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雨樋塗装が必要なのはどんな場合?プロに依頼する時に気を付けることも解説!

最終更新日: 2023年01月11日

雨樋塗装が必要なのはどんな場合でしょう?プロに依頼する際の業者の選び方や施工単価についてなども気になるところです。

雨樋は屋根外壁と並び住宅を雨の被害から守ってくれる大事な部分ですが、それだけに雨風や紫外線等にさらされ経年劣化の出やすい部分でもあります。

これを機に雨樋塗装が必要かきちんと確認しておきましょう。

雨樋塗装が必要な理由とポイント

雨樋塗装が必要な理由とポイント
雨樋塗装が必要な理由やポイントをわかりやすく紹介(画像提供:PIXTA)

ひとくちに雨樋塗装といっても、屋根外壁の塗装について調べている時に「初めて雨樋塗装という言葉を目にした」という方や、「存在自体は知っていたけれど、雨樋塗装の必要性がいまひとつわからない」という方は多いのではないでしょうか。

ここでは雨樋塗装が必要な理由や問題点施工にあたっての単価などについて触れていきます。実際に雨樋塗装が必要かどうかのチェックもできるので、ぜひ参考にしてください。

雨樋塗装はなぜ必要?

雨樋塗装が必要な理由はズバリ2点!「美観の維持」と「耐久性の向上」です。

特に美観の維持は雨樋塗装で得られる最大のメリットです。錆や剥がれ等、経年劣化によって美観が損なわれてきた時に行うことで、新築時の様に美しい雨樋が蘇ります。

また屋根外壁の塗装を行う際に全体の色味を合わせる目的や、逆にコントラストをつけてオシャレな外観にしたい時などにも雨樋塗装は効果的です。

耐久性の向上の為の塗装については雨樋は丈夫な素材で出来ている為、必ずしも必要ではないという見解もあります。しかし、雨樋の素材によって程度の差はありますが、錆やひび割れ等の劣化は年月と共に必ず現れてきます。

それらの劣化による雨水の侵入等の被害から少しでも長く住宅を守りたいという場合には、塗料の防水効果やUVカット等の機能によって劣化スピードを緩やかにすることができます。

ちなみに雨樋の塗装部分が剥がれだすのは約8年前後とされているので、美観を保ちたいのであれば雨樋が剥がれなどで無残な姿になる前に何らかの対処が必要です。

雨樋塗装が必要な人はどんな人?

一般的に雨樋の寿命は20年~25年といわれています。その頃になると、雨樋の破損等による雨水の侵入などの被害がいつ起こってもおかしくありません!定期的な点検を行い、雨樋交換などで劣化が原因の被害を未然に防ぐのがベストです。

逆にいえば、雨樋塗装が必要なのは雨樋の寿命にはまだ余裕がある住宅にお住いの方や、雨樋や住宅の美観の為に塗装を検討している方だといえます。

以下のフローチャートを参考に、新築時か前回の雨樋交換から15年前後までの住宅にお住まいの方は、雨樋塗装が必要なのかを確認してみてください。

雨樋塗装の単価はどれくらい?

いざ「雨樋塗装を依頼しよう!」となった時に一番気になるのが、塗装の単価ですよね。使用する塗料や何度塗りか等によって金額は変わってきますが、通常雨樋塗装の相場は600~1,000円/㎡位とされています。

これだけで見ると雨樋塗装は低料金でリーズナブルに感じますが、気をつけなければいけないのは足場代です。雨樋自体の面積は比較的小さい為、外壁屋根の塗装に比べると塗料代や施工費用(人件費等)は少額ですが、約600~800円/㎡程の足場代を含めた予算を立てるのが重要です。

雨樋塗装を検討する際には複数の業者に見積もりを依頼し、足場代も含めて予算内に収まるかを必ず確認しましょう。

その結果予算をオーバーするようなら料金と雨樋塗装で得られるメリットを比較して、費用対効果があまりに悪い場合には依頼を見送ることも視野に入れる必要があります

雨樋塗装をするなら屋根/外壁塗装も一緒がおすすめ!

住宅の美観を維持する為や劣化による被害から少しでも住宅を守ることを目的に、雨樋塗装を検討する方は少なくないと思います。そんな方にぜひおすすめしたいのが屋根外壁の塗装と一緒に雨樋塗装を依頼することです!

何故なら屋根外壁の塗装に合わせて雨樋塗装を依頼することで、1㎡当たり600~800円になる足場代の負担を1度で済ますことができ、2~3か所のメンテナンスが同時に完了できるからですこれは塗装料金以上に足場代が掛かりかねない雨樋塗装において見過ごせないポイントといえます。

費用を抑えつつ、屋根・外壁・雨樋と外観上も重要になる部分のメンテナンスを同時に行える為、住宅の維持費などを考慮しても様々なメリットがあります。

雨樋塗装のDIYは非推奨

最近はDIY(Do it yourself=自分でする)で、自宅の様々なリフォームを行う人が増えてきましたね。できれば雨樋塗装もDIYしたいと考える方もいると思います。

とはいえ結論からいうと雨樋塗装のDIYは非常に危険が伴い、DIYの最大の目的ともいえる費用面でのメリットもあまりないのでおすすめできません。中にはプロ並みに塗装作業に慣れている方もいるでしょうが、それはごく少数。

ほとんどの場合、時間をかけて危険と隣り合わせの作業をするわりには仕上がりにムラがでるなど、満足できるだけの施工を行なうのは至難の業です。

そもそも下地前に雨樋を綺麗にする業務用の高圧洗浄機や、近隣への塗料の飛び散りを防止する飛散防止ネットなどを用意するだけでも時間とお金がかかります。くわえて足場をレンタルするとなると費用負担はかさむばかりです。

高所での作業を日々行っているプロでさえ、転落等で死亡するなどの事故報告が多数挙がっています。耐久性の高い有機溶剤の使用による事故も複数発生しているので、一般の人が簡単に手を出すべきDIYではないということができるでしょう。

それらを理解したうえで、どうしても自分でやってみたいという場合は、転落や感電、溶剤による火事等に備えた十分な安全対策を行ってください。

雨樋塗装の手順は?

雨樋塗装の手順を紹介
雨樋塗装の手順を紹介

雨樋塗装にはいくつかの手順があります。おおまかにわけて3つの工程があり、雨樋を外す→錆などを除去するケレン作業→塗装といった流れになります。

これらの工程や付随する様々な作業ひとつひとつを丁寧に行うことで、ムラのない仕上がりや塗料の剥がれにくい雨樋の塗装が実現するのです。ここからは雨樋塗装についてより理解を深める為にも、それぞれの作業内容について説明していきたいと思います。

1.雨樋を外す

まず雨樋塗装に取り掛かる前に最初に行うのが雨樋を外す作業です。「なぜ雨樋を外す必要があるのか?」と思うかもしれませんが、雨樋を外す1番の理由は塗装にかかる時間を短縮させるためです。

片流れや切り妻屋根、寄棟形状などといった屋根の形状や、コーナーがある雨樋か否かなどによって時間は前後しますが、かなりの確率で塗装に掛かる時間を短縮することができます。その他にも止め具との設置面の塗り残しがないといったメリットもあります。

業者に依頼し、仮に塗装が完了する前に終業時間になった場合には、一旦仮止めで雨樋を元の場所に戻すなど、きちんと雨への備えができてから1日の作業を終了するのが一般的です。

とはいえ必ずしも雨樋を外さなければいけない訳ではなく、DIY等で1人作業になる場合は雨樋が折れたりする可能性もある為、無理をする必要はありません。

2.ケレン作業をする

塗装をする際には必ず塗装の仕上りや耐久性を高める為に高圧洗浄機による表面の汚れ落としを行います。その後に錆など塗装を施す場所に付着した異物を除去する作業を総称してケレン作業といいます

別名「素地調整」とも呼ばれており、こちらの方を耳にしたことがあるという人もいるのではないでしょうか。ケレン作業は素手で錆や異物を取り除く簡単なものから、頑固な錆を電動工具やヤスリなどを使って行うものまで様々です。

その他には、塗料の付着しにくいガルバリウム銅板や塩化ビニールをヤスリで毛羽立たせ、塗料の付着を良くする「目荒らし」や「足付け」といった作業も含まれます。それだけにケレン作業は後々の作業の仕上り全てに影響が出てくる大変重要な工程です。

3.塗装をする

表面洗浄から雨樋や留め具のケレン作業、錆止を塗るなどの作業が終わればいよいよ塗装に入ります。外壁塗装の場合下塗り・中塗り・上塗りの3回行うのが一般的ですが、雨樋塗装は下塗りの有無、塗装回数など業者によってバラつきがあります

なぜバラつきがあるかというと、雨樋に塗装は必要ないとの考えや、見た目だけ綺麗に見えれば良いなど業者間の見解が一致していないのが原因です。塗る回数が増えれば当然料金が高くなるので、ただ単に見た目を綺麗に見せたいだけであれば、上塗り1回のみや下塗り1回上塗り1回などで済ませる方法もあります。

こればかりは施主や業者の考え方により何が正しいとは一概にはいえないのが現実です。雨樋塗装の目的は美観のみか、美観を維持しつつ耐久性にも多少配慮したいのか、メンテナンス回数やコストに関しても配慮して、じっくりと雨樋塗装を行う意味を考えてみましょう。

雨樋塗装のおすすめ塗料3選と注意点2つ

雨樋塗装におすすめの塗料や注意点を紹介
雨樋塗装のおすすめ塗料3選と注意点2つ

雨樋塗装だけでなく全ての塗装で重要になってくるのが塗料選びです。どの系統のどんなランクの塗料を選択するかで仕上がりや機能面、塗装の耐久性が変わってきます。

一般的に雨樋塗装は屋根外壁の塗装と一緒に行った場合のメリットが大きい為、同時に塗装を依頼する方が大多数です。そういった面からもどんなことを視野に入れて塗料を選べばよいかなどを確認しておきましょう。

ここからは雨樋塗装におすすめの塗料の種類や特徴、屋根外壁と同時に塗装をする場合の注意点などを解説していきます。

アクリル・ウレタン系塗料

アクリル・ウレタン系の塗料は伸びが良く臭いも少ない為、他の塗料と比較してとても扱いやすいといわれています

塗料が付着しにくい塩化ビニールやガルバリウム銅板とも相性が良く、費用が抑えられるので、短めの期間で定期的に塗替えする場合におすすめです。

アクリル・ウレタン系塗料
塗料の特徴 臭いが少ない・低汚染性低汚染性・伸びがいい
塗料の耐久性 約5年~10年
平均的な塗装の単価 約13,00~1,800/㎡
雨樋の材質との相性 アルミ
塩化ビニール
ステンレス
ガルバリウム銅板

シリコン系塗料

シリコン系の塗料はアクリル・ウレタン系塗料とフッ素系塗料の長所をバランスよく併せ持ち、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。その為人気も高く、現在、屋根外壁に使用される塗料のトップシェアを誇っています。

各メーカーから様々な製品が販売され種類も豊富なので、色々な用途に活用することができるのもポイントです。撥水性が高く汚れも付きにくいので雨樋塗装にもおすすめできます。

シリコン系塗料
塗料の特徴 高耐久・手頃な価格・汚れが付きにくい
塗料の耐久性 10年~15年
平均的な塗装の単価 1,800~2400/平方メートル
雨樋の材質との相性 アルミ
塩化ビニール
ステンレス
ガルバリウム銅板

フッ素系塗料

スカイツリーやレインボーブリッジの塗装に使用されるなど、塗料としての機能面でのポテンシャルが一番高いのがフッ素系塗料です。耐摩耗性が高く塗装直後の美しいツヤが長持ちします。防汚性も抜群で紫外線にも強いことから、外壁以上に傷みやすいとされている屋根の塗装にもおすすめです。

唯一のデメリットは価格ですが、次回の塗装までの期間がかなり長い為、数十年単位でのメンテナンスを考えれば結果的にとてもお得といえます。

フッ素系塗料
塗料の特徴 防汚性、耐摩耗性、耐久性が高い・価格が高額
塗料の耐久性 15年~20年
平均的な塗装の単価 2,500~3,500/㎡
雨樋の材質との相性 アルミ
塩化ビニール
ステンレス
ガルバリウム銅板

【注意点1】屋根・外壁と同じランクの塗料を使うべし!

これまでにも述べてきた通り、雨樋塗装は基本的に屋根外壁の塗装と同時に行い足場代の負担を1度にまとめることで、費用を抑えるのが一般的です。この利点を最大限に生かす為にも、屋根外壁と同じランクの塗料を選ぶようにしましょう!

塗料のランクが違えば仕上がりや機能面はもちろんのこと、耐久年数にも大きな違いがでてきます。ほぼ美観の為とはいえ雨樋にのみランクの低い塗料を使用してしまうと、雨樋の塗装だけが早い段階で劣化して再塗装が必要になります。そうなると次回の塗装からは、雨樋塗装を単独で行わねばならなくなり、雨樋の為だけに足場代の負担を強いられてしまいます。これでは塗料のコストを下げたり、足場代を節約したりしてきた意味がなくなり本末転倒です。

【注意点2】雨樋の色は屋根かサッシに合わせるべし!

雨樋に使用する塗料の色選びは楽しい反面、沢山の色味の中から選択するのは結構大変で、屋根と外壁の色は決まったものの雨樋の色がなかなか決まらないなんていうこともしばしばです。

そういった場合は外観に用いる色を3~4色にまとめるようにしましょう。そうすることで住宅全体に統一感が生まれて、オシャレな印象を与えることができます。

「同系色で統一する」、「雨樋の色をアクセントカラーとして活かす」のどちらを希望するとしても、屋根かサッシの色味に合わせるのが、住宅の色彩的バランスを崩さないポイントです。

雨樋塗装をプロに依頼する時に注意すべき4つのこと

プロに依頼する際の注意について解説
雨樋塗装をプロに依頼するときに注意すべき4つのこと

ここまでの内容を見て頂いた方には、DIYで雨樋塗装を行うメリットの少なさがご理解頂けたかと思います。そうなるとプロに依頼することが第1選択肢になるかと思いますが、プロに依頼する場合にも注意すべき点がいくつかあります。

この章ではプロに依頼する時に注意すべきポイントについて触れていきたいと思います。以前と重複する部分もあるかと思いますが、雨樋塗装を依頼する際の最終確認として今一度参考にして頂けると幸いです

1.ケレン作業をしてもらえるか確認すること【必須】

前にも述べた通りケレン作業で、塗装面の異物の除去や塗料を付着しやすくするなどの作業を行うことは、最終的な塗装のクオリティーに深く関係しています。

せっかく費用をかけて雨樋塗装を頼むのですから、仕上がりにこだわるのは当然です。その為にもきちんとしたケレン作業を行ってくれる業者かを確認してから、依頼をしましょう。

それにプラスして可能であれば、細かな凸凹に対する対処や、雨樋の小さな損傷に対して補修を行ってもらえるかなども確認しておく、とより理想に近い施工が実現してもらえます。

2.雨樋の内側を塗装するのか確認すること【必須】

雨樋塗装では内側の塗装を行わないのが通例です。理由は劣化してきた塗料が剥がれることで、雨を地面に効率よく排水する為の通り道を塞ぐことがあるからです。

塗料の種類や塗り方によっては塗装の微細な凹凸自体が、排水の流れを悪くする可能性もあります。こういった理由からも、雨樋の内側に塗装をするのかを確認する必要があります。

ただし業者によっては、塗料の効果で水はけを良くすることができるとの考えもあるので、その場合はどうして内側を塗る方が良いのかを詳しく説明してもらうようにしましょう。

3.2~3回塗装してもらえるか確認すること【必須】

そもそも雨樋塗装は美観に対する効果がメインです。だからといって美観と塗装の耐久性を考慮して塗り回数にこだわるのは無駄なのか?といえばそんなことはありません!

美観を取り戻すことが雨樋塗装の1番の目的であることはほとんどの業者は理解しています。中には塗装の耐久性はそれほど重視しなくても良いとの考えのもと、少しでも提示する金額を少額にする為に、塗装回数を減らす業者もあるようです。だからこそ重要になってくるのが塗り回数です。

雨樋塗装も屋根外壁と同様に、下地~塗装まで丁寧に塗り重ねることにより塗装の耐久性や仕上がりの美しさが変わってきます。塗装を2~3回行ってもらえる業者は、塗装を重ねることによる仕上がりや耐久性に対する利点も良く理解しています。そういった業者の中から金額的にも内容的にも納得できる業者を選ぶことが雨樋塗装で失敗しない為には大切なポイントです。

4.塗装と交換のどちらが適切かを相談すること【推奨】

雨樋は雨による被害から住宅を守る大事な部分です。雨樋塗装はあくまでも本来の機能は保たれた状態で、細かな傷等がある場合にのみ有効で、その他の場合は塗装以外の対策が必要です。

損傷度合いによれば、部分交換やちょっとした補修で解決できる場合もあるので、ためらわずに1度現状を確認してもらうことをおすすめします。

良心的な業者であれば本当に適切な処置も教えてもらえるので、そのうえでご自身にとって1番メリットのある施工を検討しましょう。

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