子供のときに買ってから今でも捨てられないぬいぐるみ、UFOキャッチャーで必死に手に入れたぬいぐるみ、人からプレゼントされたぬいぐるみ……。
モノにはいろいろな思い出が詰まるものですが、ぬいぐるみの場合は人や動物の姿をしていることもあって、余計に捨てづらいですよね。
また昔から「人形やぬいぐるみには魂が宿る」と言われているので、「ゴミとして捨てるのは怖い」と感じている方も多いでしょう。
今回はぬいぐるみの処分方法や捨て方について、基本的な分別方法から「お清め」などをしたい場合の方法まで紹介していきます。
ぬいぐるみの処分方法は大きく分けて6つ
ぬいぐるみの処分方法には、大きく分けて以下の6つがあります。
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ゴミとして出したり売ったりする以外にも、幼稚園・保育園・児童施設などに寄付したり、人に譲ったりと色々な手段があるので、「自分の気持ち」に従って好きな方法を選びましょう。
方法1.燃えるゴミとして出す
人形やぬいぐるみを捨てることにとくに抵抗がない場合は、地域の分別方法に従って、指定のゴミの日に出すことができます。人形やぬいぐるみは「可燃ゴミ」にあたるので、燃えるゴミの日にゴミ捨て場に出すだけで処分可能です。
ただし、ぬいぐるみにプラスチック製のボタンや金属パーツなどが使われている場合は、分解してそれぞれの分別方法に従って捨てるようにしてください。
また30cm角以上の大きなぬいぐるみの場合は、「粗大ゴミ」として扱う自治体が多いので注意しましょう。粗大ゴミとなる場合は、地域の自治体の「粗大ゴミ受付センター」に電話で連絡するか、ホームページから申し込みが必要です。有料の「粗大ゴミ処理券」を購入して、ぬいぐるみに貼りつけたうえで、回収の日にゴミ捨て場に置きましょう。
できれば意識したいマナー
透明なビニール袋などに入れてぬいぐるみを捨てると、偶然見た子どもたちがビックリしてしまうかもしれません。マナーとして、できれば外からは見えないように紙袋などに入れてからゴミに出すのがよいでしょう。
時間があれば心をこめて解体し、生き物としての形を残さないようにしたり、目元を布などで覆い視線を感じさせないようにしたりするのも手です。
またぬいぐるみを大量に積み上げて捨てるのも避けましょう。近隣住民の迷惑をかけてしまうことに。また自治体は一度に出せるゴミの量を定めていることがあり、ルール違反になる可能性もあります。
方法2.自分でお清めしてからゴミとして出す
なるべく手っ取り早くぬいぐるみを捨てたい。しかし人や動物の姿をしたぬいぐるみを捨てるのには、どこか罪悪感を感じてしまいやすいですよね。そんなときは自分で「お清め」することもできます。
お清めの手順は以下。
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ちなみに「盛り塩」などをする場合と同じく、お清めに使う塩は海水由来のものがオススメです。
「食塩」として売られている製品には、添加物が入っていたり、成分が調整されたりしていることが多く、きちんとお清めしたい場合には不向きとされています。
方法3.フリマアプリやリサイクルショップで売る
ぬいぐるみがキレイな状態で損傷もなければ、売ってお金に換えることができるかもしれません。
リサイクルショップで売る場合、自分で持ち込みさえすればいいので手軽です。ただし一般的に、リサイクルショップでのぬいぐるみの買い取り値段はそこまでたいした金額にはなりません。「少しでもお金になればいいな」くらいの軽い気持ちで査定してもらいましょう。
少しでも高く売りたいなら、フリマアプリやネットオークションを利用してみるとよいかもしれません。ぬいぐるみのモチーフが人気のあるキャラクターだったり、限定品のレア物だったりすれば、思わぬ高値が付くこともありえます。
住んでいる地域のフリーマーケットなどがあれば、そちらで出店するのもよいでしょう。人形やぬいぐるみだけでなく、着なくなった服やアクセサリーなど、不用品をまとめて展示することができます。
フリーマーケットやネット上での売買をする場合は、ぬいぐるみを洗うなど少しでもキレイな状態にして、売れる可能性を高めておきましょう。
方法4.知人にあげたり、児童施設に寄贈したりする
不要になったぬいぐるみを誰かに譲ることで、ぬいぐるみのセカンドライフを作るという手段もあります。子供がいる知人・友人などにあげたり、幼稚園や保育園などに寄贈したりする手段も検討してみましょう。
子供がいる知人・友人・親戚などに譲る
ぬいぐるみを譲る相手としては、子供が生まれたばかりの友人や親戚などがまず候補に上がりますね。しかしその場合は、第1に「もらい受けた側に心から喜んでもらえるか」ということを確認する必要があります。
「要らなくなったぬいぐるみを押し付けられた」と感じると、自分にとっても相手にとっても、何もいいことがありません。
もしぬいぐるみを「欲しい」と言ってくれる人がいた場合にのみ、きちんと手入れしてキレイに汚れを取ったうえで譲りましょう。
保育園・幼稚園・児童施設などに寄贈する
「子供が大きくなって不要になったけど、まだまだキレイだからもったいない」というぬいぐるみは、幼稚園・保育園・児童養護施設・小児科のある病院など、子どもたちが集まる施設に寄贈してみるのはいかがでしょうか。
もし自分で持ち込みたい場合は、事前に受け入れてくれるかどうかを問い合わせてから持ち込むようにしましょう。
オンラインでぬいぐるみの寄付を募っている団体もあります。NPO法人が運営する「セカンドライフ」や「ワールドギフト」などが代表的です。
送料や寄付金、活動実費などを自己負担することになりますが、だれかの役に立つことができるかもしれません。日本国内への寄付だけでなく、「ワールドギフト」のように世界各国の子どもたちのもとへ支援品が届けられるものもあります。
この機会に、興味がある方はぜひ寄付を検討してみてはいかがでしょうか。
方法5.神社やお寺でお焚き上げをしてもらう
ホラー映画や怪談などで、よく人形やぬいぐるみの描写が描かれることもあり、捨てると「呪い」などの不吉なことが起こるのではないかと気になる人もいるのではないでしょうか。そんな人には「人形供養」がおすすめです。
お寺や神社では、魂が宿るといわれる人形を供養し、お焚き上げを行う「人形供養」という行事が行われています。毎年10月15日の「人形の日」にお焚き上げを行う社寺が多いようです。
ぬいぐるみも人形供養のお焚き上げに出すことができるので、お住まいの地域で受け付けている社寺はないか探してみましょう。予約必須のケースが多いので、事前の問い合わせも大切です。
もし遠い神社に依頼したい場合や、当日にどうしても外せない用事がある場合には、ぬいぐるみを郵送で受け付けてくれるところもあります。
ちなみに供養にかかる金額は、神社やお寺によって様々です。「お気持ちを包んでください」などと書かれていていくら出せばいいか分からなければ、1,000円~3,000円程度が目安となります。
方法6.不用品回収業者に引き取ってもらう
不用品回収業者といえば、引っ越しのときに家具・家電を処分してくれる業者として認知されていますよね。
もちろん家具・家電の取り扱いが代表的ですが、ぬいぐるみや人形などの不用品もまとめて処分してもらうことができます。
「ぬいぐるみ用の棚やケースなども捨てたい」「引っ越しするので断捨離したい」という場合は、古い家具や家電などと一緒に、すべての不用品を処分してもらえるのでかなりラクになります。
不要品回収業者を探すときには、「一般廃棄物処理業許可」という自治体からの許可を得ているか確認しましょう。この資格を持っていない業者に依頼すると、不法投棄などをされてしまう恐れもあります。
とくに町中を走り回る「不用品回収車」などは悪徳である可能性が高いとされているので注意しましょう。
風水的にはぬいぐるみを捨ててもいい?
「風水」の観点で見たときに、「ぬいぐるみを捨てると運気が下がらないか」と気になる方もいるのではないでしょうか。
しかしむしろ「使わなくなった古いものを持ち続ける」ほうが風水的には運気を下げる行動です。
たとえば財布なども3年以上使い続けると金運が下がってしまうとされ、定期的に買い替えるほうがよいとされています。
ぬいぐるみなどの場合も同じです。風水的に運気が下がるということはないので、処分するときにも心配はいりません。
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