夏場に食品が傷まないように活用する保冷剤は、私たちの身近にあるアイテムといえます。いつの間にか固まってしまうため処分に困る人もいますが、さまざまな用途に活用できるのです。保冷剤の成分や主な捨て方、活用方法を紹介します。
捨てる前に保冷剤の成分を確認しよう
保冷剤を捨てる際は、中の成分を確認した方がよいでしょう。場合によっては有毒になることもあるのです。保冷剤の成分について解説します。
中身はほぼ水分
保冷剤はほとんど水分でできていますが、1%の割合だけ高吸収性ポリマーが使用されています。これは紙おむつにも利用されており、水分を大量に吸収する素材です。
触れても害はありませんが、誤飲してしまうと体内の水分が吸収されてしまい影響を及ぼします。
古いタイプの保冷剤にはエチレングリコールと呼ばれる有害物質が混ざっていることがあり、大変危険です。摂取することにより、おう吐や意識障害を引き起こす場合があります。
最近はこれらの物質が使用されることはほとんどありませんが、保冷剤は安全のため小さな子どもの手の届かない場所に保管した方がよいでしょう。
保冷剤の捨て方を確認
保冷剤を廃棄する際は、小さな子どもや動物が誤飲しないようにしなければなりません。保冷剤の安全な捨て方を紹介します。
可燃ゴミとして処分できることが多い
保冷剤は一般的に可燃ゴミとして処分します。高吸収性ポリマーを含みますが、問題なく燃えるものです。
外袋は破らずにそのまま可燃ゴミとして捨ててください。
保冷剤の外袋はポリエチレン製のフィルムや、ナイロン製の不織布でできている場合がほとんどです。これらも一般的に可燃ゴミに指定されているので、可燃ゴミとして処分できます。
必ず自治体のルールを確認しよう
多くの場合、保冷剤は可燃ゴミで処分されます。しかし自治体によっては、不燃ゴミとして扱われる場合もあるのです。
保冷剤のタイプによって、捨て方を指定する自治体もあります。例えば液状タイプは可燃ゴミ、固形タイプは不燃ゴミで指定する場合です。
固形のプラスチックは自治体によって、可燃ゴミと不燃ゴミに分かれています。そのため固形タイプの保冷剤は自治体によって処分方法が異なるのです。
保冷剤の捨て方は、住んでいる場所を管轄している自治体に準拠しましょう。
中身を排水溝やトイレに流すのはNG
高吸水性ポリマーは水を吸うと体積が大きくなり、排水溝やトイレに流すと詰まってしまう可能性が高くなります。
中身のほとんどが水であるため、中を開けて流しやトイレに捨てる人がいますが、水分の吸収性が高いため、詰まりの原因になってしまいます。
最悪の場合は修理対応になりますので、絶対にやめましょう。
液体をゴミに出すことを禁止している自治体もありますが、その場合は捨て方が指定されていますので確認しましょう。
保冷剤の再利用方法もチェック
保冷剤は、モノを冷やす目的以外にも利用できます。どのような使い方ができるのか、紹介します。
温めればカイロに
保冷剤は真逆の使い方も可能です。40℃くらいのお湯に漬け温めると、カイロとして再利用できます。
温め方には注意が必要であり、電子レンジを使用するのは避けましょう。中身が出てしまうことがあり、電子レンジ内を掃除しなければなりません。
お湯を沸かしたり温めたりする手間は発生しますが、必ず湯せんで間接的に温めるようにします。
夏場は保冷剤を使うシーンが多く、冬になると使用しなくなったものが手元に残っているでしょう。カイロとして再利用してみてはいかがでしょうか。
好きな香りのオリジナル芳香剤
保冷剤は芳香剤としても活用できます。中身を取り出し、底の深い容器に移します。そこに好きな香料を数滴垂らすと、オリジナル芳香剤の完成です。
効果は2週間ほど持続します。部屋の隅などに置き、香りを楽しむとよいでしょう。
ただし、液体状の保冷剤しか芳香剤は作れません。個体タイプの保冷剤は活用できないので注意しましょう。
芳香剤を置く際は、小さな子どもやペットの手が届かない場所に設置します。誤飲してしまうと健康に害を及ぼす可能性があるためです。
園芸用品としても活躍
保冷剤に含まれている高吸収性ポリマーは、水分を多く吸収しています。中身を取り出し植木鉢に振りかけると、保水剤として利用できるのです。
外出で2〜3日家を空ける場合、育てている植物に水を与えられなくなります。保冷剤の中身を土にまいておけば、ジェルから水がしみ出て水分を補給してくれるのです。
これは2〜3日ほど効果があるため、ちょっとした旅行をする際に利用するとよいでしょう。保冷剤の成分が植物に影響を与えることはないので、安心して利用できます。
保冷剤は正しく処分することが大切
保冷剤の中身には、99%の水分と1%の高吸収性ポリマーが使用されています。誤飲すると体の水分が吸収されてしまうため、子どもやペットの手に届かない場所に保管するとよいでしょう。
処分する際は、シンプルに可燃ゴミとして捨てます。中身を取り出しトイレや排水溝に流すと、詰まりの原因になるためやめましょう。
保冷剤は芳香剤など別の用途にも利用できます。夏場に多く集まった保冷剤はそのまま捨てず、再利用してみてはいかがでしょうか。
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