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毎日乗っても大丈夫?原付の寿命と長く乗るコツ

最終更新日: 2024年06月28日

原付バイクの寿命って、普通のバイクと比べると極端に年数が短いようなイメージをもっていませんか?走行距離と比例して劣化していくと思われがちなバイク。

実は原付を始めとしたバイクの寿命は、走行距離で決まるわけではありません。今回は原付バイクの寿命や長持ちさせるコツ、メンテナンス方法、寿命を迎えたバイクの処分方法について説明します。

走行距離が長くても寿命に影響はない?

原付の寿命は走行距離では決まらない?
原付の寿命は走行距離では決まらない?

原付バイクの寿命について考えるとき、「走行距離が長い=バイクの劣化」と思われていないでしょうか?実際は走行距離ではなく、メンテナンスや乗り方の方が重要で、正しくおこなえば原付バイクの寿命は大幅に延ばすことができます。

肝心なのは「どのくらい乗ったか」よりも「どう乗ったか」だと言えるでしょう。ここでは、原付バイクの寿命について、走行距離や正しい乗り方などを説明します。

一般的な原付の走行可能距離は2万~3万キロメートル

原付だけでなく、基本的にバイクは排気量によって走行可能距離が異なります。小さい排気量のバイクほど耐久性が低いものが多く、走行距離の限界(走行可能距離)も短くなると言えるでしょう。

「走行距離が長い=劣化している」ということではないと前述しましたが、わかりやすく数値の目安として走行距離を基準にすることは多いです。一般的に、原付バイクの走行可能距離は、2万〜3万キロ。それを超えた原付バイクは、より入念なメンテナンスが必要となります。

もちろん乗り方など、抑えるべきポイントさえ抑えておけば、前述したように走行可能距離を超えていても問題なく走れる場合が多いです。

同じ走行距離でも乗り方で原付の負担が変わる

原付バイクは同じ走行距離のものでも、ソフトに乗っていたかハードに乗っていたかで寿命に差が生じます。激しい加減速や全開走行を頻繁におこなうなど、ハードな乗り方をしたバイクはエンジンやタイヤなどがその分消耗しているため寿命が短くなるでしょう。

また普段走っている場所によってもバイクの寿命は左右されます。渋滞の多い都市部ばかり走っているバイクは発進・停止を頻繁に繰り返しますが、この動作ががエンジンにとっては大きなダメージをあたえるもの。

反対に穏やかなツーリングなどをおこなっているバイクは、一定のアクセル開度なため、走行距離が長くてもエンジンはそれほど傷んでいません。

「どれだけ乗ったか」よりも「どう乗るか」

原付バイクの寿命が走行距離と比例しないことは、お分かりいただけたでしょう。バイクの寿命を決めるのは走行距離ではなく「乗り方」です。しかし、エンジンなどを傷めない乗り方をしているからといって定期的なメンテナンスを怠れば、やはりバイクの寿命は短くなります。

バイクの寿命を延ばしたいのであれば、丁寧な運転を心がけたうえでメンテナンスの頻度、保管状態に気をつけることが重要です。「乗り方」「定期的なメンテナンス」「保管方法の工夫」がバイクの寿命を延ばします。

原付を長持ちさせるには?

原付バイク画像
原付を長持ちさせる乗り方とは?

原付バイクの寿命を延ばすには「乗り方」が重要だと説明しました。では具体的に、どのような乗り方をすると、バイク本体やエンジンを傷めずに済むのでしょうか?

ここでは①毎日適度な距離を走行すること②丁寧に保管すること③定期的にメンテナンスをおこなうことの3点に分けて、バイクの「正しい乗り方」を説明します。

①毎日適度な距離を走行する

バイクは走らなければ長持ちするというわけではありません。毎日乗るよりも、ただ置いておく方が、却ってバイクの傷みが進むことをご存知でしょうか?

バイクに乗らず、放置したままだとエンジンの内部に結露が発生します。結露による水分とオイルとが混ざってしまい、オイル自体が劣化。最悪の場合、バイクが動かなくなる可能性があります。

エンジン内に結露を生まないためにも、可能であれば毎日、忙しい方でも3日に一度はバイクを走らせることがバイクの寿命を延ばすコツです。

ただし、エンジンをかけてすぐに走らせるのもまた、バイクへの負担となるので、バイクを走らせる際は十分にエンジンが温まってからにしましょう。

②丁寧に保管

保管方法も原付バイクの寿命を延ばすうえでは、重要なポイントです。バイクはエンジンなどの各パーツがむき出しになっており、錆を防止する加工なども施されていません。

そのため、気温・湿気などがダイレクトに影響します。雨ざらし・野ざらしは厳禁。使わないときは必ずカバーなどをしっかりかけてください。

カバーをかけることで、雨水を凌げるのはもちろん、空気中のチリやホコリが車体を傷つける心配もなくなります。シェルターやガレージなどは、気温や雨から確実にバイクを守れるので、理想的な保管場所と言えるでしょう。

③定期的なメンテナンス

定期的なメンテナンスも重要。バイク本体はもちろんのこと、ハンドルのグリップ・シフトペダル・ステップなど、細かい部分も丁寧にメンテナンスされているバイクは、走行距離が長くても問題なく走れる場合が多いです。

バイク内部に関しても、オイル交換やバッテリーのチェックなどを入念におこないましょう。またライトバルブのチェックやブレーキの効きを確かめておくことは、事故を防ぐ意味でも重要です。不具合が生じる前に、定期的な交換、メンテナンスを怠ると思わぬ事故に繋がる危険も。

以下で具体的なメンテナンスの頻度や方法、部品交換のタイミングを説明します。

各パーツのメンテナンスの目安

原付のメンテナンス
各パーツのメンテナンス…どれくらいの頻度がいいの?

一言で「定期的なメンテナンスが重要」と言っても、部品交換のタイミングやメンテナンスの方法はパーツごとにバラバラです。ここではオイル交換・バッテリー交換・タイヤのメンテナンス・その他細かな部品のチェックなどの4つに分けて説明します。それぞれ適切な頻度でしっかりとメンテナンスをおこなってください。

1.オイル回りの交換は3~6ヵ月で1回

メンテナンスの中でも特に重要な部分がオイル周りでしょう。オイル部分のメンテナンス箇所は以下2つに分かれます。

  • エンジンオイル
  • オイルフィルター

エンジンオイルは、初回は1,000キロ、そのあとは6ヵ月ごとまたは、3,000~5,000キロごとを目安に交換してください。2サイクルの場合は、交換ではなく定期的な補充が必要です。

オイルフィルターは毎回でなく、オイル交換を2,3回おこなったタイミングで交換しましょう。エンジンオイルを交換するたびにフィルターを交換してしまうと、フィルター本来の性能を発揮できなくなる可能性があります。必ず上記の頻度を守って交換してください。

2.バッテリーの寿命は4~5年

原付バイクのバッテリーの寿命は、平均4〜5年。バッテリーの寿命は走行距離や使用頻度、使用環境などに大きく左右されます。またバッテリー自体が安価なものだと、長持ちしない可能性も。寿命を迎えたバッテリーかどうかは、以下4点で確認できます。

  • キックでしかエンジンがかからない(エンジンがかかりにくい)
  • ウィンカーやライトがつかない
  • 頻繁に乗っているが、すぐバッテリーが上がる
  • 電圧計で測ると13Vを下回る

上記のような場合は、バッテリー交換を検討してください。

また、交換する際の端子の付け外しは、必ず以下の順番を守ってください。

  • 外すとき・・・端子のマイナス端子→プラス端子の順番で外す
  • つなぐとき・・・端子のプラス端子→マイナス端子の順番でつなぐ

3.タイヤは毎月空気を入れなおそう

原付バイクのタイヤは毎月、空気圧をチェックする必要があります。またトラブルがない場合でも、3〜4年に一度はタイヤ自体を交換してください。

問題なく走れていても、摩擦の力でタイヤは確実に劣化しています。劣化したタイヤは表面が硬くなり、徐々にブレーキの効きにも影響するでしょう。

タイヤとブレーキは密接な関係にあり、硬くなったタイヤは摩擦の抵抗が少ないため、ブレーキをかけてもなかなか止まることができなくなります。ブレーキの効き具合は、直接事故の原因へ繋がるので、必ず一定の周期でタイヤを交換してください。

4.その他の細かい部品も要チェック

オイル、バッテリー、タイヤ以外にも、メンテナンスによってチェックすべき箇所として「プラグ」と「ベルト」があります。プラグの寿命は走行距離でいうと3,000〜5,000キロ、ベルトの寿命は走行距離が1〜2万キロです。

プラグの寿命は短いように感じますが、それもそのはず。エンジンをかけ点火した際に、プラグにかかる電圧は2〜3万ボルトにも及びます。エンジンがかかっている間は、常に圧力がかかり続けているので、他の部品と比べると劣化が早いのです。

ベルトの不具合は事故に直結するので、プラグとベルト、セットで定期的にメンテナンスをおこなってください。

原付が寿命を迎えてしまったら

処分と買取どちらがお得?
買取と処分、どちらがおすすめ?

寿命を迎えた原付バイク、サイズが大きいだけに処分方法で頭を抱えることもあるでしょう。不要になったバイクは、車体の状態(傷の具合など)や走行距離に合わせて、バイクショップでの買取や不用品回収業者に引き取ってもらうといった方法で処分が可能です。ここではそれぞれの方法について紹介します。

バイクショップで買い取ってもらう

寿命を迎えたと考えられる原付バイクでも、走行距離が短く、車体の傷や汚れなどが少ない場合にはバイクショップに買取を依頼するのがよいでしょう。

バイク王やバイク比較.comは、ネット上ですぐに査定ができて手軽なのでおすすめです。

参考:【バイク王】公式サイト バイクのことならバイク王

参考:≪公式≫バイク買取なら一括査定の【バイク比較.com】

「バイク王」は無料で出張買取をおこなってくれるうえに、買取金額が3万円以下なら、その場で現金にて支払われます。

「バイク比較.com」は、複数の買取会社へ一括見積もりができるので、少しでも高額で売りたい方におすすめです。即日買取にも対応しており、早く処分したいという方にも最適でしょう。

不用品回収業者に依頼する

原付バイクを通勤等で頻繁に使う方は走行距離が長くなり、各部品の消耗も激しいためバイクショップでの買取は難しい場合が多いです。このようなケースでは、買取よりも不用品回収業者に処分の依頼をすることをおすすめします。

業者が引き取りに来てくれるため、完全に動かなくなってしまったバイクでも問題ありません。またバイク以外に不用品がある場合、業者の引き取り対象品目であれば、まとめて引き取ってくれるので便利です。不要になった原付バイクは、ルールを守って処分しましょう。

不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ

悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。

  • 見積もり金額
  • 口コミ評価
  • 対応の丁寧さ

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FAQ:不用品回収で回収できないものについて