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洗濯機の運び方|事前準備と引越し時の運び方の注意点を解説!

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最終更新日: 2023年11月28日

洗濯機にはホースやコンセントがあり、引越し時の運び方に迷いますよね。運び方を間違えると故障の原因になるだけでなく、自分が怪我をしてしまいます。

この記事では、洗濯機を運ぶ際の準備や自力で運ぶ方法、注意点について詳しく紹介します。

洗濯機を運ぶ前にやるべき準備4つ

洗濯機を運ぶ前の準備
洗濯機を運ぶ前の準備

洗濯機はホースやコンセントが付いているので、運ぶ前に準備が必要です。水抜きやホースの着脱、コードをまとめることで破損や故障を防ぐことができます。

また洗濯機を運ぶことだけに集中できるのもメリットです。洗濯機を運ぶのは簡単な作業ではないので、できるだけ洗濯機を運ぶことだけに集中しましょう。ここでは洗濯機を運ぶ前に必要な準備を、具体的に紹介していきます。

① 洗濯機の水抜きをしよう

洗濯機は常に水が溜まった状態なので、運ぶ前に水抜きをしなければなりません。水抜きをしないと、故障の原因になります。また水を抜かないことで、洗濯機本体が重くなるデメリットがあります。

水抜きする際は、下記のものを準備してから作業を開始しましょう。

<洗濯機の水抜きに必要なもの>

  • 洗面器
  • タオル
  • 養生テープ
  • ビニール袋
  • 取り扱い説明書

【縦型洗濯機の水抜き】

水抜きは「給水ホース→排水ホース」の順番で行います。

給水ホースの水抜き
  1. 洗濯槽を空にする
  2. 水道栓を閉じて洗濯機の電源を入れる
  3. 洗濯機の蓋を閉め、スタートボタンを押す ※水抜きのために回すコースや時間はメーカーにより異なるため、取扱説明書を確認する
  4. 所定の時間稼働させたら、運転を停止する
洗濯機内と排水ホースの水抜き
  1. 洗濯機の電源を入れ、脱水コースを選ぶ
  2. 洗濯時間は、最も短いコースで問題なし
  3. 洗濯が完了したら蓋を開ける
  4. 洗濯槽内の水分をタオルで拭き取る
  5. 洗剤ケースが付いている場合は洗剤を拭き取る

【ドラム式洗濯機の水抜き】

ドラム式洗濯機は、他の洗濯機と比べて簡単に水抜きができます。

ドラム式洗濯機の水抜き
  1. 洗濯機内のフィルターを探す
  2. フィルターのつまみを緩める
  3. 排水をする
  4. 排水を確認したら、水をふき取り元に戻す

② 給水ホースと排水ホースを取り外そう

排水が完了したら、給水ホースと排水ホースを取り外します。どちらもホースの外し方が異なるため、別々に紹介していきます。

外したホースは、洗濯機を運ぶ際に邪魔になるので、テープや結束バンドでまとめておきましょう。また電源コードの抜き忘れに注意してください。

給水ホースの取り外し方
  1. 給水栓とホースをつなぐバンドや口金を外す
  2. ホースの中に水が残っているので、タオルをあてる
  3. 給水栓についている接続用の口金を外す
  4. 外した口金やバンドはなくさないように保管する

給水ホースを取り外したら、洗濯機を傾けます。洗濯機内に残る水を排水ホースへ流すことが目的です。ただドラム式洗濯機は傾けたり、横にしたりすると故障の原因になるため、傾けないようにしましょう。

排水ホースの取り外し方
  1. 洗面器かタオルを用意する
  2. 排水口から排水用ホースを外す
  3. ホースの中に水が残っているので、洗面器に入れるかタオルをあてる
  4. 排水ホースの水を出したら、ホースをまとめる

排水用ホースは、ホース内に水が残りやすいです。残った水がこぼれださないように注意して、排水ホースを外した後はよく水切りをしましょう。

③ 取り外した洗濯機のコードをまとめよう

コンセントから外したコードは、テープやヒモでまとめましょう。コードをまとめないと、洗濯機を運ぶ際に絡まったり、ドアに挟んでコードが断線したりするので危険です。事前にコードをまとめておくことで、洗濯機を運ぶ際に邪魔になりません。

また排水ホースや給水ホースもまとめておくのがおすすめです。ホース類はまとめると洗濯機のなかに入れられるので、水抜きが終わったタイミングで収納するのが良いでしょう。

④ 洗濯機の運搬・設置に必要な道具を揃えよう

必要な道具を事前に揃えておくことで、スムーズに作業をすることができます。

【洗濯機を運ぶために必要なもの】

洗濯機を運ぶ際は以下のものを用意してください。

道具 用途
毛布(厚手の布類) 運搬中に洗濯機をぶつけてしまった際、衝撃から守る。
養生シート 運搬時に家の壁や床を傷から守る。
ロープ ロープで持ち手をつくり洗濯機に固定することで、重さや運搬時に落とすリスクを軽減する。

【洗濯機を設置するために必要なもの】

洗濯機を設置するには、以下の部品が必要です。

設置に必要なもの 詳細
  • 防水パン

洗濯機置き場 防水パン

洗濯機から水漏れがあった際に、床への漏水を防ぐための部品
  • エルボ

洗濯機 排水エルボ

排水口と排水ホースをつなぐためのL字型の部品

以上の部品は備え付けられている住居もありますが、なければ自分で用意する必要があります。

もし備え付けの部品があってもサイズや種類が合わなければ、オーナーや管理会社に相談してください。自分で用意する場合は、ホームセンターで購入できます。

⑤新しく設置する場所と搬入経路を確認する

洗濯機を運ぶ際は、事前に新居の搬入経路や設置場所を確認する必要があります。なぜなら洗濯機が大きくて設置できなかったり、新居の入口が狭くて搬入できなかったりと、トラブルが発生する可能性が高いからです。

搬入や設置ができなければ、新しい洗濯機を購入しなければなりません。引越し先が決まった時点で、設置場所の確認をするのがおすすめです。もし洗濯機以外の、家具や家電も自分で運ぶなら事前に寸法や搬入経路を確認しておきましょう。

確認すること①:搬入経路

玄関の通路や廊下、脱衣所の入り口の幅を測り、洗濯機が通過できるかチェックします。ドラム式洗濯機は大きいので、玄関から搬入できずクレーンを使用した搬入になる可能性があります。

確認すること②:蛇口の種類

蛇口の種類を確認してください。給水ホースを取り付ける蛇口の形状には種類があり、種類が合わずに取り付けられない可能性があります。事前に確認して形状が合わない場合は、給水ホースに合う部品を調達しなければなりません。

蛇口の種類が違った場合は、ホームセンターで購入することができます。

洗濯機を自力で運ぶ方法

洗濯機の自力での運び方
洗濯機を自分で運ぶ方法

洗濯機の運搬方法は2つあります。1人で運ぶ場合と2人で運ぶ場合など、それぞれ運び方にも違いがあります。

1つ目は家族や友人と協力して自分たちで運ぶ方法です。この方法のメリットは、引越し費用を抑えられることと、自分の都合に合わせて運び出せることです。しかし、引越しのプロではないため時間がかかる可能性や、1人では運び出せないこともあります。

2つ目の方法は、引越し業者に依頼して運んでもらう方法です。メリットは荷物の破損やケガを心配せずに済むことです。ただし、引越し費用がかかることや、混雑時期には予約が取りづらい場合もあります。

コツを抑えることで安全に運ぶことができるので、自分で洗濯機を運ぶ際は、参考にしてください。無理をすると怪我につながるので注意しましょう。自力で洗濯機を運ぶ場合は、安全に運ぶことが重要です。

洗濯機を1人で運ぶ方法

洗濯機を1人で運ぶ場合、洗濯機の下部が腰のあたりにくるように洗濯機を持つのがコツです。またゴム手袋を使って作業をすると、滑らなくなるので洗濯機が持ちやすくなります。

  1. 洗濯機の下部が腰にくるようにする
  2. 体全体を使って抱えるように持ち上げる
  3. 少し腰を落とした状態で運ぶ

洗濯機の下部を持つことで、少し持ちやすくなりますが楽な作業ではありません。無理をせずに足元に注意しながら、ゆっくり運びましょう。

特にドラム式洗濯機は約60〜80㎏あるので、1人で運ぶのは大変です。階段がある場所は踏み外して怪我をする可能性があります。重いものを運ぶことに慣れていない方は、2人で運ぶのがおすすめです。

洗濯機を2人で運ぶ方法

2人で洗濯機を運ぶ際は、以下の方法で運ぶのがおすすめです。

  1. 洗濯機を少し前に倒す
  2. 洗濯機の前を持つ方と、後ろで持つ方に別れる
  3. 前を持つ方は、洗濯機の上部を持ち上げる
  4. 後ろを持つ方は、洗濯機の底を持ち上げる ※洗濯機が真横にならないように注意する

洗濯機を少し斜めにした状態で持ち上げるのがコツです。少し斜めにすることで洗濯機が持ちやすくなります。洗濯機を傾け過ぎると、故障する可能性があるので45度くらいの角度をキープするように意識しましょう。

2人で運ぶ場合は、バランスを取ることが重要です。

車に載せるときのポイント


洗濯機を車で運ぶ際は、洗濯機を縦にした状態で車に積みましょう。以下の点に注意して洗濯機を運んでください。

  1. 洗濯機が縦積みできるスペースがある車を用意する
  2. 洗濯機を縦にして積む
  3. 走行中に動かないようにしっかりと固定する
  4. 荷台に載せる場合、雨天時は濡れないようにシートをかぶせる

洗濯機を横積みにすると、破損や故障の原因になるので避けましょう。縦積みをするには、軽トラックがおすすめです。軽トラックはレンタルで借りることができます。軽トラックを使用する際は、雨に濡れないように注意が必要です。洗濯機が濡れてしまうと故障の原因となるので、雨天時に運搬するときはシートを被せて対策をします。

洗濯機を安全に運ぶ5つのコツ

洗濯機の運び方で注意すること6点

洗濯機を運ぶときに、注意することがいくつかあります。注意を怠ると洗濯機の破損や故障、怪我につながる可能性があるため注意しましょう。

重要なポイントだけに絞って紹介するので、自分で洗濯機を運ぶ方は参考にしてください。故障や怪我を避けることができます。

 ① できるだけ縦にして運ぶ

洗濯機は縦にして運びましょう。なぜなら洗濯機を横にすると、ドラムの回転軸がずれて回転が遅くなるからです。引越しで運ぶ際は、できるだけ地面に対して垂直に運び、回転軸がずれないように慎重に運ぶ必要があります。

特に2人で洗濯機を運ぶ場合は、バランスを取るのが難しいので注意が必要です。ドラム式洗濯機も同じく注意が必要です。洗濯機を車で運ぶ際は、必ず縦積みにして衝撃を抑えるために毛布やマットを挟みましょう。

② お腹に乗るように引き寄せ、腰に近い位置で持つ

洗濯機を無理な姿勢で運ぶと、体に負担がかかり怪我につながります。洗濯機を持ち上げるときは、腕の力だけに頼らないようにしてください。間違った姿勢で持ち上げると、腰痛になりやすいです。

洗濯機を持つときは、お腹に乗るように引き寄せ、できるだけ腰に近い位置で持つようにします。体にかかる負荷が分散され、重量のある洗濯機も運びやすくなるでしょう。ただ重い荷物の運搬に慣れない場合は、知人や友人に協力してもらうか、専門業者に依頼しましょう。

③ 階段を避けてエレベーターで運ぶ

引越し先でエレベーターがなく、階段を使って洗濯機を運ぶ場合は、足元に気をつけましょう。階段では足元が見づらく、1段ずつ慎重に進むことが大切です。2人で運ぶ場合は、洗濯機が横にならないようバランスを取りながら運びます。

1人で運ぶ場合は、洗濯機で足元が見づらくなるので特に注意が必要です。もし階段を踏み外すと、洗濯機が破損してしまうだけでなく、大怪我に繋がることも考えられます。エレベーターが使用できるのか、事前に確認することをおすすめします。

④ 本体や壁を傷つけないように養生シートを貼る

洗濯機の本体や建物の壁を、傷つけないよう注意しましょう。対策として自分で洗濯機を運ぶ場合も、引越し業者が行うような養生をします。引越し業者に依頼する費用を節約できても、洗濯機が壊れたり壁を傷つけたりしては、出費が増えてしまうかもしれません。

のため自分で洗濯機を運ぶ際は、通路の壁や玄関、階段などに養生シートか古い毛布を取り付けましょう。洗濯機が接触した場合でも壊れない、傷がつかないように対策をすることが重要です。

⑤ ドラム式洗濯機はネジで固定する

ドラム式洗濯機は、洗濯槽が宙吊りになっているため、輸送用のネジで固定しなければなりません。固定せずに運ぶと洗濯槽が揺れて、槽の内側と外側がぶつかり合い、故障の原因となります。固定ネジを使わずに故障した場合は、保証の対象外となるため気をつけましょう。

固定ネジは洗濯機の設置工事をしたときに、工事業者から渡される小さなネジです。そのため引越しの際に、固定ネジが見つからないことがあります。もし固定ネジを紛失した場合は、メーカーから取り寄せができるため、紛失したときは早めに手配してください。スムーズに引越しをするためにも、固定ネジの有無は事前に確認しておきましょう。

洗濯機1つでもプロに運搬を依頼できる

洗濯機だけでも業者に頼める

洗濯機を自分で運ぼうとすると、さまざまなリスクが伴います。

重い洗濯機の運搬でケガをしてしまったり、家の壁や洗濯機本体を傷つけてしまったときに補償がきかなかったり。

特にドラム式洗濯機は故障しやすいので自分で運ぶと大変です。トラブルを避けるために、引越し業者に依頼する方法もあります。

引越し業者のなかには、荷物を単体で運ぶプランのある業者がいます。そのため洗濯機の運搬だけを依頼することが可能です。ここでは料金相場や、頼む際の流れについて紹介しましょう。

洗濯機の運搬・設置の料金相場

洗濯機や冷蔵庫だけ運ぶだけのサービスは、1つのトラックを他の利用者と共有する混載便(こんさいびん)で利用することができます。

混載便の料金相場は、8,000円~20,000円です。ただ引越しの繁忙期である3月〜4月になると、料金が40,000円〜80,000円に値上がりするので注意してください。

洗濯機や冷蔵庫といった大型の家具家電のみの運搬に対応した引越し業者のプランは以下の通りです。

ヤマトホームコンビニエンス

「らくらく家財宅急便」の利用がおすすめです。

洗濯機の運搬料金はお届け先の都道府県、荷物のサイズ(高さ+幅+奥行の3辺合計)によって、9つのランク(SS~Gランク)に設定された料金体系となっています。

また洗濯機の取り外しおよびとりつけ工事には、別途オプション料金がかかり、以下の通りです。

洗濯機の種類 取り外し工事 取り付け工事
全自動洗濯機 3,300円(税込) 5,500円(税込)~
ドラム式洗濯機 5,500円(税込) 9,900円(税込)~
洗濯・乾燥機(一体型) 3,300円(税込) 6,600円(税込)~

アーク引越しセンター

冷蔵庫や洗濯機などの大型家電や大型家具の運搬だけを依頼できる「大物限定プラン」がおすすめです。

大型家電・家具を扱う引越し専門のスタッフが運ぶため、安心して任せることができます。また、土日祝日や繁忙期を除く毎月1日~20日までは特別割引が用意されています。この特別割引をうまく活用できれば、さらに料金を節約することが可能です。

また洗濯機のとりつけ工事には、別途オプション料金がかかり、以下の通りです。

洗濯機の種類 料金
縦型洗濯機 6,000円程度
ドラム式洗濯機 8,000円程度

日本通運

専用ボックスで安心・安全に運ぶ「引越し単身パックL」がおすすめです。一人暮らしや単身赴任など、一人サイズの引越しにぴったりのパックです。

また洗濯機のとりつけ工事には、別途オプション料金がかかり、以下の通りです。

洗濯機(ドラム式は対象外)
取付け(給水・排水ホース取付け) 3,300円(税込)

サカイ引越センター

引越しまでの期間に余裕がある場合は、大型家具以外の荷物は荷造りと荷ほどきを自分で行う「荷造り自分でエコノミープラン」がおすすめです。
費用を通常よりも、抑えることが可能です。

また洗濯機の取り外しと取り付け工事には、別途オプション料金がかかり、以下の通りです。

作業内容 料金
洗濯機の取り外し
(全自動洗濯機)
基本作業に含む
洗濯機の取り外し
(ドラム式洗濯機)
基本作業に含む
洗濯機の取り付け
(全自動洗濯機)
3,300円
洗濯機の取り付け
(ドラム式洗濯機)
6,600円

以下のページでは他にも、おすすめの洗濯機設置業者を紹介しています。洗濯機の設置だけを依頼できる業者なんてどこで調べたらいいかわからない!という人はぜひ見てみてください。

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