ガーデニングなどで農薬が余ってしまったときは、どのような方法で処分をすればよいのでしょうか。農薬をごみとして処分するときの分類方法や、不要な農薬の具体的な処分方法、回収業者の選び方を解説します。また農薬を購入・処分するときの注意点も紹介します。


農薬を一般ごみに出すのはNG
一般ごみとして出せない農薬は、どのように分類されているのでしょうか。農薬を処分するときの分類を紹介します。
農薬は産業廃棄物または一般廃棄物
使用者が事業者であるかどうかによって、農薬を処分するときの分類や、処分方法が異なります。
事業者の場合は産業廃棄物、一般の場合は一般廃棄物と見なされ、それぞれの規定に則った処分が必要です。また事業用でなくても大量の農薬を処分するときは産業廃棄物と見なされる場合があります。
そのため農薬を処分するときは、産業廃棄物にあたるのか一般廃棄物にあたるのかを明確に把握しましょう。適当に処分すると法令に抵触する可能性もあるため注意が必要です。
不要な農薬の処分方法
不要な農薬はどのように処分すればよいのでしょうか。農薬を処分するための具体的な5つの方法を紹介します。
自治体に回収してもらう
自治体によっては不要な農薬を回収してもらえるケースがあります。とはいえ他の家庭ごみと同じように出せるわけではなく、具体的なルールも自治体ごとに異なるため注意が必要です。
まずは自治体の電話窓口で問い合わせるか、ホームページなどを確認して、どのような処分方法が可能かを把握しましょう。回収を行っていない場合でも、自治体のクリーンセンターに運搬すれば処分できる可能性があります。
JA(農協)に回収してもらう
不要になった農薬は、JA(農協)で回収してもらえるケースがあります。具体的な規定・費用などは地域によって異なるため、地域のJAに問い合わせをしてみましょう。
一般的な費用の目安は1kgあたり約200~300円です。ただし農薬の種類によって差があり、水銀などが含まれていると数千円ほどになる場合もあります。
産業廃棄物処理業者に回収してもらう
産業廃棄物扱いの農薬については、産業廃棄物の処理を専門に行っている業者に回収してもらうのも1つの手です。
ただし中には無資格・無許可で農薬を回収して不法投棄を行う悪徳業者もいるため注意しましょう。悪徳業者だと知らずに依頼をした場合であっても、共犯として罪に問われる可能性はゼロではありません。
都道府県や政令指定都市から認定を受けている産業廃棄物処理業者に依頼を行うのが、最も安全な方法といえます。全国の認定業者はインターネットから検索可能です。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼をするときも、悪徳業者には十分に注意しましょう。
信頼できる業者を選ぶ上でおすすめなのが、複数の業者から見積もりを取る相見積もりです。料金やサービス内容、口コミ、実績などの比較により最適な業者の選択ができます。
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少量なら庭に埋める方法も
ガーデニングで使った農薬が残った場合など、処分したい農薬がごく少量であれば、庭に穴を掘って埋めても問題はありません。
一般的な農薬は有機物で生成されているため、土に埋めると分解されて自然の中にかえっていきます。そのため土壌に悪影響を与えたり環境汚染の原因につながったりする心配がほとんどありません。
とはいえ他人の庭や公園など、自分の所有地以外に埋めるのはやめましょう。最悪の場合、不法投棄として罪に問われる可能性もあります。
また農薬の量が多いときは環境に何らかの悪影響を与える恐れがあるため、土には埋めずに別の処分方法を選ぶ必要があります。
農薬を購入・処分するときの注意点
農薬の購入・処分をするときはどのような点に注意すればよいのでしょうか。農薬を購入・処分するときの2つの注意点を紹介します。
家庭菜園用の農薬なら個包装がおすすめ
開封した農薬はすぐに使わないと効果が薄まったり有害化したりする恐れがあります。そのため農薬を購入するときはあらかじめ必要な分量を把握した上で、使い切れる分量だけを購入するのが基本です。
とはいえはじめて農薬を使用する場合には、必要な分量の予測がつかない場合もあるでしょう。
家庭菜園に農薬を使うのであれば、少し割高ではあるものの個包装の商品がおすすめです。使わなかった分は開封せずに保管できるため、結果的に農薬を無駄にせずに済みます。
流しや河川に捨てない
処分方法に困ったからといって、農薬を流しや河川などに捨てるのはNGです。
農薬はあくまで薬品であり、水に流しただけでは分解されません。水が農薬に汚染されて環境全体に悪影響を及ぼす上に、人身事故につながる可能性もある非常に危険な行為です。発覚した場合には罰金刑が課せられます。
トラブルを避けるためにも農薬は規定に従って正しい方法で処分しましょう。
農薬は正しい方法で処分しよう
不要な農薬を処分する際には、自治体やJA(農協)、認定を受けている産業廃棄物処理業者などに回収してもらう方法があります。また少量なら庭に埋めるのも1つの手です。
他にも処分したいものがあるのなら、不用品回収業者を利用するのが便利です。ミツモアを使えば信頼できる業者が効率的に見つかります。
流しや河川に捨てるといった間違った方法は避け、正しい方法で農薬を処分しましょう。
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