ダウンライトの電球が切れたとき、自分で交換できるのかわからない人は多いでしょう。中には業者に依頼しないと、交換できないタイプのものもあります。タイプごとの交換費用の相場や、交換方法を詳しく見ていきましょう。
ダウンライトはDIYで交換できる?
ダウンライトの電球が切れたり、明るさ・雰囲気を変えたりしたいときに、自分で交換してもよいのでしょうか?交換型ダウンライトと一体型ダウンライトとでは、対応の仕方が異なります。それぞれについて詳しく解説します。
交換型ダウンライトはDIY交換可能
使用しているダウンライトが交換型なら、自分で交換できます。交換型ダウンライトとは、電球と本体が別々になっているものです。
ペンダントライト・シーリングライトなどのように、電球が切れたときは別の電球を用意して自分で交換できます。光の色・明るさを変えたいときにも、手軽に付け替え可能です。
中には電球をDIYで交換できるため、コスパがよいと考える人もいるかもしれません。しかし交換型ダウンライトの照明器具本体は、一体型ダウンライトよりも高額な点を覚えておきましょう。
一体型ダウンライトの交換は資格が必要
電球だけ交換できる交換型ダウンライトと違い、一体型ダウンライトの電球をDIYで交換することはできません。
一体型ダウンライトの特徴は、照明器具と電球が一体になっている点です。そのため電球が切れた場合、本体ごと交換することになります。
一体型ダウンライトは天井に埋め込まれているので、交換時に配線作業が必要です。国家資格である「第二種電気工事士資格」以上の資格がなければ、配線作業はできません。
電気工事に関する知識のない無資格者が作業すると、危険が伴います。一体型ダウンライトの交換は、電気工事士の資格を持っている人や業者に依頼しましょう。
交換型ダウンライトを自分で交換するには?
交換型ダウンライトの電球交換方法は、そこまで難しくはありません。交換型ダウンライトの電球交換にかかる費用と電球の選び方、作業手順を解説します。
交換型ダウンライト交換時にかかる費用
ダウンライトに届く脚立や、高所で作業できる足場があれば、交換型ダウンライトの交換に必要なものは電球だけです。
LEDの交換用電球の料金相場は、「1,300~2,000円程度」です。中には1,000円以下で購入できる、手頃な電球もあります。
交換用電球を購入する際は、使っているダウンライトで使えるかどうか、きちんと確認しましょう。
交換する電球を用意する
電球を交換する際は、まずは付いている電球の「口金」「ワット数」をチェックしましょう。
口金とは根元の金属部分を指します。口金付近に「E26」や「E11」と記載されており、口金のサイズが異なると、取り付けできません。数字部分は直径を表しているので、E26は26mmということです。
ワット数は電球の頭部分かソケット付近に、「20W」や「40W」と表示されているものです。
ダウンライトの規格よりも高いワット数の電球を使うと、事故を引き起こすリスクがあります。必ず規格と同じワット数のものか、規格より低いものを用意しましょう。
交換型ダウンライトの電球をLEDにできる?
電球は主に「白熱電球」「蛍光灯」「LED」の3種類に分けられます。白熱電球・蛍光灯を使用しているダウンライトの電球を、LEDに交換することも可能ですが、いくつか注意点があります。
まずは口金についてです。口金が合うLED電球なら交換することはできますが、LEDは熱を放射せず、口金の裏側が熱くなる性質があります。そのため「断熱加工」がされている照明でないと、故障・不具合の原因になりかねません。
また調光機能の有無・光の広がり方など、ダウンライトとLED電球の相性によっては、機能を十分に発揮しきれないケースも考えられます。
なお交換型ダウンライトの使用が10年を超えている場合、電球の交換ではなく、本体の交換を検討しましょう。
交換型ダウンライトを自分で交換する手順
ダウンライトの交換は多くの場合、高所での作業になります。ケガをしないように安定した足場を用意し、安全に作業しましょう。
- 安定した足場を用意する
- 電源スイッチ、もしくはブレーカーを切る
- ダウンライトのカバーを外す
- 切れた電球を外し、新しく用意したものに交換して完了
ダウンライトのカバーはバネで取り付けられていることが多いので、フチを持ってゆっくり引っ張れば外れます。古いダウンライトはネジで固定されていることもあるので、その場合はドライバーでネジを外しましょう。
カバーがないダウンライトなら、電球を交換するだけでOKです。
一体型ダウンライト交換は業者に依頼しよう
自分で交換できない一体型ダウンライトの交換費用は、いくら程度かかるのでしょうか?費用相場と業者の探し方を解説するので、信頼できる業者を見つけてお得に依頼しましょう。
一体型ダウンライト交換の費用相場
一体型ダウンライトの交換には、「本体の費用」「業者に依頼する費用」がかかります。LED一体型ダウンライトの本体価格は、機能によって異なりますが、およそ「2,000~3,000円」です。
業者に依頼する費用は工事費や出張料金、天井の高さによっては高所作業が追加されるので、およそ「1万~2万円」です。
なおLED以外のダウンライトは本体価格は抑えやすいですが、電球の寿命も考慮する必要があるでしょう。白熱電球の寿命は長くて2,000時間程度、蛍光灯は長くて1万2,000時間程度です。
電球が切れた場合にまた業者に依頼する費用のことを考えると、約4万時間と長寿命なLEDに交換するのがおすすめです。
信頼できる業者にお得に依頼する方法
一体型ダウンライトを交換してもらう業者を探す際は、相見積もりを取りましょう。相見積もりとは複数の業者から見積もりを取り、作業内容・価格を比較検討することです。
しかし業者を探し、1社ずつ見積もりを依頼するのは時間と手間がかかるものです。「ミツモア」なら選択肢をクリックするだけで、気軽に相談できます。最大5社から見積もりが届くので、簡単に相見積もりが取れます。
不明点はチャットで問い合わせも可能です。工事費や出張料金など、見積もり内容をしっかり確認し、信頼できる業者を見つけましょう。
交換型・一体型!換えるならどっちがよい?
現在使っているダウンライトの本体を交換する場合、交換型・一体型のどちらが向いているのでしょうか?交換型・一体型それぞれの特徴と、向いている設置場所について解説します。
交換型ダウンライト
本体と電球が別々になっている交換型ダウンライトは、自分で電球を交換できる点がメリットです。しかし一体型ダウンライトに比べると、本体価格が高いため購入時にコストがかかります。
リビング・ダイニングなど、長時間点灯させる場所にダウンライトを設置する場合は、電球交換がしやすい交換型が向いています。
また複数個のダウンライトを設置する広い場所も、交換時のコストを考慮すると交換型がおすすめです。
一体型ダウンライト
一体型ダウンライトは交換型に比べて見た目がスッキリしており、デザイン性の高いものが多い傾向にあります。光の広がり方もきれいなので、おしゃれな空間を演出できるでしょう。
また一体型なら防水性能を備えたダウンライトもあるので、野外に設置できます。人感センサー付きの一体型ダウンライトを玄関に付ければ、帰宅時・来客時に自動で点灯し便利です。
交換型に比べて安価でおしゃれなので、近年は一体型ダウンライトを選ぶ人も増えています。
ダウンライトはタイプに応じて適切な交換を
ダウンライトには交換型・一体型があり、自分で電球の交換ができるのは、交換型ダウンライトです。交換型ダウンライトは適合する電球を用意して付け替えるだけなので、手軽に交換できます。
対して一体型の電球が切れた場合は、本体ごと交換することになります。配線作業が必要なので、電気工事士の資格がなければ作業できません。そのため電球が切れたときは、業者に依頼するケースがほとんどです。
ダウンライトの電球が切れたときは、タイプに応じて適切な交換をしましょう。
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