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不要な農薬を処分したい。処分時の分類・処分方法・注意点を解説

最終更新日: 2023年03月16日

ガーデニングなどで農薬が余ってしまったときは、どのような方法で処分をすればよいのでしょうか。農薬をごみとして処分するときの分類や、不要な農薬の具体的な処分方法を解説します。

農薬を一般ごみに出すのはNG

ゴミを禁止するイラスト

農薬は一般的な自治体のごみ回収に出してはいけません。処分する人が事業者であるかどうかによって、農薬を処分するときの分類や、処分方法は異なります。

事業者の場合は産業廃棄物、一般の場合は一般廃棄物とみなされ、それぞれの規定に則った処分が必要です。また事業用でなくても大量の農薬を処分するときは産業廃棄物と見なされる場合があります。

そのため農薬を処分するときは、産業廃棄物にあたるのか一般廃棄物にあたるのかを明確に把握しましょう。適当に処分すると法令に抵触する可能性もあるため注意が必要です。

不要になった農薬の処分方法

除草剤を散布する器具

不要な農薬はどのように処分すればよいのでしょうか。農薬を処分するための具体的な5つの方法を紹介します。

自治体に回収してもらう

自治体によっては不要な農薬を回収してもらえるケースがあります。とはいえ他の家庭ごみと同じように出せるわけではなく、具体的なルールも自治体ごとに異なるため注意が必要です。

まずは自治体の電話窓口で問い合わせるか、ホームページなどを確認して、どのような処分方法が可能かを把握しましょう。回収を行っていない場合でも、自治体のクリーンセンターに運搬すれば処分できる可能性があります。

JA(農協)に回収してもらう

不要になった農薬は、JA(農協)で回収してもらえるケースがあります。具体的な規定・費用などは地域によって異なるため、地域のJAに問い合わせをしてみましょう。

一般的な費用の目安は1kgあたり約200~300円です。ただし農薬の種類によって差があり、水銀などが含まれていると数千円ほどになる場合もあります。

産業廃棄物処理業者に回収してもらう

産業廃棄物扱いの農薬については、産業廃棄物の処理を専門に行っている業者に回収してもらうのも1つの手です。

ただし中には無資格・無許可で農薬を回収して不法投棄を行う悪徳業者もいるため注意しましょう。悪徳業者だと知らずに依頼をした場合であっても、共犯として罪に問われる可能性はゼロではありません。

都道府県や政令指定都市から認定を受けている産業廃棄物処理業者に依頼を行うのが、最も安全な方法といえます。全国の認定業者はインターネットから検索可能です。

【少量の場合に限る】庭に埋める

シャベルで穴を掘るイラスト

ガーデニングで使った農薬が残った場合など、処分したい農薬がごく少量であれば、庭に穴を掘って埋めても問題はありません。

一般的な農薬は有機物で生成されているため、土に埋めると分解されて自然の中にかえっていきます。そのため土壌に悪影響を与えたり環境汚染の原因につながったりする心配がほとんどありません。

とはいえ他人の庭や公園など、自分の所有地以外に埋めるのはやめましょう。最悪の場合、不法投棄として罪に問われる可能性もあります。

また農薬の量が多いときは環境に何らかの悪影響を与える恐れがあるため、土には埋めずに別の処分方法を選ぶ必要があります。

農薬を購入・処分するときの注意点

ボトルを手に持つ買い物客

農薬は一般的なごみとして処分できず、環境への影響も与えうるアイテムです。購入や処分にあたっては以下の2点に気を付けましょう。

  • 家庭菜園用の農薬なら使い切れる個包装タイプを選ぶ
  • 流しや河川に捨てない

家庭菜園用の農薬なら使い切れる個包装タイプを選ぶ

開封した農薬はすぐに使わないと効果が薄まったり有害化したりする恐れがあります。そのため農薬を購入するときはあらかじめ必要な分量を把握した上で、使い切れる分量だけを購入するのが基本です。

とはいえはじめて農薬を使用する場合には、必要な分量の予測がつかない場合もあるでしょう。

家庭菜園に農薬を使うのであれば、少し割高ではあるものの個包装の商品がおすすめです。使わなかった分は開封せずに保管できるため、結果的に農薬を無駄にせずに済みます。

流しや河川に捨てない

処分方法に困ったからといって、農薬を流しや河川などに捨てるのはNGです。

農薬はあくまで薬品であり、水に流しただけでは分解されません。水が農薬に汚染されて環境全体に悪影響を及ぼす上に、人身事故につながる可能性もある非常に危険な行為です。発覚した場合には罰金刑が課せられます。

トラブルを避けるためにも農薬は規定に従って正しい方法で処分しましょう。

不用品はルールに従って正しく処分を

除草剤が地面に置かれている

農薬は比較的かんたんに手に入りますが、処分するときにはルールがあります。

自治体やJA(農協)、認定を受けている産業廃棄物処理業者などに回収してもらう方法があります。また少量なら庭に埋めるのも1つの手です。

通常のごみ回収では受け付けておらず、民間の不用品回収業者にも基本的に回収してもらえません。

まだ使える不用品であれば不用品回収業者に依頼する手も

農薬を回収してもらうことはできませんが、家にまだ使える不用品がたくさんある場合は不用品回収業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

自宅まで引き取りにきてもらえる上、トラックに積み込める分であれば定額で回収してもらえるパックプランも多いので、大掃除や引越しに伴う不用品処分におすすめです。

不用品回収サービスとは

不用品回収は、まだ使い道のある不用品をリユース目的で回収してくれるサービス。「古物商許可」を取得した事業者のみが不用品回収サービスを提供できます。

壊れていても修理できるものや部品が再利用できるものは引き取ってもらえますが、廃棄物として捨てるための回収はできません。

回収できない品目については「不用品回収で回収できないものについて」をご覧ください。

不用品回収業者の選び方とミツモアを使う5つのメリット

悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって「見積もり金額」「口コミ評価」「対応の丁寧さ」を比較することが大切です。

複数の事業者を比べることで、相場から大きく外れる金額を提示する事業者や、利用者からの評判がよくない事業者を見分けられます。

複数業者の比較をかんたんに行うには、見積もりプラットフォームミツモアがおすすめ。「ミツモア」を使う5つのメリットを紹介します。

ミツモアの不用品回収のメリット

①質問に答えるだけで最大5社からすぐに見積もりが届く

スマホやパソコンから簡単な質問に答えるだけで、求める条件にぴったりの事業者から最大5件の見積もりが届きます

②審査を合格した事業者の見積もりが届くので安心

ミツモアを通して届くのは、「古物商許可」の取得が確認できた事業者の見積もりのみ。再利用目的で不用品を回収できる資格を持っています。

ルールを守ってサービスを提供していることがあらかじめわかるので安心です。

③見積もり料金と口コミを比較して選べる

各事業者の見積もり料金はもちろん、過去にその業者に仕事を依頼したユーザーからの口コミ評価も確認できます

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訪問見積もりや電話をしなくても、オンラインで見積もり依頼から契約まで完了。サイト内のチャットで見積もり内容に関する相談もできます。

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