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確定申告書に屋号の記入は不要?屋号・雅号の基礎をおさらい!

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最終更新日: 2019年05月31日

個人事業主の屋号(雅号)は、ビジネスを営む上で重要な意味を持ちます。
ただし、確定申告書には屋号の記入義務がない(空白でもOK)というのはご存じでしたか?
屋号の基本事項や付けるメリットなど、新米事業主さんの屋号に関するお悩みにお答えします。

屋号と雅号とは

顧問税理士
屋号と雅号の違いとは?基本事項をおさらい!

最初に、個人事業主の話題でよく聞く「屋号」と「雅号」とはそもそも何なのかを、基本から解説したいと思います。簡単に言うと、屋号は個人事業主が名乗るビジネスや店舗などの名称、雅号は芸術家などが名乗る本名とは異なる別名です。それぞれの概要について、以下より詳しく見ていきましょう。

屋号とは

屋号とは、個人事業主や自営業者がビジネスに使う、商業用の名称のこと。つまり会社で言えば社名に当たる存在です。たとえば個人でクリーニング店を運営していて、そのクリーニング店の店舗名が「ABCクリーニング」だったとすれば、基本的にその「ABCクリーニング」が屋号になります。そのほかにもたとえばフリーランスとしてインターネット広告事業を行っていたとしたら、「○○アドサービス」などのように、ビジネス用に屋号を名乗ることもできます。

雅号とは

一方で雅号とは、芸術家や作家などが本名のほかに仕事で名乗る別名のこと。いわゆるペンネームや芸名などのことですね。個人事業主が仕事で作家業などを行っている場合は、屋号ではなく雅号を名乗ることがあります。

たとえば、本名は「佐藤 祐介」だけど、作家としては「鈴木 祐介」として活動している場合、後者の「鈴木 祐介」が雅号です。企業で言う社名にあたる屋号とは違い、個人の名前のような役割を果たすのが特徴だと言えます。

開業届・確定申告書に屋号は記入不要!

確定申告書
確定申告書には屋号は記入不要?

それでは、個人事業をスタートさせるにあたって開業届を出す際、開業届に屋号を記入する必要はあるのでしょうか?実は、屋号の記入は必須ではありません。開業届と確定申告書には屋号を書く欄がありますが、こちらは空欄のまま提出しても大丈夫。屋号を書かなくても、そもそも特定の屋号を持たなくても、手続き上まったく問題はないのです。

開業届・確定申告書には屋号の記入欄あり

個人事業主が起業時に提出する開業届と、税務申告時に提出する確定申告書には、いずれも屋号を記入する欄があります。

屋号をつける場合、あるいはすでに屋号を持っている場合は、屋号欄にその屋号を記載しましょう。そのほか屋号をつけた場合は、普段の業務でクライアントとやり取りする請求書や領収書などにも屋号を記載できます。

開業届・確定申告書の屋号は空欄でも問題なし

開業届にも確定申告書にも屋号を記載する欄があるので、「屋号って必ずつけないといけないの?」と勘違いしてしまう方も多いのですが、実はそんなことはありません。

屋号はつけなくても問題なく、開業届・確定申告書の屋号欄も空欄のままでOKなんです。屋号がないから、屋号欄が空欄だからといって税務署から何か言われることはまずありません。屋号をつけるのはあくまでも個人事業主の任意になります。

領収書の宛先も屋号・個人のどちらも可

先ほど請求書や領収書にも屋号を記載できるとご紹介しましたが、こちらも必ず屋号を使わないといけないというわけではありません。

たとえ屋号があったとしても、領収書・請求書の名前に個人名を使うこともできます。領収書によって個人名と屋号が混ざっていても、確定申告時に特段問題はありません。

義務がなくても!屋号を付けるメリット

起業したばかりの個人事業主
あえて屋号を付けるメリットって?

ここまでご紹介してきたように、屋号をつけるのは義務ではなく任意です。屋号を持たずに個人事業をはじめることもできます。しかし義務ではないとは言え、屋号をつけることにはメリットがあるのも事実。本項では屋号をつけるメリットについて見ていきたいと思います。

事業内容が分かりやすくなる

屋号をつけて名刺やホームページに記載すれば、事業内容が一目でわかりやすくなり、顧客へアピールできます。たとえば翻訳を行っている個人事業主の井上さんが「井上翻訳サービス」という屋号をつけて名刺などに載せれば、説明しなくても名刺を受け取った人は「この人は翻訳事業をやっている人なんだ」ということが一瞬で分かりますよね。

屋号付き銀行口座を開設できる

屋号をつけると、銀行によっては屋号付き銀行口座を持つことができるのもメリットです。

屋号付き銀行口座を開設してビジネスの取引をそちらに集約すれば、事業に関する資金とプライベートの資金の区別がしやすくなります。これには確定申告に向けた帳簿付けや確定申告の手続きがしやすくなるという利点も。屋号付き銀行口座があれば顧客からの信頼度も増すでしょう。

事業にかける思いが高まる

屋号を持つと、精神的な面のメリットも大きいです。ビジネス用の屋号をしっかり持つことで自然と責任感が芽生えますし、個人事業に対するモチベーションもアップします。

個人事業は会社員と比べれば収入・信用面ともに不安定なので、しばしば壁にぶつかるもの。そんなときに屋号があれば、個人事業にかける思いが高まって、難局やトラブルを乗り越えるエネルギーがより湧いてくるかもしれません。

まとめ

屋号は個人事業主が名乗る商業用の名称で、会社で言えば社名のようなもの。雅号は芸術家・作家などが名乗る別名で、ペンネームや芸名のようなものです。

ほとんどの個人事業主に関係するのは「屋号」のほうになり、開業届と確定申告書には屋号を記入する欄があります。しかし屋号をつけるのは義務というわけではありません。ただ、屋号をつけるとクライアントに事業内容が分かりやすくなったり、ビジネス用の屋号付き銀行口座を開設できたりといった様々なメリットがあります。これから個人事業主になる方は、必要に応じて屋号をつけてみてはいかがでしょうか。