雛人形は供養して処分したほうがいい?
雛人形の処分方法に関して「絶対にこうすべき!」というものはありません。しかし今まで子供の成長を見守ってくれた人形をそのまま捨てづらいという方は、供養してから処分することをおすすめします。
雛人形を処分するタイミングは?
具体的な時期としては成人後に処分するのが良いとされます。しかし成人を迎えていなくても、雛人形を飾らなくなった場合は処分してしまっても良いでしょう。
雛人形の処分方法に関して「絶対にこうすべき!」というものはありません。しかし今まで子供の成長を見守ってくれた人形をそのまま捨てづらいという方は、供養してから処分することをおすすめします。
具体的な時期としては成人後に処分するのが良いとされます。しかし成人を迎えていなくても、雛人形を飾らなくなった場合は処分してしまっても良いでしょう。
飾らなくなった雛人形は処分しても問題ありません。基本的に成人後が1つの区切りとされていますが、決められているわけではないので、それぞれの家庭のタイミングでの処分で大丈夫です。
雛人形は捨ててもバチが当たることはありませんが、そのまま捨てることに抵抗がある人は神社やお寺または自分で供養してから処分するのがよいでしょう。
ごみとして処分するのが気にならない場合は、粗大ごみや不用品回収で処分することも可能です。
雛人形を処分する方法は7つあります。自分の状況や気持ちにあった方法で雛人形を処分しましょう。
処分方法 | こんな人におすすめ |
寺社で供養・お焚き上げしてもらう | 丁寧に供養してから処分したい |
供養代行サービスに依頼する |
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粗大ごみに出す | お金をかけずに処分したい |
不用品回収業者に依頼する |
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イベントや団体に寄付する |
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専門店で買い取ってもらう |
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ネットオークション・フリマアプリで出品する |
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人形供養は感謝の気持ちを伝えるためのものであり、必ずしも寺社で行う必要はありません。
きちんとした手順で行えば、自分で人形を供養することもできます。供養の手順は以下の通りです。
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自分で供養することで、費用を抑えられるうえに自分の気持ちを込めて処分することができます。ただししっかりとした供養をしてもらいたいという場合は、寺社にお願いするのが良いでしょう。
メリット | 雛人形に感謝の意を表せる |
デメリット |
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費用相場 | 6000~1万円 |
思い入れのある雛人形の処分は、供養やお焚き上げをするのがおすすめです。
ただ捨てるのではなく、人形に対して感謝の気持ちを伝えることができるため、安心して雛人形を手放すことができますよ。
しかし雛人形の供養ができる場所は限られているため、事前に供養してもらえるかどうか調べておきましょう。
雛人形の供養を行う場合、神社やお寺への依頼が必要になります。
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ひな壇やガラスケースなどの付属品は一緒に供養してもらえないことが多いため、必ず依頼先の寺社に確認しておきましょう。
供養してもらえない付属品は粗大ごみとして処分しましょう。
供養料の相場は6,000~1万円ですが、「お気持ち」として寺社側から明確な料金を伝えられない場合があります。料金に困った場合は1万円前後を支払うのが無難でしょう。
人形供養をしてもらえる各地の主な神社やお寺を紹介します。神社やお寺によって引き取り条件や費用も異なるので、依頼するときの参考にしてください。
地域 | 神社・お寺名 | サービス内容 |
青森市 | 廣田神社 | 受付:毎日、毎月15日に開催される【人形供養感謝祭】にてお焚き上げ
費用:1件5,000円(10体まで) |
東京都(大田区) | 本寿院 | 受付:毎日、持ち込み・郵送可能
お布施供養料は箱の大きさで5,000~2万円ほど |
横浜市 | 横浜立江寺 | 受付:持ち込みの場合電話連絡が必要
費用:五段飾りの雛人形が7,000~1.5万円 |
京都市 | 宝鏡寺 | 受付:10時~15時
費用:ポリ袋1つ5,000円前後 |
大阪市 | 四天王寺 | 受付:毎日8時半~16時半(郵便受付なし)
費用:5,000円 ※人形組合主催の法要の場合3,000円 |
名古屋市 | 尾陽神社 | 受付:事前に連絡・予約が必要
費用:日本人形ケース3辺の合計が150cm以内5,000円 |
和歌山市 | 淡島神社 | 受付:9時~16時、郵送・宅配不可
※仏滅日、12/20~1/3、2/20~3/3は受付不可 費用:供養料(志し)と焼却委託料 |
広島県尾道市 | 大山神社 | 受付:9時~17時
3/3頃開催の人形供養祭にてお祓い・お焚き上げ 費用:みかん箱1つあたり2,000円 |
福岡市 | 祥勝院 | 受付:12月第2土曜日に人形供養を実施
当日13時半までの受付 |
メリット |
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デメリット | 供養したい人形の量が多いと割高になる可能性がある |
費用相場 | 1箱3,000~5,000円 |
供養を行いたいけど、神社やお寺に持ち込んでいる時間がないという方は「供養代行サービス」がおすすめです。代行サービスを使えば、処分したい人形を預けて代わりに神社やお寺に持ち込んで供養を行ってもらえます。
また供養代行サービスの料金は供養したい人形をいれた箱の大きさによって変化します。供養する人形が少ない場合は料金を安く抑えられるでしょう。
供養代行サービスに依頼するときの手順は以下の通りです。
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おすすめの供養代行サービス業者を2つ紹介します。
一般社団法人日本人形協会 |
費用:1箱5,000円
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淀川家族葬ホール |
費用:1箱3,000円
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メリット |
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デメリット | ちゃんと供養できない |
費用相場 | 400~2,000円 |
お金をかけずに処分したいという場合、雛人形は粗大ごみとして出すこともできます。最大辺の長さが30cmを超える場合は、粗大ごみとして扱われるでしょう。
自治体によってごみ出しのルールは異なるため、ホームページを見たり問い合わせをしたりして、ごみの捨て方を確認することが大切です。
また雛人形の一部だけを処分したい場合は、燃えるごみとして処分することが可能です。処分の際には、できるだけ解体し、可燃ごみや不燃ごみできちんと分別を行いましょう。
メリット |
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デメリット |
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費用相場 | 雛人形単品:5,000~1万円
軽トラック積み放題:1万~2万円 |
他にも回収してもらいたい不用品がある場合は、不用品回収業者でまとめて回収してもらうのがおすすめです。
他の処分方法に比べて費用は高くなりますが、手間が省けるのが不用品回収のメリットです。
回収する不用品が多い場合や急ぎで雛人形を処分したいときに便利な方法でしょう。
不用品回収業者の中には、悪徳業者もいます。業者選びの際には以下の点に注意しましょう。
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特に不用品回収業者が持つべき許可を持っているかどうかが重要です。家庭から出た不用品を収集・処分するには「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要になります。
不法投棄にならないように、許可を持っているかどうかをきちんと確認しておきましょう。
また口コミなどで実際に業者に依頼した人の声を見ることで、優良な業者を探しやすくなりますよ。
メリット |
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デメリット | 郵送する料金や手間がかかる |
費用相場 | 3,000~5,000円 |
そのまま処分してしまうのはもったいないという場合は、寄付するのもよいでしょう。
ひな祭りイベントなどで気軽に持ち込むことができ、供養もしてもらえるので、安心して雛人形を手放すことができます。
全国各地ではひな祭り関連のイベントで開催され、使わなくなった雛人形を寄付することができます。
ここでは例として、千葉県勝浦市で毎年開催されている「かつうらビッグひな祭り」での寄付手順を見ていきます。
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「かつうらビッグひな祭り」の場合、雛人形が汚れていたり壊れていたりしても、供養してから処分してもらえます。
雛祭りイベントは全国各地で開催されています。いくつか開催時期や応募期間と合わせて紹介するので、参考にしてみてください。
埼玉県「鴻巣びっくりひな祭り」 |
開催期間:2月
応募期間:毎年1月にホームページや広報で募集 |
URL:鴻巣びっくりひな祭り |
徳島県「ビッグ雛祭り」 |
開催期間:2月~4月(持ち込み・郵送可)
応募期間:1月末の土日(2023年1月28日、29日9時~16時) 供養料:5,000円 |
URL:ビッグひな祭り|阿波勝浦 |
東京都「明治神宮人形感謝祭」 |
開催期間:10月
応募期間:随時受付(9時~15時) 供養料:45Lのポリ袋1袋分3,000円 |
URL:人形感謝祭|明治神宮 |
不要な雛人形の寄付を受け付けているNPO法人もあります。
NPO法人セカンドライフ |
費用:3,600円(箱3辺の合計が160cm以内、重さ25kg未満)
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URL:セカンドライフ|NPO法人 |
メリット | 有名な人形師やブランドのものは高値で売れることがある |
デメリット | 状態が良くないと売れない |
費用相場 | 無料 |
雛人形の中には骨董品や美術品としての価値が高いものもあります。有名な人形師が作った作品や破損のない美品であれば、専門店やリサイクルショップでの買取が可能です。
供養に関しては自分で行う必要があるので、供養やお焚き上げにこだわらない場合におすすめです。
値段の付きやすい雛人形はどのようなものでしょうか。高値で買取されやすい雛人形の条件について見てみましょう。
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前述したように人気ブランドや有名人形師の作品は高値が付く可能性が高いです。ほかにもコラボ雛人形や、貴重な素材が使われている雛人形は価値が高いでしょう。
また高く売るコツとしては、なるべくきれいな状態で保存しておくことが大切です。
長い間押し入れにしまっておいた雛人形はほこりを被っていて、汚れがついている場合もあるでしょう。
リサイクルショップや専門店に持ち込む前に、ほこりを取り除き汚れを拭き取ってきれいな状態にしておくことで、査定額もアップします。
雛人形に触るときは汗や皮脂が付かないように、必ず布手袋を着用しましょう。
メリット |
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デメリット | 梱包や配送に手間がかかる |
費用相場 | 配送先によって配送料がかかる |
専門店やリサイクルショップでの値段ではなく、自分で売値を決めたい場合はフリマアプリやネットオークションを活用するのがよいでしょう。
梱包や配送に手間がかかりますが、売れれば希望額の臨時収入になります。「捨てるのがもったいない」という場合は出品するのもおすすめです。
めんどうな梱包や配送作業も、引き受けてくれる業者がいるので、なるべく手間をかけたくない場合は依頼するのも1つの方法です。
また売れやすくするためには、以下の点に注意しましょう。
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悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。
複数の事業者を比べることで、相場から大きく外れる金額を提示する事業者や、利用者からの評判がよくない事業者を見分けられます。
複数業者の比較をかんたんに行うには、見積もりプラットフォーム「ミツモア」がおすすめ。「ミツモア」を使う5つのメリットを紹介します。
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「相場より金額が高すぎたり安すぎたりしないか」「悪い口コミが集まっていないか」など、複数の観点で事業者を比べられますよ。
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