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雨樋の修理費用はいくら?シミュレーションで交換する長さ別に計算

最終更新日: 2024年10月24日

雨樋の部分的な修理や交換は、長さ1mのみならそこまで料金はかかりませんし、全体の平均的な料金相場も3万~5万円です。ただ戸建ての雨樋をまるごと交換する場合は、10万~20万円になることもあります。

雨樋は修理する長さによって料金が変わるため、「雨樋の長さ」や「修理箇所」を入れるだけで費用が出てくる「雨樋の修理費用の計算シミュレーション」を用意しました。

雨樋の修理費用の計算シミュレーション

雨樋を修理したい方へ、「交換したい雨樋の長さ」などを選ぶだけで、概算の雨樋修理費用をすぐに把握できるようにしました。ミツモアの参考価格をもとにした料金であり、合計金額がわかります。

雨樋修理費用シミュレーション






雨樋交換費用 0
雨樋処分費用 0
修理費用 0
高所作業費用 0
合計金額 0

合計金額はシミュレーションであり、実際は雨樋の高さや雨樋修理業者によって、料金差が発生します。

雨樋の修理・交換にかかる費用相場

雨樋(あまどい)は屋根面に水が溜まらないようにするための、大切な排水路です。枯れ葉やゴミが詰まってしまったり、老朽化によって腐食・破損してしまうことがあります。

塗装や清掃などのメンテナンス、部分的な補修や交換を定期的におこなうことで、雨樋の不具合を無くしましょう。ケース別の料金は次の通りです。

修理・交換方法 費用相場
雨樋の部分的な修理 3万~5万円
雨樋全体の交換 20万~40万円
雨樋塗装 3万~10万円
雨樋の清掃 1万~3万円
足場 15万~20万円

雨樋の部分的な修理費用:3万~5万円

雨樋の一部がひび割れたり、破損したりした場合には、部分的な修理・交換が必要です。

雨樋の一部のみを修理もしくは交換する場合、1か所あたり3万円~5万円ほどの費用が相場です。2箇所の補修が必要な場合で、6万円~10万円程度になります。

費用の内訳には出張費、材料費、作業費、高所作業費、仮設足場の設置費用などが含まれているので、見積書を確認するときは各項目の単価が明記されているかどうか確認しましょう。

雨樋全体の交換費用:20万~40万円

雨樋の損傷や劣化が激しい場合には雨樋全体を交換する必要があります。費用相場は、20万円~40万円です。

以下は雨樋全体を交換する際の費用内訳です。一般的な雨樋(軒樋と竪樋がそれぞれ20~35m程度)を想定しています。

作業内容 費用相場
仮設足場の設置 10万円~15万円
既存の雨樋を撤去・処分 1万円~2万円
軒樋の設置 4万円~9万円
竪樋の設置 4万円~9万円
集水器の設置 1万円~2万円

これ以外にも、出張料金や諸経費(人件費などを含む)、高所作業費などが別途記載されているケースもあります。

見積書に項目ごとの単価と合計金額とを書いているのが一般的ですが、項目を省いて「雨樋交換一式」などと記載されている場合は、その業者に依頼するのは避けましょう。

どの項目にいくらかかるか分からないので、実際に来てもらったときに「追加工事が必要」などの理由をつけられて高額請求される恐れがあります。

雨樋の塗装費用:3万~10万円

雨樋の破損は塗装では直せませんが、色あせたり、塗装が剥がれてきたり場合には、雨樋の塗装でカバーすることができます。また、使用する塗料の種類によって塗装費用が変わります。以下は塗料別でかかる費用相場です。

塗料の種類 単価相場 費用相場
ウレタン系 800円~1,200円/1m 32,000円~48,000円
シリコン系 1,200円~1,800円/1m 48,000円~72,000円
フッ素塗料 2,000円~2,500円 80,000円~100,000円

雨樋だけ塗装を依頼すると足場費用や諸経費が高くついてしまうため、基本的には外壁・屋根塗装とあわせて施工します。

雨樋の清掃費用:1万~3万円

雨樋が詰まったり、枯れ葉がたまったりしていた場合には、業者に雨樋の清掃をしてもらう必要があります。

雨樋の清掃を業者に依頼するときの費用は、1万円~3万円が相場です。業者は素人では手の届かない箇所まで綺麗に掃除してくれるため、ある程度費用がかかってしまうのです。

一般家庭で脚立やはしごから落ちる事故は毎年平均50件程度あるので、自分で掃除しないようにしましょう。

足場の組み立て費用:15万~20万円

雨樋を修理・交換する場合は、高所作業となるため、足場を仮設する必要があります。費用相場は15万円~20万円です。

足場仮設が必要となる屋根塗装や外壁塗装などをあわせて施工してもらうとお得になります。

修理箇所が少なく、はしごで対応できる場合は、足場費用がかからないので安く済みます。とくに平屋の雨樋を修理・交換するときには、足場代が必要ありません。

雨樋の修理・交換費用を安くする3つの方法

雨樋修理

雨樋を修理または交換したいと思ったとき、費用面がネックになることがあります。そのような悩みを解消するためにも、費用を安くするコツは以下の通りです。

  1. 火災保険が適用されないか確認する
  2. 地域密着型の小規模事業者に修理を依頼する
  3. 複数の業者から見積もりをとる

1. 火災保険が適用されないか確認する

「火災保険」は名前のとおり「火災」にも対応した保険ですが、台風などによる自然災害で被害を受けた場合にも適用されます。

火災保険の適用条件はおもに以下の3つです。

  • 風災や雪災・雹災により壊れた
  • 被害から3年以内に申請した
  • 費用が20万円or免責額以上である

たとえば台風のときに風で飛んできたものがぶつかって、窓や雨樋が破損するケースがあります。そういった場合には火災保険の対象となり、費用を負担してくれます。

しかし、地震による損害は火災保険の適用範囲外です。災害ではなく経年劣化による破損だと判断された場合も適用範囲外になります。「もともと壊れていた」「メンテナンスを怠ったことによる破損」と判断されると補償が受け取れないのです。

プランによっては補償範囲が異なることがあります。火災保険の適用範囲がわからなくて不安な場合には、保険会社に問い合わせて確認してみましょう。

2. 地域密着型の小規模事業者に修理を依頼する 

雨樋修理を地域密着型の小規模事業者に直接依頼すれば、ハウスメーカーや工務店に依頼するよりも低価格に抑えられます。

ハウスメーカーや工務店に依頼すると、ハウスメーカー指定の材料を使うことで割高になったり、作業を下請け業者に依頼する中間マージンが発生したりするからです。

小規模事業者は大手企業とは異なり広告費用や人件費を抑えることができ、地元に近い立地のため出張費も割安になることがあります。

また画一的なサービスではなく臨機応変な対応が迅速で、お客様の家までの距離が近いため、修理対応が素早く行われます。他の工事の前後に立ち寄ってくれたるなど、柔軟な対応も可能です。

3. 複数の業者から見積もりをとる

複数の業者から見積もりを取ることで、自分の条件に適した業者に依頼できるだけでなく、見積もりを取った業者の中から一番安い業者への依頼が可能です。

1社や2社だけの見積もりだと、どの金額が適正か分かりません。しかし同じ条件で3社以上の見積もりを取って比較することで、雨樋修理・交換の「適正価格」が分かります。「適正価格」を把握することで、悪徳な業者に依頼することを防ぐこともできます。

ミツモアでは無料で最大5件の見積もりが届き、分かりやすい料金、利用者の口コミ、業者の実績などを比較することができます。複数の業者から見積もりを取るのがめんどくさいという方はぜひ活用してみてください。

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雨樋の修理・交換は自分でできる?

工具を持つ若い女性

雨樋の修理・交換は自分でできるのか、悩んでる方も多いと思います。自分でできる修理を以下で紹介します。

軽いひび割れ程度であればDIYで補修できる

ひび割れを直す程度であれば、自分で行うことができます。しかし部材の交換を自分でするのはおすすめできません。部材を交換する際には、サイズ調整を行うのが難しく、素人ではできないからです。

また、自分で雨樋の修理を行える範囲は「1階の高さにある雨樋のみ」です。2階以上の高さのある雨樋は足場の設置が必要になるため、素人にはできません。

少しでもDIYに不安に感じた場合は、無理をせず業者に依頼するようにしましょう。

DIYでは簡単な補修しかできませんが、ひび割れ程度であれば、自分で補修することができます。必要な道具は以下の通りです。

  • ヘラ
  • ぞうきん
  • コーキング
  • コーキングガン(コーキングをきれいに充填するために使う道具)
  • マスキングテープ

道具を揃えたら以下の手順で補修を進めましょう。

工程 やり方の詳細
①補修箇所周辺を保護する コーキング材が周りに付かないよう、マスキングテープで囲うように保護します。
②補修箇所をコーキング材で埋める コーキングガンにコーキング材をセットしたら、ひび割れをしている箇所に充填しましょう。
③コーキング材を成形する コーキング材をヘラで平らに伸ばして成形します。
④マスキングテープを剥がす コーキング材がしっかりと乾いたのを確認したら、保護のために貼っておいたマスキングテープを剥がして終わりです。

雨樋の修理・交換を業者に依頼すべきケース

以下の現象が現れたときには、雨樋の修理・交換を業者に依頼しましょう。

  • 継ぎ目がとれている
  • 雨水がうまく排出されない
  • 雨樋の設置から20年が経過している

継ぎ目が取れている

雨樋の継ぎ目が取れてしまっている場合には、補修をして継ぎ目を接着させる必要があります。取れたままにしていると、雨樋から水があふれだしてしまうため、補修を依頼するようにしましょう。

雨水がうまく排出されない

雨樋から雨水がうまく排水がされていないと感じたときは、何らかの不具合が起こっている可能性があります。

ゴミの詰まりが原因である場合は、取り除いて解消されることもありますが、それ以外の原因で水が排出されないケースもあります。

業者に依頼して原因を確かめてもらいましょう。

雨樋の設置から20年が経過している

雨樋の耐用年数はおおよそ20年ほどですが、種類や素材などによって寿命が異なります。そのため、一見何も問題ないように見える雨樋でも、長く時間が経ったものは不具合が起きていることも。

雨樋の耐用年数が過ぎている場合は業者に修理・交換を依頼するようにしましょう。

雨樋の修理・交換はどこに頼む?

雨樋修理業者

雨樋の修理を依頼する相手としては、主に以下の選択肢があります。

  1. ハウスメーカー
  2. 地域の工務店
  3. 雨樋修理の専門業者
  4. ホームセンター

それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。

1. ハウスメーカーに依頼する

メリット
  • 保証が充実している
  • 実績が豊富
  • 費用相場が明確
デメリット
  • 費用が割高になる

ハウスメーカーは、幅広い施工実績を持っているため、安心して依頼することができます。また、プランごとに料金が設定されているため、修理・交換にかかる費用を明確に提示してくれます。

デメリットは、費用が割高になってしまう点です。ハウスメーカーに雨樋の修理・交換を依頼すると、実際に施工するのはハウスメーカーではなく、下請け企業の業者になってしまうため、仲介手数料がかかってしまうのです。

2. 地域の工務店に依頼する

メリット
  • 自由度の高い施工ができる
  • 依頼者の要望が通りやすい
  • 安価に施工できる
デメリット
  • 工務店によって技術力に差がある
  • 大手と比較すると、施工費用が統一されていない
  • 保証制度が整っていないことがある

地域の工務店に依頼すると、自由度の高い施工ができる点が大きなメリットです。工務店は小規模で地域密着型であるため、その地域に合わせた施工方法をとってくれるでしょう。

デメリットは、工務店によって費用や技術力に差が生まれてしまう点です。また、ちゃんとした業者を選ばないと手抜き工事をされて、再修理が必要になってしまうことも。以下で「優秀な業者を選ぶコツ」について紹介しているので参考にしてみてください。

3. 雨樋修理の専門業者に依頼する

メリット
  • ハウスメーカーや工務店よりも安く施工してもらえる
  • 豊富な知識を持っている
デメリット
  • 業者によって技術力に差がある
  • 保証制度が整っていないことがある

雨樋修理の専門業者に依頼する最大のメリットは、雨樋の修理・交換に関しての豊富な知識を持っている点です。また、他の業者と比べても費用が安く済むことが多い点も特徴です。

しかし、中には手抜き工事を行う悪徳な業者も存在します。できるだけ複数の業者から見積もりを取ることで、悪徳な業者への依頼を避けるようにしましょう。

ミツモアでは無料で最大5件の雨樋修理業者から見積もりを取ることができます。ぜひ一度見積もりを取ってみてください。

雨樋修理の見積もりを依頼する

4. ホームセンターで依頼する

メリット
  • 費用相場が明確
  • 保証が充実している
デメリット
  • 細かいリクエストができない
  • 施工事業者を選べない
  • ホームセンターによっては依頼を受け付けていないことがある

最近では、ハウスメーカーや工務店だけなく、ホームセンターでも雨樋の修理・交換を行ってくれるようになりました。料金プランが設定されているため、費用相場を明確に出してくれる点がメリットです。

カインズホーム

カインズホームでは雨樋の修理・交換を依頼することができます。

一部補修 59,800円より
一軒 198,000円より

※足場代別途

コーナン

コーナンでは雨樋の修理・交換を受け付けていません。

ホームセンターによっては雨樋の修理を受け付けていない場合があります。ホームセンターに依頼する場合は、一度問い合わせて確認するようにしましょう。

雨樋の修理・交換の2つの施工例

雨樋修理

雨樋の修理や交換を依頼する際、業者がどのような作業を行うのかも気になりますよね。ここでは実例をもとに詳しい作業内容を見ていきましょう。

【事例1】軒樋の割れを修理したい

修理範囲 1階の雨樋の部分交換
作業内容
  • 軒樋の交換
  • 金具の勺配(傾き具合)調整
費用 5万5,000円

部分修理にかかる工事日数は数時間~1日程度。足場の設置が必要な場合は、組み立てと撤去の時間が必要なのでプラス1~3日程度かかります。

【事例2】雨樋全体に雨水の漏れがあり修理したい

修理範囲 2階の雨樋の全交換
作業内容
  • 足場の設置
  • 古い雨樋の撤去
  • 新しい雨樋の取り付け
費用 35万円(古い雨樋の撤去費用と足場費用を含む)


全交換にかかる工事日数は2日程度です
。こちらも足場設置が必要な場合はプラス1~3日程度かかるので、合計5日程度要する可能性があります。

雨樋の修理や交換をするだけで見違えるほど排水がスムーズになります。雨樋の修理や交換は面倒と感じる方もいるようですが、放置しておくとよりひどい状態になってしまうことも。なるべく早めに対応するのがおすすめです。

優良な雨樋修理業者の正しい選び方

雨樋修理に限らず、家のリフォームやメンテナンスは誠実で信頼できる業者を選ぶ必要があります。誇大広告やうまい話に惑わされず、以下のポイントをしっかりとチェックしましょう。

  • 見積書に費用の内訳が書いてあること
  • 事前に実地調査をしっかりしてくれること
  • 必要な説明を丁寧にしてくれること
  • 実績が豊富で良好な口コミが多いこと

修理のトラブルで多いのが「追加費用の上乗せ」です。実地調査を行わずに見積もりを出す業者や費用の内訳を明確にしない業者は、修理完了後に費用を追加してくる可能性があります。

特に専門用語を使って話を難しくしたり、不安を煽るような説明をしたりする業者には注意しましょう。

悪徳業者による詐欺に注意

業者の中には、手抜き工事や高額な費用を請求する悪徳な業者が存在します。特に台風や大雨などの大きな自然災害の後は、災害に便乗する悪徳業者が増えます。

「火災保険で修理が無料になる」と繰り返し、無理に契約を結ぼうとする訪問販売などにはくれぐれも注意しましょう。「火災保険で修理代タダ」「取りあえず契約だけ」というセリフを耳にしたら、悪徳業者を疑いましょう。

雨樋の修理だけのつもりが、屋根や外壁などのリフォームにまで及び、修理費用が多額になるケースも考えられます。実際、保険会社の申請が下りず、依頼者の自己負担となった事例も少なくありません。

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雨樋が壊れる4つの原因と対策

雨樋が壊れる原因はおもに以下の4つです。

  1. 雨樋にゴミが詰まっている
  2. 経年劣化によるひび割れや歪みが起きている
  3. 台風や雪の重みで壊れる
  4. 屋根の傾斜に問題がある

経年劣化を止めることはできませんが、普段の使い方次第で長持ちさせることもできます。

1. 雨樋にゴミが詰まっている

雨樋の構造

よく起こるのが「ゴミの詰まり」による不具合や破損です。

雨樋は、地面と平行の向きで軒に設置された「軒樋(のきとい)」と、地面と垂直の向きで設置された「竪樋(たてとい)」によって構成されています。

屋根の表面の水は軒樋に受け止められ、「集水器」と呼ばれる四角い桝に集められた後、竪樋に流れていきます。

集水器には砂やホコリ、落ち葉、虫の死骸などのゴミが溜まりやすいため、掃除を怠ると水の通り道が塞がれてしまうのです。集水器や雨樋自体が、溜まったゴミの重みで壊れてしまうケースもあります。

対策として手の届く範囲にあるゴミや落ち葉を取り除き、雨樋にバケツで水を流してスムーズに流れるか確認します。もし改善しない場合は、専門の業者に依頼することを検討しましょう。

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2. 経年劣化によるひび割れや歪みが起きている

素材にもよりますが、雨樋の寿命は20年前後といわれています。寿命が近づくと、経年劣化によるひび割れや穴開き、歪みなどが出てきて、雨樋としての役目を果たせなくなります。20年を超えたら雨樋の交換を検討するようにしましょう。

雨樋が経年劣化している場合は、新しいものに交換する必要があります。
自分で対処しようとせず、できるだけ早く業者に交換工事を依頼しましょう。

また、雨樋の素材として、最も普及している「塩化ビニル樹脂」は、安価で施工しやすいものの、ほかの素材に比べて雨風や紫外線に弱いのが欠点です。雨が多い地域や台風が直撃しやすい地域では、雨樋の劣化が早く進みます。

修理や交換時は費用を安く抑えられても、修理の頻度が高くなりがち。結果として余計に費用がかかってしまうこともあります。

コスパを重視したいのであれば、多少修理費用がかかってもグレードの高い「ステンレス」「銅」「ガルバリウム鋼板」を選びましょう。

銅とガルバリウム鋼板は、どちらの価格が安いか・高いかが公開されていないことが多いため、業者に確認してみましょう。

3. 台風や雪の重みで壊れる

「自然災害」は雨樋にとって大きな脅威です。雨樋の破損や不具合は、1階よりも2階の方が起こりやすいです。劣化が進んだ雨樋はもちろん、新しく設置したものでも台風や雪の重みで、すぐに壊れてしまうことがあります。

台風やゲリラ豪雨で雨量が異常に多くなると、集水器が雨水を処理しきれなくなります。強風や強雨で外れたり曲がったりして、一夜のうちに雨樋が使い物にならなくなることも少なくありません。

雪が降る地域は「雪の重み」による雨樋の破損・変形・落下に注意が必要です。

雪国の住宅は、「雨樋の補強」「融雪ヒータ」「雪止め」などによる雪対策が行われていますが、雪が少ない地域は、対策が不十分な場合が多く1回の積雪で雨樋が壊れてしまうこともあります。

4. 屋根の傾斜に問題がある

見た目では分かりにくいですが、雨水を効率よく下水に配水するために、雨樋には「傾斜」が付けられています。

しかし、傾斜に問題があると、雨水がうまく排出されず、さまざまな不具合を引き起こしてしまいます。例えば、傾斜が大き過ぎると集水器から水が溢れ出し、家の外壁をぬらし、外観を悪くしてしまいます。また、傾斜が小さすぎる場合も、軒樋に雨水がたまってしまい、役目を果たせません。

傾斜の問題は、雨樋を取り付けている支持金具を調節することで解決します。取り付け部品に歪みや緩みがないかを業者に確認してもらいましょう。

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雨樋を放置すると起こりやすい3つのトラブル

雨漏りした天井

雨樋の劣化や破損を放置していると、水が正常に排出されなくなるだけでなく、住宅の外壁を劣化させることにもつながります。

1. 室内で雨漏りが起きる

雨樋は屋根に降った雨を集め、排水管に流す役割があります。雨樋が詰まったり壊れたりすると、雨水が建物の外部にうまく排出されず、建物の周囲に水たまりや水の流れができることがあります。

雨樋が正常に機能していないと、雨樋から排出されなかった水が、建物内部に入り込み腐食を進行させてしまうのです。

定期的なメンテナンスや点検を行い、雨樋の異常や詰まりを早期に対処することが重要です。

2. 外壁が劣化する

雨樋が正常に機能していないと、外に排出されなかった水が、外壁を使って流れてしまいます。

初めは外壁に塗られている塗料が建物内部に侵入しようとする水を防ぎますが、雨樋からあふれた水が建物の周囲の地面に当たると、地面の泥や汚れが建物の外壁に飛び散り、外壁の汚れやカビが発生し、外観の劣化や建物の耐久性の低下につながる可能性があります。

また、水が建物の基礎部分に浸み込むことでシロアリが発生する原因にもつながります。

3. 住宅の基礎部分の劣化が早まる

雨水が室内に入り込むようになると、建物の基礎部分の劣化を早めます。鉄筋部分に雨水が付くと、内部で亀裂が起き、住宅の耐久性自体が弱まってしまうのです。

雨樋の定期的な修理や交換を行うことで、住宅への被害を防ぎましょう。

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