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賃貸物件でシーリングライトを交換したい!取り付け前の確認事項や手順を解説

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最終更新日: 2024年03月11日

賃貸物件に入居した際に設置してある照明器具は、自分でシーリングライトに交換してもよいのでしょうか?自由に交換できるケースや、シーリングライトを自分で取り付ける方法を解説します。退去時の注意点についても知っておきましょう。

原状回復できれば賃貸のシーリングライトを自由に交換してもOK

入居した当初からつり下げ式の照明器具が付いている場合、元々付いている照明器具を自分で外して、シーリングライトに交換してもよいのか疑問に思う人もいるでしょう。

賃貸物件の天井に設置されている配線器具が『引っ掛けシーリング』の場合は、管理会社や大家に相談せずに、シーリングライトに交換できます。引っ掛けシーリングとは、天井に付いている配線器具を取り付ける土台で、対応したシーリングライトなら簡単に取り付け可能です。

元々引っ掛けシーリングが付いているなら、取り付けたシーリングライトを外すだけで原状回復できるため、賃貸物件の照明器具を自分で交換しても大丈夫です。原状回復とは、賃貸に住んでいる間に借主の過失や手入れを怠ったことによる傷や汚れを、退去する際に元に戻すことを指します。

引っ掛けシーリング以外の配線器具が設置されている、配線器具が付いていないなどの場合は、配線工事が必要です。この場合は管理会社や大家に相談し、許可を取る必要があります。

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賃貸のシーリングライト取り付け前に確認すること

賃貸物件の照明器具をシーリングライトに交換する前に、確認しておくことを紹介します。天井に付いている配線器具がシーリングライトに対応しているかどうかと、配線器具周辺の天井の状態です。それぞれについて詳しく解説します。

天井に付いている配線器具の種類・形状

天井に付いている引っ掛けシーリングには、いくつかの種類があります。天井に下記の配線器具が付いていれば、シーリングライトを自分で取り付け可能です

  • 角形引っ掛けシーリング
  • 丸形引っ掛けシーリング
  • 丸形フル引っ掛けシーリング
  • 丸形埋込ローゼット
  • フル引っ掛けローゼット

それぞれの形状は異なりますが、対応している照明器具の取り付け方は同じなので、引っ掛けシーリング対応のシーリングライトを付けられます。引っ掛けシーリングによって出しろが異なる場合があるので、シーリングライトを購入する前に説明書を確認し、必要な出しろの長さを確認しておきましょう。

配線器具まわりの状態

配線器具がシーリングライトに対応した引っ掛けシーリングでも、配線器具が付いている天井の状態によっては取り付けられないケースがあります。

シーリングライトが取り付けられない天井の状態は、下記の通りです。

  • 傾斜天井:天井が斜めになっている
  • 竿縁天井:竿縁に配線器具が取り付けてある
  • 格子天井:天井に細い飾り木が格子状に渡してある

すべてのシーリングライトが取り付けられないわけではありませんが、取り付けられるサイズやデザインが限られます。購入した後に、取り付けられない種類だったと後悔しないためにも、シーリングライトを選ぶ前に必ず配線器具まわりの状態を確認しておきましょう

シーリングライトを自分で取り付ける方法

一般的なシーリングライトの取り付け方を紹介します。取り付け方法自体は簡単ですが、天井付近での高所作業なので、足元がぐらつくとシーリングライトを落とす、自分が落下してけがをするなどのリスクがあります。しっかりとした脚立を用意し、安全に作業するように心がけましょう。

シーリングライトの基本的な取り付け方法は、下記の通りです。詳しい取り付け方法については、シーリングライトの取扱説明書を必ず確認しましょう。

  1. 感電などの事故を防止するために、照明器具の電源を切る
  2. 取り付けてある照明器具を外す
  3. 用意したシーリングライトに付属しているアダプタを、配線器具に取り付ける
  4. 取り付けたアダプタにシーリングライトを取り付ける
  5. シーリングライトのコネクタをアダプタにしっかり差し込む
  6. シーリングライトのカバーを装着する

入居時に元々照明器具が設置してあった場合は、なくしたり壊したりしないように、大切に保管しておきましょう。

賃貸の退去時はシーリングライトを外すのを忘れずに

賃貸物件であっても天井に『引っ掛けシーリング』が設置してあれば、管理会社や大家に相談せずに交換できます。ただし退去する際は、入居時の状態に戻さなければならない『原状回復』の義務があります。

元々付いていた照明は管理会社や大家の所有物なので大切に保管し、元に戻すのを忘れないようにしましょう。

作業や判断が難しいと感じたり、シーリングライトの付け替えでトラブルが起きたりしたら、信頼できる専門業者に頼むのがおすすめです。

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