石油ファンヒーターが不要になった場合、どのような方法で処分するのが適切なのでしょうか。
処分方法はいくつかありますが、いずれも処分前に適切な処理をする必要があります。
今回は石油ファンヒーターの処分方法と、注意点を解説します。
いらない石油ファンヒーターを処分する方法
石油ファンヒーターをごみとして廃棄処分する方法は、3つあります。
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
粗大ごみ回収に出す
石油ファンヒーターはサイズが大きいため、通常のごみ収集には出せません。
粗大ごみの収集を申し込み、粗大ごみ処理券を購入して貼り付けることで、収集してもらえます。
自治体のWebサイトあるいは電話で申し込み可能です。
粗大ごみに出す場合は、申し込みから収集まで、1週間〜1カ月かかります。日時を指定できない上に、集積所まで石油ファンヒーターを運び出す手間がかかることを、覚えておきましょう。
神奈川県横浜市を例に挙げると、石油ファンヒーターの処分にかかる手数料は200円です。手数料は自治体によって異なるため、正確な料金については、自治体のWebサイトで確認する必要があります。
自治体が指定する処理施設まで持ち込んで、処分してもらうことも可能です。
平日しか受け付けていないことが一般的ですが、都合のよい日時に処分できるメリットがあります。
施設に持ち込む場合も、粗大ゴミ処理券を購入する必要があります。
持ち込みの申し込みをして日時が決まったら、コンビニや郵便局で券を購入しておきましょう。
持ち込める施設の数や、持ち込むまでの手順は、自治体によって異なります。あらかじめ詳細を確認してから持ち込むと、手続きがスムーズです。
買い替え時に引き取ってもらう
石油ファンヒーターを買い替える場合は、購入先の家電量販店で引き取ってもらう方法もあります。
中には新品を購入しなくても、引き取ってくれる店舗もあります。
ただし店舗によっては有料対応の場合や、引き取り自体に対応していない場合もあるので、注意が必要です。
まずは引き取りしてもらえるか問い合わせてみましょう。
不用品回収業者に依頼
手間をかけずに石油ファンヒーターを処分したいなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
都合のよい日時に自宅まで回収に来てもらえる他、石油ファンヒーター以外の不用品も、まとめて回収してもらえます。
ただし不用品回収業者に頼む場合は、粗大ごみとして捨てるのと比べ、料金が高くなります。
別途人件費や出張費がかかるケースもあるため、石油ファンヒーターを単品で回収してもらう場合は、別の方法を選ぶのがよいでしょう。
▽優良な不用品回収業者の選び方や悪徳業者の見分け方は以下の記事でも解説しています。
不用品回収業者を探すときは、悪質な業者に注意が必要です。
自治体から「一般廃棄物収集運搬業許可」を得ていない業者は、避けて選びましょう。
許可を得ている業者の一覧は、自治体のWebサイトで確認できます。
無料回収をうたう業者や、連絡先が不明な業者は、法外な追加費用を請求したり、不用品以外の家具や家電も、強引に回収したりする恐れがあります。
料金体系が明確でない業者も避けましょう。
優良な業者を見つけるには、複数の業者を比較して検討することが大切です。
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まだ使える石油ファンヒーターを売却する方法
石油ファンヒーターがまだ使える場合は、売却することも検討しましょう。
リサイクルショップやフリマアプリを利用すれば、手軽に処分できます。
リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップに買い取ってもらう方法なら、石油ファンヒーターを手軽に手放すことが可能です。
店頭買取を利用することで、その場ですぐに現金化できます。
特に製造5年以内のものや有名メーカーのものであれば、比較的高値での買取りが期待できるでしょう。
店舗によっては出張買取や、宅配買取に対応しているケースもあります。
店舗まで石油ファンヒーターを持ち運ぶのが面倒な場合は、利用を検討するとよいでしょう。
フリマアプリなどに出品
フリマアプリやネットオークションに、石油ファンヒーターを出品して、売却する方法もあります。
この方法は自分で値段を設定できるため、納得できる金額で石油ファンヒーターを売ることが可能です。
ただし需要を見極められないと、売れ残る可能性が大きくなります。そのためまずは需要の有無と、取引価格の相場を調べておくことが大切です。
またフリマアプリで売却する場合は、出品や梱包・発送の手間が必要です。
さらに個人間取引のフリマアプリやネットオークションでは、取引相手との認識相違から、トラブルに発展するリスクもあります。
トラブルのないように、商品の状態が分かる画像と文章を用意し、使用年数や使用状況も正しく伝えることが重要です。
処分する際の注意ポイント
石油ファンヒーターを処分するときは、危険のないように適切な処理を行うことが重要です。
処分に当たって注意するポイントについて解説します。
残った灯油は事前に処分する
石油ファンヒーターの中に灯油が残ったまま処分すると、持ち運ぶときに灯油がこぼれる恐れがあり危険です。
持ち運ぶ前に、必ず灯油を抜き取っておくようにしましょう。
給油タンクに入っている灯油だけでなく、固定タンク内に残った灯油も抜いておく必要があります。
残った灯油は給油ポンプやスポイトで抜き取ると、処理が楽です。
空焚きして灯油を最後まで使い切ってから、捨てる方法もあります。
空焚きをする際は、危険のないように説明書の指示に従って、適切な方法で行うことが重要です。
乾電池を出しておく
石油ファンヒーターには、乾電池が入っている場合があります。
この乾電池を入れたまま放置すると、液漏れして事故に発展するする恐れがあります。
液漏れを防ぐために、処分の前には乾電池も抜いておきましょう。乾電池は分別して処分する必要があります。
乾電池の捨て方は自治体によってさまざまです。回収ボックスを設置している自治体なら、ボックスに入れるだけで処分できます。
あらかじめ自治体のゴミ捨てルールを確認しておけば、処分時に困りません。
買取価格を上げるには
石油ファンヒーターを売るときは、ひと手間をかけることで、査定額アップが期待できます。
売却前に押さえておきたいポイントについて解説します。
きれいに掃除をしておく
買取価格を少しでも高くしたいなら、きれいに掃除してから売却することが大切です。
使い古した石油ファンヒーターでも、手入れをしておけば、査定金額が上がる可能性があります。
送風口や底面は特にホコリがたまりやすいため、念入りに掃除しておきましょう。
外面もきれいに拭き上げることで、査定金額がアップする可能性があります。
説明書や保証書の他、商品の箱もあると、高値での売却が期待できます。
売却前にはこれらの付属品についても、確認しておきましょう。
石油ファンヒーターは正しく処分しよう
石油ファンヒーターは粗大ごみに出す他、家電量販店に引き取ってもらう、不用品回収業者に回収してもらうなどの処分方法があります。
まだ使える状態なら、リサイクルショップやフリマアプリで売ることも検討しましょう。
処分時は危険のないように灯油を使い切って、電池を抜き取っておくことが大切です。少しでも高く売りたい場合は、きれいに掃除して付属品をそろえておきましょう。
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