新しい電球を購入して取り付けたのに明かりがつかないと、日常生活に支障がでてしまいます。電球がつかない原因によっては、自分で対処できる場合と業者に依頼しなければならない場合があります。まずは落ち着いて原因を突き止めることが大切です。
電球がつかないときに最初に確認すること
電球を交換したにも関わらず明かりがつかない場合は、まずは落ち着いて基本的な見落としがないか確認しましょう。
部屋に電気が通っているか
まずは地域全体で停電が起きていないか確認します。地域全体で停電が起きている場合は、ニュースや電力会社からの情報を確認した上で落ち着いて行動しましょう。
地域全体の停電ではない場合は、自宅全体で電気が使えないかどうか確かめます。他の部屋で照明のスイッチをオンにしてみて判断しましょう。
自宅全体で電気が使えない場合は、漏電ブレーカーが落ちているか送配電設備が不具合を起こしている可能性があります。
一方で、電球を交換した部屋だけで電化製品や照明が使えない場合は、その部屋用の安全ブレーカーが落ちているか配線設備に問題が起きていると考えられます。
漏電ブレーカーが落ちているときや配線に問題があるときは、漏電している可能性があり危険です。一度、電力会社に点検・確認をお願いすることをおすすめします。
電球の型番が合っているか
ブレーカーが落ちていなければ、電球の型番が間違っていないか確認してみましょう。
新しい電球を買ったとしても、照明器具に合ったものでないと電気は点きません。「口金サイズ(E〇〇)」「ワット数」「ボルト数」「電球の形」の4つが合っているか改めて確認しましょう。
口金サイズが異なる場合は、照明器具に電球を取り付けることができません。また、電球のワット数が照明器具のワット数よりも大きいと、事故や火災の原因となり危険なので気をつけましょう。
そのほか、調光機能がついた照明器具やカバーのついた浴室の照明として電球を購入する場合は、さらに注意が必要です。調光機能対応や密閉型器具対応の電球を選ばないと、破損や火災の恐れがあります。
接触不良を起こしていないか
電球がきちんと取り付けられていないことで明かりがつかない場合もあります。
照明器具によっては斜めに取り付ける必要があるなど、まっすぐに取り付けるのが難しいものも少なくありません。電球を最後まで回してしっかりと装着させることが大切です。
電球の口金部分が照明器具のソケットに正しく装着されていないと、電流が流れず電球の明かりは点きません。
感電事故を防ぐためにスイッチをオフにした上で、接触不良がないか確認してみましょう。
また、正しく装着されていても、照明器具側のソケットの金属部分が劣化したことにより、接触が悪くなっている場合もあります。これは照明器具の不具合なので、自分では安易に手をつけてはいけません。
電球がつかない原因
ブレーカーや型番などを確認した上で電球がつかない場合は、以下のような原因が考えられます。
電球の初期不良
他の照明器具に取り付けてある同じ型番の電球を取り付けてみて、電球と照明器具のどちらに問題があるのか判断します。他の電球を取り付けて明かりが点いた場合は、交換した電球が初期不良を起こしている可能性が高いでしょう。
新品の電球を買ったとしても、中には不良品が混ざってしまっていることが稀にあるのです。別の電球で点くのであれば照明器具側の問題ではないため、すぐに解決できるでしょう。
照明器具の故障
他の電球を取り付けても明かりが点かなかったとすれば、照明器具の方に問題がある可能性が高いです。
照明器具における絶縁体の寿命は40,000時間と電気用品安全法で定められています。1日8時間の点灯で13-14年ほど使える計算になりますが、スイッチの切り替え頻度や部屋の環境によって寿命は短くなります。
10年以上同じ照明器具を使っていると、外見だけではなく内部構造にも支障をきたしている可能性が高いでしょう。古い照明器具は点検および交換が必要になります。
スイッチや配線の故障
電球がつかない原因として、スイッチや配線が故障している可能性もあります。スイッチの切り替えが甘くなっている場合はスイッチが故障していると考えられるでしょう。
スイッチ本体の故障以外にも、スイッチと照明器具を繋ぐ配線コードが故障している恐れもあります。配線自体が切れてしまっているほか、配線を保護するゴムが劣化して破損してしまうと電気が通らなくなり、照明が点きません。
電球がつかないときに自分でできる対処法
電球がつかない原因によっては、自分で解決できることもあります。業者に頼む前にまずは、できる範囲で対処法を実践してみましょう。
新しい電球に交換する
購入した電球の型番が間違っていた場合や電球が初期不良を起こしている場合は、新しい電球を再び購入するか、あるいは返品・交換をしましょう。
返品・交換をしたいときは、販売店に電球が初期不良を起こしている可能性がある旨を問い合わせます。
自分でできる対処法は基本的に、電球の交換のみです。それ以外の場合は資格が必要になるので、自分で手をつけてはいけません。
照明器具を交換する
照明器具が故障している場合、通常は自分で照明器具の交換をすることができません。しかし、引掛シーリング本体に取り付けてある照明器具が故障している場合は、自分で照明器具を交換することができます。
引掛シーリング本体は天井に直接取り付けられていますが、そこに引っ掛けられている照明器具は電球と同じ扱いになるため、取り外しおよび交換に資格が不要です。新しい照明器具を購入したら、取り替えてしまいましょう。
引掛シーリング本体が故障していると考えられる場合は、有資格者に修理を依頼することになります。
それでも点かなければ業者に修理してもらおう
電球を交換しても電気が点かなければ、業者に修理を依頼する必要があります。自分で手を出すのはNGです。信頼できる業者に点検・修理をお願いしましょう。
配線の修理には電気工事士の資格が必要
照明器具本体やスイッチ、配線が故障している恐れがある場合は、安易に自分で手を出してはいけません。
無資格者が修理を行おうとすると、感電や漏電などの二次災害につながる恐れがあります。また、どこに原因があるのか素人ではなかなかわからないものです。
加えて、これらの点検・修理は電線を繋ぐ作業が含まれます。このような配線作業を行うには「第二種電気工事士」の資格が必要だと法律で決まっています。必ず、「第二種電気工事士」の有資格者に依頼して、配線状態の確認をしてもらいましょう。
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電球がつかない理由をしっかり見極めて対処しよう
電球を交換したのに電気がつかないときは、原因を見極めることが大切です。電球の初期不良や照明器具の故障であれば自分で対処することもできますが、引掛シーリング本体や配線に問題がある場合は業者に依頼しましょう。
業者に依頼する際は「第二種電気工事士」の資格があるかが重要です。ミツモアの一括無料見積サービスなどを利用して、信頼できる業者を探しましょう。
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