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電気ポットの洗浄方法|内側は「クエン酸」外側は「重曹」

最終更新日: 2020年08月04日

電気ポットの汚れは、内側と外側では性質が異なり、汚れを落とすのに適した洗浄成分も異なります。

ここでは、電気ポットの内側と外側、それぞれの掃除方法をわかりやすく解説していきます。正しい掃除方法を知って、電気ポットを衛生的でキレイな状態に保ちましょう。

電気ポットの内側が汚れる原因

電気ポットの内側が汚れる原因
電気ポットの内側が汚れる原因

電気ポットの内側に、白い塊のような汚れが付いているのを見たことはありませんか?触るとザリザリしているこの白い汚れは水垢です。

では水垢とは一体何なのか、なぜこのような汚れが付いてしまうのか、水垢を落とすにはどうするといいのか、簡単に解説していきます。

ポット内側の汚れの正体は「水垢」

水垢とは、水道水に含まれるカルシウムやナトリウムなどのミネラル分が固まったもので、アルカリ性汚れです。

そのまま放置しておくと、ミネラル分の塊がどんどん固く大きくなり、こびりついて取りにくくなってしまいます。水垢汚れを見つけたら、できるだけ早めに掃除したほうがよいです。

【水垢とカルキは違う?】

水垢はカルキとも呼ばれますが、厳密にいうと違うものを指しています。カルキとは、昔、水道水の殺菌・消毒に使われていた粉状の薬品(次亜塩素酸カルシウム=カルキ)のことです。水分が蒸発して、粉状の薬品(次亜塩素酸カルシウム)が塊として残ったため、カルキと呼んでいました。

現在では別の薬品(主に液状の次亜塩素酸ナトリウム)を使用しているためカルキではありませんが、昔の名残から、水道水から水分が蒸発したあとの白い塊が、カルキと呼ばれることもあるのです。

アルカリ性の水垢を酸性の「クエン酸」で除去!

汚れには酸性汚れとアルカリ性汚れがあります。汚れを落とすには、汚れと逆の性質をもつ洗浄成分で中和することが基本です。つまり、酸性汚れを落とすにはアルカリ性の洗浄成分が、アルカリ性汚れを落とすには酸性の洗浄成分が適しています。

水垢はアルカリ性汚れなので、クエン酸などの酸性の成分で掃除します。

クエン酸は無味無臭で食品添加物として多く使用されているため、飲んでも安心の、体にやさしいものです。ホームセンターやドラッグストア・100均などで、手軽に購入できます。

電気ポットの内側の洗浄方法

電気ポットの内側の洗浄方法
電気ポットの内側の洗浄方法

電気ポットの内側の水垢汚れは、放置してはいけません。熱伝導率が下がって沸騰まで時間がかかったり、作動音が大きくなったりしてしまいます。

ではどのようにして掃除するといいのでしょうか。ここではクエン酸を使った掃除方法をメインに、クエン酸以外に掃除に使えるものや使ってはいけないものをご紹介します。

「クエン酸」を使った電気ポット内側の洗浄方法

クエン酸を使った電気ポットの掃除方法は、次のとおりです。

【用意するもの】

  • クエン酸 大さじ2(コップなどの入れ物に入れて、ぬるま湯で先に溶かしておく)
  • やわらかいスポンジ
クエン酸を使った洗浄方法
クエン酸を使った洗浄方法
【手順】

  1. ポットに溶かしたクエン酸を入れて、満水ラインまで水を加える。
  2. スイッチを入れて、お湯を沸かす。
  3. スイッチが切れた後、2~3時間ほど、そのまま保温にしておく。
  4. まだ汚れが残ってる場合は、お湯を捨てて、スポンジで内側をやさしくこする。
  5. 水ですすいだら、フタを開けっ放しにしてしっかり乾燥させる。
【注意点】

  • 水を切るときは、電源との接触部分に水がつかないように気を付けましょう。
  • 4でお湯を捨てるときは、フタを開けっ放しにして少し冷ましてから捨てるなどして、やけどに気を付けましょう。
  • 塩素系洗剤と混ぜてはけません。有害ガスが発生する恐れがあります。
  • 1回でキレイにならないガンコな汚れの場合は、何回か行いましょう。
  • クエン酸洗浄モードがある場合は、説明書を確認して使用しましょう。
  • 内側をこするときは、かならずやわらかいスポンジを使いましょう。メラミンスポンジや歯ブラシはキズが付く恐れがあります。
  • 万が一、目に入ってしまった場合は、すぐに水で洗い流しましょう。

クエン酸の代わりに酢が使える

電気ポットの掃除に使えるのは、クエン酸だけではありません。台所にある酢を、クエン酸の代わりに使えます。

掃除手順はクエン酸のときと同じです。クエン酸の代わりに水1Lあたり酢100~200mLを入れて使います。

酢を使った洗浄方法
酢を使った洗浄方法

酢を使う場合は、次のことに気を付けましょう。

【注意点】

  • 砂糖や調味料が入った酢(すし酢など)は使えません。
  • 酢のツーンとしたニオイが残るので、ニオイが消えるまで、何回か水ですすぐ必要があります。
  • 使用中のツーンとしたニオイがイヤな場合は、酢を使うのを避けたほうがよいです。

レモン汁でも内側の洗浄が可能

クエン酸はレモンなどの柑橘類に含まれている、自然由来の成分です。そのためレモン果汁も、クエン酸の代わりになります。

ポット掃除の手順はクエン酸のときと同じです。クエン酸の代わりにレモン1~2個の絞り汁、または市販のレモン100%果汁大さじ2を入れて使います。

レモンを使った洗浄方法
レモンを使った洗浄方法

市販のポット洗浄剤のおすすめ

ポットの掃除には、ポット専用洗浄剤もおすすめです。

クエン酸や酢が汚れを中和させて落とすのに対して、ポット専用洗浄剤はイオンの力と強い発泡力で、汚れを落とすという違いがあります。クエン酸などの酸性成分を使うよりも、洗浄効果が高いのが特長です。

さまざまなメーカーからポット専用洗浄剤が発売されていますが、ここではその一例をご紹介します。

「ポット洗浄中」:小林製薬、3錠入り、420円(税込)

小林製薬公式サイト製品情報より

画像引用 ポット洗浄中|小林製薬

重曹のみで内側を洗浄するのはダメ!

キッチンの排水口などの掃除に使える重曹は、ポット掃除にも使えるのでしょうか。

重曹は次の3点から、ポット掃除には向きません。

  1. 重曹には研磨作用があります。ポットの内側にはサビ防止などのコーティングがしてあるため、研磨作用のある重曹を使うと、内側にキズが付く恐れがあるのです。
  2. 重曹を水に溶かして加熱すると、炭酸ガスが発生します。この炭酸ガスが、注ぎ口や蒸気口から吹きこぼれる恐れがあります。
  3. 水垢はアルカリ性汚れのため、汚れ落としには酸性の洗浄成分が必要です。重曹はアルカリ性で、水垢と同じ性質です。そのため、重曹で水垢は落とせません。同じようにセスキ炭酸ソーダもアルカリ性のため、水垢落としには不向きです。

ハイターやオキシクリーンもNG!

キッチンハイターなどの塩素系漂白剤や、オキシクリーンのような酸素系漂白剤はどうでしょう。

ポットの内側はステンレス製ですが、塩素系漂白剤はステンレスを腐らせてしまいます。そのため、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤は使えません

また酸素系漂白剤は発泡するため、電化製品の掃除に使用すると、不具合や故障の恐れがあります。そのためオキシクリーンのような酸素系漂白剤も、電気ポット掃除には向いていません

電気ポットの外側の洗浄方法

電気ポットの外側の洗浄方法
電気ポットの外側の洗浄方法

電気ポットは内側はもちろん、外側にも汚れが付着します。外側の汚れもそのまま放置しておくと、時間が経つにつれて、落ちにくいガンコな汚れになってしまいます。

そうなる前に、汚れをしっかり落としましょう。ここでは外側に付く汚れの正体を解説するとともに、外側の掃除方法をご紹介します。

電気ポット外側の汚れは「酸性」

電気ポットの外側に付く汚れは、油汚れや手垢・皮脂・食べかす・ホコリなどです。その中でも特に多い油汚れや手垢・皮脂汚れは、ベトベトしている酸性汚れです。

この酸性汚れを落とすには、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダが適しています。

電気ポット外側を洗浄する際の注意点

電気ポットの外側には、電源との接触部分があります。そのため外側を掃除するときは、電源コードとの接触部分や底の電気系統部分に、水が触れないように注意しましょう。不具合や故障・感電の恐れがあります。

また万が一電源との接触部分に水に触れた場合は、素早く水分を拭き取り、しっかりと乾かしましょう。

「重曹」で電気ポット外側を洗浄する方法

重曹を使った電気ポット外側の掃除方法は、次のとおりです。

【用意するもの】

  • 重曹 小さじ1
  • 水 100mL
  • スプレー容器やバケツなどの入れ物
  • 布2枚(水拭き用と乾拭き用)またはキッチンペーパー
重曹を使った洗浄方法
重曹を使った洗浄方法
【手順】

  1. 入れ物に水100mLと重曹小さじ1を入れて、よく混ぜる。
  2. 布またはキッチンペーパーに含ませ、外側全体を拭く。
  3. 2で使った布を水洗いし、または新しいキッチンペーパーで、2で拭いた場所を水拭きする。
  4. もう1枚の布またはキッチンペーパーで乾拭きする
【注意点】

  • 電源との接触部分は拭かないように気を付けましょう。
  • 重曹が溶けにくい場合は、ぬるま湯でしっかり溶かしましょう。
  • 汚れがひどい場合は重曹の量を増やすと、汚れが落ちやすくなります。
  • 万が一、目に入ってしまった場合は、すぐに水で洗い流しましょう。

セスキ炭酸ソーダを使った外側の洗浄方法

セスキ炭酸ソーダを使った電気ポット外側の掃除方法は、次のとおりです。

セスキ炭酸ソーダは重曹よりもアルカリ性が強く、油汚れを落としやすいです。汚れがひどい場合はセスキ炭酸ソーダを使うことをおすすめします。

【用意するもの】

  • セスキ炭酸ソーダ 小さじ1
  • 水 500mL
  • スプレー容器やバケツなどの入れ物
  • 布2枚(水拭き用と乾拭き用)またはキッチンペーパー
セスキ炭酸ソーダを使った洗浄方法
セスキ炭酸ソーダを使った洗浄方法
【手順】

  1. 入れ物に水500mLとセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れて、よく混ぜる。
  2. 布またはキッチンペーパーに含ませ、外側全体を拭く。
  3. 2で使った布を水洗いし、または新しいキッチンペーパーで、2で拭いた場所を水拭きする。
  4. もう1枚の布またはキッチンペーパーで乾拭きする
【注意点】

  • 電源との接触部分は拭かないように気を付けましょう。
  • 万が一、目に入ってしまった場合は、すぐに水で洗い流しましょう。

電気ポットは3ヶ月に一度洗浄しよう

電気ポットは3ヶ月に一度洗浄しよう
電気ポットは3ヶ月に一度洗浄しよう

電気ポットは直接口にするお湯を沸かすために使うので、いつも清潔にしておきたいものです。では電気ポットの掃除は、どれくらいの頻度で行うといいのでしょうか。

電気ポットの掃除の目安とともに、汚れを付きにくくするためにできる、普段の使い方を解説します。

電気ポットの洗浄頻度は3ヶ月に一度

電気ポットの使用頻度が高いなら1ヵ月に1回、そうでないなら最低でも3ヵ月に1回ほどが、掃除の目安です。

水垢は放置すればするほど、固まってガンコな汚れになってしまい、落としにくくなります。そのため定期的に掃除するのがおすすめ。

電気ポットの汚れを予防しよう

汚れを見つけてから掃除するのもいいですが、できるだけ汚れが付かないような使い方をすることも大切です。

次のことに気を付けて、電気ポットに汚れが付くのを防ぎましょう。

  • 水垢の原因になるため、水を入れっぱなしにしないようにしましょう。メーカー推奨の一例として、ZOJIRUSHIは、1日1回は水を捨てて入れ替えることを勧めています。電気ポットを使い終わって水を捨てたら、水分を拭き取りフタを開けっ放しにして、中をしっかり乾燥させるとなおよいです。
  • 水は継ぎ足して使わないようにしましょう。古いお湯は雑菌が繁殖するなど、ポットが汚れやすくなる原因になるため、衛生的でありません。
  • ミネラルウォーターを使う場合は、掃除をこまめに行うようにしましょう。ミネラルウォーターには鉱物由来成分が含まれているため、水道水と比べて水垢が付きやすいです。
  • 外側に手垢などの汚れが付いたら、早めに拭き取るようにしましょう。サッと手軽に油汚れを取りたい場合は、薄めた食器用洗剤で汚れを拭き取ってから、乾拭きすると簡単です。

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