古い照明器具は電気代がかさむだけでなく、落下や発火などトラブルが起きる可能性があります。照明器具を交換する場合は、正しい手順をあらかじめ確認し安全に十分配慮しましょう。照明器具の外し方に加え、業者を依頼する必要のあるケースを紹介します。
昔の照明は早めに取り替えよう
昔の照明器具をいつまでも使い続けている人もいるでしょう。まだ使えるからと油断している人は要注意です。いつの間にか寿命で安全に使えなくなっていたり、型が古すぎて電気代がかさんでいたりするかもしれません。
昔からの古い照明を早めに交換した方がよい理由を詳しく説明します。
落下や発熱する恐れがある
照明器具は長年使い続けていると、接続部分が劣化していきます。いずれは照明の重さを支えきれず落下したり、発熱して発火するトラブルを起こしたりする恐れがあるのです。
購入時と比べて変色していたり、ひび割れや変形が起きていたりと一目でわかる異変が起きていないか確認しましょう。もし見た目に変化がなくても、一般的に照明器具の耐用年数は10年ほどといわれています。10年以上使い続けている照明器具なら交換どきといえるでしょう。
LEDに変えるだけでも電気代が変わる
最新の照明器具は昔のものと比べ、エネルギー効率が格段にアップしています。昔ながらの白熱電球や蛍光灯をLEDライトに変えれば、電気代を大幅に抑えることができます。
商品にもよりますがLEDライトに交換することで、蛍光灯であれば約1/2、白熱電球で1/5〜1/8ほど電気代が安くなる場合もあるのです。
また、最新の照明器具は寿命が長くなっている点にも注目しましょう。同じ条件で使い続けたとしても、白熱電球は3カ月から半年、蛍光灯は約3年半の寿命であるのに比べ、LEDは約11年使い続けられるのです。
コストパフォーマンスの面から見ても、古い照明は新しくすることがおすすめです。
昔の照明器具の外し方
昔の照明器具は交換した方がいいのは事実ですが、やり方を知らずにやみくもに交換するとトラブルになりかねません。昔の照明器具を外す方法と注意点をあらかじめ確認しておきましょう。
カバーや本体を外す
照明器具の取り外しは、カバー、本体の順に行います。業者に依頼せず、工具なしで簡単に取り外しできるのは、天井に「引掛けシーリング」や「ローゼット」が取り付けられている場合です。
照明器具の形状とカバーの形式はさまざまであり、それぞれ外し方が異なるため、どのタイプか見極めることが大切です。主な取り外し方を紹介します。
カバーアップ回転式 | カバーを右か左に回転させて外す |
カバー引掛押上げ式 | カバー全体を両手で支えながら片側を外す |
カバー引掛式 | カバーを両手で支えて、片方ずつ引き掛け金具から外す |
カバーはめこみ式 | 側板を外してから、カバーを手前に引くように外す |
カバーを外したら裸になった蛍光灯が出てくるため取り外します。照明の本体を外し、最後に天井に付いている電源部分を外して完了です。
取り外し方は本体に小さく注意書きがされている場合もあるため、よく確認しましょう。
作業をする際の注意点
照明器具を取り外す際は、照明スイッチはもちろんブレーカーも落としておくことで、万が一の感電を防ぎます。またスイッチを切った後もしばらくは照明に熱がこもっているため、直接触れるのはしばらくたってからにするなど注意が必要です。
照明器具は天井にあるため、作業は安全に十分配慮して行いましょう。脚立は安定した場所に置き、できれば家族の人に脚立を支えてもらうと安全です。
また照明器具を外すときには力ずくで外そうとせず、注意書きに沿って取り外しましょう。照明器具が割れたり落下したりすると、大きなけがにつながりかねません。
新しい照明の設置方法もチェック
古い照明を取り外したら、新しい照明の設置方法を確認しましょう。
LEDの場合は、まず配管器具に専用アダプタを取り付け、その上からシーリングライト本体を取り付けます。次に専用アダプタのコネクタをシーリングライトに接続し、カバーをすれば完成です。
ペンダント型の照明であれば、照明のコードに付いているシーリングキャップを、シーリング本体に差し込んで固定するだけで簡単に取り付けできます。
しかし、シャンデリアなど重量のある照明を取り付ける場合は要注意です。アダプタの取り付け時にはネジでしっかり固定し、コネクタの接続やシーリングキャップの取り付けが終わったら、シャンデリア本体にもネジ留めをして落下を防止しましょう。
自分でできない場合は業者に依頼する
自分で照明器具の交換をする方法について解説してきましたが、照明器具の種類によっては交換の難易度が高いものもあります。自分で照明器具の交換ができない場合はどうすればいいのか、確認しておきましょう。
直結型やシーリングの交換は難しい
照明器具には「直結型」と呼ばれるものがあります。天井の配線と照明器具を直接接続するタイプであり、「電気工事士」の資格がないと取り付けができない照明です。照明器具を外した時に、天井から配線が伸びているためすぐに見分けられるでしょう。
シーリングそのものが劣化していて交換しなければならないケースも、電気工事士の資格を持った業者に依頼する必要があります。知識のない人がシーリングを触ると、露出した配線に接触する可能性もあり非常に危険なためです。
直結型の照明器具とシーリング自体の交換をする場合は、無理をせず業者に依頼しましょう。
業者を選ぶポイント
照明器具の交換を業者に依頼する場合には、信頼のおける会社を見極めることが大切です。ホームページを見て工事実績を閲覧したり、電気工事士の資格保有者がどのくらい在籍しているかを確認したりしましょう。
工事内容に対して適切な価格を設定しているか、技術力に問題がないかを確かめるためには、複数の業者に見積もりを取るのがおすすめです。
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昔の照明器具を取り替えて快適にすごそう
昔の照明器具を何年も使っているなら、安全面からもコスト面からも交換することをおすすめします。照明器具を自分で外す場合は、カバーや本体の取り外しやシーリングへの接続など、きちんと手順を確認して安全を確保して実行しましょう。
業者を依頼する場合は、実績を参考にし、相見積もりで優良業者を見極めて依頼することが大切です。照明器具を入れ替えて快適な暮らしを手に入れましょう。
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照明やシーリングの交換に少しでも不安を感じる人は一人で悩まず、まずは照明・シーリングの交換業者に相談することをおすすめします。
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