もりを取り、修理費用が新品交換費用(本体+工事費)に比べて妥当かを比較検討することが重要です。
【最重要】失敗しない!信頼できる優良な交換業者の選び方5選
給湯器交換の依頼先が決まっても、次に重要になるのが「どの業者に依頼するか」という具体的な業者選びです。実は、給湯器交換が成功するかどうかは、この業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。 なぜなら、価格はもちろんのこと、工事の品質、安全性、そして交換後の対応まで、すべては依頼する業者によって大きく左右されるからです。
価格の安さや知名度だけで安易に決めてしまうと、後々トラブルに見舞われる可能性もあります。後悔しないためには、複数の視点から業者を慎重に見極めることが不可欠です。ここからは、信頼できる優良な交換業者を選ぶために、必ずチェックしておきたい5つの重要なポイントを解説します。
これらのポイントを一つひとつ確認していくことで、安心して任せられる業者を見つけることができるでしょう。
見極め方1:必要な資格(ガス機器設置スペシャリスト等)を保有しているか?
給湯器の設置工事、特にガス給湯器の設置には、ガス漏れや不完全燃焼といった重大な事故を防ぐために、専門的な知識と技術が不可欠であり、法律で定められた有資格者による施工が義務付けられています。 信頼できる業者かどうかを見極める最初のステップとして、必要な資格をきちんと保有しているかを確認しましょう。
給湯器交換に関連する主な資格には、以下のようなものがあります。業者を選ぶ際には、これらの資格を持つスタッフが在籍しているか、実際に工事を担当するのかを確認することが重要です。
- ガス機器設置スペシャリスト(GSS): ガス機器設置の高度な知識・技能認証。信頼性の目安。
- 液化石油ガス設備士: LPガス設備の工事に必要な国家資格。LPガス給湯器設置に必須。
- ガス消費機器設置工事監督者: 特定ガス消費機器設置工事の監督資格。
- 給水装置工事主任技術者: 水道管工事に必要な国家資格。配管接続に関わる。
- 第二種電気工事士: 電気配線工事に必要な国家資格。
これらの資格情報は、優良な業者であれば、会社のウェブサイトやパンフレット、担当者の名刺などに記載されていることが多いです。もし記載が見当たらない場合は、見積もり依頼時や問い合わせ時に直接確認してみましょう。資格情報の開示を渋ったり、曖昧な回答しか得られなかったりする業者は避けるべきです。無資格者による工事は違法であるだけでなく、施工不良による事故のリスクが非常に高く、万が一事故が起きても保険が適用されない可能性もあります。 安全で確実な工事のためにも、資格の有無は必ず確認してください。
見極め方2:施工実績が豊富で、具体的な事例や良い口コミが確認できるか?
資格と並んで重要なのが、その業者が給湯器交換に関する豊富な施工実績を持っているかどうかです。実績が多いということは、それだけ多くの現場を経験しており、様々な設置状況に対応できる技術力やノウハウを持っている可能性が高いと言えます。また、予期せぬトラブルが発生した場合でも、経験に基づいて適切に対処してくれる期待が持てます。
施工実績を確認する方法としては、以下のようなものがあります。
- 業者のウェブサイト: 「施工事例」「お客様の声」ページで、写真付きの具体的な工事例を確認する。
- 業歴(営業年数): 長く営業しているかは信頼性の一つの目安。
- 年間施工件数: 公表されていれば、経験豊富さの参考になる。
さらに、実際にその業者を利用した人の客観的な評価である「口コミ」や「評判」を調べることも非常に有効です。
- 口コミサイト・比較サイト: ミツモア、Googleマップなどで業者名を検索。
- SNS: X(旧Twitter)などでリアルな感想を探す。
- 確認のポイント: 良い口コミだけでなく悪い口コミの内容も確認。具体的な工事内容や担当者の対応について書かれた、リアリティのある口コミを参考にしましょう。評価の偏りや抽象的な表現には注意。
施工実績が豊富で、かつ良い口コミが多い業者は、信頼できる可能性が高いと言えます。ただし、口コミはあくまで個人の感想であるため、鵜呑みにせず、他の情報(資格、見積もり、対応など)と合わせて総合的に判断することが大切です。
見極め方3:見積もりの内訳が詳細で、追加料金の説明があるか?
見積書は、業者との契約内容を明確にするための非常に重要な書類です。信頼できる業者の見積書は、何にいくらかかるのかが素人にも分かりやすく、詳細に記載されています。 逆に、内容が不明瞭な見積もりは、後々のトラブルの原因になりかねません。
見積もりを比較検討する際には、以下の点がしっかり記載されているかを確認しましょう。
- 基本情報: 会社名、連絡先、見積もり作成日、有効期限、工事場所。
- 製品情報: 給湯器・リモコンのメーカー名、型番、価格。
- 工事費用:
- 基本工事費(標準工事費): 具体的な作業内容の内訳(撤去、設置、接続、点検等)。
- 追加工事費: 必要な場合の工事内容と費用の内訳。
- 部材費: 本体以外の配管、部品、保温材など。
- 諸経費: 処分費、出張費、駐車場代など。
- 合計金額: 消費税込みの総額。
特に注意すべきなのは、「工事費一式」といった曖昧な表記です。 必ず詳細な内訳を記載してもらいましょう。また、信頼できる業者は、現地調査などを通じて追加料金が発生する可能性を把握した場合、そのリスクと概算費用について、見積もり提示時に正直に説明してくれるはずです。 見積もりに関して不明な点や疑問点があれば、遠慮なく質問し、担当者がそれに丁寧に、かつ明確に答えてくれるかどうかも、業者を見極める上で重要なポイントです。
見極め方4:工事保証・製品保証の内容と期間が明確で十分か?
給湯器は長期間使用する設備であり、万が一の故障や不具合に備えて、保証内容は非常に重要です。保証には、主に給湯器本体に対する「メーカー保証」と、設置工事に対して業者が提供する「工事保証」の2種類があります。 業者を選ぶ際には、これらの保証内容と期間が明確で、かつ十分なものであるかを確認する必要があります。
それぞれの保証について、チェックすべきポイントを見てみましょう。
- メーカー保証:
- 期間: 通常1年~3年程度(機種・メーカーによる)。
- 内容: 製品自体の初期不良や通常使用での故障が対象。
- 延長保証: 有料・無料で期間延長できる制度がある場合も。
- 工事保証:
- 期間: 業者により大きく異なる。最低1~3年、長いと5~10年。期間が短い、または無い業者は避けるべき。
- 内容: 設置工事が原因の不具合(水漏れ等)が対象。保証範囲を確認。
- 保証書の有無: 保証書が発行されるか、連絡先や対応フローが明確かを確認。
特に重要なのが「工事保証」です。 信頼できる業者は、自社の工事品質に自信を持っているため、充実した工事保証を提供していることが多いです。見積もり比較の際には、保証期間の長さだけでなく、保証範囲や万が一の際の対応体制についても確認しましょう。 一般的に、極端に価格が安い業者は、この保証内容が不十分であるケースが見受けられます。
見極め方5:問い合わせへの対応が迅速・丁寧で、質問に的確に答えてくれるか?
見積もり依頼や問い合わせをした際の業者の対応は、その会社の姿勢や顧客に対する考え方、そして実際に工事を依頼した後のコミュニケーションの質を判断するための重要な手がかりです。工事内容や費用も大切ですが、気持ちよく、そして安心して交換を任せられるかどうかは、担当者の対応にかかっている部分も大きいと言えます。
契約前のやり取りの中で、以下のような点をチェックしてみましょう。
- レスポンスの速さ: 問い合わせへの返信が常識的な範囲で迅速か。
- 言葉遣いや態度: 高圧的でなく、丁寧で分かりやすい説明を心がけているか。
- 質問への回答: 疑問にごまかさず、的確かつ正直に答えてくれるか。メリット・デメリットを説明してくれるか。
- 提案力: プロの視点から、より良い機種や工事方法、代替案などを提案してくれるか。
- 強引な営業: 契約を急かしたり、不要なオプションをしつこく勧めたりしないか。
これらの対応の一つひとつが、その業者の信頼性を測るバロメーターです。 複数の業者とやり取りをする中で、「この担当者なら安心して任せられそう」「親身になって相談に乗ってくれる」と感じられる業者を選ぶことが、最終的な満足度に繋がります。
給湯器交換の見積もりならミツモア!相見積もりを取って比較検討しよう
これまでの解説で、給湯器交換の費用相場や注意点、そして信頼できる業者選びの重要性についてご理解いただけたかと思います。特に、複数の業者から見積もりを取って比較検討する「相見積もり」は、適正価格で質の高い工事を実現するために欠かせないステップです。しかし、「複数の業者を探して、それぞれに問い合わせるのは大変そう…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時におすすめなのが、ミツモアを使った相見積もりです。ミツモアを利用すれば、簡単な手順で、お近くの優良な給湯器交換業者から最大5件の見積もりを無料で受け取ることができます。
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料金・口コミ評判を比較して選べる
見積もりの料金を比べられるのはもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価も確認できます。
口コミからはサービスの質や人柄などがうかがえることが多く、金額以外の判断材料も得られるので安心です。
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