畳や床に座る際に便利な座椅子は、日本人にとって身近な家具の一つです。ホームセンターやネットショップなど、さまざまなところで購入できますが、不要になった座椅子の処分方法は意外と知られていません。座椅子の正しい処分の方法を解説します。
不要な座椅子を処分する方法
不要な座椅子を処分する方法は、主に四つです。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を検討しましょう。
粗大ゴミに出す
素材やサイズの規定によりますが、座椅子はほとんどの自治体で、粗大ゴミに分類されています。まずは粗大ゴミ受付センターに問い合わせて、不要な座椅子が粗大ゴミとして処分できるか確認し、回収日や回収方法、回収にかかる費用を教えてもらいましょう。
回収日が決まったら、コンビニやスーパーで粗大ゴミ処理券を購入します。回収にかかる費用は、自治体によって違いますが、200円〜1,000円程度です。
回収日がきたら、座椅子に粗大ゴミ処理券を貼り付け、ルールを守って回収場所に出しておきます。
メリット | 比較的安く(200円〜1,000円程度)処分することができる |
デメリット | 処理券の購入や回収場所まで運ぶ、手間が大きい
回収してもらえるまで時間がかかることもある |
不用品回収業者に依頼する
とにかく手間をかけず、ラクに処分したいのであれば、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。
この方法なら、手間がかかる作業は全て業者が行ってくれるので、大きめの座椅子を処分する場合でも心配ありません。力の弱い女性や高齢者でも、簡単に処分できます。
メリット | 手間のかかる作業を全て任せることができる
即日・翌日に回収に来てもらえることが多い 他の不用品も一緒に回収してもらえる |
デメリット | 処分する費用が割高(1,000〜3,000円) |
自分で解体して処分する
手間がかかっても、とにかくお金をかけたくないのであれば、座椅子を自分で解体して、一般ゴミとして処分する方法があります。
座椅子にはパイプの骨組みが使用されていることが多く、解体に慣れていない場合は手間がかかり、作業が難しいと感じる人もいるでしょう。また作業中に怪我をする危険性もあります。
専用の解体器具を揃えると、粗大ゴミや不用品回収業者に依頼して処分するよりも、費用がかかることも考えられます。まずは「本当に自分で解体できるかどうか」について、よく検討しましょう。
メリット | ゴミ袋代だけなので費用を最小限に抑えることができる |
デメリット | 解体する手間と危険が大きい
専門の解体道具が必要になることも |
お店の引き取りサービスを利用する
新しい座椅子を購入する際には、お店の引き取りサービスを利用する方法がおすすめです。
引き取りサービスの利用条件は、店舗ごとに異なりますが、新品購入時には無料で引き取ってくれる場合もあるので、座椅子を買い替える際に、確認しておくとよいでしょう。
中には買い替えでなく、引き取りのみでもサービスを実施している場合があります。よく利用する店舗があれば、一度問い合わせてみるとよいかもしれません。
メリット | 古い座椅子と入れ替えなので、余計なスペースを取らない
基本的には無料で対応している |
デメリット | 買い替えのみが多いため、引き取りだけでは受け付けていないことが多い |
不要な座椅子はリサイクルできる?
不要になったものの、状態がよい座椅子を捨てるのは「なんだかもったいない」と感じるかもしれません。そんな時はリサイクルを検討してみましょう。
傷が汚れが少ない場合は買い取りへ
全ての座椅子がリサイクルできるわけではありませんが、状態のよい座椅子なら、買い取ってもらうことが可能です。店舗に持ち込むか、出張買い取りの問い合わせをしてみると良いでしょう。
また最近では、ネットオークションやアプリを利用すれば、自分でも簡単に取引できます。出品の手順は難しくありません。商品の写真を撮影し、サイズや状態を明記して、金額を設定するだけです。
ただし破損しているもの、大きな汚れや匂いがあるものを、買い取りってもらうことは難しいでしょう。隠して取引してしまうと、大きなトラブルに発展する場合もあります。
まずは客観的な目線で、座椅子の保存状態を確認し、買い取り可能な状態かどうか判断しましょう。
買い取りしてもらうコツとは?
座椅子をよい条件で買い取りしてもらいたいのであれば、少しでもよい状態にすることが大切です。
カバーや座面の汚れやシミは、できるだけきれいに落とし、説明書や付属品がある場合は、全て揃えておきましょう。清掃する際は座る面だけでなく、裏側も行うとより評価が高くなります。
また人気のブランドやキャラクターなど、デザイン性に優れたもの、使用年月が少なく劣化していないもの、高級品や限定品などは、欲しがる人が多いため、想像以上の値段で買い取りってもらえる可能性があります。
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座椅子を解体する方法
座椅子は複数のパーツで構成されているため、解体作業に慣れない人にとって大変な作業です。しかしコツがわかれば、さほど難しくありません。座椅子の解体方法を具体的に紹介します。
座椅子を解体する方法
まずは座椅子を解体する広い作業スペースと、周囲の安全を確保します。邪魔になりそうなものは移動し、安全のため手袋やマスク、ゴーグルなどを着用するとよいでしょう。
次に座椅子から外せるパーツを全て外します。パーツに糸や接着剤で、カバーやクッションがくっついている場合には、はさみやカッターで丁寧にカットしていきます。焦らず、できるだけ少しずつ作業すると安全です。
全て取り外したら、残った鉄パイプを金属用ノコギリで、小さくカットしていきます。自治体ごとにサイズ規定はありますが、おおよそ30cm以下にカットすれば、スムーズに処分できるでしょう。
解体後はパーツごとに分類して処分する
解体後のパーツをそれぞれ分類し、自治体のゴミ分別のルールに従って処分します。布のカバーは可燃物、パイプ部分は不燃物や資源ゴミとして、処分できるでしょう。
クッション部分はビニールやウレタン、マイクロファイバー、ポリエステルなど素材もさまざまです。大きいまま処分すると粗大ゴミになるため、小さくカットしてビニールに入れ、可燃ゴミとして処分しましょう。
自治体によってこれらの素材は、廃棄方法が決まっている場合もあります。まずは事前に、自治体のゴミの分別区分を確認しておくことが大切です。
信頼できる業者を選ぶ方法
とにかくラクに処分するなら、業者に依頼するのが一番です。しかしたくさんの業者の中から、自分に合った業者を見つけ出すのは、大変かもしれません。信頼できる業者選びのポイントについて解説します。
信頼できる業者の見分け方
業者とのトラブルで一番多いのは、料金に関することです。後から高額な請求をされないよう、依頼前には見積もりを取り、内訳までしっかりと確認しておけば安心です。
見積もりが適正価格かどうかを見極めるためには、複数の業者を比較する必要があります。しかし複数の業者に対して、自分で一件ずつ見積もり依頼をするには、手間がかかります。
ミツモアは簡単な質問に答えるだけで、一度に最大5件の見積もりを取ることができます。クチコミや実績を確認することもでき、質問があればチャット機能で、直接聞くことができるので、依頼後のトラブルの心配はありません。
納得できるプロに出会えれば、安心して依頼できるでしょう。
自分に合った方法で不要な座椅子を処分しよう
座椅子を処分したくても、いざとなるとついつい後回しにしてしまいがちです。しかし座椅子の処分方法は、それほど難しくないため、いざとなれば簡単に処分できます。
「手間をかけたくない」や「お金をかけたくない」など、自分の希望に合った処分方法を選べば、後悔することがありません。
不要なものは思い切って処分して、部屋も気持ちもスッキリしましょう。
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- 口コミ評価
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